仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 8月13日から14日)
8月15日(月)

 プラネタリウム施設のある建物の、大規模改修工事が行われている関係で、6月と7月はプラネタリウムの投影がありませんでした。その分、8月は2回投影があります。その1回目が8月13日(土)から14日(日)の2日間行われました。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますが、行動制限がありません。実施されるのかどうか心配でしたが、予定通り実施するとのことでした。

 台風8号が接近する中、11日(木)の夜に横浜を出発しました。お盆の時期の帰省ラッシュのことも気がかりでしたが、実際にはたいしたことはありませんでした。むしろ大変だったのは、断続的な強い雨です。御殿場から先、豊田東ジャンクションのあたりまで、場所によって猛烈な雨でした。

 トイレ休憩をしようにも、車のドアを開けてトイレまで行く間に、びしょ濡れになってしまいそうでした。仕方なく、東海環状自動車道の鞍ヶ池パーキングエリアまで、休憩なしで車を走らせました。途中、トラックなどによる水しぶきがすごくて、車のオートクルーズコントロールができなくなる場面が何度もありました。これだけの大雨の中、高速道路を走るのは、久しぶりでした。

 プラネタリウムの投影は、5月のゴールデンウイーク以来、約3か月ぶりです。日頃から、発声練習などは欠かさないようにしていますが、それでも本番で声を張って解説をするのと、練習とでは少し異なります。声がやや錆びついているように感じました。

 解説をしているうちに、その錆は少しずつ落とされていくような感覚でした。2日目になると、本来の声質で解説ができるようになりました。自分自身だけが知る感覚であり、人様には、おそらくその感覚の違いは説明しても理解できないくらい、微妙なものだと思います。

 「小惑星と恐竜」と題して、投影の後半部のテーマ解説を行いました。お盆の時期であったせいか、観客はかなり多めでした。解説しながら、本来の感覚を取り戻し、ジョークをたくさん入れながら解説を行いました。

 13日(土)の夜は市民天体観望会です。台風8号の影響は、関市ではほとんどありませんでしたが、夜になっても空は晴れず、プラネタリウムの解説のみで終了となりました。

 久しぶりの投影でしたので、少し戸惑いがありましたが、無事に2日間を終わってホッとしているところです。

 上の画像は、滞在先のホテルから見た、プラネタリウムのドームと天体観測施設のドームです。その右下の画像は、プラネタリウムに入場する際に、観客の皆様にプレゼントされる栞です。私共がキャラクターとしてデザインされています。
プロミネンス
8月3日(水)
 このところ、横浜は厳しい暑さの日が続いています。ここ4日間続けて、毎日太陽面を撮影しています。撮影から画像処理までのプロセスは複雑で時間がかかります。酷暑の中では体力も消耗するので、毎日続けると少し息切れしてきます。

 今日は、朝から雲が多く、撮影するかどうか迷っていましたが、次第に雲が切れてきそうだったので、撮影することにしました。撮影を開始した時には、薄雲がありましたが、それを通してみる白色太陽像は、コントラストは低いものの、気流の揺れは少なく、雲が切れれば比較的良い条件での撮影ができそうでした。

 白色太陽像、カルシウムK線太陽像と撮影を進め、Hα太陽望遠鏡に切り替えて、太陽面を見て驚きました。太陽の東縁には大きなプロミネンスが見えていました。このクラスのプロミネンスは、過去に何度か撮影しています。そのひとつはこちらに画像があります。しかし、ここ数日間の太陽面は、穏やかであったため、このような大きなプロミネンスが現れるとは、思ってもいませんでした。撮影を休まなくてよかったと思った次第です。

 雲はいつの間にか四散し、快晴となりましたので、落ち着いて撮影を行うことができました。下に画像をアップします。画像の詳しいデータ、その他の画像は、こちらをご覧ください。

 Hα太陽望遠鏡で撮影を終えたのち、白色太陽像の拡大撮影を行いました。反射望遠鏡にカメラを接続し、太陽に向けました。パソコンに表示された画像は、真っ白でした。シャッタースピード等の設定が誤っているのかなど、チェックしましたが、異常はありませんでした。ふと望遠鏡を見ると、太陽の強烈な光をブロックするフィルターが取り付けられていませんでした。

