額装
1月16日(土)
 昨年の間に、キャンバス地に描いた4点の風景画を、昨日、額装しました。額縁は画材店に依頼して取り寄せました。昨日お店のほうから入荷したとの連絡がありました。たまたまお店の近くにいたので、その足で額縁を引き取り、午後から4点の作品を額に収めました。

 キャンバスを額に入れるだけの作業なのですが、額が大きいので、4枚も入れるとなると、かなりの時間を要します。また神経も使います。額に入れて改めて眺めてみると、自らが描いたイラストでも、それなりに立派に見えます。文字通り、馬子にも衣装です。

 キャンバスや絵の具、筆類はさほどの値段ではないので、何も考えずに描いてきましたが、15号キャンバス用の額の値段を聞いてびっくりです。覚悟はしていましたが、まとまるとかなりの値段になります。また、サイズも大きく保管場所を確保するのが大変です。

 個展を開かない限り、額はなくてもよいのですが、保管しておくだけではもったいないので、いずれ個展を開催するつもりで考えています。しかし、それも費用がかかります・・・。

 これまで描いてきたイラストは、スペースイラストも含めて、すでに相当な点数になっています。兄弟・親戚・友人などにプレゼントしたものもありますが、大部分は手元に残っています。自らがこの世からいなくなったときに、これらの絵をどうするのだろうということを考えると、そろそろ手放してもよい時期に来ているのかも知れません。個展の開催時に、これらのイラストを売却してしまおうかとも思っています。


 額装したイラストは、額が入っていた箱の中に元通りにしまい、箱ごとの保管としました。額縁は5枚取り寄せました。あと1枚は現在制作中の絵のためのものです。時々、何のためにこのようなことに取り組んでいるのだろうかと疑問に思うこともあります。それは天体写真の撮影の時もそうです。今は、何も考えずにこれらの取り組みを継続するだけです。コロナ禍で仕事ができないあいだ、何もしないというわけにはいきません。写真は、額装作業中のものです。
天体写真1点(庭先 茨城県ひたちなか市 1月13日から14日)
1月15日(金)
 1月13日(水)の新月の日の夜から14日(木)の未明にかけて、再び天体写真撮影を行いました。

 今回は天体望遠鏡ではなく、望遠レンズです。1月11日(月)のところで記述した、ふたご座の同じ領域を300ミリ望遠レンズで、IC443(くらげ星雲)の南西に位置するNGC2174(モンキー星雲)も入れての構図としました。

 500ミリレンズでは、この構図は窮屈なので、300ミリレンズを使用しました。左の写真が、今回使用した機材です。セッティングが終わると、部屋に入り、目覚ましをセットし、制作中の風景画に取り組み、それが終わると寝てしまいました。

 午前1時30分頃、目覚ましの音で目が覚めました。寒くて外に出るのもつらかったのですが、赤道儀やヒーターの電源を落とし、オートガイダーのコントローラーをシャットダウンしたのち、フラットファイル用の撮影を行い、そのあとダークファイルを撮影して再び眠りにつきました。

 機材の上には、ビニールシートをかぶせ、翌日(すなわち今日)に架台だけ何重にもビニールシートで覆い、ほかのパーツは物置に、カメラと光学系は部屋に撤収しました。

 画像処理には毎回苦労させられますが、今回も試行錯誤しました。何度かやり直しの後に、下の画像を得ました。今回はフラット補正がやや過補正気味でした。これでもまださまざまな補正に関して、納得できていないのですが、きりがないのでやめてしまいました。ふたご座の領域は、ひとまずこれで終わりにして、次に晴れた夜には、別の領域をねらうことにしています。

 ひたちなか市の空の状態は、天体写真撮影をするレベルではありませんが、望遠レンズなど、比較的長焦点の光学系であれば、ぎりぎり撮影可能です。庭先で撮影できるメリットは、充分にあると思います。

写真のデータ(写真右)
 
M35・IC443・NGC2174(ふたご座・オリオン座)付近
2021年1月13日20時26分から14日0時15分
EOS5D Mark2(赤外カットフィルター除去機)
EF300mm F2/8L USM 絞りF3.2
ISO800 80sec×127フレーム 総露出時間2時間49分
タカハシJP赤道儀、MGENオートガイダーにて追尾撮影、ダーク補正、フラット補正、ノートリミング
天体写真2点(庭先 茨城県ひたちなか市 1月8日から10日)
1月11日(月)
 新月は13日(水)ですが、月の出が夜半を過ぎた、1月8日(金)の夜から9日(土)の未明までと、9日から10日(土)の未明まで、ひたちなか市の滞在先の庭先で天体写真撮影を行いました。

