画像の再処理(M13 ヘルクレス座の球状星団)
7月19日(日)
 ここ数日間、表題の画像の再処理に取り組んでいました。完成した画像を再調整したのではなく、素材を使用して、別のソフトウエアで仕上げてみました。

 素材とは、ゴールデンウィーク後の5月11日(月)から12日(火)にかけて撮影したM13(ヘルクレス座の球状星団)です。ステライメージ10を使用して、3分間露出で80コマを撮影したものをスタック処理(加算合成という手法で重ね合わせたもの)したものです。FITSというフォーマットで保存していたものです。

 これまでであれば、このあとにPhotoshop CS6というソフトウエアを使用して仕上げるのですが、今回はAffinityというソフトウエアを使用しました。このソフトウエアは、図形・イラスト制作・写真編集・加工・印刷物の制作などをひとつのソフトウエアの中で行うことができる、統合化ソフトです。驚くべきは、これが無料で提供されることです。

 天体を撮影した画像の処理にも適しているようです。使い方はPhotoshopと似ていますので、このソフトを使い慣れているユーザーであれば、抵抗なく使えるのではないでしょうか。しかし、処理を進めるためのコマンドの場所がよくわからず、使い始めは面食らいます。あれこれいじりまわしてもよいのですが、可能であれば、このソフトウエアを使用した、天体の画像処理のやり方を解説した動画が何本かあるので、それを見てからの方がスムーズに処理を進めることができるでしょう。

 このソフトウエアに取り組み始めてから、すでに10日近くが経過して、やっと全体像が見えてきました。試行錯誤で表題の画像を処理しましたので、「ギャラリー」「天体写真」のページにアップしました。こちらです。これまでに処理したものと比較できるようにしてありますので、違いを比べてみてください。

 この2枚を見比べてみると、今回の画像は、少し処理がきつかったのかな・・・とも思ったりしていますが、これから何度も処理を経験していく間に、最適な処理方法を見つけることができると思います。どちらの画像がよいかは、好みの問題もあると思います。

 太陽面を撮影した画像の処理は、これまで通りです。FireCaptureで撮影し、AutoStakkertでスタックしてから、RegiStaxに持っていきWavlet変換をかけて、最終的な仕上げをphotoshop CS6で行います。今の時期は、気流が安定しているので、処理は軽めです。他のソフトウエアも使用してみたことがあるのですが、結果にさほどの差が出ないため、現在では前述の処理の流れとしています。

 ディープスカイオブジェクトの画像を、今後どのように処理していくかはまだ決めていませんが、しばらくは、最終的な仕上げに、このAffinityというソフトを使ってみようと考えています。処理がもたついたり、ハングアップすることもあるのですが、癖をつかんでしまえば回避することはできるでしょう。

 画像処理には正解がありませんので、どのように処理してもかまわないのですが、できる限りクオリティーの高い画像を目指す。というのがいまの目標です。
通院
7月18日(土)
 昨日も雨が降ったりやんだりでした。ただし降りだすとかなり強い雨でした。午前中に、これまで撮影した画像の画像処理をやり直し、昼前には病院に出かけました。車のワイパーを最速に作動させなくてはいけないような雨でした。ただし、高速道路上で遭遇する雨に比べれば、たいしたことはありません。

 血液検査の後、医師による診断がありました。医師から「調子はどうですか」と聞かれましたので「よくも悪くもない状態です」と答えました。先週のエコー検査の結果は、2月下旬に検査を実施した時と似たようなものでした。また血液検査の状態も先月と同じようなものでした。すなわち、検査の結果でも、よくも悪くもない状態を示しているということです。

 患っている内臓が心臓なので、このような状況は仕方のないことでしょう。普段の生活においても、急激に動くと体に負担がかかります。特に、しゃがんで急に立ち上がると、立ちくらみがあります。すべての行動をゆっくりと行うことと、何かひとつのことを終えると、ひとやすみしないと、次の行動には移れません。これ以上体調が改善することは、ないのではないかと思っています。

 日常生活を送ることさえも、心臓のあたりに絶えず、わずかな苦しさを感じるような体調です。このまま、どこにゴールがあるのかわからない、時の流れを下って行くことになるのではないでしょうか。

 そんな中でも、些細な楽しみを見つけて、日々を過ごすようにしています。疲弊した心は、太陽や星を眺めることで癒してもらっているのかも知れません。ここ数か月の間に、日頃やるべきことが、次第に先延ばしになりつつあるような気がしています。梅雨のうっとうしい時期が終われば、少しは気が晴れるのかも知れません。
梅雨の時期の過ごし方
7月14日(火)
 ここ数日間、曇りや雨の日が続いています。太陽面の撮影ができないので、撮影と画像処理の時間が必要ありません。これに費やす時間は、1日の中でもかなりの多いので、それが必要ないとなれば、時間的にはだいぶ余裕ができます。

 体を休めることも大切ですが、それが数日続くと、逆に体がだるくなってしまってよくありません。その時間を今は、天体写真の画像処理の勉強の時間にあてています。これから数年間の私共のメインとなるテーマですので、しっかり勉強して、画像のクオリティーを上げたいと考えています。

 YouTube動画が、私共の先生です。毎日いろいろ見て研究しています。最近になって、画像処理の仕上げに使うPhotoshopと同等の機能を持つ、フリーウエアがあることを知りました。早速ダウンロードして使い始めています。まだ1週間も経過していませんが、確かに前述のソフトウエアと同等の機能を持っているようです。