 あ・・・!と思い、急いで、太陽を望遠鏡の視野から外しました。口径21センチの反射望遠鏡です。太陽の強烈な熱で、望遠鏡の副鏡や撮影用のカメラなど、ダメージを受けていないかどうか調べましたが、異常はありませんでした。胸をなでおろしました。このような経験は初めてでした。

 太陽面の撮影においては、望遠鏡の口径を5センチ以下に絞るのが常識となっています。しかし、それでは解像度があまりにも不足するため、私共は、口径を絞らずに別の方法で、太陽光線をブロックしています。このようなミスを犯すのは年を取ったからだなと、一瞬思いましたが、全てを年のせいにするのはよくありません。油断をしないで、撮影をしなさいということなのでしょう。
Mewlon210反射望遠鏡による太陽黒点の拡大撮影(その2)
8月1日(月)
 ここ数日間、暑い日が続いています。部屋の中でじっとしていても、汗がたらり・・・と出てくるほどです。私共は、冷房が体に合わないので、夏の間、冷房をかけることはほとんどありません。さいわい自宅は高台にあり、風が通り抜けるので、夜は比較的気温が低くなり、寝苦しく感じることはあまりありません。

 気温が高い日の、太陽面の撮影は大変です。熱源に向き合うわけですからしかたがありませんが、体力もかなり消耗するようです。しかし、暑い日は比較的気流の状態が安定しており、良質の画像が得られる傾向にあります。今日もそうでした。

 撮影前には、眼視で太陽面をチェックし、太陽像の周縁部の揺れ具合をチェックします。ここ数日はとても安定した状態です。今日はこれまで以上に高倍率で太陽面の拡大撮影を行いました。

 得られた画像を上にアップします。オリジナル画像(2800×2800ピクセル)を半分のサイズにして中央部をトリミングし、リサイズしました。TOA150Bに負けず劣らずの解像度です。ベランダでの撮影ですが、このクオリティーで画像が得られれば、反射望遠鏡を使用する価値は充分にあります。ただ、気流がよい状態は長くは続きません。暑くて大変ですが、今のうちに良質の画像をたくさん撮影しておきたいと考えています。

 画像の詳しいデータ、本日撮影したその他の画像は、こちらをご覧ください。
Mewlon210反射望遠鏡による太陽黒点の拡大撮影
7月31日(日)
 7月28日(木)から30日(土)の3日間、用事があって横浜・ひたちなか間を往復しました。用事を済ませたのち、滞在先に保管してあるTOA150B(高橋製作所製)のレンズのクリーニングを行いました。

 ちなみに、この望遠鏡は、今オーダーをかけると、納品されるのは1年後から1年半後ということです。大切に使用したいと思っています。

 左の画像は、クリーニングを終えたのち、ビニール袋をかけて、保管場所にしまった状態です。奥に見える、グレーの双眼望遠鏡はニコン20×120Ⅱ型です。こちらもクリーニングを行いました。大きさの比較ができませんが、どちらもかなりの大きさです。そして、かなりの重量があります。

 このブログの、下の7月23日(土)のところで記述したとおり、横浜の自宅のベランダでは、架台も含めたその重量と大きさを考えると、この望遠鏡を設置しての太陽面の撮影はできません。

 自宅で使用できる機材の中で、高解像度で太陽面の拡大撮影ができるとすれば、Mewlon210反射望遠鏡しかありません。以前は、この望遠鏡で気流の良いときに拡大撮影を行っていました。

 しかし、TOA150Bで撮影した画像と比較すると、黒点の半暗部に見られるフィラメント構造のシャープさがいまひとつの描写でした。

 今の環境でクオリティーの高い画像を撮影するには、BORG125EDではやや力不足です。そこで、再びMewlon210を使用することにしました。

 約3か月前の4月22日(金)にTOA150B・Mewlon210・BORG125EDで同じ黒点を撮影して、比較したところ、TOA150Bの描写が満足できるものでした。その時の撮影テストでは、Muwlonに使用しているフィルターに、劣化が認められました。

 今日、Mewlon210を太陽に向けて、パソコンのモニター上に、黒点を導入してみて、あれっ・・・と思いました。

 以前は、一枚薄いベールをかぶったような、やや寝ぼけた黒点の像が表示されていましたが、今回は、ピントもぴたりと決まり、とてもシャープな黒点が、モニター上にありました。