 2夜連続で同じ対象を、縦構図と横構図で撮影しました。使用した機材は、使い慣れたBORG125ED F4 f=500mmです。その前日に光軸調整(というよりも、レンズの心出しといったほうが適切かも知れません)を行っておきました。この望遠鏡では、光軸調整が必須です。

 ふたご座にある散開星団M35付近を撮影しました。すぐ近くにはIC443と呼ばれる散光星雲があります。その形からくらげ星雲と呼ばれています。

 想像していた以上に淡い散光星雲のようです。長時間露出をしたにもかかわらず、その全貌を描写するにはいまひとつでした。

 長時間露出ですが、構図を決めてしまえば、あとは機械に任せてしまいます。すぐに部屋に戻って、ほかの作業をしているか、あるいは撮影が終わる時間に、目覚ましが鳴るようにセットして寝てしまいます。

 1日目の撮影が終わっても良い天気が続いていたので、機材はそのまま放置しました。ただ、潮風を含んだ微細な雨滴に濡れていそうだったので、昼間のうちに、布で望遠鏡と赤道儀架台はきれいに拭いておきました。

 長時間露出の撮影では、思わぬことが起きます。例えば赤道儀架台に、望遠鏡の後端に取り付けてあるカメラがぶつかりそうになるとか、オートガイダーで星を追尾しているのにもかかわらず、赤経方向に徐々にずれていくなどです。これに関しては、今後原因を調査しなくてはいけないと思っています。

 この望遠鏡は、デジタル非対応です。青ハロの影響を少なくするために、カメラの前にフィルターを挿入していますが、その関係か、赤紫のほうに、色がどうしても偏りがちです。画像処理の時点で、いくらでも消すことができるのですが、そうすると、星の色まで飛んでしまうので、痛しかゆしです。星の色を残しつつ、青ハロの影響を少なくするには、どうすればよいのか、試行錯誤中です。

 この望遠鏡での撮影が一段落したら、次はTOA150Bの出番ですが、BORG125EDで問題を解決しておかないと、さらに長焦点で、重量のあるTOA150Bの能力が発揮できません。あれこれと悩みながら、月が西の空に現れて撮影に支障が出るまで続ける予定です。


写真のデータ(写真右) 

M35とIC443(ふたご座)
2021年1月9日20時21分から10日01時18分
BORG125ED F4 500mm EOS5D Mark2(赤外カットフィルター除去、ミラーボックス除去機) ISO800 110sec×143フレーム 総露出時間4時間22分
タカハシJP赤道儀、MGENオートガイダーにて追尾撮影、ダーク補正、フラット補正、ノートリミング
























写真のデータ(写真下)
 
M35とIC443(ふたご座)
2021年1月8日22時22分から9日01時26分
BORG125ED F4 500mm EOS5D Mark2(赤外カットフィルター除去、ミラーボックス除去機) ISO800 110sec×90フレーム 総露出時間2時間45分
タカハシJP赤道儀、MGENオートガイダーにて追尾撮影、ダーク補正、フラット補正、ノートリミング

絵の具を乾燥から防ぐ
1月7日(木)
 年末・年始から継続してイラスト制作に取り組む日々です。新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが増しているので、外出はなるべくしないようにしています。日課である散歩には行きますが、人にすれ違うことも、会うこともほとんどありません。

 現在は、15号のキャンバスにアクリル絵の具で風景画を描いています。冬場は乾燥しているので、絵の具の乾き具合が早くなります。途中で、お昼などを挟むことが多いので、その間に、とき皿(梅皿)に出した絵の具が乾いてしまって、使えなくなることがしばしばです。空などを描く場合を除いては、絵の具は少量でよいのですが、ついつい、チューブから多めに出してしまいます。・・・おなじようなことを、以前勤務していた宮崎のプラネタリウム(宮交シティーというバスの発着場とショッピングモールが合体した施設の中にありました)で、施設の壁画に「ガリバー旅行記」を描いていた、故 仲矢勝頼氏の制作のお手伝いを、プラネタリウムの仕事の合間にしていた時に、同氏がおっしゃっていました。

 乾いた絵の具は使えないので、ティッシュペーパーでふき取って処分します。しかしもったいないので、最近では、とき皿の上に、水を含ませて湿り気を持たせた布をかぶせるようにしました。こうしておくと一晩たっても、翌日には問題なく、とき皿の絵の具が使用できることに気が付きました。

