48年ぶりの再会(ミニ同窓会 水戸駅近くの居酒屋 1月12日)
1月13日(日)
 昨年の12月に、高校時代のクラスメートから電話がありました。これまでにも時々連絡をもらっていたので、私共の連絡先は今も把握しているようです。年が明けたら、連絡の取れるクラスメート何人かで会おうということでした。その目的は2つです。

 ひとつ目は、この先誰が先に逝ってもおかしくない年齢になったので、会えるうちに会っておこうということです。そしてもうひとつの目的は、その中の何人かが、創作活動を行っているので、それぞれの作品を持ち寄って、今年中に水戸市内のギャラリーでグループ展を開催しようという提案でした。

 グループ展のほうは、内容の詳細を聞かないとよくわからないので、会った時に話を聞いて、参加するかどうか返事をすることにしました。クラスメートに会うこと自体、とても懐かしいことだったので、そのミニ同窓会に参加することにしました。昨日の天気は曇りでした。気温が上がらない中、水戸駅まで車を走らせました。正午から、水戸駅近くの居酒屋に行って、皆と会いました。合計6名が集まりました。

 水戸には比較的早めに到着しました。時間があったので、私共が以前勤務していた職場の近くまで行ってみたり、水戸城跡や弘道館などを散策しました。弘道館は第9代藩主徳川斉昭公により天保12年(1841年)に創設された藩校です。いずれも私共の先祖にかかわりのある場所です。気温は低かったのですが、風もなく穏やかです。文化の薫り高いこの地域の散策は、とても心が癒されました。近所の八百屋さんで名物の「干し芋」をお土産として買いました。

 ミニ同窓会では、顔を見た瞬間に「・・・誰だっけ?」というメンバーもいましたが、皆それぞれ、高校時代の面影を残していました。しかし、町ですれ違ったとしても気が付かないでしょう。料理を食べながら、各自が高校を卒業してから、今日まで生きてきた道のりを話しました。皆それぞれが、人生のどこかの場面で苦労したんだなと思うような内容でした。

 すでに年金暮らしをしながら、悠々自適に暮らしている者もいました。しかし、ある者は工場長として、ある者は牧師として、ある者は写真家として、そしてある者は陶芸家として、いまだに自らの生涯をかけた取り組みを継続中でした。

 今後の生き方をどのように考えているのか、皆に問いかけてみました。それぞれの答えは、今後も現在の取り組みを継続するとのことでした。そんな中で、牧師として人生を送ってきた彼が「この年になるまでに様々な経験をしてきたので、それらをベースにして人々の力になっていくこれからが本番」というコメントを聞いた時には、たいしたものだなと思うと同時に、頭の下がる思いでした。

 各自が個性的な人生を送り、質素に暮らしながらも、情熱を失っていないことがよくわかりました。このような人たちをクラスメートに持ったことを、とても誇りに思った次第です。

 彼らの作品を見せてもらいましたが、いずれもレベルの高いものでした。高校時代のクラスメートとの作品展に参加することを決めました。懐かしさとともに、満ち足りた思いで、帰路につきました。彼らに負けないように、まだまだ頑張らなくてはいけませんね。
天体写真3点
1月9日(水)
 1月3日(木)から4日(金)にかけて撮影した天体写真3点をアップします。冬場は夜が長いので、あと1カット程度撮影できる時間的余裕があったのですが、高速道路のUターンラッシュを配慮して、早めに撤収をしました。また、寒さが厳しかったので集中力が切れてきたことも、早めに撮影を終えた理由です。画像処理に関しては、まだまだ課題がありますので、今後さらに創意工夫を行う必要があると思っています。


ウィルタネン彗星(Comet 46P/Wirtanen)
 1948年1月に天文学者ウィルタネンが発見した彗星です。約5.4年周期で太陽のまわりをまわっています。昨年12月に太陽と地球に接近し、その頃肉眼等級となっていました。見頃は過ぎてしまいました。明るさは6等級台です。肉眼では認められませんでした。10×70双眼鏡で眼視で見ると、中央集光のない拡散状の星雲のような感じでしたが、写真に撮影するとしっかりとした中央集光が認められます。約1時間ほどかけて、15分間の露出で撮影しましたが、その間にも彗星が恒星の間を移動していくため、彗星に合わせたメトカーフコンポジットで処理しました。彗星を固定したため、相対的に恒星が移動しているように見えます。恒星が二重になっているのは、途中で撮影を中断した時間があったためです。作品としての完成度を上げるためには、連続的に撮影して、恒星を直線でつなぐほうが良いでしょう。ただし、雲が出ると撮影を中断せざるを得ないので、このような画像でもよいと思います。