 これなら充分使えると思った次第です。なぜ改善されたのかは、よくわかりません。

 考えられる原因としては、フィルターの劣化がかえってよい方向に作用したのか。約1年半前に、今では天体望遠鏡の専門家となった教え子のひとりが、Mewlonをクリーニングし光軸の再調整を行ったのがよかったのか。あるいは、今使用しているカメラが優秀なのか、そのいずれかです。

 このフィルターは、新たに購入する必要があると考えていますが、まだオーダーしていません。ダメもとで使用中のフィルターをクリーニングして使用してみたところ、まだ使えそうです。

 本日撮影した画像を下にアップします。オリジナル画像(2800×2800ピクセル)を半分のサイズにして、リサイズしたものです。

 半暗部のフィラメント構造は相変わらずの描写でTOA150Bのほうに軍配が上がりますが、粒状斑の描写は満足できるものでした。

 横浜の自宅で撮影するときには、Mewlonを使用し、ひたちなか市に滞在中の時には、TOA150Bを使用する方向で、引き続き太陽面の撮影に取り組む予定です。

 右の画像は、Mewlon210を太陽に向けている場面です。太陽光線をなるべく遮り、体に負担をかけないように、鏡筒の向いている方向以外は、シートを利用して太陽光線をブロックしています。

 下の黒点の拡大画像のデータ、その他、本日撮影した画像については、こちらをご覧ください。

 4月22日(金)の、それぞれの望遠鏡による比較画像は、こちらをご覧ください。
風景画34作目(蔵王権現立像 ざおうごんげんりゅうぞう)
7月27日(水)
 風景画の34作目として描きましたが、広い意味でとらえれば仏画の2作目といった方がよいかもしれません。そのような意味での1作目は、東大寺廬遮那仏像を描いたものが1作目となります。

 蔵王権現立像は、金峯山寺(きんぷせんじ)の本尊です。私共はこの分野には全くの素人です。しかし、この3体の像を雑誌で見た際に、その極彩色の美しさと、にらみつけられるような表情に衝撃を受けました。ぜひ描いてみたいと考え、予定していた作品を描くことを後回しにして、この絵に取り組みました。

 金峯山寺は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界遺産に登録されています。桜の名所として知られる、奈良県中央部の吉野郡の吉野山にあります。桜の数は約3万本ともいわれ、4月上旬頃にふもとの下千本から約1か月かけて中千本、上千本、奥千本へと上っていきます。

 花矢倉展望台から見た吉野の桜は圧巻です。その中心にあるのが蔵王堂であり、ここに3体の蔵王権現が鎮座しています。下の画像(20号キャンバスに描いています)において、左から弥勒菩薩(みろくぼさつ)、釈迦如来(しゃかにょらい)、千手観音(せんじゅかんのん)像です。それぞれ5.92m・7.28m・6.15mです。

 これらの像は蔵王堂の秘仏ですが、国宝仁王門修理勧進のため2012年から10年間、毎年一定期間ご開帳されました。ちなみに今年は3月26日(土)から5月8日(日)まででした。私共は、一度も見たことはなく、ご開帳の期間も過ぎてしまったため、とても残念に思っていたのですが、このブログを記述している間に、金峯山寺のことを調べていたら、なんと11月1日(火)から11月30日(水)まで、特別にご開帳されるとのことです。最優先で行ってみたいと思っています。

 吉野山には2017年4月14日(金)に訪れています。4月1日(土)から5月7日(日)までが特別ご開帳の期間でしたので、見ることはできたはずです。しかし、恥ずかしいことに、このような素晴らしいご本尊があることを全く知りませんでした。花矢倉展望台まで行った帰りに、蔵王堂で休憩していながら、今にして思うと、実にもったいないことをしたなと後悔しています。

 これまでの絵は全て、現場で見たものを絵にしてきましたが、この絵については、前述したとおりです。写真や資料をもとにしています。それらの資料では、ディテールまではわかりませんので、想像で模様や色を付けています。

 資料を見ると、色あせている部分もあるのですが、造像当時の色とは、どのようなものであったのだろうと考えながら色を付けてみました。また、まるでにらみつけられるような怖い表情は、かなりデフォルメして描いています。本物のように描くと迫力がまったくでないためです。

 描きながら、なぜ、このような怖い表情をしたものが、弥勒菩薩・釈迦如来・千手観音なのだろうと不思議に思っていました。いろいろ調べたところ、蔵王堂の奥にある本地堂(ほんちどう)には、やさしいお顔のそれぞれの像が祀られており、これらの仏さまこそが、蔵王権現さまの本来のお姿とのことでした。