 特筆すべきは、天体画像の定番のフォーマットであるFITS(Flexible Image Transport System 天体観測データを保存・送信・解析するために設計されたオープン標準のファイル形式)を直接読み込めることです。また、天体の画像処理に特化したようなコマンドがいくつか用意されています。これが無料で使用できることに驚かされました。

 ゴールデンウィーク直後に撮影した、M13(ヘルクレス座の球状星団)の画像を、このソフトウエアを使用して処理してみました。使い方はPotoshpoと似ていますが、初めてのソフトウエアでは戸惑うことも多く、まだまだ試行錯誤の段階です。しかし使い始めて5日目で、何とか仕上げることができました。

 その結果は、星の色もこれまでよりもよく表現されており、星像もシャープに処理できます。まだ使い方がよくわかならかったり、処理がもたついたり、ハングアップする場面もあるのですが、どうしたらこれらのトラブルを発生させないようにするのかもだいぶわかってきました。今の目標としては、このソフトウエアを中心に、天体写真の画像処理を今後は行っていきたいと考えています。

 もうひとつ取り組んでいることがあります。それは英語のレッスンです。この歳になって英語を覚えたとしても使う機会はないでしょう。しかしながら、動画でみた26歳の若者が独学で14か国語を操る場面を見たら、私共の歳でも、せめて英語くらいは・・・と思うようになりました。

 スマートフォンには、学習するためのアプリケーションがたくさん存在しますが、その中から、その若者の会話に登場するアプリケーションをインストールして、毎日5分程度ですが学習しています。

 すでに過去のものですが、私共の天文の分野の専門は日食計算論です。若い頃に勉強しました。しかしこの分野に関して、当時の国内には、これを体系的に解説する教科書となるものがありませんでした。アメリカから位置文学の専門書を取り寄せ、それで勉強しましたので、英語に関して、ある程度読むことはできます。

 その当時は、パーソナルコンピュータが世に出て間もない頃でしたので、そこで勉強したノウハウを利用して、たくさんの天文計算のプログラムを開発しました(特に日食の計算プログラム)。アストロアーツから発売されているエクリプスナビゲーターの心臓部にそのノウハウが搭載されています。

 科学館に勤務していた時代に、たくさんやってくる外国人の入館者に対応するため、スタッフの中の有志が集まって、英語を勉強する会をつくり、仕事が終わった後に集まって、外国人の先生を招いて、毎週のように勉強していたことがありました。入館者に対応するための実践的な英語でした。

 今の勉強の中心は、日常会話をより滑らかにすることと、基礎からの学習です。あまりに時間を費やすと負担になるので、1日に5分程度で、次のステップに進むようにしています。覚えたとしても使う機会がないので途中で挫折するかもしれませんが、いずれは、AIとの会話までできるようになりたいと考えています。

 体調が悪くない限り、何もしないで1日を終えるという選択肢は、私共の中にはありません。
通院
7月10日(金)
 通院の日でした。今日は、心臓のエコー検査です。午前10時に予約を取っていたので、早めに出発しました。通勤時間帯だったので、東海村を通過する頃には、原子力研究所に勤務される方々の出勤時間帯と重なっており、施設の門に右折する道路には、車列が伸びていました。そのそばをすり抜けて、さらに北へ進みます。

 湿度がやや高く、雲が少し多めでしたが、よく晴れていました。海岸線を走るのは気持ちのよいものです。予約していた時刻よりも早めに病院に到着しました。受付を終えると、すぐに検査が始まりました。臨床検査技師の方とは、すでに顔なじみです。通常であれば20分程度かかるのですが、今日はあっという間に終わりました。

 「早くないですか?」と尋ねると「うまく撮影できたので順調に終わりました」と返ってきました。「よい色に焼けてますね」「晴れると太陽の撮影をしているので、そのせいでしょう」「暑くないですか?」「もう慣れました」。世間話を少ししてから、会計を済ませて病院をあとにしました。病院の少し先にある和菓子店で、水ようかんと、かりんと饅頭を買って帰路につきました。

 お昼には少し早かったのですが、いつものお寿司屋さん(回転しないやつ)に立ち寄り、「バラちらしずしを持ち帰りたいのですが、大丈夫でしょうか?」と聞くと、大丈夫です。と言って作ってくれました。近くの漁港で水揚げされたばかりの魚を使うので、新鮮でとてもおいしいものでした。

 食事を終えると、雲がほとんどなくなっていたので、太陽面の撮影に取りかかることにしました。撮影に入る頃には午後1時に近い時間でした。気流の状態は期待していませんでしたが、よかったです。横浜の住宅街であれば、この時間の太陽面撮影は考えられません。住宅街のエアコンの室外機からの熱気などで、気流が悪いのが当たり前だからです。

 しかしここでは、隣の家までは100メートル近く離れており、その間にはさつまいも畑があります。気流の乱れる要因が少ないので、高く上った太陽は、眼視で望遠鏡をのぞいても、縁がほとんど揺れません。拡大撮影が充分にできるレベルでした。

 今年の4月25日(土)の画像から、サイズを大きくしてアップするようにしていますが、それに伴い、他の画像に対してHα太陽像の画像が少し荒いように感じていました。この問題を解決するために、いろいろ試行錯誤した結果、拡大光学系を使用し、撮影の際の画像サイズもこれまでより大きくすることにより、満足できるクオリティーの画像が得られるようになりました。

