| インディ500 |
| 4月30日(木) |
大潮の今日は、アサリほりに行くつもりでいました。しかし、思った以上に気温が低く、肌寒く感じたために、風邪をひいたらいけないと思い断念しました。気をつけないと、私共の場合は、それが引き金となって命取りになる可能性があるためです。
今日も、天体写真の画像の再処理に取り組みました。気に入らなくてお蔵入りさせた画像でも、今の画像処理のテクニックであれば救済できる作品があるからです。実際にそうして何点か、納得いく作品に仕上げました。「ギャラリー」の「天体写真」のページにアップしました。詳しくは記述しませんが、画像をクリックして、これまでよりも大きな画像があれば、それが再処理した作品です。
インディ500とは、合衆国を中心として開催されるフォーミュラカー(タイヤがボディの外側に露出したオープンホイール)を使用したインディーカー・シリーズのレースのひとつです。モナコGP、ル・マン24時間耐久レースと並んで、三大レースと呼ばれています。インディアナポリス・モータースピードウェイのオーバル(楕円)コースを使用した、500マイルレースで、コースを200周して速さを競います。
コース1周(約2.5マイル 約4.023km)のラップタイムは38秒から39秒程度であり、平均速度でも350km/hを超える猛スピードです。最高速度は380km/hを超え、F1マシンをしのぐ速さです。
今年のインディ500は、インディーカー・シリーズの第7戦として5月24日(日)に決勝が開催されます。第110回目です。エンジンはシボレーとホンダから供給されます。注目されるのは、過去に2度の優勝経験を持つ、佐藤琢磨です。今年もレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングから参戦します。すでにオープンテストが4月28日(火)に行われ、92周を走り込んで、総合3番手をマークしています。
まだセットアップの段階なので、何とも言えませんが、楽しみです。過去3回の優勝者は、長い歴史の中でも3名しかいません。それだけ熾烈を極めるということでしょう。
なお、6月7日(日)にはF1モナコグランプリ決勝レースが、6月5日から14日の土曜から日曜にかけて、ル・マン24時間(プロトタイプカーで、オープンボディーなどが参加)が開催される予定です。
エネルギー危機が叫ばれている現在、このようなレースを開催することが妥当なのかどうか、疑問に感じるところではありますが、いずれ車両は電気自動車(F1は現在ハイブリッド、ル・マン24時間では水素エンジンの参戦が可能になる)に引き継がれることになるのではないでしょうか。電気自動車だから環境によいのかというと、そうでもありません。バッテリーの廃棄処分の問題などを考えれば難しい問題だと思います。次世代の車のパワーユニットとは何が適切なのか、レースの場もまた、これらの試行錯誤のテストケースだと思います。 |
| 星景写真3点の再処理 |
| 4月29日(水) |
朝からどんよりとした曇り空でした。雨も時々降っていました。この状態は夕方まで続いています。太陽面の撮影はお休みです。予定していた経理処理を行いました。最近は部屋でじっとしていることが多く、お金の動きはありません。しかし、クレジットカードの決済などがあるので、必要な経費をソフトウエアに入力しておかなくてはいけません。
最近では、これらの情報の多くは、自らネットにアクセスして確認してからプリントアウトしなくてはいけません。携帯電話も、固定電話も、クレジットカードもです。出力しなくてはいけませんので、意外と時間がかかります。午前中から始まって、お昼をまたいで、午後までかかってしまいました。面倒な作業ですが、放置してしまうと、お金の流れがわからなくなってしまうので、すぐに処理するようにします。
それでも比較的早めに終わったので、今日やるべきことのいくつかを済ませてから、以前に撮影して画像処理をしたものの、気に入らなくてお蔵入りさせた画像を取り出して再処理しました。
星景写真とは、星空と地上の風景を同じ画面内に収めた写真のことです。カメラの感度が上がったことと、レンズの性能の進化により、比較的簡単に撮影できるようになりました。特にSNS映えしやすいとして人気があるようです。
下の3点の画像のうち、2枚の画像は、白川郷で今頃の時期に撮影したものです。天の川が合掌造りの上空にかかった場面です。これまでこの構図で撮影するために、夜の時間帯に何度か白川郷を訪れました。最近では行きません。
改めて画像処理を行ったら、何とかみられる写真になりました。その上の画像は、滞在先のひたちなか市の海岸で撮影したものです。南の空が明るいのは、千葉から東京方面の光です。また、北の空(画面左側)も、これ以上カメラを左に振ると、常陸那珂港付近の光が入ってきてしまいます。
すなわち、このような光害のある中で、新月期になると、ディープスカイオブジェクトを撮影していることになります。3点とも、そこそこの出来上がりになったので、後日「ギャラリー」の「天体写真」にアップしておきたいと思っています。 |
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画像のデータ 岩礁群と天の川
2021年3月11日 EOS1Ds MarkⅢ EF35mm F1.4L USM 絞りF4.0 ISO1000
03時19分から03時39分 30sec×19frame 総露出時間17分 |
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画像のデータ 白川郷の合掌造り上空の天の川
2022年5月5日 EOS1DX HKIR EF16-35mm F2.8L USM 23mm 絞りF4.0 ISO6400
00時05分から00時12分 13sec×30frame 総露出時間6分30 |
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画像のデータ 白川郷の合掌造り上空の天の川
2019年5月4日 EOS1Ds MarkⅢ EF16-35mm F2.8L USM 16mm 絞りF4.0 ISO1600
00時24分から00時39分(地上) 60sec×6frame 露出6分 00時46分から00時54分(星空) 90sec×3frame 露出4分30秒
総露出時間10分30秒 |
| アサリほり その2(ひたちなか市 磯崎海岸) |
| 4月28日(火) |
今日はまだ中潮です。潮位は午前8時前で、43センチメートルです。そしてこの時間帯が、今日の中では磯が一番引くときです。
ちなみに大潮は4月30日(木)です。午前9時過ぎで潮位は15センチです。5月3日(日)頃まで大潮です。この日の潮位はマイナス3センチメートル(平均海面から83センチ下がります)です。
この頃が、1年のうちで一番磯が引きます。GWの最中であり、しかも日曜日です。午前11時少し前に干潮となりますので、潮干狩りには最適でしょう。岩場には海藻が付着している場所もあるので、滑って転倒しないように気を付けて磯遊びをしてほしいと思います。
今日は、磯の引き具合がいまひとつなので、あまり期待はしていませんでしたが、朝食を食べるとすぐに、磯に向かいました。前回とは異なる場所です。
最初の場所は、小さな砂利に埋め尽くされており、アサリはいませんでした。すぐに場所を移し、ヒジキがたくさん付着している岩場に向かいました。
そこでアサリを掘り始めましたら、出てきました。ただし、前回とはやや種類が異なるアサリのようでした。食べるのには問題ないので、そのまま作業を続けました。
こどもの頃ほどではありませんでしたが、前回よりは、はるかにアサリの出てくる頻度が高かったように思います。