 次の絵は、横浜をテーマにした風景画を予定しています。風景画を軸にしながらも、時間があれば再度このような仏画にも取り組んでみたいと考えています。
太陽面の撮影
7月23日(土)
 今月は2度、ひたちなか市と横浜市の間を往復しました。今は、横浜の自宅にいます。今月中にあと1回、往復する予定ですが、今後しばらくの間は横浜を拠点に活動することになるでしょう。

 天気の悪い日が続きましたので、太陽面の撮影ができませんでした。今月はまだ3回のみの撮影です。ただ、過去の撮影記録を見ると、7月中の撮影は、あまり頻度が高くありません。天気の悪い日が多かったということなのでしょうか。

 撮影用の望遠鏡は、自宅のベランダに置いています。架台は、ベランダに置きっぱなしです。ベランダでは、北極星が見えないため、撮影時の太陽面の動きを見ながら、徐々に赤道儀を正しい方向に向けるように、追い込んでいます。

 鏡筒は、撮影のたびに部屋から出し入れをしています。主砲のTOA150Bは、ベランダに置くには大きすぎることと,それを搭載する架台も含めた重量を配慮すると、物理的にも置かないほうがよいと判断してます。白色太陽像の拡大撮影はBORG125EDを使用しています。

 7月中の3度の撮影結果から判断すると、気流の状態は横浜の住宅街よりも、海岸線沿いの、ひたちなか市の庭先の方が安定しているようです。

 ベランダでの撮影のほうが、体力的には楽ですが、庭先の方が撮影条件がよいように感じています。ベランダの場合は、上の階の庇に太陽が遮られるまでが撮影時間ですが、現時点では午前11時30分頃までです。それ以降の撮影はできません。

 いろいろと制約の多いベランダでの撮影ですが、私共を取り巻く環境において、できる限りのことはやっておきたいと考えています。今日は久しぶりに朝から青空です。落ち着いて撮影ができました。
TOYOTA 2000GT 1/8スケールモデル製作レポート
7月15日(金)
 記録を残しているわけではありませんので、はっきりとはわかりませんが、今年の2月頃からパーツが届くようになり、製作を始めました。以来約5か月が経過して、エンジンまわりがほぼ完成しました。現在は、エンジンベイを組み立てています。

 小学校高学年の頃、お小遣いをもらうと、プラモデルを買い、よく組み立てていました。

 大人になってから組み立てることはありませんでしたが、シカゴに行った折に、科学産業博物館のミュージアムショップにおいて、スペースシャトルの模型を見つけ、船便で横浜の自宅まで運んでもらったことがありました。

 高さ約80センチ、幅約35センチの大きなものです。固体燃料ロケットブースター、液体燃料タンクが付属した大きな模型です。その模型は、今でも私共の自宅の玄関先に飾ってあります。

 そしてその隣には、アポロ計画で使用されたサターンⅤ型ロケットも飾っています。こちらもスペースシャトルと同じくらいの高さがあります。

 模型を作るのは、それ以来です。TOYOTA 2000GTの模型だけは、どうしても組み立ててみたいと思っていました。太陽面撮影や、風景画の制作の合間に、気が向いたときに組み立てています。

 小学生の頃は、このような細かい作業は苦になりませんでしたが、さすがにこの年になると、直径1ミリに満たないパーツを組んでいく場面などでは、とても苦労します。

 ピンセットも使用するのですが、細かい部分までは、目のピントが合っても解像度がなく、感を頼りに組み立てるので苦労します。ピンセットで挟んでいる間に、パーツをどこかに飛ばしてしまうこともしばしばです。神経を使う作業です。

 最初の頃は、組み立てるのが楽しみでしたが、現在は、どちらかといえば苦痛の方が大きいように思います。

 まだ全体の半分まで到達していませんが、ほぼ組みあがったエンジンの画像をアップします。作業のほとんどは、パーツを穴に押し込むか、ねじ止めするかのどちらかです。素人でも、本物のように組み立てることができるのだと思いますが、やってみると、それほど簡単ではありませんでした。

