体調その後 |
2月9日(日) |
咳はかなりおさまってきました。いちばんひどかった頃の、咳をする頻度を100%とすると、今は10%程度です。そのおかげで、咳をするたびに体にかかる負担もだいぶ軽減されてきました。本来の体調に近づいているように思います。
ただ、咳を発症する原因となっている臓器は、私共の年齢になると、簡単に元に戻るものではなさそうです。薬で治療しながら、このところの寒気による低温のための、ヒートショックに気をつけながら、体には極力負担をかけないような日々を過ごしています。
パソコンの電源まわりのトラブルは、パーツの入荷待ちです。既に到着しているのかも知れませんが、修理対応してくれる方が、あちこちを飛び回っているので、連絡を待っているところです。修理が終わるまでは、リスク回避のため、太陽面の撮影を見合わせている状況です。
車の方も、経年劣化による症状がだいぶみられるようになってきました。症状のほとんどがプラスチックか樹脂製のパーツの劣化に伴うものです。先日もあるパーツを修理したばかりですが、現在も他のパーツの修理の見積もりを依頼しているところです。14年も経過した車に、修理代を費やすのは、いかがなものかと思いますが、かといって新車を購入すれば、それ以上の代金が飛んでいきますので、仕方がありません。
いろいろなものが未解決で、中途半端な状態で日々が過ぎていきます。しかし、身の回りの全てをきちんとしておけるものではないので、それはそれでかまわないと思っています。すべては時間が解決してくれるでしょう。
今は、それらを頭の中に置きながら、今できることに取り組んでいます。すなわち、これまで通り、仏像の鉛筆画と、ピアノの練習が主なものです。おそらく近日中に、鉛筆画の何点かを額装することになるでしょう。早く暖かくなってほしいですね。 |
通院 |
2月5日(水) |
今日は病院へ行く日でした。午前中の予約だったので、割と早い時間に滞在先を出ました。車の外気温時計は1度です。とても寒く感じました。70歳を過ぎた私共には、この寒さはかなりこたえます。
病院に到着すると、いつも少し待たされるのですが、今日はさほどではありませんでした。医師に現在の症状を話します。咳はだいぶおさまってきましたが、まだまだです。体調は、良くも悪くもないといった感じでしょうか。咳の原因となる臓器のほうは、そう簡単にはよくならないようです。無理をしないで、気長に向き合っていくことになるでしょう。
生前の父と全く同じ症状です。高校生の頃に、それを間近で見てきたので、これから先どうなっていくのかもある程度想像がつきますし、それなりの覚悟もできています。不思議と平然としていられので、自分でも驚いています。
このところずっと部屋にこもる日が多かったので、久しぶりに車を走らせました。買い物ついでに周辺を1周してきましたが、それだけでもだいぶ気分転換になりました。海辺を走ると、南の方の海の向こうには、鹿島臨海工業地帯の煙突が水平線の上にそびえたっています。
確認はまだできていませんが、おそらく夜になると、そのあたりの空にカノープスが見えるのではないでしょうか。今シーズンは無理だと思いますが、体調がよくなったら、カメラと三脚を持って、撮影に行きたいと思っています。この時期の、水平線から上る日の出も撮影してみたいと思っています。
お医者さんから戻る頃には、車の外気温時計は8度を示していました。寒い日が続いていますが、雪の降る地域にお住いの方々に比べれば、毎日晴天が続く、関東地方の天気は、うらやましく思われるかも知れませんね。
雪下ろし、暖房のための燃料代、買い物など、日常生活にかかわるすべてが大変だなと思いながら、ニュースを見ています。 |
ニコン20×120双眼望遠鏡Ⅱ型のクリーニング |
1月28日(火) |
この時期としては、比較的気温も高く、庭先に出ても暖かさを感じることができます。下で記述したとおり、パソコンの電源まわりの不具合のリスクをおさえるために、その修理が終わるまでは、太陽面の撮影はお休みです。
しかし、きょうは天気もよいため、最後に残しておいた、ニコン20×120双眼望遠鏡のレンズクリーニングを行うことにしました。この双眼望遠鏡は2019年2月頃に、当時の兄の家から引き取ってきました。兄の遺品を、私共が引き続き大切に使用しているものです。
この双眼望遠鏡は1957年頃に製造されていたようです。船舶・監視・天体観測などが主な使用目的のようでした。架台も存在していたのですが、錆びついて分解すらできませんでしたので、それは廃棄して、本体のみ引き取ってきました。
光学系は、内部に多少のカビが発生している様子が見られましたが、比較的きれいな状態でした。しかし、年代物です。対物レンズにも多少の傷がありましたが、光学的性能は問題ないようです。