 画像は、現在取り組んでいる風景画の制作風景です。手前に陶器製のとき皿(梅皿)があります。広島県を題材にした風景画に今回も取り組んでいます。アトリエと呼べるほどの空間ではありませんが、このスペースには、デスクトップパソコン、天体望遠鏡の鏡筒、カメラ類などを置いてあります。天気の良い日は、朝から夕方まで太陽の光が差し込むので、気持ちが良いものです。しかし太陽の光は、イラストを描くときにはまぶしすぎるので、キャンバスの部分だけカーテンで日差しを遮ってしまいます。

 月の出が夜半を過ぎるようになってきたので、そろそろ天体写真撮影の準備をしようかと考えています。
光学機器の手入れ
2021(令和3)年1月5日(火)
 今年も私共のホームページを、どうぞよろしくお願い致します。喪中なので新年のあいさつは控えさせていただきます。

 プラネタリウムの仕事にかかわるようになってから、今年で49年目に入ります。移動式プラネタリウムの出張投影の仕事は、4年前の12月で終了しました。現在は、関市まなびセンターでの投影を残すのみです。

 昨年の3月以降、コロナ禍の影響でプラネタリウムの投影ができませんでした。現在もです。次年度以降どうなるかは、関市の判断次第です。準備だけは怠らないようにしておくつもりです。

 解説をしていないために、声を張ることがなくなってしまいました。日課である散歩をしながら、発声練習だけは続けています。

 散歩のときは忙しいです。撮影の被写体になるものがあるかどうか、周囲を確認しながら発声練習もし、それが終わると、卓球練習のための素振りをしています。散歩をしながらです。ここしばらく球にラケットを当てる機会がありませんでした。練習を再開した時に、違和感を感じないようにするため、できることはやっておくつもりです。

 年末・年始はひたちなか市に滞在しました。冬型の気圧配置で毎日良い天気です。横浜でもこれだけ良い天気が続くことはないと思います。山から離れており、海が目の前なので、天気が安定しているのかも知れません。ただ、潮風が吹くのが難点です。天体望遠鏡、撮影機材、そして車など、塩害の被害に遭わないように神経を払っています。海辺で暮らすことにあこがれる方もいらっしゃるかも知れませんが、海を目の前にする生活は、良いことばかりではありません。その中でも、塩害のひどさは、住んだ経験のある人にしかわからないでしょう。

 イラストの制作に集中しながらも、天体望遠鏡やその他の光学機器の手入れをしました。といっても、やることは乾燥材のチェックと、レンズにカビが発生していないかどうかの確認です。中でも特に気を遣うのが、TOA150B屈折望遠鏡、JP型赤道儀架台、Hα太陽望遠鏡、EF200mm F1.8L USM、EF300mm F2.8L USMなどの望遠レンズ、そして旧式のニコン20×120双眼望遠鏡などです。

 その中でも、最も高価なTOA150Bはカビが発生したら大変です。お宝のように扱っています。対物レンズキャップと、接眼部の内部に、乾燥材を入れ、さらにビニール袋で保護し、その中にも乾燥材を入れておきます。乾燥剤は、色が変わったら定期的に入れ替えることで、レンズをカビから守ります。今の時期は乾燥しているので、さほどではありませんが、梅雨の時期は頻繁にチェックが必要となります。

 それにしても、段ボールを開けるたびに、その大きさと重さにびっくりします。重量は、鏡筒の接眼部側のウエイトバンドまで入れて20キロです。JP型赤道儀の鏡筒バンドに載せるのが、ひとりでは一苦労ですが、最近やっと慣れてきました。・・・といってもかなり腰に負担が・・・。TOA150Bで見る、木星面やガリレオの4大衛星の、針でつついたようなシャープさと解像度は、感動ものです。今年は、どのくらい出番があるかわかりませんが、体の許す限り、これらの機材を活用しようと考えています。

 プラネタリウム解説員を引退するのは、いつにするかまだ考えていません。おそらくその時が、プラネタリウム投影機も含めて、これらの機材を教え子たちにゆだねるタイミングだと思っています。

 写真は、段ボール箱を開けた状態のTOA150B屈折望遠鏡です。比較するものがないのでわかりにくいかもしれませんが、かなりの大きさです。段ボールは、手で持ち運びするための、穴を開け、そのまわりを補強しています。これで運搬が多少は楽になります。・・・あくまでも多少です。高橋製作所のスタッフの皆さん・・・なんでこんなに重いのを作ったの?

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