 太陽面撮影における今の課題は、どのように処理したら、さらに美しい太陽黒点の画像になるか、ということです。今後も試行錯誤することになるでしょう。

 下の画像は、3倍の拡大光学系で撮影した黒点の拡大画像です。オリジナルの画像から、中心部のみトリミングして表示しています。ホームページにアップすると、画像が小さくなるので、どのくらいの解像度があるのかわからなくなるのですが、本来は、このレベルの解像度を持っているということです。今日撮影したほかの画像は、こちらからご覧ください。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 7月4日から5日)
7月6日(月)
 前回の投影以来、2週間ぶりです。少しあわただしい感じがしましたが、あいだをあけないほうが、いろいろなことに慣れるのでストレスは少し緩和されます。梅雨の最中です。往路も復路も悪天候の中でしたが、復路の雨はさほどではありませんでした。

 テーマ解説では「流れ星の話」と題して解説しました。今年のペルセウス座流星群の条件がよいため、入場者の皆さんには、ぜひ見ていただきたいと思っています。これまでに撮影した流星群の写真や、その起源となる彗星の写真などを交えながら解説しました。放射点については、風景画として描いてあった「長良川鉄道秋景色」の絵をご覧いただきながら、その線路を引き合いに出して説明しました。

 両日とも観客は比較的多めでしたが、乳幼児が思った以上に多く心配しました。投影が始まると皆おとなしく見てくれました(眠ってしまっている)。乳幼児が多いときの投影では、解説時の抑揚を落として、穏やかに解説するようにしています。幼児の眠気を誘うためですが、同時に、大人の方々も眠りに入ってしまう方が多く、痛しかゆしです。投影の方は、ハードウエアのトラブルもなくスムーズに終わりました。

 前回に続いて、7月4日(土)の市民天体観望会は、今回も雨でしたので、投影のみご覧いただいてお引き取りいただきました。本降りの雨でしたので、参加者は少ないだろうと思っていたのですが、それでも常連の皆さんが来てくれるのは、ありがたいことだと思っています。人口約8万3千人の地方都市において、雨が降っている日の夜7時からの投影に、これだけの入場者があることに驚かされます。

 車の走行距離が、今回で19万キロを越えました。フロントサスペンションまわりから異音がありますが、その原因はわかっています。その発生源のパーツがさらに劣化した時点で交換することになるでしょう。そのほかには、今のところ異常は見当たりません。

 今月はここから先、病院に2回行く以外は予定がありません。やりたいことはたくさんあるので、時間を有効に活用したいと考えています。
今日の太陽面撮影
6月30日(火)
 午前中に出かける用事がありました。天気も雲が多くいまひとつでした。帰ってくると薄曇りでしたので躊躇しましたが、撮影をすることにしました。時刻は午後1時30分を過ぎていました。

 本来であれば、この時間からの太陽面撮影は行いません。午後は気流の状態が悪くなる傾向にあり、質の高い画像を得ることが難しいからです。しかし、太陽面には比較的大きな黒点群が出ています。また梅雨のこの時期は、この先天気がよくなる保証もありません。撮影できるときには、撮影しておくというのが今の判断です。大きな黒点群がなければ、見合わせていたことでしょう。

 機材を準備して、撮影を開始できた頃には、午後2時を過ぎていました。期待はしていませんでしたが、気流はさほど悪くはありませんでした。ただ、拡大撮影ができるかどうかは微妙な状態でした。薄雲があり、コントラストもいまひとつでした。

 撮影を進めながら、結果としてすべての撮影を終えることができました。運がよかったと思います。薄雲を通しての撮影でしたので、拡大撮影を行っていた際にも、コントラストが低いな・・・と思っていました。急いで画像処理をすると、拡大撮影した画像には、粒状斑が流れずに写っていました。気流が悪いと流れてしまって、画像としてボツにしなくてはいけません。

 これまで、黒点群の暗部(一番黒い部分)と、それを取り巻く半暗部のフィラメント構造(暗部から伸びる無数の筋状の曲線が作り出す模様)をどのように画像処理をすればよいのか悩んでいました。ずっと試行錯誤を繰り返してきた部分です。しかし、薄雲を通したコントラストの低い拡大画像を処理していくうちに、その両者(暗部・半暗部)が極めて自然に描写できることに気が付きました。

 今まで、画像処理の時点で工夫することばかり考えていましたが、撮影するときのコントラストを落とせば、よい結果が出るのか・・・と思いました。新たな発見でした。それだけでも、今日無理して撮影した価値があったというものです。ほんの些細なことですが、成果が得られてよかったと思っています。今日撮影した下の画像のデータ、ほかの画像はこちらからご覧ください。
太陽黒点NOAA14478群
6月29日(月)
 梅雨や台風の影響などもあって、太陽面の撮影ができない日が続きました。今日も朝のうちは雲が低くたれこめていましたが、午前11時頃から晴れ間が見えてきました。おそらくどこかの場面で、今日は晴れるだろうと思っていたので、撮影機材は準備しておきました。

 太陽面には、かなり大きな黒点が出ていたので、撮影できるかどうか気になっていましたが、撮影ができてよかったです。この黒点群は、まもなく太陽面の中央子午線近くにやってきますので、梅雨の時期ではありますが、何度か撮影したいと思っています。

 拡大光学系を使用して、パソコンのモニターを見ると、さほど大きいとは思いませんでした。これまでにもこれを超える規模の黒点は撮影しています。大きなものでは、拡大光学系の視野をはみ出しそうなものがありました。それらから比べると、少し拍子抜けしてしまいましたが、それでも大きいことには変わりません。慎重に撮影しました。