筐体の方は、再塗装されていました。ネジ類の頭まで塗装が埋まっており、分解はできませんでした。光軸は狂っていないようだったので、そのまま使用することにしました。
架台は自作しました。図面を起こして、大阪の金属加工会社に製作を依頼しました。それをビクセンのアルミ製三脚に載せて使用しています。本体の重さ15キロと、加えて自作の3キロ弱のマウントの、合計18キロを載せると、風のある日などでは、あおられて倒されてしまいそうです。無風の日に使用するようにしています。
水平回転は、微動装置付きのフリーストップです。上下回転には微動はありませんが、倍率が20倍なので使用上は問題ありません。月や惑星を見ると、多少の色がつきますが、解像度は高く、製造された年代を配慮すれば、満足のいくものです。
今日は、レンズをクリーニングしたのち、対物レンズや接眼レンズの状況を確認し、遠景の雲でピントを確認して、物置に戻しました。以前は室内に保管していたのですが、どうやら物置の方が湿度が低いので、そちらに保管するようになりました。
この双眼望遠鏡は、重たいので、庭先に持ち出すだけでも覚悟がいります。大きな天文現象があった時に、それを眼視で観察するときに持ち出すようにしています。
この双眼望遠鏡に関しては、この「星雑記」の、2019年4月19日(金)前後のところで詳しく記述していますので、興味のある方はそちらをご覧ください。
下の画像は、右がニコン20×120双眼望遠鏡Ⅱ型、画面左でビニール袋をかぶっているのは、高橋製作所J型赤道儀(借用品)です。こちらは、TOA150Bという15センチ屈折望遠鏡を載せて、主として太陽面の撮影に使用しています。
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パソコントラブルその後 |
1月27日(月) |
下の1月7日(火)と11日(土)のところで記述した、パソコンのトラブルのその後です。
ソフトウエアの方は、インターネツト経由で、単体で走るバージョンを購入しました。現在はワード、エクセル、パワーポイントが問題なく使用できる状態です。高くつきました。
ワードもエクセルも、使用頻度は高くありませんが、仕事を継続している以上、見積書や契約書等のやり取りが必要です。それらは、ワードかエクセル形式のファイルでメール添付されて送付されてきたりするので、ソフトウエアをインストールしておかないと、開くことすらできません。
プレゼンテーション用の、パワーポイントは、これまであまり使用したことがないので(別のソフトウエアを使用していました)、今後、覚えながらプラネタリウム投影解説用のコンテンツを制作していくことになろうかと思っています。ただしこれは、施設側の方針次第です。次年度の投影を行わないということであれば、コンテンツを作る必要がなくなります。連絡待ちの状態ですが、おそらく結論は3月末になるのではないでしょうか。
ハードウエアのトラブルである、ACアダプタとパソコン本体を接続するプラグまわりの接触不良は、今もそのままです。一度は接着剤で固めてしまったのですが、結局、効果がありませんでした。太陽面の撮影にパソコンを使用するため、庭に持ち出したりすると、セッティングの時などに、プラグが回転してしまい、再び接触不良となり、バッテリーモードに切り替わってしまいます。
昨夜、出張修理に来てもらいました。お店に持ち込むよりも代金はかなり高くつきますが、目の前で作業をしてくれるので安心です。大切なデータなどを見られることもありません。昨夜は、ノートパソコンをばらして、本体の電源まわりのパーツの型番を確認してもらいました。また、ACアダプタも、ほかの物と交換して検証しましたが、症状の改善は見られませんでした。
結局、本体側の電源まわりのパーツと、ACアダプタを取り寄せてもらうことになりました。海外へ発注するとのことでしたので、少し待たされます。しかし、メーカーに修理を依頼すると、さらに日数が必要だとのことなので、これでよかったのではないでしょうか。パソコンは、いまも手元にあり、作業ができています。また、不安定ながらも、きちんと通電しています。
ただし、太陽面の撮影などで、庭に持ち出すと、途端に具合が悪くなります。大事を取って、パソコンの修理が終わるまで(おそらく1週間から10日間前後)は、撮影を見合わせることにしました。体調のことも配慮すれば、この判断でよいと考えています。
タワー型パソコンであれば、電源部だけをネット通販で購入して、自分で交換してしまうのですが、ノートパソコンの場合は、そう簡単ではありません。熟練した方なら自分でばらすことも可能なのでしょうが、昨夜の作業の様子を見ている限り、私共には、それをやるにはリスクが高すぎました。