砂浜でのアサリほりではありません。少し大きめの石や、小石をどかしながら、そこに露出した砂利の中を探ります。約1時間半ほど作業をしました。疲れてきたことと、みそ汁1回分くらいの量が確保できたので、そこでおしまいとしました。これ以上無理をすれば、体に負担がかかってしまうためです。30日に、雨が降らなければ、再び行くことになるでしょう。画像は、今日の収穫です。
こどもの頃は、貧乏な家庭で育ちました。家計も苦しかったことを、こどもながら感じていました。わがままはあまり言いませんでした。ただし、不思議と食事には困らなかったように思います。
食材がなければ、兄妹の誰かが海に走りました。家から海岸までは、直線距離でわずかに150mです。季節と時間帯によって、何が取れるかを把握していました。これからの季節になると、サイドメニューとして、アサリを食べていました。兄妹の誰かがバケツ一杯になるまで採ってきました。
こどもの頃を思い出しながらのアサリほりです。先日も記述しましたが、自生しているアサリです。味が濃くて見もプリプリしていていとてもおいしいものです。2日間ほど、砂を吐かせてから食べることになります。 |
| YouTube |
| 4月25日(土) |
私共は、いまだに楽譜が読めません。そもそも覚える気持ちがいまのところありません。それでもピアノは弾きたいと思っています。その解決策としてYouTubeを見るようになりました。再生速度を0.25倍速にして、どの指でどの鍵盤を弾けばよいのかを、追っていきます。
楽譜はインターネットで購入します。たいした値段ではありません。プリントアウトした楽譜に、ドレミファソラシドのカタカナと指番号を記入しておきます。それを見ながら1小節ずつ練習を進めていきます。そのやり方で、すでに2曲弾けるようになりました。
人様に披露するものではなく、自らの楽しみ(・・・最近では苦しみに変わりつつあります)、そして、認知症予防のためでもあります。今は3曲目の練習に入っており、ここでもYouTubeが手本です。これまでの2曲も忘れないように、毎日のように繰り返し弾くようにしていますが、上達しているようには思いません。この年齢ですから仕方がないのでしょう。先生がいるわけでもないし・・・。
さて、そのYouTubeには、音楽だけではなく、たくさんのコンテンツが存在します。動画の右側には、それらの動画がリストアップされてずらりと並んでいます。隣国の政治・経済について解説したもの、ホルムズ海峡閉鎖によって引き起こされた、エネルギー危機に対する、政府の動きなど様々です。
動画の中ではたくさん解説されているのに、テレビのニュースなどでは全く取り上げられないことを、不思議に思っていますが、その背景には、様々な理由が潜んでいるのではないかと推測しています。
このブログ「星雑記」では、そのようは話は取り上げないようにしています。政治・経済に関心がないのではなく、取り上げないだけです。正解はなく、最適解を導き出すために、試行錯誤が繰り返されているのでしょう。それらは、私共が現在行っている、いくつかの取り組みでも同じことが言えます。正解はなく、最適解を導き出すために、毎日のように試行錯誤を繰り返しているだけです。
動画を見ていると、そのような分野だけではなく、例えば、生活に苦しむ家庭で育った少女のIQが異常に高くて、大人になるにしたがって成功を収めていくストーリーなどがたくさん存在します。
どのようにして、このような動画が作られているのか、そしてどのような理由で、これらの動画がたくさん存在するのかは、わかりません。たくさん見ていくうちに、それらは実話ではなく、多くがフィクションであることがわかります。30分以上の動画も少なくありませんが、説得力があり、文章の表現が見事だったりします。
それらのストーリーを進めるために、静止画が多用されますが、おそらくそれらは、AIによって作りだされたものだと推測しています。ナレーションもおそらくAIでしょう。完成度の高い動画もあれば、そうでないものまで様々です。
テレビは、あまり見ない方です。せいぜい大河ドラマやBS時代劇くらいです。最近になってこれらの動画を見るようになりました。そこで描かれる、少女の姿などは、とても愛らしかったりします。現実に、このようなストーリーは、起こりえないと思うものが多いのですが、それでも面白く、表現の中から学び取ることができる要素もたくさんあります。
おそらく、私共の興味は一時的なものだと思いますが、よろしかったら、一度覗いてみてください。サンプル動画としてリンクを張りたいのですがうまくいきませんでした(スクリプトエラーになってしまいます)。そこでhttps://www.youtube.com/watch?v=HNm99h9VMO0を検索画面の上にあるURLに直接打ち込んでみてください。フィクションだととわかっているのに、泣けてきてしまいます。似たような内容の動画がたくさんあるので、うまくその動画にたどりつければよいのですが・・・。
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| 天体写真再処理(石廊崎の海にそびえる天の川 2020年8月12日) |
| 4月24日(金) |
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画像のデータ さそり座からいて座付近の天の川
2020年8月12日22時13分から22時43分 EOS1DX HKIR EF24-70mm F2.8LUSM 24mm F4.0 ISO3200
60sec×23frame 23分露出 石廊崎
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朝のうちは少し晴れていましたが、そのあとはずっと曇り空でした。コンテンツなどを制作していましたが、早めに完了したので時間が確保できました。パソコンのファイルを整理していたら、以前に撮影した写真が目にとまりました。
今では画像処理のテクニックが、当時と比べてレベルが高くなってきましたので、その画像を見ると、処理が不十分であることを感じました。そこで画像を開いて、再び処理することにしました。上の画像は、処理が終わったものです。
当時は、「ギャラリー」の「天体写真」のページにもアップしていませんでしたが、このレベルなら、アップしても大丈夫だろうと思っています。こちらにアップしましたので、よろしかったらご覧ください。
石廊崎の水平線に垂直にそびえる天の川です。画面左上の隅に見えるのが土星で、その右下が木星です。単独行動で、石廊崎まで車を走らせました。その目的は、ペルセウス座流星群を撮影するためでした。下弦を過ぎた月が夜半過ぎに昇ってくるはずでしたが、それまでは空は真っ暗です。
ペルセウス座流星群を見るために、普段であれば人っ子一人いない場所に、この日は平日にもかかわらず、たくさんの見物客がいて、大賑わいでした。流星が流れるたびに、ワーッという歓声が響きました。大勢で流星を眺めるのも悪くないものだな・・・と思いながら帰路につきました。
さて、今年のペルセウス座流星群は、8月13日(木)の11時頃に極大となります。この時間帯は昼間なので見ることはできませんが、13日の未明を中心にたくさんの流星が見られそうです。ここで勘違いしないように注意したいのは、13日の夜の続きの朝ではなく、12日の深夜に日付が変わった時間帯のことです。
どこで見るかはまだ決めていませんが、ちょうどその日が新月なので、条件としては最高です。空の暗いところで見たいものですね。天気次第ですが、伊豆半島最南端に位置する石廊崎は、南に明かりがないので(ただし、稀に船の明かりが煌々と海面と空を照らしていることがあります)、場所としては最高です。
流星群とは関係なく、次に石廊崎に行くときには、上の画像よりも、さらに露出をかけてクオリティーの高い写真を撮ってみたいと思っています。
