仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 10月28日から29日) |
11月1日(水) |
岐阜県関市まなびセンターの直径12メートルドームにメガスターゼロ投影機を仮設して、10月28日(土)から29日(日)にかけて、投影を行いました。投影の前半部は、当日夜9時に見える星空の解説。後半部は「秋の星座」と題して、秋の星座にまつわる神話を紹介しました。
台風22号が接近中であり、東海地方から関東地方にかけて上陸する可能性がありました。このため、雨が降ったりやんだりの状態で、天気は良くありませんでした。夕方からは市民天体観望会が予定されていましたが、あいにくの悪天候であったため、参加者は少ないものでした。翌29日(日)は、さらに天気が悪くなりました。午後からは暴風雨圏内に入りました。この日は、午後から「星空のコンサート」でした。ヴァイオリンとチェロのデュエットでした。昨年度も、お二人とコラボをして、この「星空のコンサート」の投影をしています。
悪天候の中、はたしてお客様が来てくれるのかどうか心配でしたが、心配は無用でした。満席にはなりませんでしたが、午後の2回の投影とも、たくさんの方々にお越しいただきました。演奏のお二人も感激されていたようです。前回もそうでしたが、ヴァイオリンとチェロの演奏は、プラネタリウムの星空にぴったりです。演奏はとても素晴らしいものでした。次年度のことは、館の都合もあるのでわかりませんが、できれば、またコラボしてみたいと思っています。
機材の撤収作業を終えて、外に出ると大雨でした。雨に濡れながらハードウエアを車に積み込み、帰路につきました。愛知県に入る頃になると、雨がやんできました。台風の進路の後を追うようにして、横浜に戻りました。横浜到着時には、すっかり晴れていましたが、だいぶ雨が降ったようでした。台風の中で、高速道路を運転しないだけでも、ありがたいと思いました。それ以降、横浜は晴れるとさわやかな天気が続いています。新月期であるとよかったのですが・・・。 |
パソコンの移行 |
10月31日(火) |
オーダーしておいたパソコンが届いたので、昨日と今日の2日間をかけて、使用環境を整備し、ソフトウエアのインストール作業などを行いました。夜になって、やっと使用できる状態になりました。クリエイターが使用する、比較的ハイスペックのマシンです。Windows
10 Professional 64bitのOSを搭載しています。
プリンター、フィルムスキャナー、タブレットなどの周辺機器はこれまで使用してきたものですが、ネット上からこのOSに対応する、ドライバーをダウンロードし動作チェックを行った後、photoshopなどのソフトウエアのインストール作業を行いました。古いソフトウエアも、引き続き使用したいものがありましたので、インストールしました。一部は走らないのがありましたが、それはネット上から、フリーソフトを見つけることで、対応することとしました。
これまで使用していたマシンは、2011年の10月に購入したものです。6年でダメになったことになります。このマシンも当時としては、ハイスペックでした。6年後のマシンで、どれだけ処理速度が速くなるのか、期待しましたが、さほどではありませんでした。少し残念です。搭載されているブラウザは、Microsoft
Edgeがデフォルトで選択されるようです。少し使ってみましたが、使い勝手が良いとは言えませんでした。Windows 8のときにOSの使い勝手が大きく変更になったため、戸惑いましたが、今ではすっかり慣れてしまいました。ノートパソコンのOSはいまだにWindows8.1のままです。今回も慣れれば何ともなくなるでしょう。やっとこのブログの更新ができるようになり、ひと安心です。 |
台風一過 |
10月23日(月) |
台風21号が、東海から関東地方を直撃しました。昨夜から今日の未明にかけて、横浜は猛烈な雨風でした。未明は風が特に強くなりました。ベランダに置いてある望遠鏡の架台は、これまでの台風で、風にあおられてもびくともしませんでしたが、さすがに心配になり、雨が吹き込む中で、分解作業を行い、倒れないようにピラーなどを横倒しにしておきました。海岸線に住んでいた、こどもの頃を思い出しました。台風で強風が吹くたび、木造の家がミシッと音を立てていました。つぶれるのではないかと思うほどの恐怖心で、一晩中寝ることができませんでした。