このノートパソコンを購入したのは、2020年7月です。ディスプレイは4K(3840×2140ピクセル)の解像度で、当時としてはハイスペックの仕様でした。4年半が経過すれば、そろそろ新しいものを購入する時期なのかも知れません。しかし、パソコンを新しくすると、古いソフトウエアが走らなくなったりして、いろいろと問題が生じるものです。
できれば、今のパソコンを、仕事を引退するまで延命させたいと考えています。そのような意味で、出張修理は費用が高くつきますが、新しいパソコンを1台購入するよりは安くあがると考えています。
この1月は、タイヤを交換したり、ソフトウエアを購入したり、パソコンの修理をしたりと、何かと想定外の出費が多い1か月でした。仕事を継続している以上は仕方がありません。 |
レンズのクリーニング |
1月25日(土) |
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今日は、朝から小雨がぱらついています。太陽面の撮影は、お休みです。天気が悪いとホッとします。撮影をしなくてよいためです。・・・ならば、もうやめればよいのにと思ってしまいますよね。体への負担も大きく、どうしたものかと思っているのですが、これから次第に暖かくなれば、気流もよくなるので、撮影意欲も高まってくるのではないでしょうか。
1月2日(木)から、レンズのクリーニングを始めました。今日でほぼ終わりですが、物置に保管してあるニコンの20×120双眼望遠鏡Ⅱ型が残っています。今日は気温が低いので、明日以降の暖かい日に、そのクリーニングを行う予定です。
これまでは、丸1日かけて、これらのレンズクリーニングを行っていました。しかし、いまの状況で、それを1日で終わらせるのは、私共にとってはかなりの重労働になります。毎日少しずつ行ってきたので、作業が終わるのが今頃になってしまいました。
15センチ屈折望遠鏡、12.5センチ屈折望遠鏡、Hα太陽望遠鏡、そしてそれらの補正レンズ、ブロッキングフィルター、拡大光学系、接眼鏡、カメラレンズ類、双眼鏡などです。かなりの量になります。太陽面の撮影から引退する折に、これらの光学系は、誰かに譲渡することになるでしょう。それまで、あと少し手元に置いておくつもりです。
クリーニングの最後に手入れしたのは、ニコンの10×70双眼鏡です。このサイズになると、手持ちでは使えません。三脚に固定して使用します。先の紫金山・アトラス彗星を見るときにも、この双眼鏡の出番となりました。空の暗いところで、この双眼鏡を使用して銀河を見ると、その存在だけでなく、形までもがよくわかります。紫金山・アトラス彗星の尾も見事でした。
ニコンの20×120双眼望遠鏡Ⅱ型は、古い機器ですが、解像度では前述の双眼鏡の性能の上を行きます。しかし、大変重たいのと、車の中で場所をとるので、最近では10×70双眼鏡の出番の方が多くなりました。この双眼鏡は、先日フィールドで何度か使いましたが、どこも汚れていなかったので、ブロアーでほこりを吹き飛ばしただけです。次のクリーニングは、湿度が高くなる梅雨前を予定しています。 |
高圧スチーム洗浄 |
1月22日(水) |
凍結防止剤の撒かれた道路を走ってきたので、昨日の午前中に、滞在先の地元の修理工場にお願いして車を洗浄してもらいました。車は、午後に引き取りに行きました。
修理工場から、高圧スチーム洗浄の施設のある場所まで、工場のメカニックの方が車を往復させました。車はだいぶ汚れていたようで、念入りにきれいにしてくださったようでした。
車を引き取る際に、そのメカニックの方が興奮気味に、私共に話しかけてきました。・・・これまでこの車種を何台か扱ってきたが、走行距離が17万キロにせまる、この車のしなやかな乗り心地は、まるで奇跡に近い・・・とのことでした。今まで扱ってきた同車種では、10万キロを超えると、サスペンションはガタガタになるのが普通だそうです。ローダウンしてしまう車が多いのも、その原因のようでした。まさか2011年式の古い車を褒めてもらえるとは、思ってもいませんでした。
クリーニングする際に、トランクルームも開けて、その隙間も掃除したが、ゴム類の劣化がほとんど見られず、よほどこまめに手入れしているのだろうと思いました・・・。とのことでした。
日頃から、こまめに手入れされていますか・・・と聞かれたので、実は手入れは全くしていません。洗車もやったことはないし、ワックスすらかけていません。オイル交換時に、ディーラーで洗車してもらうだけです。と言ったら、大変驚かれていました。
