天体写真ギャラリーのリニューアル
7月11日(木)
 約1か月半ほど費やして、私共のホームページのギャラリーの中にある、天体写真ギャラリーをリニューアルしました。これまでのギャラリーでは、フィルム時代に撮影したものがほとんどでした。しかし現在、天体写真の主流はデジタルです。フィルム時代にそろえたカメラやレンズは、今ではコレクションとして、その一部を保存しているだけで、使用することもありません。

 これまで折に触れて撮影してきたデジタルによる天体写真ですが、このブログの前身である「プラネタリウム雑記」や、この「星雑記」でその都度紹介してきました。プラネタリウム雑記は、既に削除してあります。また、星雑記の中にある天体写真も、その中から、必要なものを探すとなると時間がかかります。

 以前からまとめようと思っていましたが、やっとその時間が確保できるようになりました。星空、星雲・星団、それに惑星が中心です。こちらからご覧ください。なお、太陽と月は、別のギャラリーとしてすでに存在します。

 デジタルによる天体写真は、これでよいというものがありません。おそらく時間をかければかけるほど、クオリティーの高い写真になるのでしょう。私共はこれらの写真を、天体写真コンテストに出すわけではありません。あくまでもプラネタリウムの解説用です。撮影機材もデジタル非対応のものが多いのですが、画像処理のプロセスにおいて工夫を重ねています。しかし、最新の機材を使用した天体写真に比較すると、クオリティーが落ちるのは仕方がありません。

 自ら撮影しに行く理由ですが、ひとつは著作権の問題に左右されないこと、そしてもうひとつは、自ら撮影することにより、解説に説得力を持たせることです。

 しかし最近は、仕事を縮小したので、撮影に行く理由もだいぶ薄らいできました。それでも新月期になると、星空を撮影しに行きたくなるのは、撮影をしながら、満天の星たちに包まれたいという想いがあるからでしょう。いつまで続けられるかわかりませんが、体力の限界を感じるまでは行くつもりでいます。

 ギャラリーとして、まだまだ不完全なところがありますが、折に触れて改善していきたいと考えています。
プロフェッショナル(NHK総合テレビ 7月2日放送)
7月6日(土)
 2015年6月に放送されて大反響を呼んだ、羽田空港の清掃員が再び登場しました。羽田は世界一清潔な空港として、国際的な格付けランキング4年連続で1位に輝く空港ですが、その立役者です。放映後に、世界中から取材が殺到したそうです。また、中国の企業からのヘッドハンティングのオファーも相当あったそうです。

 しかし当の本人は、そのようなものには目もくれず、さらなる高みを目指してると言います。その姿勢だけでも尊敬に値しますが、今回の放送を見ていると、その取り組みには、頭の下がる思いでした。前回の放送のときもそうでした。

 前回の放送時にも、たまたま見ていました。その時にも、この「星雑記」の前身である「プラネタリウム雑記」(既に削除済み)にコメントを記述していました。削除してありますので、その時の文章を下記に再掲載します。

ここから

 NHK総合テレビで、昨夜放送していました。パソコンにむかっていましたが、引きずり込まれるように見入ってしまいました。羽田空港の清掃の女性スタッフにスポットをあてていました。若い頃から清掃の仕事に携わり、清掃のプロとして、どんな汚れでも落としてしまう、その執念と、経験に裏打ちされたテクニックにとても感動しました。

 ウォータークーラーの受け皿にこびりついた汚れを、80種類もの洗剤の中から、その汚れに適切に対応するものを選び出し、ステンレス部分に傷ひとつつけずに、新品同様に磨き上げます。そして、普段は目にしない、受け皿の下の裏側の汚れまでも完ぺきに落としてしまう、集中力、注意力、そしてテクニックには敬服しました。NHKスタッフのカメラワークも、とても良かったと思います。

 空港利用者の妨げにならないように、周囲に視線を配りながら、床面の反射の具合から、ホコリを見つけ出し、すぐにきれいにしてしまいます。小さなこどもたちが、床の上で膝をついて遊びまわるからいつも気を付けている・・・というコメントを聞いた時には、涙が出そうになりました。とても大変な仕事の中で、これほどまでに気配りをしながら仕事と向き合っているのかと思ったら、胸がいっぱいになりました。仕事に対するプライドと、優しさに満ち溢れていたように思います。まさに職人芸といって良いでしょう。

 最近では、海外に出る機会もめっきり減ってしまいましたが、海外から戻ってくるたびに、いつも思うのは、日本の空港の清潔さです。このような地道な努力に支えられていたことが良く理解できました。

 さて、私共に置き換えた場合、はたしてここまでのことができているのだろうかと思うと、少し恥ずかしくなりました。彼女は現役で働いているようですので、私共よりは年下ですが、私共も、もっともっと精進しなくてはいけませんね。・・・職人という言葉に、弱いのです。(2015年6月2日火曜日 記述)


ここまで。


 日頃の生活の中でも、仕事に役立つように様々な取り組みを続けられているようでした。ご本人には、そういう自覚がないのかも知れませんが、本当の意味でのプロフェッショナルだと思います。

 このような放送を見ると、自らももっと頑張らなくてはと思うのが普通です。実際に当時、上のコメントにもそのように記述しました。しかし、現在の私共は、その時とは少し状況が異なります。年を取ったせいかもしれませんが、プラネタリウム解説者としての、自らの取り組みに限界を感じるようになったからです。

 現在は、さらなる高みを目指すというよりも、どのようにしてレベルを落とさないかということに、視点が変わってきています。活舌が悪くならないような発声練習、体力を落とさないための日頃の取り組み、そして、記憶力など年齢とともに老化する脳の、機能低下を防ぐためには、どうしたらよいかなどです。プラネタリウム解説者としてのピークは、すでに過ぎているのではないかと感じています。

 しかし、それでもまだ解説者を続ける意欲が多少残っています。引き際があと何年先になるかはわかりませんが、多分このあたりだろうという見当はついています。それまであと数年です。現在の段階は、最後の悪あがきといったところでしょうか。

 たまたま、2回とも放送を見ることができて、運が良かったと思っています。ご本人の今後のますますのご活躍に期待しています。


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