日課である、朝の散歩に出ました。いたるところで、木々の枝葉が散乱していましたが、小川の増水も大したことはなく、付近の住宅も何事もないようでした。今日は午前11時頃から晴れてきました。今はお昼頃ですが、台風一過のさわやかな青空が広がっています。ベランダに大量の雨がふき込んだため、望遠鏡はカバーを外して、湿気を取っている最中です。同時にバッテリーの充電作業も行っています。近日中に、天気の良い日に星空の写真撮影に出かけたいと思っているからです。
CG制作や、講演用のコンテンツ制作に使っている、デスクトップ型のパソコンがとうとう壊れてしまいました。今までにも、立ち上がらないことが頻繁にありましたが、だましだまし使ってきました。ときには、カバーをあけて、内部のパーツを分解して、ボードをソケットに差しなおすこともしばしばでした。Bootシステムが立ち上がらなくなってしまいました。ハードウエアの構成に矛盾があるとのメッセージでした。メッセージに従い、リカバリーを試みましたが、だめでした。仕方がないので、サポートセンターに電話を入れて、指導を受けましたが、それでも修復できませんでした。やるだけのことはやってみましたので、あきらめることにしました。その日のうちに、新しいパソコン本体を発注しました。クリエイター仕様の処理速度の速いタイプです。到着までには、しばらく時間がかかるとのことでした。
その間、仕事が滞ってしまうのは困るので(といっても、仕事を減らしている最中ですので、大したことはありません)、現在は、ノートパソコンで仕事を継続しています。このブログ「星雑記」は、ノートパソコン側から更新しているものです。到着してからしばらくは、ソフトウエアのインストール作業などを行わなくてはいけません。バックアップは継続的にしていましたので、被害は最小限にくいとどめましたが、それでも、一部のデータが壊れたパソコンのハードディスクに残ったままです。IDE型のハードディスクをUSBに変換するケーブルがありますので、それを使用して、データを取り出すつもりでいますが、ハードディスクそのものが壊れている可能性も残されているので、その時はあきらめます。7年近くも使用してきたパソコンなので、買い替え時期なのかもしれませんが、できれば、私共がパソコンをいじらなくなるまで、使用したいと思っていたので、少し残念です。しばらくは、ブログの更新が滞るかもしれませんので、ご了承ください。 |
近況 |
10月17日(火) |
移動式プラネタリウムの仕事ですが、12月の終了に向けて仕事を減らしているために、最近は、部屋で過ごすことが多くなりました。今後の講演などで使用する、コンテンツ制作が主な仕事です。また、一方で、中断している手書きイラストをそろそろ再開しようと思っているところです。
10月15日(日)は、プライベートな用事で水戸まで往復しました。早朝に横浜を出発しました。観光シーズンですが、雨が降っていたため首都高速の渋滞はありませんでした。午前中のうちに用事を済ませました。いつも立ち寄るスーパーマーケットで、ランチ用のお寿司を調達しました。海が近いため、食材は安くてとても新鮮です。夕食用の食材もついでに調達し、そのまま高速に乗り夕方になる前に、横浜に戻りました。帰りの首都高速も渋滞はありませんでした。
車の方は、走行距離がかなりの数値に達しているので、異音などに神経を払いながら運転している状況です。アイドリング時のエンジンの回転数が落ちているため、先日、エンジン内の洗浄をお願いしたところです。回転数が少し上がりました。
卓球の方ですが、再開して間もなく1年が経過しようとしています。約50年近いブランクがありましたが、最近では、現役時代の感覚がすっかり戻ったように思います。スピードも現役時代と同等のレベルまで回復しています。ただし、フットワークは、さすがに衰えている感じがしています。現在は、バックハンドの強化が練習時のテーマです。日頃の練習相手のパートナーも、だいぶ上達しました。サークルに入るつもりはなかったのですが、私共よりベテランの方から声をかけていただき、月に1回から2回程度の割で、そのサークルの練習に参加しています。さらに上のレベルを目指していますが、そう簡単に上達するものでもないので、時間が確保できる限り、練習に出かけるようにしています。卓球の練習が最近の日課になっています。 |
移動式プラネタリウム(アピタ長津田店 横浜市緑区 10月8日から9日) |
10月10日(火) |
アピタ長津田店は横浜市緑区にある、大型総合スーパーと60の専門店からなる商業施設です。施設のすぐ東側を東名高速道路が南北に走っています。10月8日(日)から9日(月・祝)の2日間、同施設の1階スナックコートにおいて、移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。昨年の5月に、この商業施設で初めて投影をさせていただいて以来、今回で4回目の投影です。私共が移動式プラネタリウムの投影を終了する前に、最後にもう一度というオファーでした。