これだけの距離を走れば、運転席のシートも、ハンドルも、シフトノブも劣化してぼろぼろになるのが普通ですが、それがまったく感じられませんでした。また、ヘッドライトカバーも黄ばんでくるのが普通だが、それが見られない。ダッシュボード、ドアトリムまわりのウッドパネルも、本来なら変色してしまいます。ウインドモールのメッキ部も劣化しますし、ドアノブもこんな輝きは維持できません。それらもないので、こまめにパーツ交換をされているのかなと思いました・・・・とのことです。・・・まったくしていません。
では、ガレージ保管ですか・・・。特注したボディーカバーを使用しています。車を使い終わったときには、基本的にボディーカバーをします。窓ガラスとドアの間の隙間にほこりなどがないのは、そのためです。
これだけクオリティーの高い状態で維持してきた車を、この車種で初めてみました・・・。このレベルなら、自分も、この車種がぜひ欲しいです。しかし、いまとなっては中古で出ていても、ここまで程度の良いのを見つけるのは、不可能でしょうね。奇跡の車です。
とのことでした。嫌なことばかりが続く毎日でしたが、車のことを褒められて少しうれしくなってしまいました。興奮気味に話をされていたので、おそらく本音で発言されたのでしょう。これだけ愛着を持って、車に接してくれるのなら、今後も整備をお願いしても安心だな・・・と思いながら帰ってきました。
なおこの車には、オプションとして、当時では珍しかったナイトビュー(歩行者検知機能付)が搭載されています。特に雨の日の夜間など、前方の歩行者や障害物などが見えにくい場面で、投光器から照射した近赤外の反射光をカメラでリアルタイムで撮影・映像化して、メーター中央部に表示します。歩行者を検知すると、そこに人数分のフレームが表示され、メータ全体が黄色く3回点滅します。
メカニックによれば、この車種でオプションでこの装置を搭載している車を初めてみました・・・。とのことでした。感動されていた様子でした。夜間の道幅の細い道では、この装置は役に立ちます。対向車のヘッドライトがある場合は、特にです。現代の車の安全性には遠く及びませんが、おそらく私共の最後の車として乗り続けることになるでしょう。 |
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 1月18日から19日) |
1月21日(火) |
今年の最初の投影です。そして今年度の最後の投影となりました。1月18日(土)から19日(日)にかけて、岐阜県関市の、まなびセンターにおいて、直径12メートルドームにメガスターゼロ投影機を仮設して投影を行いました。
今回は、不安要素がいつくかありました。ひとつ目は、今の体調です。
滞在先のひたちなか市から岐阜県関市まで、夜間の走行も含めて、走ることができるのだろうかということです。休憩を充分取りながら走行したので、たいしたことはありませんでした。
そしてもうひとつが、道路の状況でした。降雪しているとすれば、それはいったいどのあたりからだろうか・・・。ただ、これに関しては、施設のスタッフなどから、道中には雪はないと聞かされていました。
16日(木)の午後に横浜のディーラーに立ち寄りました。車のスピードメーターまわりのスイッチの、夜間照明が点灯しなくなっていたためです。事前にパーツを取り寄せてもらっていて、交換をお願いしてありました。私共の車は、新車からすでに14年ほどが経過しています。車の各部は、しっかりと造られているのですが、さすがに樹脂やプラスチックのパーツは、劣化を免れません。
壊れたままにしておくと、それらがさらに増えそうなので、気が付いた時点で、できる限り修理をするようにしています。その分、費用はかかりますが、新車を買うことを考えれば、まだましです。今の車を頑張って乗り続けて、レトロな状態になれば、それはそれでおしゃれだと思います。
スピードを控えめにして、東海環状道の美濃加茂サービスエリアまで走りました。そこで夜明けまで仮眠します。雪はありませんでした。また道路も凍結している様子はありませんでした。ただし、凍結防止剤が撒かれている様子なので、帰ってから車の洗車をしなくてはいけません。新品のタイヤの履き心地には満足しています。
投影初日の18日(土)は、朝から夜までとても良い天気でした。昼間の投影の観客数は、いつもどおりでした。しかし、夜の市民天体観望会の参加者は、かなりのものでした。人口約9万人の地方都市でありながら、午後6時30分からの投影で、これだけの参加者があることには驚きます。観望会が、すっかり定着している証拠でしょう。
ただ、観望会開催時に、1月8日(水)のところで記述したとおり、いつもの仲間がいません。大変残念な思いであると同時に、悲しさがこみ上げてきました。