 太陽観測者のメーリングリストでは、肉眼で見えるという情報があったので、日食グラスを使って確認しましたが、視力が衰えている私共の目では確認できませんでした。

 この時期としては、気流はさほどよいとは言えませんでしたが、微細構造は抽出できたと思います。明日も晴れれば撮影をしたいと思っています。Hα太陽像、カルシウムK線太陽像は、白色光の撮影が終わった時点で、太陽が再び雲に覆われてしまったので、できませんでした。

 夕方になり、雲はなくなり、快晴となりました。庭で確認したいことがあったので、PENTAX MS-4の極軸合わせをしました。極軸望遠鏡を内蔵しているので、それとPoleMasterを使用して合わせたものと、どのくらいの誤差があるかを知りたかったためです。やはりずれていましたが、上位機種であるPENTAX MS-55iほどではありませんでした。上位機種の方が大きくずれていました。

 遠征にPENTAX MS-4を持っていくときは、時間がなければ極軸望遠鏡を使用し、時間があるときには、PoleMasterを使用して極軸を合わせることになるでしょう。確認作業中は、夜露がひどかったです。しっぽりと濡れてしまいました。

 本日撮影した太陽面の、その他の画像や下の画像の撮影データは、こちらからご覧ください。
ダブル台風
6月28日(日)
 台風8号(ヒーゴス)は、23日(火)にマリアナ諸島で発生してから西寄りに進み、その後進路を東寄りに変えて、27日(土)に関東や東海地方にかなり接近したのち、同日午前9時に太平洋の海上で温帯低気圧に変わりました。

 滞在先では26日(金)の夜から、雨が強く降り、それは明け方まで続きました。しかしこの地域は、水はけがよく(その分、地盤が柔らかい)、朝起きた時には、あれだけの雨が降ったにもかかわらず、水たまりすらほとんど残っていませんでした。

 その日の夕方には、今度は台風7号(メーカラー)が接近してくる予報でしたが、実際には銚子沖の海上を進み、熱帯低気圧になったようで、影響はまったくありませんでした。被害にあわれた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 台風が去っても、天気が回復しているわけではなく、今日も曇り空です。雲が低く垂れこめています。午後からは雨も降ってきそうな気配です。太陽面には現在NOAA14478群という、大きな黒点群が出ています。中央子午線(地球の方向から見て、太陽面の真ん中という意味です)に達するまでには、あと数日かかりそうですが、何とか晴れてくれないかと、やきもきしているところです。久しぶりに見る大きな黒点群です。

 関市まなびセンターでの投影の仕事は、まだ半分も終わっていません。今の時期から10月下旬までは、台風の動きを気にしながら、往復の日程を調整する必要があると思っています。とはいっても、調整できるのは時間ただけで、日付を変えることはできません。これまでも台風の中を帰路についたことが何回かありました。

 強風の中でも、幸い私共の車は重量が重く、その割には流線型をしているので、風にあおられることはあまりありません。そして、往復の高速道路上で、どのあたりが風が強いのかも充分に把握しています。14年以上も往復しているのですから。

 がけ崩れなどで、道路が寸断されることがあり、一般道を走ることを余儀なくされたこともありました。できるだけ巻き込まれないようにしたいのですが、こればかりはどうしようもありません。

 物流のトラックなども、似たような状況なので、そのような場合は、彼らの後ろを走ることにしていますが、不思議なことに、一般道に降りると、いつの間にか、それらの車が途中でいなくなってしまうのは、なぜでしょうか。

 移動式プラネタリウムの出張投影の時期も含めて、全国を走り回ってきて、いろいろな経験をしました。今の車は、まもなく19万キロに達します。15年も前の車ですから、気になる点はいくつもあるのですが、走行中のエンジン音などは何ともないようです。25日(木)より、鉛筆画の新作に取り組み始めました。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 6月20日から21日)
6月23日(火)
 昨日は疲れが出てしまったので、1日中部屋の中でじっとしていました。今日もまだ少し疲れが残っているようです。今年度2度目の投影です。6月20日(土)から21日(日)にかけて行いました。

 ハードウエアの方は、音響も含めて全体的にトラブルもなく、安心して投影を進めることができました。投影のテーマは、「人工衛星は何を見ているか」というものです。結論から言ってしまうと、気候変動の解明、地球の環境保護、気象観測、科学的研究、測位、災害対策などですが、本当は、この中に軍事目的というのが加わるのでしょうね。

 どのような種類の人工衛星が、どのくらいの数で飛行しているのか、また、解像度はどのくらいあるのかなど、私たちの生活につながる身近な例をあげながら解説を進めました。最後の場面では、人工衛星によって撮影された、世界各国の美しい景色や有名な建築物などを音楽と一緒に楽しんでいただきました。

 内容としては深いのですが、小学校の低学年の児童などにも理解できるように、そして大人の方が見ても充分に納得できるように、解説や映像の中身などについて配慮しています。

 市民天体観望会は20日の夜ですが、本降りの雨でした。それでも午後7時からの投影に、普段の約3割程度の参加者がありました。屋上で実際の天体を見ることができないのがわかっているにもかかわらずです。ありがたいことだと思っています。このようなケースでは、入場者が0でもおかしくありません。

 入場者の方々をはじめ、最近、いろいろな方たちから、他館のプラネタリウムを見てきた話を聞きます。その方々がどのような感想を持ったのかは、具体的に記述しませんが、それらの感想から浮かび上がることは、プラネタリウムの投影とは、どうあるべきかということです。正解はありませんが、私共は、昔ながらのスタイルを継承しながらも、映像には極力オリジナリティーが発揮できるように、様々なテクニックを使用して制作し、投影を行っています。それは、今後もそうでしょう。