イベントスペースは、商業施設にしては周囲の雑音が少なく、ドームの内部に回り込んでくる光の影響も最小限だったため、投影環境としては条件の良いものでした。1日5回、2日間で合計10回の投影でした。夏から秋のの星座を中心に、ペガスス座の星座神話を交えて、投影させていただきました。最近の傾向の通り、ここでも乳幼児が毎回たくさん入ってくるので、かなり神経を使いましたが、楽しんでいただけたようでした。
最終回の投影が終わったときに、店長さんが、わざわざご挨拶に来られました。最後ということで、花束を頂戴しました。恐縮してしまいました。これが商業施設での最後の投影となりました。これまでを振り返ると、どの施設でも大変神経を使いながら投影をしましたが、無事に終わってホッとしています。横浜横須賀道路を経由すれば、所要時間も短いので、体力的には楽でした。写真は省略します。
今日10月10日は、1964年の東京オリンピックの開会式の日ですね。我が家に初めて白黒テレビが来たのは、この数日前のことでした。10月10日は、晴れの特異日でもあります。今日の横浜も、少し暑いですが秋晴れの良い天気です。最近は、このような良い天気の日になると、8月21日にアメリカのアイダホ州で見た、皆既日食を思い出します。当日は、今日よりももっと天気の良い、まれに見る晴天の日でした。 |
マークXベースモデル |
10月5日(木) |
アメリカ横断皆既日食レポートで記述した通り、マークX赤道儀のベースモデルのクランプネジが折れてしまいました。マークXは、五藤光学研究所が製造していた、天体望遠鏡の赤道儀架台です。使用目的に合わせてパーツを自由に組み合わせることができるシステムを採用した、最初の赤道儀として1976年に発売されました。極軸望遠鏡が内蔵されたのも、この赤道儀が最初でした。
私共が購入したのは、1986年頃です。のちに、その予備機として、赤道儀の心臓部であるベースモデルと汎用軸(赤緯側のパーツ)を、知人に譲ってもらいました。
最初から所有していた赤道儀は、純正のピラーに載せて、日頃、太陽面や惑星の撮影、そして新月期に星空の写真撮影に使用してます。
一方、予備機のほうは、ポータルブル赤道儀としてシステム化し、さまざまな用途に応じて、組み合わせを変えて使用しているものです。今回、アメリカの皆既日食に持っていったのは、この予備機の方です。皆既日食当日、夜明け前に望遠鏡を組み立て、天の北極に向けて、セッティングを終えたのち、上ってきた太陽に向けて、望遠鏡を固定しようとしたときに、固定するためのクランプネジが折れてしまいました。応急処置をして、撮影を進めましたが、冷や汗が出ました。
クランプボルトは、真鍮製です。ネジの途中から折れてしまいました。ネジをベースモデルから外したのち、クランプボルトを新品に交換してもらう必要があっため、メーカー(現在の五藤テレスコープ)に修理を依頼しました。約40年前の赤道儀のパーツが残っているのかどうか、不安でしたが、在庫があるとのことでした。ついでに、極軸ファインダーの接眼部側のキャップも、現場で紛失してしまったため、これもお願いしました。こちらも在庫がありました。通常は、製造後10年も経過すれば、パーツ交換はできなくなりますが、とても良心的だと思いました。修理の対応もとても迅速でした。このクランプネジが折れるのは、極めて珍しいとのことでした。スーツケースの中で、何らかの原因により、強い力で圧迫されたのではないかと推測しています。
これで、再び、フィールドに持ち出せるようになったので、一安心です。2年後の皆既日食に行けるかどうか、現時点では不透明ですが、行くことができるとすれば、再びこの赤道儀の出番です。 |
移動式プラネタリウム(東京ガーデンテラス紀尾井町 東京都千代田区 10月4日) |
10月5日(木) |
東京ガーデンテラス紀尾井町は、東京メトロの赤坂見附駅に隣接する大型の複合市街施設です。赤坂プリンスホテルの跡地に再開発されたもので、オフィス・ホテル・商業施設が入る紀尾井タワー、賃貸マンションの紀尾井レジデンスの2棟で構成されています。昨年7月27日にオープンし全面営業開始となりました。道路を挟んで向かい側には、ホテルニューオータニが控えています。文字通り、都心のさらに中心と言っても良い場所でしょう。紀尾井タワーには、ポータルサイトのYahoo!