 最近では、パーツが届くと、少し憂鬱な思いがしています。ここまで組み立てたのだから、完成まで何とかこぎつけたいと思っています。

 選挙の応援演説中に凶弾に倒れた安倍元総理、ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻、新型コロナウイルスによる感染の再拡大、そしてここにきて、まるで戻り梅雨のような、不安定な天気など、気がめいってしまうような毎日です。

 これから先、この国はどうなってしまうのだろうかと心配になってしまいます。それでも、毎日の生活は続いていきます。今、私共にできることはこれまでと同じです。感染防止に配慮しながら、残された限りある時間を、毎日を精いっぱい生きることです。
真夏の太陽面撮影
6月28日(火)
 6月25日(土)から、天気の良い日が続いています。梅雨が明けたようです。太陽面の撮影には最適なのですが、ひとつだけ大きな問題があります。それは、梅雨明けした時からの気温の上昇です。それまでとは明らかに異なりました。

 横浜の自宅では、ベランダで撮影していました。上の階の庇(ひさし)に太陽が遮られる時間を配慮して、撮影は早めに行っていましたので、夏といえども気温の高さはあまり負担にはなりませんでした。滞在先では、横浜よりも撮影時間がやや遅く、場所は庭先です。地面からの照り返しなどで、ベランダで撮影しているときよりも、はるかに過酷なものです。日光を遮るものもありません。

 ここ数日の撮影で、だいぶ日焼けしました。普段から太陽を撮影しているので、日焼けには慣れているはずですが、それでも、露出した肌の部分がヒリヒリしています。長袖を着用して撮影するようにしました。体調は戻っていますが、それでも撮影でかなりの体力を奪われ負担になります。

 赤道儀架台は2台を使用します。2台ともブルーシートをかけて、庭先に置いたままです。天体望遠鏡は、合計4本を出し入れして使用しています。なかでも、TOA150Bは最重量級の重さです。また、ダブルスタック化したHα太陽望遠鏡もかなりの重量となります。

 撮影が終わる頃にお昼になります。ご飯を食べた後に、機材を片づけるパターンがほとんどですが、そのあとは、疲れて昼寝をしないと午後からの行動ができません。

 昼寝ができるのは、現役をリタイアした人の特権かも知れません。私共は、まだ仕事をやめたわけではありませんので気が抜けませんが、7月いっぱいまでは時間を自由に使うことができます。撮影は過酷ですが、体力を維持するためにも、これも運動の一環だと思って継続します。

 これがよいことなのかどうかは、正直わかりません。世界中には、太陽を撮影されている方がたくさんいるからです。私共が撮影してもしなくても、どうということはないからです。多くの取り組みが、このような悩みを抱えたまま、今に至っています。ならば、逆に何もしないという選択肢は、私共にはありません。すくなくとも、心の栄養にはなっているのでしょうね。

 SDO(Solar Dynamics Obsrevatory)衛星の画像が、停電のため更新されていませんでしたが、本日より更新されるようになったようです。NASAが打ち上げた太陽観測衛星です。私共は毎日この画像をチェックしています。太陽面の撮影時に、太陽自体の東西南北を撮影画面上で正しく再現するための参考にしています。ここ数日間は、更新されなかったために、ほかの方法に頼っていました。明日からまたチェックできるようになるのは、ありがたいことだと思っています。 
高校時代のクラスメート
6月23日(木)
 ここ数日は、体調不良で床に入っている時間が長くなってしまいました。今日は少し回復してきました。体調が悪くなった原因はわかっているのですが、症状で気になる部分があり、少し様子を見て、場合によってはお医者さんに行った方がよいかも知れません。その場所に長時間いるべきではなかったのでしょう。あるいは、室温を調整してもらうべきでした。

 この数日の間に、高校時代のクラスメートの何人かに会うことができました。大変懐かしく思った次第です。町の中ですれ違っても、まず気づくことはないくらい、皆、当時の面影がありませんでした。

 これまで、どのような人生を送ってきたかを聞いてみましたが、皆、波乱万丈という言葉が当てはまるようなこれまででした。・・・ここまでよく頑張ったね。というのが話を聞いた後の感想です。

 すでに70歳を過ぎた人、これから70歳になろうとする人、誕生日によって個人差はあるものの、人生の最終ステージに来ているように思います。何らかの病気にかかっている、あるいは過去に壮絶な病気にかかり、その後遺症を引きずりながら日々の暮らしを送っている人など、さまざまでした。