 以前は、フィルム・スライドをさまざまに組み合わせて、投影が行われていました。見たことはありませんが、おそらく最新のハードウエアでは、そのような制約がなくなり、表現の幅は大きく広がっているように想像しています。自由に表現できる空間になったからこそ、プラネタリウムの基本的な使命を押さえて、投影をすることが大切だと思っています。

 最新のハードウエアを与えていただければ、自分だったらこのように使いこなす、という明確なポリシーはあるのですが、私共のような年寄りの解説者が何を言っても仕方がないことでしょう。与えられた環境の中で、映像制作も含めて、今後も精いっぱい投影をすることが、いまの私共にできることです。

 マイクを通した声のとおり方が今回は、いまひとつでした。声の艶、伸びが、年齢を重ねるにつれて劣化してきたように思っています。今後も発声練習(私共の発声練習とは、散歩中に歌を歌うことです)を継続したいと思っています。いつも投影を見に来てくださる、常連さんたちの元気な姿を確認することが、最近の投影の楽しみのひとつです。
ル・マン24時間耐久レース 祝トヨタレーシング(6月14日 現地時間)
6月15日(月)
 フランスのル・マン市サルト・サーキットで6月14日(日 現地時間)に開催された第94回ル・マン24時間耐久レースにおいて、決勝レースで14番手からスタートした、トヨタレーシング7号車TR010ハイブリッド(ドライバー:マイク・コンウェイ/ニック・デ・フリース/小林可夢偉)が優勝しました。2022年以来4年ぶり、通算6度目です。3位にも8号車が入り、トヨタ勢は1-3フィニッシュを果たしました。おめでとうございます。レースの行方は、逐次入ってくるネット上の情報で注目していましたが、このような結果に終わり、よかったと思っています。

 モナコ公国のモンテカルロ市街地コースで開催された、モナコグランプリは、決勝レースが6月7日(日)に行われました。キミ・アンリネット(メルセデス)が優勝しました。ホンダエンジンを搭載したアストンマーティンは、フェルナンド・アロンソが11位でフィニッシュしましたが、10位の選手がペナルティを受け、繰り上がって10位となり、今季初のポイントを獲得しています。マシン全体の開発が遅れているようで、今期はパフォーマンスを上げることに終始するのではないでしょうか。

 合衆国インディアナ州のインディアナポリス市郊外にある、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで、5月24日(日)に開催されたインディ500の決勝レースで、12番グリッドからスタートした佐藤琢磨(所属チーム:レイホール・レターマン・ラニガン)は、10位に終わりました。予選でのマシンのパフォーマンスがよかっただけに、決勝レースの結果が悔やまれます。いつの日か再び表彰台の中央に上ってほしいと思います。優勝したのは、フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤーシャンク)でした。

 これらの伝統あるレースに、日本人ドライバーや、メカニックが関係しているので応援していますが、とても熾烈な世界です。すべてにおいて、よい結果を出すことを望むのは無理があるでしょう。しかし例えば、ホンダのパワーユニットをこれまで搭載していたレッドブルや、マクラーレンなどが、過去のレースにおいて、最強を誇っていた時代があるように、時間が立てば、いずれまた頂点に立てる日が来ると信じています。
アイスコーヒーを買う
6月13日(土)
 今日は出かける用事がなかったので、久しぶりにのんびりとした1日を過ごすことができました。晴れ間がのぞいていたので、午前中は太陽面の撮影に時間を費やしました。薄雲が流れていたため、雲を通しての撮影となりました。この程度の薄さなら、大丈夫だろうと判断したためです。

 天気は午後からさらによくなってきましたが、夕方になって通り雨がありました。昨日の午後もです。西の空で発達する積乱雲の動きにこの時期は注意しています。昨日は午後に出かける用事があったので、望遠鏡は、雨に打たれても大丈夫なように、ポリ袋のカバーをかけておきました。案の定、雨でした。積乱雲の発達から予想できました。

 今日は、午前中のうちに撮影を終えて、お昼を食べると、アイスコーヒーが少なくなっていることに気がつき、車を走らせることにしました。下の6月1日(月)のところで記述したアイスコーヒーです。

 一番近いコンビニですら、車を走らせなくてはいけません。片道5キロ程度までなら、歩いて買いに行くのですが、それ以上の距離です。車が必要です。コンビニで、アイスコーヒーだけ購入し、レジに持っていくと、「袋はありますか?」と聞かれました。ありますと答えると、「入れましょうか?」と聞かれました。

 よくあるパターンではありますが、物腰が柔らかそうな男性スタッフの声でした。その時、私共はスマートフォンの画面(おさいふケータイ)ばかり見ていましたので、ふと顔を上げてスタッフを見ると、東南アジア系の外国人でした。「ずいぶん丁寧な接客で感心しました・・・」と言うと、少し恥ずかしそうにしていました。「どちらのご出身ですか?・・・」「ダバオです。」「フィリピンのミンダナオ島ですね。」と私共が問いかけると、こどもの頃の話なので、よくわからないと言っていました。受け答えは完璧な日本語でした。「頑張ってくださいね・・・」と言って店をあとにしました。

 海岸線を帰路につきました。満潮になっていましたが、磯遊びをする観光客がたくさんいました。窓を開けて潮風を感じながら、あれからもう38年も経つのか・・・。と思っていました。1988年3月18日(金)のことです。インドネシアとフィリピンで皆既日食がありました。皆既日食帯は、フィリピンの最南端であるミンダナオ島を通過しました。ダバオはミンダナオ島にあるフィリピン第3の都市です。フィリピン南部の政治・経済・文化の中心です。