JAPANを運営するヤフー株式会社の本社も入っています。その紀尾井タワーの1Fオフィスエントランスで、移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。昨年の10月13日(木)から15日(土)までの3日間投影させていただいて以来、約1年が経過しました。その間にすでに5回ほど投影をさせていただきました。前回は今年7月でしたので、約3か月ぶり、6回目の投影です。そして、これがおそらく、この施設での私共の最後の投影となるでしょう。
「星空の集い」と題するイベントです。3階の「空の広場」では、中秋の名月を見る天体観望会が実施されました。天気のほうは、雲が多かったため、月を見ることができたのかどうかは、わかりません。プラネタリウムの投影を同時進行で実施していたためです。
投影のほうは、夏から秋の星座を中心に解説をしました。また、中秋の名月にちなんで、なぜ今日が中秋の名月なのか、そして月についても解説しました。プラネタリウムの投影の前後に、観望会で月を見るのは、相乗効果を発揮してとても良いと思います。
この施設での最後の投影になると思われましたので、撤収作業が終わって、施設を後にするときには、施設の上層部の方々も、わざわざ挨拶に出てきてくださいました。そのうちのおひとりが、「初めて投影を見たときに、感動して涙が出た」とおっしゃっていました。プラネタリウム解説者冥利に尽きるコメントでした。常設館で投影をしている頃には、そのようなコメントを頂戴したことがありませんでした。移動式プラネタリウムに取り組んでから、このようなコメントをたくさん頂戴するので、不思議に思っています。
家に戻る頃には、空が晴れてきて、中秋の名月が空高くが青白い光を放っていました。車の調子がいまひとつなので、今朝いちばんにディーラーに修理をお願いしました。投影の実施風景の写真は、省略します。 |
ステライメージ8.0Cによる太陽コロナの画像処理 |
10月2日(月) |
ステライメージ8.0Cのアップデータが9月29日(金)に公開されました。回転アンシャープマスクによる、太陽コロナ画像処理の機能が追加されました。コロナの画像処理については、これまでフォトショップを使用して、画像処理を行っていました。しかし、とても時間がかかる処理でした。また、経験も必要です。ステライメージに追加されたこの機能は、それと同等の処理をするものです。時間と労力の両方が短縮されるため、公開されるのを待っていました。
まだパラメーターなどを追い込んでいませんが、とりあえず画像処理をした結果を、アメリカ横断皆既日食のレポートの中に追加しました。こちらからご覧ください。結論から言うと、フォトショップ、ステライメージのどちらを使用しても、ほぼ同じような結果が得られることがわかりました。それであれば、プレビューを見ながらパラメーターを調整できるステライメージのほうが有利でしょう。
ただし、良いことばかりではありません。処理速度の遅いパソコンで、フルサイズの画像を30枚近く開くと、それだけでもかなり時間がかかります。また、そのコンポジット(画像の加算合成)にさらに時間がかかるばかりでなく、回転アンシャープマスクのプレビューにもかなり時間がかかります。これらは、時間の問題が解決してくれるでしょう。私共のパソコンは、今では、古い機種になりつつあります。最近の機器を使用すれば、処理速度のストレスはないのかも知れません。また、今後さらにパソコンの処理能力が高くなれば、問題はなくなるでしょう。
2年後の皆既日食では、撮影した画像をその場で処理し、肉眼で見た太陽コロナに近い画像を、すぐにネット上にアップすることも可能になるのではないでしょうか。
回転アンシャープマスクによる太陽コロナの画像処理法については、私共にとっては、先輩格である塩田和生氏が考案したものです。ノウハウを積極的に公開することにより、このような技法が観測者の間に広がっていくことに、頭が下がる思いがしています。 |
移動式プラネタリウム出張投影の後継者について |
10月2日(月) |
私共のホームページのトップページで告知している通り、今年12月で、移動式プラネタリウムの出張投影を終了します。予約受付は、すでに締め切っており、現在は12月までの予約を消化しているところです。残り10件を切りました。告知をさせていただいたにもかかわらず、それでもオファーに関する問い合わせがたくさん入ってきてしまうため、移動式プラネタリウム関連の情報をすべて削除しました。現在は、問い合わせがなくなりましたので、ほっとしていることろです。