 皆の話を聞いていると、人間というのは、このような苦しみを抱えながらも、どうして頑張って生きなくてはいけないのだろうかと、切なくなってしまいました。

 次にいつ会えるのか、あるいはこれが最後になるのかは、わかりませんが、少なくとも3年間、同じ学校で学んだ仲間たちです。これから先の老後は、穏やかに暮らしてほしいと願うばかりです。
タイヤ交換
6月15日(水)
 朝、車へ荷物の出し入れを行っていた時です。作業を終えて、ふとフロントタイヤを見ると、ぺしゃんこになっていました。・・・あれ、もっとホイールとの間に幅があったはずだが・・・と思い、反対側のフロントタイヤと比較してみました。確かに、反対側と比べると、つぶれているような感じでした。

 いつもお世話になっているディーラーの担当者に連絡を入れて、パンクかどうか確認しましたが、何とも言えない状況でした。そこで、滞在先の知り合いのディーラーの担当者に連絡を入れて、確認のために来てもらいました。パンクかどうかわからないうちに、車を動かすわけにはいきません。応急処置として、ポータブル式のタイヤ用コンプレッサーでエアーを注入してもらいました。

 その担当者の知り合いのタイヤショップまで、その状態で車を走らせました。パンクと思われるタイヤを外してみて、びっくりしました。タイヤの内側のサイドウォールと接地面とのあいだに、長さ30センチ程度の亀裂が生じていました。パンクではありませんでした。おそらく、ほかの3本も同じ状況であろうと判断しました。私共の車のタイヤは、オールシーズンタイヤです。それもサイズが大きめです。在庫があるかどうか確認してもらったところ、たまたま1セットだけストックがあるということでした。

 その場で、4本のタイヤの交換をお願いしました。ついでに、タイヤには窒素ガスを入れてもらいたいことも。タイヤは30分程度で届くとのことでした。予定外の出費だったので、作業を行ってもらっている間に、最寄りのコンビニまで(歩いて往復1時間30分かかりました)行ってお金を準備してきました。

 お店に戻ると、新しいタイヤに履き替えた車が準備されていました。ほかの3本のタイヤも見せてもらいましたが、いずれも似たような状況でした。お店を一歩出た瞬間、本来の乗り心地とはこんなに違っていたのか・・・と思い知らされました。つい先日、高速道路を走行したばかりでした。その時にタイヤバーストしなくて本当によかった・・・と、胸をなでおろしたところでした。

 さて、昨年の11月に定期点検を行ったところでした。その時に、タイヤがそろそろ限界に近いはずなので、よくチェックしてください。とお願いしていました。ちゃんと見てくれたのだろうかと、疑問が残りました。最近、高速道路を走った際に、微妙な振動がハンドルから伝わってくるので、ホイールバランスが崩れているのだろうかと、思っていた矢先のことでした。原因は、おそらくタイヤの劣化だったのでしょう。

 このオールシーズンタイヤで、80,000キロほど走行しました。限界がきて当然でしょう。タイヤショップのスタッフからは、この車種で80,000キロほど走ったタイヤを初めてみました・・・と言われました。

 私共は、高速道路での走行がほとんどです。次回は50,000キロで、一度詳しく様子をため、カーナビにメッセージを出すように設定しました。いずれにしても今年の車検時には、タイヤ交換を予定していましたので、前倒しで交換したと思うことにしています。大事に至らなくて何よりでした。
日暈(にちうん 6月1日)
6月2日(木)
 今年の2月6日(日)より、太陽面の撮影を再開しました。晴れていれば、用事がないかぎり太陽を見ています。

 最近は日差しも強くなってきたため、だいぶ日焼けをしました。紫外線を浴びるのは、皮膚のためにはよくないのでしょうが、私共のライフーワークのひとつです。やめるわけにはいきません。

 私共が撮影しなくとも、ほかの人が何人も撮影しているではありませか・・・と言われればそれまでですが、物事の多くは、誰かが必ず同じ取り組みをされているものです。

 太陽を見て撮影を続けることは、若い頃からやってきたことでもあるので、今後も継続するつもりです。

 重量のある望遠鏡を出し入れするのは体力を使いますが、これも健康のためにはよいことだから。と言い聞かせています。

 今年は、日暈を見る機会がたくさんありますが、昨日もそうでした。太陽面に薄雲がかかると、撮影時のコントラストが落ちるので、よくありません。雲が通過するまで、待機するようにしています。