上の画像で使用しているレンズは、ズームレンズですが、微恒星がとてもシャープで解像度も高く、周辺減光も少ないので、優秀なレンズだと思います。一般撮影に多用していますが、大事に長く使用したいと考えています。
昨晩はハマグリのバター炒め、今晩はアサリの味噌汁です。地元産のハマグリとアサリは、身がプリプリしており、味が濃く大変においしいものでした。スーパーで買うものとはレベルが段違いでした。 |
| アサリとハマグリ |
| 4月23日(木) |
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昨日の朝は、その前日の夜の撮影で疲れていたことと、天気が悪かったので、日課である太陽面の撮影は行いませんでした。午前中に仮眠をしたのち、昼食を食べると、すぐに磯に向かいました。
大潮が4月18日(土)でした。その時に比べると、磯の引き具合はさほどではありませんでしたが、アサリを掘るには充分でした。沖合約2.5kmにある東防波堤(これで、とうぼうてい、と読みます。 長さ約5.6キロ 海底からの高さ約24メートル)は、その完成後に近隣の磯の生態系を一変させてしまいました。
潮の流れが変わったせいか、海岸付近の岩礁群は小石や砂利などで埋め尽くされました。しかし、その一方で、東日本大震災のときには、この防波堤が、津波から町を守ってくれました。何とも複雑な気持ちです。一時期姿を消した海藻類ですが、最近、海辺を散歩すると、海藻の姿を見ることができるようになってきました。
こどもの頃は、この磯は海産物の宝庫でした。タコ、ムラサキウニ、小魚、アサリ、近海魚などがたくさんいました。ひょっとしたら、アサリも戻っているのではないかと、以前から考えていました。
干潮であっために、波打ち際近くまで行って、少し大きめの石や小石などをどかして、アサリを堀りました。アサリがどこにあるのか、こどもの頃の体験を思い出しながら、掘り進んでいくと、出てきました。ただし、数は少なめです。2時間くらい作業したところで、潮が満ちてきたのでそこでやめました。こどもの頃だったら、このくらい時間をかければ、バケツ一杯のアサリが採れていたことでしょう。
観光客の方々が、珍しそうに声をかけてきました。木更津から来られた方は、そちらでアサリはたくさん採れると言われていました。ただし、そのアサリとは、放流されているものだと聞いています。一方で、こちらのアサリは自生しています。みそ汁にすると、その味の濃さと旨みに驚かされます。
こどもの頃は、何でもなかった作業ですが、この歳になると大変疲れます。しかし、おいしい味噌汁になると思うと楽しみです。昨夜は疲れて、すぐに寝てしまいましたが、朝起きると、玄関先のチャイムが鳴りました。・・・こんな早い時間に何だろうと思って、ドアを開けてみると、知人がハマグリを持ってきてくれました。
昨日採ったアサリがかすむほどの大きさに驚きました。アサリとハマグリ、しばらく楽しめそうです。ハマグリは砂を吐いた状態ですが、アサリの方は、まだあと1日ほど海水に浸しておかなくてはなりません。みそ汁にする場合は、断然アサリの方が味がよいようです。満月近くに、また磯に出る予定です。
画像は、上がハマグリ、下がアサリです。どちらも地元産です。 |
| ディープスカイオブジェクトの撮影(マルカリアンの銀河鎖西部領域 おとめ座 2026年4月21から22日) |
| 4月23日(木) |
この新月期は天気の悪い日が多かったため、夜の天体写真撮影はほとんどできませんでした。しかし、21日(火)は朝のうち、曇りから雨でしたが、午後から回復してきて夕方にはよい天気になりました。
月は、月齢4で西の空に見えていましたが、沈む時間が早いことと、ディープスカイオブジェクト(太陽系外にある天体を指します。銀河・星雲・星団などです)の撮影には支障がなかったので、撮影をすることにしました。黄砂がやってくる予報でしたが、空のコントラストは、悪くありませんでした。
夕方の明るいうちに、機材の準備をします。といっても望遠鏡は庭に設営したままなので、電源ケーブルや、USBコネクター類を接続し、撮影に必要なカメラや補正レンズを望遠鏡に取り付けるだけです。しかし、それでも約30分以上の時間が必要です。
夕食を済ませてから、撮影に入りましたが、USBコネクターをパソコンが認識しませんでした。よくあるトラブルですが、パソコンを再起動したり、望遠鏡のコントローラーの電源を入れなおしているうちに、認識されました。原因がまだ特定できていませんので、今後、どのような場面でこのトラブルが起きるのかを、調査したいと考えています。
制御用ソフトウエアを立ち上げたのち、東の空にあるブライトスター(うしかい座のアークトゥルス Arcturus)に望遠鏡を向けて、望遠鏡にそこを向いていることを認識させたのち、ピントを合わせます。
その後、撮影対象の天体に望遠鏡を向けて、ガイド鏡のキャリブレーションを行い、ガイドを開始します。このキャリブレーションという作業は、画像のずれの大きさや方向に対して、どのくらいのパルスを赤道儀に送出するかを決める作業です。望遠鏡が設営してあり、ガイド鏡(地球の自転に伴う、星の日周運動を追尾するための装置)を固定してあれば、毎回行う必要はありません。
しかしながら、撮影のあいだが1か月もあくと、ガイド鏡に取り付けてあるカメラが、微妙に回転するようです。ガイドの精度を上げるために、毎回行うようにしています。
目標の天体の導入は、自動導入ですが、一発で画像の中心に入ってくるわけではありません。ソフトウエアの、プレートソルブという機能を使用して対象の天体を画像の中心に持ってきます。
この機能がない時代は、望遠鏡のコントローラーを微調整しては、テスト撮影を行い、それを繰り返すことにより、撮影対象の天体を画面の中心に追い込んでいきます。時間のかかる作業ですが、今では部屋にいながら、テスト撮影した画像をチェックし、導入補正というコマンドを送れば、一発で終了します。ありがたいことだと思います。
マルカリアンの銀河鎖を撮影するつもりでいました。しかし、撮影された画像をチェックすると、銀河の配列に違和感を感じていました。冷却CMOSカメラで撮影した画像において、1回あたり4分程度の露出では、恒星しか写っていないように見えます。そこで画像処理ソフトを立ち上げてレベル調整を行い、銀河の位置を確認します。望遠鏡制御用のソフトウエアと、この画像処理ソフトウエアは、連動していますので、このような確認の場面で便利です。
これでよしと思い、その状態で撮影を開始しました。そのまま床につきましたが、日付が変わる頃に目が覚めて、パソコンの画面をチェックすると、恒星もほとんど写っていない状態でした。庭に出てみると、望遠鏡が向いている方向に雲があったので、そこで撮影をおしまいにしました。
翌朝、望遠鏡からコネクター類や、補正レンズ、カメラなどを取り外している間に、画像処理の作業を行いました。最終的な仕上げは、夜に行いました。こうして完成したのが、下の画像です。マルカリアンの銀河鎖を撮影したつもりでしたが、望遠鏡の方向が、それよりやや西を向いていたようです。マルカリアンの銀河鎖は、既に撮影(こちら)していることと、この領域は、撮影される場面が少ないので、今回は、これでよしとしました。
下に2枚の画像をアップします。2番目の画像は、まったく同じものですが、銀河の識別番号を添付したものです。画像の撮影データや、より大きな画像は、こちらをご覧ください。今月の夜の撮影は、これで終わりです。 |
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| 今年初の高解像度画像(太陽黒点NOAA14419群 4月20日) |
| 4月21日(火) |
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冬場に比べると、気温がだいぶ上昇してきました。体への負担も軽くなり、助かっています。冬型の気圧配置を脱して、移動性高気圧に覆われるようになったために、太陽面を、望遠鏡を通して目視しても、周縁部の揺らぎがだいぶ少なくなってきています。拡大光学系が使用できるレベルに落ち着いています。