昼間の投影では、当日夜9時の星空の解説、そして後半部のテーマ解説は「宵の空に見える惑星について」と題して解説しました。ちょうど宵の空に、西から東の空へ、金星・土星・海王星・天王星・木星・火星が見えています。これだけの惑星が集合すること自体、珍しいのでそれらの惑星の位置や、肉眼で見える惑星の特徴などについて、私共が過去に制作したイラストなども交えて、解説しました。
解説中に、咳き込む場面がありましたが、症状は、いつもよりも軽めでした。咳は、昨年の秋以降、まったく止まる気配がありません。体には、相当な負担になっているのではないでしょうか。
撤収時には、私共の体を気遣って、教え子のひとりが作業を手伝いに来てくれました。彼は、撤収の全ての手順を理解しているので、私共にとっては、体にかかる負担が軽減されて、大変助かりました。
関市から、新東名・首都高・常磐自動車道を経由して、滞在先に戻りました。昨日は、体の疲れをとるため、1日中床に入っていました。無理に動いて、体に負荷をかけないようにするためです。
今年度は、実にいろいろなことが起こりました。ハードウエアのトラブルも、小さいものはあったのですが、基本的には安定していたと思います。1年間無事に終わって安心しているところです。次年度については、施設の考え方や、私共の体調のこともありますので、どうなるかは今しばらくお待ちいただきたいと思います。次年度の始めのところで施設の方から発表があると思います。それ以前に、業務の受託者の立場である、私共が告知することはありません。
今日は、朝一番に、車を地元の整備工場に持ち込みました。車のアンダーカバーや、その他のパーツ、タイヤハウスなどを念入りに高圧洗浄してもらい、凍結防止剤を落としてもらいます。そのまま放置して、錆が発生するのを防止するためです。
上の画像は、市民天体観望会開催時のプラネタリウム内部の様子です。 |
タイヤ交換(グッドイヤー ベクター4シーズンズ ハイブリッド) |
1月15日(水) |
午前中に車のタイヤ交換を行うため、滞在先の整備工場に持ち込みました。ちなみに、前回も同じ整備工場で、同じタイヤを交換していただいています。日課である、太陽面の撮影は、お休みしました。
下で記述したアトラス彗星(C/2024 G3)ですが、ネット上の昨日の情報を見ると、白昼に撮影された方が何人かいらっしゃって、感心しました。かなりの明るさに達しているということでしょう。今日もLASCO C3の画像に、その姿を見せています。
尾の長さがどのくらいなのか、全体像が見えないので、推測の域を出ませんが、長さ自体は、さほどではないように思います。ただ、扇型に大きく広がった尾です。大彗星であることは間違いないでしょう。このまま太陽をまわりこんで、生き残る可能性大です。
タイヤの方ですが、先週のうちに注文を入れておきました。オールシーズンダイヤです。近々、降雪する可能性のある地域まで走る予定です。交換前のタイヤでも、もしかしたら大丈夫だったのかも知れません。ただ、交換した時にタイヤの山を見せてもらうと、接地面の両側付近の溝がかなり摩耗していました。
車が重いために、このような減り方をするのだそうです。路面凍結している場所や、降雪した場所での、スリップのリスクを減らすためには、この時点での交換で良かったのでしょうね。車が重いために、一度滑ると止まれなくなります。
関東地方で雪が降るのは、年に1度程度です。そのような環境で、スタッドレスタイヤを履いたとしても、いつも乾いた路面の上を走ることになります。また、タイヤの保管場所も問題になります。
しかし私共は、仕事の関係で、降雪する可能性のある地域まで走らなくてはなりません。そのような状況を考えて、オールシーズンタイヤをチョイスしています。約40,000キロほど走りました。前回交換したのは、2022年6月でした。2年と7か月で交換したことになります。
帰りは、新品のタイヤを履いて戻ってきましたが、乗り心地が改善されたようには感じませんでした。ただ、段差をまたいだ時の、突き上げ感がややマイルドになったかな・・・という感じがしました。タイヤには前回同様、窒素ガスを入れてもらいました。
高速道路上では、凍結防止剤が撒かれているところがありますので、走り終わったら再度、整備工場に入れて、足回りの高圧洗浄をお願いするつもりです。そのまま放置すると、錆が発生する可能性があるためです。
車は、現時点で168,000キロ走行しています。整備工場のメカニックによると、これだけ走っている割には、乗り心地が驚くほどしなやかだ、とのことでした。しっかり整備されているのですね・・・と言われましたが、そんなことはありません。
ただ、エアサスペンションを、2022年の10月に交換している影響が大きいのでしょう。もうひとつの要因は、走行する道路の大部分が高速道路であり、レーダークルーズコントロールで制御しているためではないでしょうか。加速・減速も穏やかですし、渋滞時の車の制御は絶妙な転がし方です。・・・よくこんな制御プログラムを開発したものだと、いつも感心しています。