 しかし当時は治安が悪く、旅行社ですらツアーを組むのをためらっていたほどです。私たち一行はこのダバオで日食観測をする予定でした。私共にはNHKのフィリピン・マニラ支局のクルーが同行しました。皆既日食当日、現地から皆既日食の衛星中継による、中継録画に出演しコメントをするためです。その様子は、ニュースセンター9時で実際に放映されました。

 前日に、プレスセンターでプレスカンファレンスがあるので、出席してもらえないかと言われました。記憶がはっきりしませんが、おそらくフィリピン側の現地の記者から伝えられたと思います。夕食後に会場に入ると、何やら物々しい雰囲気でした。私共が何か話すのかと思っていましたが、そうではありませんでした。会見の始めは、フィリピン国家の斉唱からでした。現地の専門家が、記者の質問に答えていました。私共に、何か質問がふられないかとひやひやしましたが、大丈夫でした。質疑の内容は、ごく初歩的なものだったと思います。

 隣に座っていた現地の女性記者が、何か問題があったら、私に連絡してくださいと言って、名刺をくれました(携帯電話を私共が持ったのは、これより後の1991年三菱のデジタルムーバ)。それから、昼間でも、ホテルから出ないように・・・とも。治安が悪く、ホテルの前には、自動小銃を持った兵士が2名。ホテルの向かいにあるスーパーまで買い物に行くのに命がけでした。

 日食は、残念ながら曇ってしまいました。一瞬だけ、雲のあいだから、太陽の内部コロナを見ることができました。公共施設のグラウンドを借りましたが、地元のギャラリーがたくさんでした。機材の片づけに入ると、そのギャラリーの輪が次第に小さくなっていきました。・・・何か持っていかれても、仕方がないなと思いましたが、それよりここから出れるのだろうかという不安が先に立ちました。いろいろあったミンダナオ島です。楽しくはありませんでした。以来、フィリピンに行きたいと思ったことは、一度もありません。

 世の中には、大変優秀な若者がいて、なんとその日本人の青年は15から16か国語を話すようです。ショート動画で流れてきたので、知りました。驚きました。世界中の同年代の男女と交流しているようです。YouTubeで生業をたてているような感じでした。将来性があるのかどうかわかりませんが、自らの特技を生かし(特技というより努力といったほうがよいでしょう)、だれにもまねのできないこのような生き方は、素晴らしいと思います。前述の外国人スタッフと話をする気になったのは、この動画が頭に残っていたからでしょう。
光学系のクリーニングの終了
6月11日(木)
 光学系のクリーニング作業がやっと終わりました。このところ、天気が悪く太陽面の撮影ができません。

 晴天が続くと、撮影と画像処理に疲れて、そろそろ雨が降ってくれ・・・と思うのですが、逆に天気が悪いと、太陽面がどのようになっているのか気になり、撮影できないことで少しイラっとします。わがままですね。

 太陽面の毎日の様子は、インターネット上でも公開されているので把握できるのですが、やはり自分の目で、望遠鏡を通して見ておきたいと思っています。

 光学系のクリーニング作業が終わりましたので、最後に遠征用に使用している、マークX赤道儀ポータブル仕様と、PENTAX MS-4赤道儀(自動導入改造機)をチェックしました。

 手前の緑色をしたPENTAX MS-4(自動導入改造機)は、生産台数が少なく、いまとなってはとても貴重品です。回転も滑らかです。塗装がややはがれていた部分があったので、その部分のみ、自分で塗装してきれいにしてあります。遠征用です。おそらく500ミリクラスの焦点距離のレンズまで対応できるのではないでしょうか。

 その後ろの青い塗装の赤道儀は、マークXポータブル仕様です。この赤道儀自体も貴重ですが、赤緯軸には、当時オプションで一時期発売されていた、汎用軸が載っています。これを使用して、カメラを赤緯軸の両側に2台取り付けて撮影します。

 この赤道儀の唯一の欠点は、極軸合わせのための、上下水平微動装置がないことです。そこで、だいぶ前になりますが、ビクセンの望遠鏡の上下水平微動装置のパーツを利用し改造して、組み合わせて使用するようになりました。

 この状態で、以前から使用していますが、使い勝手は悪くありません。しかし、全体に剛性感(おそらく、上下水平微動装置も含めた三脚までの部分)がいまひとつなので、200ミリレンズまでの撮影のときに使用しています。これまでは冬の石廊崎での撮影によく持っていきました。

 改造した状態は、右の画像の通りです。こちらの赤道儀は、出番が少ないので、太陽面の撮影に使用しているMark Xよりは、塗装がきれいです。

 庭には現在、3台の赤道儀が設置されています。Mark X、PENTAX MS-55i(自動導入改造機)、PENTAX MS-4(自動導入改造機)です。常用しているのは、前述の2台です。MS-55iは、とても移動できる重量ではないので、基本的には庭での、太陽面の撮影やディープスカイオブジェクトの撮影に使用しています。

 Mark Xには、Hα太陽望遠鏡を載せて、Hα太陽面の撮影に使用しています。


 さて、最近では、連日のように地方都市の住宅街での熊の出没のニュースが報じられています。熊と人間の生活のテリトリーが重なってきているのでしょう。

 この状況は、2024年頃から、その出没の頻度が前年を上回るようになり、2025年に急増しました。連日のように報じられると、日本全国で熊が出没しているように勘違いしてしまいそうですが、注意することは必要でしょう。学校が休校になったりと、実際の生活にも影響が出ています。