上の画像は、昨日撮影したNOAA14419群の画像です。3倍の拡大光学系を使用しています。気流の方は、まあまあのレベルでしたが、動画撮影を行っている最中に、数秒程度、粒状斑(太陽の光球面に見られる粒状の模様のことです。穀物の粒に見えることが名前の由来とされています。英語ではGranuleです)が、撮影しているパソコンの画面全体に、気流のよくなった瞬間に数秒間、ふわっと浮かびあがってくる様は見事です。
数秒間でも浮かびあがってくれれば、あとは画像処理の時点で、その数秒間の画像を中心として処理することができます。そのあと、コントラストや、黒点暗部の濃度を調整することで、見栄えのする画像に仕上げることができます。これらの画像処理のプロセスは、試行錯誤のうえにたどり着いたものです。
これから、夏に向かって気流がさらに良くなってきますので、大きな黒点が出た時などには、さらに望遠鏡の威力を引き出すことができるでしょう。撮影データや、その他の画像は、こちらにありますので、よろしかったらご覧ください。
太陽面の撮影は、私共のライフワークです。若い頃から黒点のスケッチとともに、折に触れて継続してきました。近年では、画像処理ソフトの発達や、望遠鏡、赤道儀の性能が飛躍的に高性能になったことを背景に、一昔前では、規模の大きな天文台でしか撮影できなかったような、高解像度の画像を得ることができるようになりました。
しかし、だからといってそれは簡単な作業ではなく、試行錯誤を繰り返すことにより到達する地道な取り組みです。今のようなプロセスでの画像処理は、2012年から続けています。最初の画像の、このホームぺージへのアップは、2012年11月15日(火)でした。黒点群の識別のために、その時から群番号を画像に付けるようになりましたが、今ではたくさんの撮影者が、この群番号をつけているようです。
※NOAA(National Ocean and Atmospheric Administration)とは、アメリカ海洋大気庁のことです。略してノア。太陽活動領域の番号付けを行っており、4桁または5桁の番号で表現されます。私共の画像では、最初の一桁目の1を、太陽画像の中では省略しています。AR
XXXXと表記されることもあります。NOAAは太陽活動に関する情報提供、観測と研究を行っています。 |
| 体調 |
| 4月20日(月) |
昨夜は早く床につきましたので、今朝はすっきりと目が覚めました。毎日爆睡です。眠れないということはほとんどありません。しかしこれは、寝る前にある飲料を飲んでいる効果だと思います。その飲料は、テレビのCMでも放映されることがあります。
昨年の5月21日(水)の深夜に救急車で運ばれ、緊急入院して以来、約11か月が経過しました。いまだに生きながらえています。同年代の知人の訃報に接することなどがあると、自らがこうして生きていられることを不思議に思っています。
緊急入院した際に、医師から告げられた言葉は衝撃的でした。「あなたの心臓は、健康な人々の心臓に対して約〇〇%しか機能していません」。聞いた瞬間は、数値があまりに低かった(50パーセントを大幅に下回る数値)ので、その分の機能がへずられているのかと勘違いしたくらいでしたが、そうではありませんでした。理解した際に思ったのは、そんなに低い数値でも生きていることができるのか・・・と思った次第です。
胸部レントゲン撮影などの結果では、心臓が拡大しているとのことでした。健康な心臓とは、ぎゅっとしまった状態だそうです。血液を送り出す力がないため、その結果として心臓を大きくして血液を送り出しているのだそうです。いつも、私共の気持ちに寄り添ってくれる薬局の店主に聞くと、一度大きくなった心臓は元には戻らない、とのことでした。私共のケースをさしているようでした。
このようになる以前は、心臓のことを気にしたことはありませんでしたが、今では常に心臓の存在が自覚できます。調子が悪いときには、心臓が締め付けられる感覚があります。薬で治療を続けているうちに、その傾向はだいぶおさまりました。
朝夕2回服薬しています。その中には、心臓の働きを穏やかにする薬が何種類か含まれています。約11か月使用しているわけですが、副作用を感じたことはありません。
日常生活を送る分には問題ありませんが、体に負荷をかけると影響が出てくるようです。その結果が、今では日課となった朝夕の血圧測定に現れることがあります。血圧は、どちらかといえば高めの傾向でしたが、今は驚くほど低い数値です。・・・大丈夫か、こんな数値で・・・と思うレベルですが、測定結果の数値とグラフを医師に見せても、特にコメントはありません。
要となる臓器ですので、停止したら終わりです。それがいつになるかわかりませんが、だからといって恐怖心はまったくありません。仮にそうなったとしたら、背中に背負っているたくさんの重い荷を下ろすことができるので、それはそれでかまわないという心境です。ただ、残された時間が少ないので、無理をしないで毎日を生きながらも、取り組んでいることを続けるということを心がけています。
最近、夢の中によく出てくるのは、科学館勤務時代に、プラネタリウムの投影の時間が迫って、300席ある座席が満席なのに、気持ちが焦っていてなかなか解説台にたどり着くことができない場面だったりします。
年金だけで暮らしていくのでは、余裕がありません。それが今もプラネタリウムの仕事を続ける理由のひとつですが、そろそろやめてもいいんじゃないかと言ってくる、もうひとりの自分がいます。車で関市まで走ることができなくなった時が、引退の時期なのでしょう。
そのようになるまで、あとほんの少し頑張るつもりです。このブログ「星雑記」の中で、体調のことを頻繁に記述するようになったのは、体内にカウントダウンが始まった時限爆弾を抱えているからにほかなりません。ご理解をいただきますよう、お願いします。このような状況ですが、引き続きこのブログ「星雑記」にお付き合いください。 |
| パンスターズ彗星(C/2025 R3)撮影記 |
| 4月19日(日) |
彗星を撮影することはできませんでした。ここ数日間、夜明け前の天気をチェックしていましたが、晴れていても風がとても強かったり、曇っていたりしていましたので、撮影には出かけませんでした。
おそらく今日がラストチャンスだと思います。明日未明の天気予報を見ると、相変わらず雲が多めです。今日は出かけました。天気予報では雲が多めでしたので、おそらく雲にさえぎられて見ることはできないだろうと考えていました。そして、実際その通りでした。それでも出かけたのは、星仲間と約束していたためです。そして、もしも晴れてくれれば、ぜひ見たいと思っていました。
午前2時に目覚ましをセットしました。機材を車に積むかどうかは、ぎりぎりで判断しました。本来であれば、昨日の夕方のうちに準備してしまうのですが、曇る確率が高かったためです。「骨折り損のくたびれ儲け」にならないようにとの考えです。できるだけ体に負担をかけないというのが、行動を起こすときの、現在の考え方です。
起きてすぐに外に出ると、星が見えていましたが薄雲もありました。現場に到着して晴れてくると後悔するので、機材を車に積み込みました。下で記述した機材のほか、ニコンの10×70双眼鏡と、それを固定する三脚もです。
車のボディーカバーは、夜露で濡れていました。露除けヒーターを持っていくかどうか迷いましたが、短時間の撮影なので、問題ないだろうという判断で、持っていきませんでした。
海岸までは、直線距離で300メートルほどです。5分程度で現場につきました。既に星仲間2名が、撮影機材のセッティングを終えていました。驚いたのは、ほかの撮影者が、5名程度いたことです。こんなに集まるのかと思った次第です。東の水平線が見通せる場所といえば、このエリアでは鹿島灘か、九十九里浜あたりになるのではないでしょうか。横浜からであったら、迷わず伊豆半島最南端の石廊崎に向かっていたと思います。