 雲が太陽から離れるのを待っているのは、少しじれったいものです。それが細長い雲だったりすることもあるのですが、そのような場合にかぎって、長い方向が太陽を長時間にわたり遮ったりします。

 雲が通過するのを待つ間に、日暈を撮影してみました。左の画像において、望遠鏡が太陽にきちんと向いていないのには、理由があります。

 望遠鏡の口径が大きくなると、鏡筒内では、太陽の熱により、想像以上の温度になります。その熱により、乱気流が発生して、まるで陽炎が立つように、太陽の見え方を悪くしてしまいます。

 雲が通過するまでの間、それを避けるために、赤道儀の赤経方向に、望遠鏡をずらしておきますが、そのために、太陽の方向を向いていません。

 この日は、いつまでたっても雲が移動しなかったため、そのまま撮影をしました。昨日の太陽面の画像において、コントラストが弱いのは、そのためです。
天体写真1点(M5 へび座の球状星団 5月24日・29日から30日)
6月1日(水)
 ひたちなか市の滞在先の庭先で撮影した天体写真です。いろいろと事情があり、現時点では新月期に遠征することができません。幸いなことに、滞在先では、天気がよくてなおかつ空の透明度が高い日は、はくちょう座からいて座付近にかけての天の川がうっすらと見えます。もちろん、美ヶ原高原や石廊崎で見る天の川とは比較になりません。しかし、それでも長焦点での撮影は、なんとかできるようです。

 TOA150BとJ型赤道儀(借用品・高速駆動対応型)を使用しての天体写真は、移動して使うにはかなり大掛かりです。庭先といえども、セッティングが完了するまでには、2時間近くを要します。ただ、そこから先の撮影の段階では、ステラショット2というソフトウエアが受け持ってくれます。天体の導入から、オートガイド、そして撮影までも管理してくれます。

 撮影を開始して、しばらく様子を見ると、部屋に入って床につき、タイマーをセットして仮眠をします。これで2時間程度仮眠ができます。撮影が終了すると、次の天体を導入して同じことを繰り返すか、または、夜明け近くになると、そこでダークやフラットデータを撮影しながら主な機材の撤収作業に入ります。

 最近では、昼間も太陽面の撮影に機材を使用するため、夜露や海塩粒子から保護するために、望遠鏡にカバーをかけて、そのまま再び眠りにつきます。このように撮影を繰り返すと、2日目には体力が持たないので、新月期といえども、間をあけて数日後にまた同じことをします。

 一晩に2天体ほど撮影できれば、効率がよい方です。通常はひとつの天体の撮影で終わってしまいます。天体写真とは、それほど面倒で、なおかつ神経と体力を消耗するものなのでしょうね。撮影が終わってからの画像処理も大変です。1枚撮影して、画像処理が終わるまでには、かなりの時間がかかりますが、せっかくここまできたので、体力が許す限り、継続するつもりです。

 J型赤道儀の駆動系がいまだに不安定で、原因を探りながらの撮影です。また、オートガイドのパラメーターももう少し追い込みたいと考えています。安心して撮影に集中できるまで、もう少し時間がかかりそうですが、撮影できる段階までこぎつけたことは良しとしたいと思っています。

撮影データ
M5(へび座の球状星団)
2022年5月24日21時51分から23時57分 及び 29日22時19分から30日0時13分
TOA150B EOS6D HKIR 67フラットナー ×1.5エクステンダー
J型赤道儀(借用品・高速駆動対応)
ガイド鏡 BORG100ED ASI174MM
ISO1600 60秒×120コマ 総露出時間2時間 周縁部をわずかにトリミング


※下の画像は、上の画像サイズを半分にして中央部を拡大したものをリサイズしたものです。

  過去の星雑記
  令和4年(2022)年1月から5月

  令和3年(2021)年8月から12月

  令和3年(2021)年1月から8月

  令和2年(2020)年8月から12月

  令和2年(2020)年1月から7月

  令和元年(2019)年10月から12月

  令和元年(2019)年7月から9月

  平成31(2019)年4月から6月

  平成31(2019)年1月から3月

  平成30(2018)年9月から12月

  平成30(2018)年4月から8月

  平成30(2018)年3月から4月

  平成30(2018)年1月から2月

  平成29(2017)年11月から12月

  平成29(2017)年7月から11月