毎年のようにオファーをいただいている施設がたくさんありました。私共が移動式プラネタリウムの投影から引退すると、これらの施設にご迷惑をおかけすることになるので、後継者との間で調整を続けてきました。来年1月以降は、その後継者が、私共がこれまで行ってきた、移動式プラネタリウムの出張投影を引き継ぎます。後継者は、河合準子さんといいます。すでにホームページを立ち上げてありますので、よろしかったらご覧ください。こちらです。
河合さんは、移動式プラネタリウムのスペシャリストです。以前からのこの仕事に携わっていました。私共の移動式プラネタリウムの仕事も、これまでにも頻繁に手伝っていただきました。移動式プラネタリウムに特化した解説も、レベルの高いものです。常設プラネタリウムの解説と、移動式プラネタリウムの解説は、似ているようで全く異なります。ハプニングの多い、移動式プラネタリウムでの解説には、柔軟に対応できることが必須ですが、その課題も無難にクリアーしています。
私共が使用してきたハードウエアを使用し、引き続き、毎年オファーを下さる施設に対応してもらう予定です。クライアントにご迷惑をおかけしないように、しっかり引き継いでいきたいと思っています。また、新たに移動式プラネタリウムイベントをお考えのクライアントの皆さまには、ぜひ一度、彼女のホームページをご覧いただきたく思います。
関市まなびセンターでの投影ですが、公共機関ですので、先のことはわかりません。予算が付けばという前提ですが、今後もしばらく、私共が投影を行う予定でいます。 |
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 9月30日から10月1日) |
10月2日(月) |
岐阜県関市にある、まなびセンターの直径12メートルドームに、メガスターゼロ投影機を仮設して、9月30日(土)と10月1日(日)に投影を行いました。当日夜9時にみられる星空の解説と、投影後半部のテーマ解説です。10月4日(水)が中秋の名月であるため「月の話」と題して解説しました。
コンテンツに使用した素材のほとんどは、私共が作成した静止画・動画・そして月の写真などです。中秋の名月とは、どのようなものなのか、その背景なども含めて解説をしました。
9月30日の夜は、市民天体観望会です。まれに見る良い天気でした。月と土星を中心にご覧いただきましたが、人工衛星もいくつか見ることができました。月が出ているのにもかかわらず、星も良く見えていました。いつもの観望会の時よりも暗い星まで見えていましたので、透明度がかなり良かったのではないでしょうか。気温も適温で快適でした。参加者の皆さまも満足されたのではないでしょうか。
10月1日の午後は、星空コンサートです。今年の第1弾です。「星空に舞う二つの箏色」と題して、箏の演奏と星空解説でお楽しみいただきました。星空コンサートですが、昨年度は、公演が1回限りでした。今年度から13時30分と15時の2回になっため、参加者の皆さまが、分散されました。特に2回目の回がゆったりとしていてよかったと思います。写真は、コンサートの実施風景です。 |
情報交換(神奈川県小田原市 9月25日) |
9月26日(火) |
私共が毎年夏に、移動式プラネタリウムを投影させていただく、小田原のショッピングモールの写真です。写真中央部の円の中に、ハードウエアを設営して投影を行っています。この広大な空間には、休憩用の椅子やテーブルなどがたくさん置いてあります。ここで、9月25日(月)に、私共にとっては、天文の世界の先輩格である方にお会いしました。その方の生き方も、私共にとっては、とても参考になるので、人生においても先輩格といって良いでしょう。
8月21日(月)に観測した皆既日食の話をさせていただくとともに、現在お互いに取り組んでいるテーマや、そのほか、いろいろなことについて情報交換をしました。とても参考になりました。私共よりも年上なので、これからの老後の過ごし方については、良い道しるべとなります。
天気が良かったので、海沿いの道を走って小田原に行くのは、とてもさわやかな気持ちになります。ショッピングモール内は、平日の午後ということもあり、ゆったりしていました。ここに来ると、とても気持ちが落ち着きます。良い空間だと思いました。満ち足りた気持ちで、帰路につきました。 |
移動式プラネタリウム(横浜市立大学 地球科学実験 会場 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 9月24日) |
9月26日(火) |