空には星が見えていましたが、午前4時頃になっても、東の空の雲が移動してくれる気配はありませんでした。東の空が白み始めてきたところで、機材を撤収し、星仲間と別れて戻ってきました。すぐに再び床に入り、午前8時頃まで寝てから起き出しました。今は午前11時頃です。皮肉にも良い天気です。今日は太陽面を撮影するべきかどうか、迷っているところです。下の画像は、海岸線で撮影の準備を終えて待機していることろです。
パンスターズ彗星は、世界時の19日22時頃に近日点(太陽に最も近い点)を通過しましす。その距離は約7500万キロメートルです。この彗星の軌道は、放物線に近い楕円軌道ですが、摂動(せつどう 惑星の引力の影響)で、放物線に近い双曲線軌道に変化していきます。即ち、二度と太陽の方向には戻らないという意味です。
放物線軌道を持つ彗星は、楕円軌道の彗星とともに、その天体の位置推算(広い意味での天体の軌道計算)を勉強するときの基本ですが、双曲線軌道を持つ彗星は大変珍しいと思います。
久しぶりに、夜明け前の海岸に出ましたが、それはそれで新鮮でした。ただ、予想していた通り、体に少し負担がかかったようです。これまでのようにはいきません。 |
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| パンスターズ彗星(C/2025 R3)撮影準備 |
| 4月15日(水) |
天気は下り坂に向かっています。太陽面の撮影もできませんでしたので、午前中のうちに、パンスターズ彗星の撮影のための準備作業を行いました。本来であれば、太陽面の撮影に常用しているTOA150Bを使用したいところですが、彗星が出てくる方向が、建物にさえぎられています。
このところ、夜半過ぎの天気を毎日チェックしているのですが、なかなか晴れてくれないようです。また、運良く晴れたとしても、私共の体調の関係もあり、無理をしないようにしています。まだ彗星を一度も見ていません。
彗星の見える位置などを配慮すると、今週いっぱいが見頃と考えられています。ステラナビゲーターでシミュレーションをしてみると、4月17日(金)の午前4時で、東から北へ約15度、高度は約12度です。水平線の見える、近くの駐車場に行けば、雲さえなければ、問題なく見つけることができるでしょう。明るさは4.4等級前後ですので、双眼鏡を持参する必要があります。
下の画像は、撮影に使用する機材です。赤道儀はマークXをポータブル仕様に改造したものです。この赤道儀には、極軸を合わせるための上下・水平微動がないため、他社のパーツを流用して、やすりをかけて改造しました。そのあとに、マークXカラーで塗装したものです。石廊崎などに遠征するときに使用するための機材です。
ポータブルというには少し重すぎますが、車に積んでしまうので問題ありません。赤緯軸には、カメラが2台搭載できますが、今回は、望遠レンズの出番ですので、片方にはバランスウエイトを使い、重量のバランスを取ります。
この赤道儀は、乾電池でも12Vバッテリーでも、どちらでも駆動できますが、今回はバッテリー駆動です。一番下の画像はジャクリのポータブル電源です。災害時にも役に立つように、大容量のものです。充電回数は約800回ですが、まだ3回程度しか充電していません。おそらく私共よりもはるかに長生きでしょう。
その右は、キャノンの望遠レンズEF200mm F1.8L USMです。彗星の撮影時に威力を発揮します。F2.2まで絞って撮影しますが、解像度が高く、微恒星もとてもシャープです。唯一の欠点は、ピント合わせが電子リングマニュアルであることです。古いレンズなので、作動しないとただのスクラップと化してしまうので、午前中のうちに動作チェックしました。問題なく動作しているので一安心です。
はたして撮影できるかどうか、私共の体調と天気次第です。うまく撮影できたら、このブログ「星雑記」にアップします。なお、パンスターズ彗星は、昨年の9月に、ハワイのパンスターズ2望遠鏡で発見されたものです。 |
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| あしたば |
| 4月13日(月) |
生命力が強く、発育が早いことから、今日芽を摘んでも、明日には芽が出てくると形容されることに由来する名前です。若葉はお浸しや、和え物、天ぷらなどにして食用されます。
散歩コースの少し先にある、酒列磯前神社の参道の表側、すなわち海に面した道路沿いの斜面に、あしたばが見られるようになってきました。春先の新芽は、甘みがあって風味がよく、おいしいとされています。
今夜の夕食に、ほかの山菜と一緒に、天ぷらになって出てくるでしょう。ブランドのお蕎麦である、常陸秋そばとともにいただくことになります。次は、今度の干潮の頃を見計らって、近くの磯にアサリを取りに行くつもりです。今の季節のものをたくさん食べて、体力をつけたいと思っています。
先日の4月10日(金)に通院しましたが、体調は良くも悪くもない状態で安定しているようでした。医師からのコメントは特にありませんでしたが、気になる数値データがあるので、少し様子を見ましょうとのことでした。
天文業界の知人の訃報がありました。そのおひとりは、私共と同年代の方です。いつ自分の番が来てもよいように、覚悟をしておかなくてはいけないと思っています。 |
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| 滝桜4点(福島県田村郡三春町 4月9日) |
| 4月10日(金) |
日本三大桜として知られる滝桜は、四方に伸びた枝から薄紅色の小さな花を無数に咲かせ、その様はまるで流れ落ちる滝のように見えることから「滝桜」と呼ばれるようになったとのことです。
樹齢は推定で1000年以上です。エドヒガン系の紅枝垂れ桜で、高さ13.5メートル、根回りで11.3メートルです。ちなみにあとふたつの桜とは、岐阜県本巣市の根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)、山梨県北斗市の山高神代桜(やまたかじんだいざくら)のことです。
そろそろかと思い、ネット上で満開の情報をチェックしていました。満開に達したことと、天気予報から昨日(4月9日)の未明に滞在先を出発しました。常磐自動車道から磐越自動車道を経由して、引船三春ICでおりて、現地に到着したのは午前6時頃でした。ちょうど太陽の光が差してきたころでした。所要時間は約2時間30分、片道約150キロの距離です。
天気予報では、気温が高いといっていましたので、薄着でしたが、念のため軽量のダウンジャケットを持っていきました。現地付近の高速道路上では、気温が5度程度でしたので、少し寒く感じました。
高速道路上では、こぶしの花をたくさん見ることができましたので、この状態で、はたして桜が咲いているのだろうかと疑問に感じましたが、滝桜は満開でした。見事です。
一番下の画像は、5年前の2021年4月11日に撮影したものです。この時の様子を、このブログ「星雑記」の2021年4月12日(月)のところに記述していますので、よろしかったらご覧ください。この画像のように、桜のまわりに人がいない状態で撮影するのは、今では不可能かも知れません。今回も6時に到着した時点では、桜のまわりにたくさんの見物客がいました。
その上の3枚の画像が今回のものです。5年前に撮影していたので、カメラを持っていかなくてもよいかなと思っていたのですが、せっかく行くのだからと考えを改め、持参しました。ただし、三脚はなしです。
見物客が極力入り込まないようなアングルを探して撮影しました。単なる1枚撮りの画像ではなく、露出を変えて、多段階露出としてHDR(ハイダイナミックレンジ)処理を行っています。三脚を持っていくべきでした。そうすれば、もっと解像度の高い画像を得ることができたのではないでしょうか。ただ、イメージしたとおりの画像に仕上がったので、これでよしとしたいと思っています。