 私共が天体写真撮影のために、遠征する場所は、ある程度限定されています。美ヶ原高原、乗鞍岳、日光戦場ヶ原、妙義山麓、星の村天文台(福島県田村市)、天城高原、伊豆最南端の石廊崎などです。

 このうち、美ヶ原高原と石廊崎では、熊の目撃情報は、ほとんどありません。しかし、他の遠征場所は、熊の出没の目撃情報があるようです。星の村天文台の裏の敷地でも熊が出没したことがあると聞いています。今後どこに遠征するかは、天気予報だけではなく、これらの情報も配慮する必要があるように感じています。


 話は変わりますが、熊に関して、北アメリカの先住民族の間に伝わる、北斗七星の伝説があります。言い伝えですから、どこまで本当かわかりませんが、プラネタリウム投影時の解説において、時々紹介させていただいています。

 冬の間、3人の猟師たちが獲物を探して森の中を歩き回っていました。春の始めになってようやく冬眠から目を覚ました熊を見つけました。熊は、つかまっては大変と、急いで逃げて、空にかけのぼっていきました。3人の漁師たちも、追いかけます。1人目の猟師は、弓を持って追いかけました。2人目の漁師が持ったのは鍋です。鍋を持って追いかけました。3人目は、フォークとスプーンを持って追いかけました。気が早かったのでしょうね・・・。3月、4月、5月、6月と熊は逃げますが、そのうち疲れて、今度は北西の山を目指してかけおりていきます。そしてとうとう10月の中旬頃、北西の山に頭をぶつけて死んでしまいます。

 こうして、3人の猟師たちは、やっとおいしい熊のごちそうにありつけました。10月の中旬頃、山の木の葉が一斉に赤くなるのは、頭をぶつけた熊の血が、山々に降りかかるせいだと言われています。

 この話において、熊は、北斗七星の先の4つの星、そしてそのあとに続く3つの星が、猟師たちです。そして、北斗七星の季節による動きがよく反映されています。私共は、星座の神話・伝説などの話では、この話が最も気に入っているのですが、解説であまり紹介することはありません。

 光学系のクリーニングが終わったので、今日の午後からは、次の取り組みに頭を切り替えます。
光学系のクリーニング
6月9日(火)
 関東地方は6月7日(日)に梅雨入りとなりました。本来ならもう少し早い時期がよかったのですが、光学系のクリーニング作業を、ここ数日間かけて行いました。

 前回は昨年の11月下旬でしたので、だいぶあいだがあいてしまいました。私共の環境では、3から4か月に一度程度が理想です。

 以前は、この作業を約1日で完了させていたのですが、最近では、作業の途中で疲れが出てくるので、数日間かけてゆっくりと行っています。だいたい3日から4日間かかります。光学系の量が多いために、これだけの作業時間が必要です。

 カメラのボディー、レンズ、天体望遠鏡の対物レンズ、接眼レンズ、拡大レンズ、フィルター類、Hα太陽望遠鏡のブロッキングフィルター、カルシウムK線のモジュールなどです。

 ブロッキングフィルターは、以前ダメになったのですが、そのうちの1本は、パーツのみ購入して復活させました。もう1本の方は、フィルターそのものが劣化していたので、アメリカに送り、メーカーで修理してもらいました。合計3本のブロッキングフィルターが手元にあります。

 ブロッキングフィルター単体では、国内のサイトを見ると、販売価格が表示されませんので、単品での入手ができないということなのでしょう。実際に私共も、前述の2本は、アメリカの望遠鏡ショップからの個人輸入でした。今では、ダメになったものを処分しなくてよかったと思っています。

 これらは、保管場所がバラバラですが、その多くは桐のタンスの中にチャック付きのポリ袋に乾燥剤とともに保管しています。タンスの中は、上段から下段まで、すべて光学系です。衣類は入っていません。太陽面の撮影などで常用するものは、室内のある場所にまとめて保管しています。また、常用する天体望遠鏡は、庭に出しっぱなしです。カバーをかけて雨風、塩害から守っています。

 クリーニングといっても、その内容は乾燥剤の詰め替えと、エアダスターを使用して、ちりやほこりを吹き飛ばすことです。常用する光学系は、指紋などをつけてしまう場合があるので、それはシルボン紙とエタノールで落とします。

 これらの光学系のほとんどは、移動式プラネタリウムの出張投影を行っていた時期に入手したものです。購入してから15年近くが経過しているものも多いのですが、いまだに健在です。ただし常用しているものは、その中の一部なので、ある意味もったいないとも思っていますが、手放すことができません。

 庭に設置して常用している天体望遠鏡と、物置に保管している大型の双眼望遠鏡がまだ終わっていません。天気の良い日を見て、作業を行うことになるでしょう。

 上の画像は、これから作業をするところの接眼鏡類と、フィルター類です。画面左下に見える黒い箱の中身は、テレビューの2×パワーメイトという2インチサイズの拡大光学系です。これひとつでも結構なお値段です。年金暮らしの今では、手を出せません。
台風6号
6月3日(水)
 台風6号は現在、銚子沖の海上約80キロのところを通過し北北東に進んでいます。朝から雨が降り続いていましたが、台風の接近に伴って、午後からは風も強くなりました。今は17時20分頃ですが、風も次第に弱くなってきています。まだ時折、強い北風が吹いています。

 雨は上がったので、念のため、家のまわりを1周してみましたが、問題はありませんでした。天体望遠鏡には、ふだん使用しているカバーの上から、特大のポリ袋をかぶせています。いつもは、夜露から望遠鏡やカバーを守るために、夕方にポリ袋をかぶせるのですが、昨日の夕方からこの状態です。