横浜市立大学の非常勤講師の立場で、担当の先生立ち会いのもと、9月24日(日)に同大学の学生を対象に、講座を行わせていただきました。会場は、私共が科学技術顧問を務める、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校です。夜の天体観測のプログラムで、同校の望遠鏡を使用するためです。内容は、移動式プラネタリウムを使用した星空の講義、演習問題、30センチ反射望遠鏡を使用した天体観測です。
夜の天体観測のプログラムの都合で、月や惑星が、その時間帯に見えている、この時期に講座を設定しました。学生の皆さんには、移動式プラネタリウムの機材の搬入から手伝っていただきました。そして、ハードウエアの組み立て、セッテイングと続きます。お昼をはさんで、午後からは、本格的な講座となりました。当日夜の星空を解説します。その後、演習問題を入れて、学生の皆さんに解いてもらいます。
毎年似たようなレベルの演習問題を出題していますが、学生の皆さんは、いくつかの問題にとても苦労していました。中学・高校までの勉強の中で、取り扱う内容が変化していることに原因があるように思っています。いくつかのヒントを出すことにより、ほとんどの学生が正解するので、講座に参加している学生の皆さんのレベルが高いのだと思います。
機材の撤収を終えたのち、屋上に上がって、天体観測の予定でしたが、天気が悪く中止としました。希望者のみ、屋上に上がってもらって、天文台の天体望遠鏡のみ見学していただきました。
この地球科学実験は、6つの実験で構成されています。地質・物理・海洋・地震・地殻変動・天文の各分野に関して、非常勤講師と常勤教員により集中的に実施されます。毎年、天文の分野を私共が担当しています。今年で6回目ですが、私共にとっても、とても貴重な体験になっています。 |
移動式プラネタリウム(イオンモール鶴見緑地 大阪市鶴見区 9月16日から18日) |
9月19日(火) |
9月16日(土)から18日(月・祝)までの3日間、大阪で仕事をしてきました。イオンモール鶴見緑地です。現地に行って気が付きましたが、国際花と緑の博覧会の会場である、花博記念公園のすぐそばです。平成2年(1990年)に、仕事で花博を訪れたことがありました。花博は覚えていますが、会場付近の地理までは記憶がありませんでした。
鳥取県のある新聞社からのオファーによるものです。その新聞社の関係者とは、以前、鳥取県で仕事をさせていただいたことがありました。その関係で、今回お声をかけていただきました。2011年11月のことでしたので、約6年ぶりの再会となりました。
イオンモール鶴見緑地のイベントスペースをお借りして、1日9回、3日間で合計27回の投影をさせていただきました。夏から秋の星座を中心に投影をさせていただきました。
台風18号が接近する中での投影となりました。台風の進路が心配でしたが、私共が滞在したホテルや、イベントの会場では、台風の影響は少なかったようでした。12月に移動式プラネタリウムの仕事を引退するまでに、残り10件を切りました。ひとつひとつを慎重にこなしていきたいと思ってます。それにしても、大変な3日間でした。記録の写真は撮影してありますが、掲載は行いません。 |
虹(9月12日) |
9月13日(水) |
昨日は、午後から体を動かすために、近くの公共施設に出かけました。1時間半ほど体を動かして汗をかいた後、その施設を後にして、ふと西の空を見ると、虹が出ていました。昨日は、雨が降ったりやんだりの天気でしたが、夕方近くに晴れ間が出てきました。太陽は、すでに西の空でしたので、東の空に出ていた虹です。
良く見ると、虹は2本でしたが、内側の虹の下に、さらに赤いアーチが見えていました。気が付きませんでしたが、画像処理をしてみると、外側の虹のさらに外側にも、なんとなくあと1本あるような感じがしています。もしかして、4本の虹ですか? 画像処理の過程で、コントラストと色彩協調をしていますので、実際に目撃した時よりも、地上の景色を暗く落としてあります。虹の色彩もこれほど鮮やかではありませんでした。
デジタル一眼レフカメラは、携帯していませんので、これは、バッグにいつも携帯しているコンパクト・デジタルカメラで撮影したものです。全体が1画面には収まりきれなかったので、3分割で撮影して、パノラマ合成しました。久しぶりに見た、見事な虹でした。なんとなく幸せな気持ちになるのは、流れ星を見たときと同じ感覚です。 |
ポスト・フレアループ(9月11日) |
9月12日(火) |
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