奥州三春藩5万石の城下町である三春町には、この時期たくさんの紅枝垂れ桜が咲き乱れます。その様子は車窓からでも見事でした。その数は約1400本とも言われています。滝桜と何らかの関係があるのかも知れませんね。
町内のほかの桜も、ゆっくりと回って撮影してみたいと思ってはいるのですが、今の体調ではそれができるかどうかも疑問です。周辺の桜の名所には駐車場が少なく、徒歩を余儀なくされるでしょう。今年の花見はこれが最初で最後です。体力的にも少し無理をしてしまいました。
写真のデータ EOS1Ds MarkⅢ EF24-70mm F2.8L ISO200 うち3枚は、多段階露出によるHDR処理 |
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| マップス彗星その後(C/2026 A1 MAPS) |
| 4月4日(土) |
マップス彗星が日本時間の4月4日23時頃、近日点(太陽に一番近い点))を通過しました。太陽にかなり近づくサングレイザー(太陽をかすめる彗星)のグループである、クロイツ群の仲間です。最も接近した時の、彗星から太陽中心までの距離は85万8千キロメートルです。太陽の半径を配慮すると、太陽表面からは、わずかに16万2千キロのところを通過することになります。。
大方の予想通りだったようです。太陽に接近するまでは、SOHO衛星などのカメラにとらえられていましたが、太陽に接近するにつれて、次第にその形が小さくなっていきました。そして、その後はカメラの視野には認められなくなりました。今日の画像を見ても存在しません。
彗星を作る物質(汚れた雪だるまの大きな塊と考えてください)が完全に蒸発したのでしょう。今年2月に行われたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による観測から、彗星の核の直径は約400mと考えられていました。
直径約400メートルの彗星の核が、太陽表面から16万2千キロの距離まで接近すれば、通過して生き残るのは、さすがに無理があったということなのでしょう。通過できれば、夕方の西の空に、雄大な尾を引く姿を見ることができた可能性がありましたので残念です。
前述のクロイツ群とは、太陽に極めて接近する軌道をもつサングレイザー(太陽をかすめる彗星)です。もともとは、ひとつの巨大な彗星が分裂してできたグループと考えられています。群の名前は、ドイツの天文学者ハインリヒ・クロイツ(1854年から1907年)に由来します。太陽に極めて接近する彗星の軌道を調べ、それらのほとんどが同じような軌道を持つことから、これらの彗星は巨大な彗星が分裂したものだと結論づけました。
このクロイツ群のひとつには、1965年(東京オリンピックの翌年)に出現した池谷・関彗星が有名です。ちなみにその頃、私共はまだ中学1年生でしたので、星に興味はありませんでした。実際に彗星を見ることはできませんでしたが、学校の視聴覚室で、発見者のひとりである池谷薫さんが、彗星(この彗星だったのかどうかは知りません)を発見するまでの経緯を描いた映画(当時ですから白黒です)を見たことを、その内容とともに今も覚えています。
映画の中で、彗星がなかなか発見できずに、先輩格である、本田實(ほんだみのる)さんに手紙を書き、アドバイスをもらっていた場面などが出てきていました。その本田實さんは、私共が科学館勤務時代に、科学館を視察で訪れたことがあり、部屋で仕事をしているときに、後ろから肩をたたかれ、大変驚いたことがあります。それ以来、何度か交流をさせていただきました。憧れの大先輩でした。倉敷を訪れるたび、あるいは、高速道路で倉敷付近を通過する際に、いつも思い出します。 |
| 桜と灯台 |
| 4月4日(土) |
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昨日はよい天気でしたので、久しぶりに太陽面を撮影することができました。3月21日(土)以来の撮影でした。昼前に出かける用事がありました。日立市においしいお寿司屋さんを見つけてあるので、そこにお寿司(回らないやつ)のランチを食べに行くためです。
アジフライが絶品であるため、お寿司を少なめにして、アジフライを単品でオーダーします。お寿司屋さんのアジフライなどの素材は、近くの漁港で水揚げされたものが使われているので、とても新鮮です。価格は多少高くなりますが、たまの贅沢です。
お寿司を食べに行く前に、日課である散歩を済ませました。体に負担をかけないよう、これまでよりも距離を短くしています。近所にある小学校が散歩コースに入っています。私共が小学生時代ここで過ごしました。そのグラウンドに、ようやく桜が咲き始めました。桜の後ろに見えているのは、椿です。
近くにある酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)は、平安時代の斉衡3年(西暦856年)の御創建です。今頃の時期になると、参道の両脇に椿の花びらが落下して、赤色に染まる光景は見事ですが、最近は清掃が行き届いているので、すぐに片付けられてしまうのが残念です。折に触れて、ここに参拝しています。
画像の左奥に見える灯台は、磯崎灯台です。1951年に初点灯して以来、茨城県内で最古の灯台として知られています。高さは15メートル、12秒で1回の間隔で回転しています。2022年に点灯70周年を迎えました。
私共の生まれた家は、この灯台のすぐ下にありました。今はその家はありません。磯崎灯台は今は無人です。私共がこどもの頃は、灯台守がいました。敷地内に職員の住む官舎がありました。そこの次男が私共の同級生だったので、頻繁に遊びに行っていました。敷地内は、私共の遊び場でした。
今では、灯台のすぐ北側に太平洋が一望できる整備された階段があります。こどもの頃は未整備で、その坂を上って毎日小学校に通っていました。学校へは行きたくない日が多く、特に低学年の頃は、仮病を使っていかない日が多かったように思います。母は、それでも何も言いませんでした。
近所には、桜の木が少ないので、どこかに見に行きたいとは思っているのですが、あとは私共の体調次第です。
話は変わりますが、マップス彗星が日本時間の今日(4月4日23時頃)近日点(太陽に一番近い点))を通過します。この彗星は、今年1月13日に、チリのアマチュア天文家たちが運営するMAPSサーベイによって発見されました。太陽にかなり近づくサングレイザー(太陽をかすめる彗星)のグループである、クロイツ群の仲間です。最も接近した時の、彗星から太陽中心までの距離は85万8千キロメートルです。
太陽の半径を配慮すると、太陽表面からは、わずかに16万2千キロのところを通過します。大方の見方では、これだけ接近してしまうと、おそらく消滅するだろうと考えています。彗星を作る物質(汚れた雪だるまの大きな塊と考えてください)が完全に蒸発するためです。消滅すれば、それ以降、彗星の姿を見ることはできません。
万一、生き残った場合は、明るい彗星としてみることができます。日の入り直後の超低空です。4月8日以降の数日間です。太陽に接近する様子は、太陽を常時観測しているSOHO衛星、GOES衛星などでご覧いただくことができます。既にそれらの視野に入ってきています。
私共が、太陽面を撮影するときに、いつも参考にさせていただいている「宇宙天気ニュース」にそれらの動画がまとめられてるので、よろしければご覧ください。私共も注目しています。
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| 個展(サザコーヒー本店ギャラリー 茨城県ひたちなか市 3月24日から3月30日) |
| 4月1日(水) |