 天体望遠鏡は、これまでの台風による風で倒されたことはありませんが、超大型の台風の場合は、念のため鏡筒は、赤道儀からおろしておいた方がよいのかも知れません。それには脚立の上に乗らなくてはいけないので、ひとりで行うのは、それなりに危険な作業となります。鏡筒の重さは、約20キロ近くに達します。

 また鏡筒には、夜の撮影時に必要なガイド鏡や、ファインダーなどを、調整した状態で取り付けてあります。鏡筒を取り外すと、晴れた夜に、星を使ってこれらの再調整しなくてはいけないので、面倒な作業となります。

 上の画像は、16時頃に部屋から撮影しました。ガラス越しであり、網戸もありますので、ぼけ気味ですが、雨滴の様子はよくわかると思います。明日晴れれば、ポリ袋をはずして、望遠鏡類は、カバーごと日光に当てて、水分を飛ばすことになるでしょう。

 このような状態で運用して、もうだいぶたちますので、これで問題ありません。今は、次の新月期に向けて、何を撮影するか、計画をたたているところです。

 今日は、雨戸も開けず、出かけることもありませんでした。体の疲れを取りながら、グダグダしていました。このような日がたまにあってもよいと思っています。
今日の太陽面撮影
6月1日(月)
 このところ天気が悪かったり、出かける用事があったりしたために、太陽面の撮影ができませんでしたが、今日は落ち着いて撮影できました。朝からよい天気でした。青空のコントラストもよく、気流の状態も安定していました。夏になれば、さらに気流のよい状態が訪れると思います。

 日常生活を営んでいくうえにおいて、歳をとればとるほど、数えきれない悲しみや苦しみを背負い込むことになります。あるいは、それは私共だけのケースなのでしょうか。同年代のほかの方々と比較したことがありませんので、よくわかりませんし、そもそも比較するものではないでしょう。

 心配事も数え切れません。だからといって、それらに押しつぶされて落ち込んでいては、生活が成り立たなくなってしまいます。

 太陽面の撮影が、穏やかな心でできていることは、ある意味ありがたいことだと思っています。だからといって、この取り組みが科学的に役に立つとか、意義があるとか思ったことはありません。あくまでも自己満足の世界でしょう。

 それは、美しい景色などに出会って、自然にカメラを向けたくなる心境と似ているのかも知れません。心が追い込まれて、気が動転しているときなどは、晴れていても太陽面を撮影しようとは思いません。

 白色太陽像、黒点の拡大画像、カルシウムK線太陽画像を撮影し終えたところで、休憩しています。ここまででもだいぶ疲れるためです。

 その時に飲むのは、最近ではアイスコーヒーです。それと、おせんべいを1枚。以前は、サザコーヒーのドリップされたアイスコーヒーを飲んでいたのですが、最近ではコンビニのアイスコーヒーになりました。これでも充分においしいものです。

 おせんべいは、昨年の6月頃から食べるようになりました。ストックはたくさん買ってあるので、切らすことはありません。庭を眺めながらコーヒーを飲んでいる時間は、限りなく小さな幸せなのかも知れません。この時間は、太陽面の撮影に集中しているので、余計なことは何も考えません。

 休憩が終わると、Hα太陽面の撮影と続き、撮影が終わると、塩害から機材を守るために、から拭きして、カバーをかければおしまいです。ここまでが午前中の作業です。

 お昼を食べると、疲れが出てくるので一眠りします。遠くからの潮騒を聞きながら眠りに入ります。高く上った太陽が庭の植物を照らし出しています。紫陽花もまもなく見頃をむかえるようです。心地よい風が部屋に入ってくるので、気持ちよく眠ることができます。

 目が覚めると、撮影した画像の処理を行い、ホームページの「太陽面写真集」にアップします。ここまでが太陽に関する作業ですが、夕食までの残りの時間で、散歩をしたり、ピアノ練習をしたり、プラネタリウム関係の仕事をしたりと、その時の天気などの状況に応じて、取り組むものが変化します。

 YouTubeを見ていると、ストリートピアノを中心に活動を行っている、ピアニストが、コンサートホールで楽曲を披露されている動画を見つけました。

 ジブリ音楽を演奏されていましたが、曲の途中で、突然マイクを通して歌い出したのに、驚かされました。その歌が大変すばらしかったので、魅了されました。

 私共は、音楽の専門家ではありませんので、歌のテクニックがどうのこうのというのは、よくわかりませんが、私共にとって素晴らしい歌であったことは確かです。こんな風に、自在にピアノを操れて、歌が歌えたら、どんなに素晴らしいだろうか・・・と思った次第です。

 私共の星仲間にも、ピアノのみならず、チェロまで演奏される専門家がいます。目の前で演奏していただいたことがありましたが、それはそれは素晴らしいものでした。自らにできないものを、ここまでのレベルでやってのける方々を尊敬せずにはいられません。

 前述の歌の件ですが、それはプラネタリウム解説にも通じることろがあると思っています。長年積み上げたキャリアなどはどうでもよく、入場者の心をつかむような解説になっているのかどうかが大切だと思っています。そういった面から考えると、私共はまだまだです。・・・途中で意識を失い、眠っている方々も多いかからです。

 できる限り、眠らないで最後まで解説を聞いていただくには、どうすればよいか、思い悩んだ時期もありましたが、最近では、それも考えていません。・・・自分だって、ほかのプラネタリウムを見て、眠たくなる場合もあるわけですから・・・。生理的にそうなるような空間なのでしょう。

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