タイヤ交換時に、車を持ち上げますが、その際に、足回りから発生するコトコト音の発生源を、ある程度特定してもらいました。フロント側アッパーアーム上部のブッシュに亀裂が生じていました。まだ初期症状だそうですが、おそらく、今年のどこかの時点で交換しもらうことになるでしょう。
タイヤ交換といい、ブッシュ交換といい、手痛い出費ですが、車を長持ちさせるためには、仕方がありません。また、長持ちさせるだけの価値のある車だと思っています。 |
アトラス彗星(C/2024 G3) |
1月14日(火) |
このブログ「星雑記」の昨年10月8日(火)のところで、紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)が、SOHO(Solar and Heliospheric
Observatory 太陽・太陽圏観測機)のコロナグラフの中を通過するという説明をしました。コロナの構造やその変化を観測する機器(LASCO)の
C3という画像です。
紫金山・アトラス彗星は、その視野の中を無事に通過し、昨年の10月の明け方と夕方の空で、大きな彗星となって私たちを楽しませてくれました。
その後、もうひとつのアトラス彗星(C/2024 S1)が、10月28日(月)に近日点(太陽に最も近い場所)を通過する予定でしたが、LASCO C2の動画でチェックしたところ、太陽に近づいたところで、消滅してしまいました。
その後、彗星のことは、すっかり頭から抜け落ちていました。しかし、さらなるアトラス彗星(C/2024 G3)が今年1月13日(月・祝)に近日点に達しました。この時点で、彗星は水星よりも4倍も太陽に近い位置にありました。
この天体もまた、サングレイザー(太陽をかすめる彗星)です。近日点を無事に通過すれば、1月13日から18日(日)にかけて、夕方の空に見える可能性があるということです。ただし、太陽から極めて近いために、生き残ったとしても見るのは困難でしょう。
この彗星に関しては、北半球は観測に適していないようです。南半球の方が観測には適しているでしょう。なんとももどかしい話ですが、LASCO C3の画像には、現在、この彗星が太陽のそばを通過中の様子が写っています。
そしてそれは、前回の紫金山・アトラス彗星の時よりも、彗星の頭部が、はるかに大きく、その尾は扇型に広がって写っています。仮に生き残ったとして、太陽から離れた後、南半球でどのような姿を見せてくれるのか、とても楽しみですね。
LASCO C3の画像は、こちらからご覧ください。なお、C3の画像の見方についての説明は、この「星雑記」の昨年10月9日(水)のところで記述しています。併せてごらんください。
今日は午前中に用事があったため、天気は良かったのですが、太陽面の撮影はお休みしました。 |
パソコン・ソフトウエアのトラブルその後 |
1月11日(土) |
下の1月7日(火)のところで記述した、ソフトウエアのトラブルのその後です。OUTLOOKのアプリは、新しくなったままです。使い勝手にはまだ慣れていませんが、メールの送受信は問題なく行われているようです。ただし、過去に送受信した多くのメールが失われてしまいました。どこかのホルダーにあるのでしょうが、探す気にもならないのでそのままにしています。
Office365というアプリですが、先日までエラーメッセージが出ていましたので、あきらめていましたが、本日再度立ち上げてみたら、復活していました。・・・なんなのでしょうね。仕事で見積書や契約書を作成するWORDが使用できないと、大変困るので、インターネット経由で単体で走るバージョンを購入したのですが、まったく無駄な出費となってしまいました。
パソコンのトラブルは、重なるときには重なるものです。今度は、ACアダプターとパソコン本体を接続するプラグ周りに不具合が発生してしまいました。サポートに連絡して修理を行うことも考えたのですが、しばらくパソコンが使用できないのは問題なので、いろいろトライして、解決しました。
再び接触不良を起こすと面倒なので、接続部を接着剤で固めてしまいました。あまり固まりすぎると、はずせなくなった時にそれもリスクなので、面倒ですね。パソコンのトラブルは、様々な場面で遭遇しますが、いずれも冷や汗ものですね。
SDO衛星の画像が、やっと表示されるようになったようです。明日から、撮影時の確認用に使用したいと思っています。太陽面の撮影においては、どのような構図にしようとかまわないのですが、できれば、太陽の自転軸の北を上にするのが一般的です。しかし、これは、日周運動で移動する太陽の東西方向を画面の横にすれば、太陽の自転軸の南北が出るということではないので、少々厄介です。