体調の件も含めて、この間、いろいろなことがあったため、体に負担をかけないようにしていました。このブログ「星雑記」を更新しなくて、誠に申し訳ありませんでした。気にはなっていたのですが、更新は、個展が終わって一区切りついてからにしようと考えていました。
以前に、更新が滞った時には、私共の体調に変化があった時だとお考え下さいと記述していましたので、心配して電話をくださった方や、メールで連絡をくださった方などがいらっしゃいました。ありがたいことですが、申し訳なくも思っています。
季節が変わり、桜の便りが届くようになりましたが、滞在中のひたちなか市の家のまわりには、桜の木がありませんので、どこかに見に行こうかと思っていますが、それも体調次第です。
朝夕に血圧を測定するのが日課になってしまいましたが、気になる表示があるので、次回の通院時に医師に相談するつもりです。また入院するのは嫌ですが、仕方がありません。脈を打つのが停止してしまうと、それは私共の人生の終わりを意味します。
前置きが長くなりましたが、3月24日(火)から30日(月)までの期間で、サザコーヒー本店内のギャラリーで個展を開催しました。これまでに描いてきた、スペース・アート、風景画、仏画、鉛筆画などを展示しました。スペースが意外と広いので、全部飾れるかどうか心配でしたが、設営してみると、持っていった作品の全てを飾ることはできませんでした。そこで、それらの中から、厳選して35点近くを展示しました。
遠くは岐阜県、神奈川県、東京都、埼玉県などをはじめ、地元の皆さんにもたくさんご覧いただきました。また最終日には、地元のケーブルテレビの取材が入りました。遠くから来てくださった皆さんには、厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
期間中は、会場に常駐していたので大変疲れました。個展の開催は、絵を描くことに取り組み始めてからの目標でしたが、37年近くが経過してやっと実現することができました。個展の開催にこぎつけるまでには、その準備や設営・撤収までに大変な労力と、経費がかかります。はたして開催したことは正解だったのだろうかと、個展が終わった今も、自問自答しています。
大変疲れましたので、少し体を休めてから、日常の取り組みを継続したいと思っています。ブログの方は、更新の頻度は落ちてしまうかもしれませんが、今後も継続します。
以下に、個展の記録写真を数点アップします。 |
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| ポストカード(パノラマ写真) |
| 1月19日(月) |
個展の際に販売を予定しているポストカードの印刷が終わり、送付されてきました。この「星雑記」の昨年の10月21日(水)のところでも、A4サイズのポストカード(スペースイラスト5枚組)に関して記述しています。
スペース・イラストや風景画、そして仏画は、原画のサイズが大きいので、価格はつけて展示はするのですが、高価なのでまず売れることはないでしょう。
売れないことを前提に、価格を表示しないという考え方もあるのですが、前回のグループ展の折に、仲間のひとりから、そうであったとしても価格はつけておいた方がよいとのことでしたので、表示することにしました。
作品の額装代や会場費など、グループ展でも今回の個展でも、経費の持ち出しがかなりの額になります。個展を開催して利益を上げることはできません。また、額装した絵も、搬入・搬出の際に傷をつけたりしてしまうことが多く、開催したとしても、メリットがあるわけではありません。
しかしながら、イラストに初めて取り組んだ1989年、すなわち今から約37年前から、いずれは個展を開催したいという目標がありました。そのほかにも、科学雑誌や天文情報誌の表紙をはじめ、様々な場面で発表したいという思いがありました。後者は実現しましたが、個展だけは実現していません。
いずれ、開催する機会が自然に訪れるはずだと思っていましたので、それが今なのでしょう。
ポストカードは、自分のプリンターで出力したのではなく、ネット印刷です。紙質も、発色や解像度を含めた画質も、すべてのクオリティーが高く、満足のいくものです。
あと数点、ポストカードにするものがあるのですが、それは来月に入ってから頼むことにしています。印刷にかかる経費も無視できません。できるだけたくさん販売して、少しでも経費の持ち出しを押さえたいと思っています。
今回のポストカードは、サイズが長3です。これまで、各地で撮影してきたパノラマ写真を5点選び出し、限定10セットで販売する予定です。
各地の風景の中に、通常のカメラの画角では、景色が素晴らしすぎておさまりきれないことがあります。そのような場合に、三脚の上にカメラを固定して、水平方向に回転させながら、これらの写真を撮影してきました。たくさんあるのですが、それらの中から、5点を選び出したものです。 |
| モンキー星雲(NGC2174 オリオン座の散光星雲)とバラ星雲(NGC2237 いっかくじゅう座の散光星雲) |
| 1月18日(日) |
ここ数日間、夜の天体写真撮影を続けています。昼間、晴れていれば太陽面を撮影するので、天体望遠鏡はフル稼働の状態です。2枚ほどアップします。
赤道儀が子午線を通過した際に、停止してしまう現象については、1月15日(木)の「クラゲ星雲」のところで記述しました。下の画像のモンキー星雲を撮影する際に、赤道儀のコントローラーの、おそらくこの項目だろういうところのパラメーター設定を変更しました。その結果、子午線を越えても止まることはなく、継続して天体を追尾してくれるようになりました。一歩前進です。
ただ、大失敗をしてしまいました。夜の12時を過ぎた頃、天体が南中して子午線を越えたあたりで、望遠鏡の様子を見に行こうとしました。その際、パソコンに接続してある、USBケーブルに足を引っかけ、その拍子にプラグが抜けてしまいました。あっ・・・と思いましたが、後の祭りでした。
このケーブルには、赤道儀のコントローラーからのケーブル、ガイド用望遠鏡のケーブル、そして撮影用カメラからケーブルの、3本がUSBコネクターを、望遠鏡のピラー部分に集約して、そこから1本のケーブルで室内のパソコンにつないでいます。
生命線である、そのケーブルが抜けた瞬間に、全ての通信が途絶えてしまいました。再度通信を確立し、望遠鏡を撮影した方向に向けようとしました。しかし、すでに子午線をまたいでおり、自動導入をしようとすると、赤緯のコマンドが反転してしまうようでした。解決策もあるはずですが、その時はあきらめました。
明け方まで撮影を継続するつもりでしたが、ケーブルを抜いてしまったことろで、撮影をおしまいとしました。翌日の撮影では、望遠鏡やカメラのセッティングを終わり、撮影を始めてからは、望遠鏡やパソコンには近づかないことにしました。
長時間の撮影を続けると、望遠鏡本体が子午線を越えたあたりで、ピラーに当たったり、接続ケーブル類が引っ張られたりすることがよくあるのですが、それらを避けるために、撮影対象に望遠鏡を向けると、赤経側の目盛環を利用して、撮影を予定している時間分だけ、望遠鏡の日周運動に沿って動かして確認することにしています。
問題ないことを確認してから、今度は、赤経の目盛環を目安に、元の位置に戻すようにしています。多少のズレは、1枚試写した時の画像の結果を利用して、プレートソルビングという機能を利用して、画像の中心付近に対象の天体が入るように調整します。昨日から今朝にかけての撮影では、望遠鏡にもパソコンにも近づきませんでした。
撮影が終わって庭に出ると、望遠鏡は、東側のバランスウエイトを上に、西側の望遠鏡が下になって、西の低空を向いていました。ガイド用の望遠鏡が植木にさえぎられたところで、撮影を終わりにしました。やっとのことで、ここまでこぎつけた感じでした。