写真のデータ
2019年1月3日 221h01m~22h48m EOS5D MarkⅡ(赤外カットフィルター除去機) EF200mm f1.8LUSM 絞りF2.2 ISO1600 60sec×15フレーム 15分露出
フラット補正、ダーク補正 メトカーフコンポジット ノートリミング



ふたご座M35付近の散光星雲
 ふたご座の足元付近に位置する散開星団M35の近くにある散光星雲を撮影したものです。M35のMとは、フランスの天文学者シャルル・メシエが作った天体カタログの頭文字です。35番目の天体です。画面中央やや右上に青い色をした星が密集しているのがそれです。画面中央やや左側にある赤い星雲はクラゲ星雲と呼ばれています。そのクラゲの右上の足の部分がいまひとつ抽出できませんでした。画面右下の赤い星雲はモンキー星雲と呼ばれています。その形が猿の横顔に似ていることに由来しています。200ミリの中望遠レンズでこれらの天体が全部入るようにフレーミングを行いました。
写真のデータ
2019年1月3日から4日 23h02m~24h51m EOS5D MarkⅡ(赤外カットフィルター除去機) EF200mm f1.8LUSM 絞りF2.2 ISO1600 60sec×49フレーム 49分露出
フラット補正、ダーク補正、ノートリミング



わし星雲
 いっかくじゅう座にある散光星雲です。おおいぬ座の1等星シリウスからたどると、簡単に見つけることができます。ただし、望遠鏡を使っても肉眼で見えるわけではありません。写真に撮影して初めてその姿が浮かび上がってきます。しかも、ノーマルカメラでは明瞭に写しとどめることができません。赤外カットフィルターを除去した改造機が必要となります。南の低空であり、写真写りもさほどではないので、画像処理には工夫が必要です。速写性の高い明るいレンズの特徴を生かしました。
 低温でパソコンがダウンしたため、この写真はパソコンの制御を外してのノータッチガイドです。追尾エラーが数枚ありましたが、他のコマは問題ありませんでした。全ての制御を望遠鏡架台とカメラに任せて、車の中で待機しながら撮影した写真です。
写真のデータ
2019年1月4日 1h16m~2h29m EOS5D MarkⅡ(赤外カットフィルター除去機) EF200mm f1.8LUSM 絞りF2.2 ISO1600 60sec×70フレーム 1時間10分露出
フラット補正、ダーク補正、ノートリミング
天体写真撮影(1月3日から4日 富士山西麓)
1月6日(日)
 年末年始にかけて、横浜はとても安定したよい天気が続きました。新月期でもあったため、星仲間や教え子たちを誘って久しぶりに天体写真撮影に出かけることにしました。場所は富士山の西麓です。伊豆でもよかったのですが、いつもの撮影ポイントは、この時期風が強く、長焦点レンズでの撮影においては、風であおられてしまってよい結果が出せません。それを配慮してのことです。

 JR根岸線の本郷台駅近くで、下で記述した彼を拾って、出発しました。東名高速道路に入ると、上り線のほうは、Uターンラッシュでものすごい渋滞でした。それを横目に、新東名高速の新富士インターでおりて、西麓を目指します。現地に到着すると晴れていました。いつもは人影がほとんどありませんが、正月ということで、この日の撮影ポイントには、望遠鏡がすでに何台も立ち並んでいました。

 その一角に車を駐車し、すぐに撮影機材のセッティングを開始しました。
撮影に行ったのは、昨年8月の乗鞍岳天体写真撮影ツアー以来です。だいぶ間が空いてしまいました。建物の外壁工事の関係で、望遠鏡は分解したままでしたので、それを組み立てるのも、半年ぶりです。忘れ物をしないように、充分注意したはずでしたが、フィルターと、カメラを望遠鏡架台に固定するためのアダプターを忘れてきてしまいました。持って行ったパーツで代用できたので、実害はありませんでしたが、今後も気をつけなくてはいけないと思いました。

 半年ぶりでしたが、天体望遠鏡、カメラ、パソコン共に問題なく作動しました。たいしたものだなと思っていた矢先に、パソコンがダウンしてしまいました。気温が氷点下に下がったためです。集中力も切れてきたので、そこから先は、パソコンの制御を外しての撮影としました。