私共は、太陽の観測時刻における、自転軸の傾きなどを計算してくれるソフトを使用して、その角度を再現しています。その角度がきちんと再現できているかどうかを確認するために、SDOの画像を利用しています。無事復旧してくれて、大変助かりました。
年が明けてから、パソコンのトラブルが度重なったので、このところストレスが溜まっています。 |
3日ぶりの太陽面撮影 |
1月8日(水) |
6日(月)は天気が悪く、昨日7日(火)も曇り空でした。お医者さんに行く予定の日でもありましたので、ここ2日は太陽面の撮影はお休みです。今日は、いつもよりは体調がよく、朝から空も快晴でしたので、3日ぶりに太陽面を撮影しました。
気流の乱れは相変わらずです。拡大撮影ができるレベルではありませんが、直接焦点撮影では、だいぶシャープな太陽像が得られるようになってきました。気流が安定するのは、春先まで待たなくてはいけません。こんなに頑張って撮影して、何になるのだろうかという疑問は常に持ち続けています。ある意味、プラネタリウム解説者としてのプライドなのかも知れません。撮影や画像処理ののレベルを落とさないためにも、できるところまで継続したいと思っています。
観賞用の写真なので、役に立つことはないのですが、どうもそうとも言えないようです。アメリカ航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星であるSolar
Dynamiss Observatory(略してSDO)の画像の一部が表示できなくなっているためです。
米国時間の昨年11月26日に、SDO総合科学運用センターの本拠地がある、スタンフォード大学のサーバールームにある幅10センチの冷却ラインで、水道管破裂の障害が起きたためとのことです。
SDOから送信されたデータを取得するシステムは機能しているようで、あとどのくらいで復旧するのかはわからないとの見方のようです。いつも撮影時の参考にしているので、大変困っています。工夫して、私共の撮影した画像をアップしているところです。ほかのサイトには、なかなか定期的にクオリティーの高い画像をアップしているところが少なようです。
気温が低い今の時期は、TOA150B(15センチ屈折望遠鏡)を搭載している赤道儀の動きが渋くなるようです。昨年夏に、オーナーにパーツを追加してもらい、動きも調整してもらったのですが、先日、クランプを緩めて、赤道儀の動きを見たところ、特に赤経軸側で、動きがかなり渋くなっていました。
・・・これでは脱調するわけだなと納得しました。極軸体の南側のカバーを外し、露出したナットと、締め付けリングの両方を、夏と同じレベルの軽さに調整しました。脱調は幾分緩和されたようですが、もう少し追い込んでみるつもりでいます。おそらく解消されるのではないでしょうか。
今日は、教え子のひとりから悲しい知らせがありました。仕事を通じて仲良くなった知人が、今年に入って亡くなったというものでした。突然のことだったのでショックでした。昨年のいつ頃かは、忘れましたが、急に具合が悪くなったそうです。難病と言われるものでした。飛び切り優秀な方で、その能力にはいつも感心していました。ずば抜けていました。しかしあくまでも謙虚で、誠実でした。私共よりもはるかに若いのに、大した方がいるものだなと思っていました。経歴などは、あえて紹介しませんが、それを記述すれば、だれもが・・・えー!と驚くような、すごい経歴でした。
謹んでご冥福をお祈りいたします。 |
パソコン・ソフトウエアのトラブル |
1月7日(火) |
薬が切れそうなので、朝からお医者さんに行きました。空も曇っていたので、太陽面の撮影もお休みです。ちょうどよいタイミングでした。体調の方は、少し改善に向かっているようですが、それもたいしたことはないようです。お医者さんによれば、無理をしないように気をつけながら、徐々に運動するレベルを上げていくようにとのことでした。まだまだ時間がかかりそうですが、完全に元に戻ることはないのでしょうね。
病院は、現在予約制になっており、来院する患者さんはさほどではないのですが、それでも待たされます。私共よりの10歳程度年上のおばあさんたちが、大きな声で話すので、話の内容が筒抜けでした。もっと静かな声で話せばよいのに・・・と思いながら待合室で過ごしていました。もともと漁師町ですから、声が大きいのは仕方がありません。
帰りに家電量販店に立ち寄り、ソフトウエアを1本購入しました。プレゼンテーション用の定番ソフトです。私共は、主にプラネタリウム投影の、テーマ解説の部分でプレゼンテーション用のソフトウエアに頼るのですが、それは、前述の物よりもさらにきめ細かく静止画や動画の制御などができるものでした。
ところが、ある時から(おそらくWindows10から11にOSがバージョンアップされたあたりで)、このソフトウエアがノートパソコン上で走らなくなってしまいました。ネット上で対策を調べたり、ソフトウエアを再インストールしたりしましたが、いずれもダメでした。幸い、これらの制作に使用する、デスクトップパソコンにインストールしてあった同じソフトは無事でしたので、今年度分のコンテンツは、それで作成しました。出来上がったものは、プロジェクターとして吐き出すことができます。そして、それはアプリケーションがなくても自走します。
大変便利でしたが、デスクトップパソコンは、横浜の自宅にあります。持ってくることができませんでした。いろいろ考えた挙句、上記のソフトの購入となったわけです。ソフトといっても、購入したのは、厚紙1枚にプロダクトキーが銀紙の中に隠れているカードでした。それをはがすと5セットの英数字の組み合わせが現れます。
指定されたサイトにアクセスすると、いきなりWindows Defenderが作動しました。なんだよこれ・・・と思い、急いで電源を切り、事なきを得ました。感染はしてなかったようです。ダウンロード後、インストールして、ソフトを走らせるようになるまでにも、説明が不足しており苦労しました。
やっと使えるようになり、一安心していたところ、タスクバーにピン止めしておいたOUTLOOKのアイコンが見当たりません。どうしたのだろうとCドライブの中を探し回りましたが、見つかりませんでした。気が付くと、インストールされているアプリの中に、いつの間にかOUTLOOK(NEW)というものが見つかりました。ダメもとで、それを使えるように設定したところ、数日間のメールが、そこに表示されていました。最悪、受信トレイの中は、殻になっているのだろうと思っていましたので、多少安心しましたが、何とも後味の悪い思いをしました。
まなびセンターに提出する書類を、そろそろ準備しなくてはと思い、WORDを立ち上げようとしましたが、こちらも見当たりませんでした。いろいろ調べてみると、パソコンに入っていたのは、Office365というソフトウエアでした。立ち上げると、マイクロソフトにアクセスするらしくエラーメッセージが出ていました。数字で示されたエラーメッセージでしたが、ネット上で確認すると、サインインができないとのことです。・・・だったら、そのように記述しておけばよいのに・・・と思いますよね。
対策をネット上で調べて、試しましたが、いずれもダメでした。ソフトウエアがないと、仕事にならないので、こちらも考えた末に、ネット上からダウンロード版を購入することにしました。ピアノを購入(結局ピアノは同じ機種を2台購入してしまいました。1台は横浜です)した時のポイントがたまっていたので、比較的安く購入できました。
パソコン自体も不安定なハードウエアですが、ソフトウエアの方も、このように大変不安定であり、言ってみれば殿様商法です。プレゼンテーション用のソフトウエアも、文書作成もこれで使えるようにはなりましたが、何とも後味の悪い思いです。
パソコンが世の中に登場した頃には、数値計算レベルでしかなかったのが、ここまで来てしまうと、私共ではだんだん、手も足も出なくなりつつあります。世の中の進歩について行くのがやっとです。
・・・大変時間を取られてしまった1日になってしまいましたし、思いがけない出費をしてしまいました。今年も大変な1年になることは、最初から覚悟の上です。 |
2025年を想う |
1月5日(日) |
今年も私共のホームページをよろしくお願いいたします。
年末年始は、穏やかな晴天が続きました。太陽面の撮影は、体調が本調子ではないので大変ですが、このところ毎日のように撮影しています。ただ、気流の状態が悪いので、拡大撮影はできません。
機材の全てを準備するのは、以前にもまして大変ですが、撮影そのものは、たいして時間がかかりません。また、画像処理も、処理する量が少ないので、さほどではありません。一番大変なのは、撮影をするために準備する時間と、片づけの時間です。
なるべくなら、全てを出しっぱなしにできればよいのですが、そうもいきません。今後は、体への負担を少なくするように、作業効率を考えていかなくてはならないと思っています。
今年も、プラネタリウムの仕事を中心に、イラスト制作、太陽面撮影、ピアノの練習などに取り組んでいきたいと考えています。目標というのは特にありません。体の方がこのような状況なのですが、私共の年を考えれば、健康な体に戻るということでもないような気がするので、無理をせずに取り組んでいきたいと思っています。
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