 久しぶりに満天の星たちを見ました。冬の天の川もうっすらと見えていました。光害の影響は、いつもの撮影ポイントより大きいものですが、対象としている天体の撮影には、問題ありませんでした。7×50双眼鏡と、10×70双眼鏡を持って行きました。ウィルタネン彗星を見るためです。肉眼等級ギリギリでしたが、肉眼で認めることはできませんでした。拡散状の天体なので、仕方のないところでしょう。双眼鏡ではよく見えていました。

 しぶんぎ座流星群の極大の日でしたが、流星の数はさほどではありませんでした。ただし、マイナス4等級以上の大流星を目撃することができたのは、幸運でした。見事な流星に思わず「うぉー!」と声を上げてしまいました。

 撮影した天体写真は、画像処理が終わっていないので、完了次第、アップする予定です。外気温は氷点下1度です。カイロも持って行きましたが使用しなくても大丈夫でした。間が空いてしまったので、出かけるときには一大決心でしたが、行ってしまえば、まだまだ撮影できそうな体力があるな、と思った次第です。また、2月の新月期に撮影に出かける予定でいます。光害の影響が多少ある星空でしたが、一晩中、満天の星たちに包まれることができて、よかったなと思いました。
天文情報誌の表紙写真
1月6日(日)
 1月5日(土)発売の天文情報誌2月号に、私共の教え子のひとりの写真が掲載されました。雑誌を見たときに、どこかで見たような作風の写真だなと思っていましたが、撮影者の名前を見たら、それは教え子のひとりでした。天体写真の取り組みを開始してから、いずれは表紙を飾ることをひとつの目標にしなさい。とアドバイスを続けてきただけに、とてもうれしく思っています。

 表紙を飾っただけでなく、本文のほうにも特集記事を、作例とともに掲載してもらいました。いずれも、彼が取り組んできた成果です。単なる天体写真ではなく、自分にしか追及できない写真撮影を目指しなさいと言い続けてきましたが、それを実践しました。彼の答えがここにあります。たいしたものだなと思います。

 2017年8月21日(月)にアメリカを横断する皆既日食がありましたが、そこにも彼を連れて行きました。約1週間近く、彼と生活を共にしましたが、相変わらず礼儀正しく、誠実で、英語もかなり堪能なほうなので、とてもたくましく思った次第です。先輩、後輩にかかわらず、気配りができるので、どこでこのようなふるまい方を身につけたのだろうと思っている次第です。

 特集記事の中で、彼も述べている通り、これが到達点ではありません。今後も、自ら創意工夫をして精進してもらいたいと思っています。天文業界で仕事をする彼は、いずれは天文業界を背負って立つひとりになるのではないでしょうか。ショッキングな出来事が続いていた中で、私共にとってはとても励みになる出来事でした。
2019年を想う
1月6日(日)
 今年も私共のホームページを、どうぞよろしくお願い致します。喪中なので新年のあいさつは控えさせていただきます。

 プラネタリウムの仕事にかかわるようになってから、今年で47年目に入ります。移動式プラネタリウムの出張投影の仕事は、一昨年の12月で終了しました。現在は、関市まなびセンターでの投影を残すのみです。しばらくは、同施設での投影の仕事に集中したいと思っています。ただ、次年度以降どうなるかは、施設次第です。公共施設ですので、予算が認可されればという条件が付きます。まなびセンターでの仕事を終了した時が、私共がプラネタリウム解説者として引退するタイミングだと思っています。

 昨年から、今まで以上に手書きイラストに集中するようになりました。そのほかの時間は、体を鍛えるために使っています。近くの公共施設において、卓球の練習を継続するつもりです。出かける予定のない日は、朝、太陽を観測して、それからイラスト制作、卓球、そして、新月期になると、天体写真撮影、というパターンが日々の過ごし方です。継続することになるでしょう。一方で、昨年12月に身内をひとり失ったために、そのための整理などに追われることになります。

 この正月、横浜は、とても穏やかで快晴の良い天気が続いています。今日、1月6日(日)は、部分日食がみられる日ですが、横浜はあいにくの曇り空でした。撮影の準備はしていたのですが、残念ながら撮影できませんでした。

 今年の目標というものは、特にありません。健康に気をつけながら、上記の取り組みを継続するだけです。プラネタリウムの世界も、だいぶ様変わりしました。どのような投影が良いのか、その答えは様々でしょう。古いと思われるかもしれませんが、どんなに時代が変わろうと、私共は今まで通りの投影スタイルを継続するだけです。


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