その時点で空を見ると、北斗七星からの春の大曲線が見えていました。春がすぐそこまでやってきているということでしょう。画像処理がまだまだ未熟ですが、2点ほどアップします。今後、教えののひとりに、この分野のスペシャリストがいるので、指導を受けることにしています。これらの画像は、後日差し替える可能性があります。
今日は疲れたので撮影しませんが、数日後に再び撮影を予定しています。新月が19日(月)なので、あと数日は、撮影が可能でしょう。昼間太陽面を撮影して、夜にディープ・スカイ・オブジェクトを撮影すると、体力がかなり奪われます。無理をしないで撮影を継続したいと思います。 |
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画像のデータ NGC2237(バラ星雲 いっかくじゅう座)
2026年1月17日20時37分から18日2時27分 4分×82フレーム 総露出時間5時間28分
TOA150B 67フラットナー 焦点距離1100mm ZWO NEW ASI6200MC Pro PENTAX MS-55i赤道儀(自動導入改造機)
ステラショット3による部屋からのリモート撮影 ステライメージ10 Photoshop CS6 EXTで画像処理 |
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画像のデータ NGC2174(モンキー星雲 オリオン座)
2026年1月16日21時02分から23時32分 4分×35フレーム 総露出時間2時間20分
TOA150B 67フラットナー 焦点距離1100mm ZWO NEW ASI6200MC Pro PENTAX MS-55i赤道儀(自動導入改造機)
ステラショット3による部屋からのリモート撮影 ステライメージ10 Photoshop CS6 EXTで画像処理 |
| 通院 |
| 1月18日(日) |
今年初めての通院です。1月16日(金)の午後からでした。少し早めに出発しました。海岸線を日立市までドライブするのは、気持ちのよいものです。海は穏やかでした。
病院に到着すると、患者さんは少なめでした。すぐに採血とレントゲン撮影が行われました。その後は、医師の診断を待ちます。前述の通り、患者さんは少なめでしたが、だいぶ待たされました。病院では、患者は待つのが仕事みたいなものですから、覚悟していました。それにしても待ち時間は長かったです。
医師による診断では、体調は安定しているとのことでした。回復に向かっているということではなく、退院後の状態を維持していると解釈しています。今の時期は、朝晩の気温が低いので、心臓には負担がかかります。ヒートショックなどには特に気を付けています。
血圧は、朝と夕方の2回測定するのが日課になりました。入院前は、どちらかといえば高めでしたが、今は逆に低めです。血液を体内に送り出す力が弱くなっているのかも知れません。医師にそのデータをお見せしましたが、特にコメントはありませんでしたので、これでよいのでしょう。
次回は来月ですが、その際に超音波検査を行うとのことでした。結果がよければ、その先は、通院の間隔を今より長くしたいとのことでした。どうなるかわかりませんが、食事などの生活習慣に気をつけながら、過ごしたいと思っています。塩分と水分の量には特に気を使っています。帰りに、恒例のかりんと饅頭と、モンブランを、病院の近くの和菓子店で買って帰りました。 |
| クラゲ星雲(IC443 ふたご座の超新星残骸) |
| 1月15日(木) |
ふたご座の双子の兄弟、カストルの足元にある超新星残骸です。すぐ近くにはM35という散開星団もあります。非常に淡い天体で、天体写真の中でも難物です。昨年の12月頃からねらっていたのですが、納得した画像が得られず、時間と労力だけを無駄に費やしてしまいました。
望遠鏡を通しても、その存在を眼視で確認することはできないので、自動導入の機能を利用します。近くの明るい恒星を導入しておいて、その情報を望遠鏡に教え、そこからこの星雲まで自動導入で望遠鏡を作動させます。画像を1枚試写すると、構図的にはこの星雲は視野の中心にはないのですが、ソフトウエアに内蔵されているプレートソルビングという機能を使用すると、一発で画像の中心にやってきます。そこからは、ひたすら撮影するだけです。
撮影が順調に進むわけではありません。様々なトラブルに見舞われながらです。それでも何とかアップできる画像を得ることができました。解決しなくてはいけない課題が山積みです。例えば、この天体が東の空にあるうちに撮影を開始し、子午線を越えても撮影を続けるのですが、そこで赤道儀がピタッと止まってしまうことなどです。
コントローラーの設定を調べて、たぶんこれだろうという個所を見つけ出しましたので、次の撮影時に設定変更する予定です。ほかにも、2晩にわたって撮影したために、今回は対象の天体が1日目に撮影したものに対して、ズレてしまいました。使用しているソフトウエアには、このズレを最小限にとどめる機能もあるので、次回使用するつもりです
ほかにも、いろいろありますが、ひとつずつクリアーしながら、前に進んでいきたいと考えています。冷却CMOSカメラも夜使うのが初めてなので、いろいろと戸惑いがあります。昼間太陽面の撮影に使用しているときとは、勝手が違うようです。
設営から撮影、そして撤収まで、気温が低い中では大変ですが、体に負担をかけるといけないので、できるだけ効率的にできるように、そしてできるだけ室内から制御できるように、工夫をしているところです。今回は下のこのレベルの画像でご勘弁いただきたく思います。
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画像のデータ IC443(クラゲ星雲 ふたご座)
2026年1月13日20時46分から23時19分 1月14日19時06分から23時18分 4分×103フレーム 総露出時間6時間52分
TOA150B TOA-35レデューサ 焦点距離775mm ZWO NEW ASI6200MC Pro PENTAX MS-55i赤道儀(自動導入改造機)
ステラショット3による部屋からのリモート撮影 ステライメージ10 Photoshop CS6 EXTで画像処理 周辺部トリミング |
| ポストフレアループ |
| 1月12日(月・祝) |
太陽面において、フレア発生の最後の方に見られるループ状のプロミネンスです。日本時間の午前6時30分頃に、太陽面の南東端の裏側で、M3.3の中規模フレアが発生したようですがこれに伴うものです。
太陽面の撮影をいつものように行い、白色光、カルシウムK線で撮影したのち、Hα太陽望遠鏡をMarkX(五藤光学製)架台に載せて、太陽面を見ると、南東端で幾重にも重なるループ状の明るいプロミネンスが認められました。気温の低い今の時期は、気流が最悪に近い状態です。
拡大撮影を見合わせるかどうか迷いましたが、いつもよりも軽めの倍率の拡大光学系を準備して撮影しました。撮影を行っている最中に、太陽面を飛行機が横切りました。ポストフレアループも、飛行機の通過も珍しいものですので、そのまま画像処理をしました。下にその画像をアップします。
晴れていて出かける用事がないときには、ほぼ太陽面を撮影しています。こんなものが何の役に立つのだろうといつも思っていますが、稀にこのような画像を得ることができることは、それなりにうれしいものです。体調がこれ以上悪化しない限り、継続するつもりです。今日撮影したデータや、その他の画像はこちらをご覧ください。 |
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| お取り寄せ(じゃがいも 今金男爵) |
| 1月9日(金) |
昨年の暮れに注文しておいた、表題のじゃがいもが今日届きました。10キロ分です。値段はかなり高めですが、どのような味がするのか、一度食べてみたいと思っていました。
圧力なべでふかしたものを食べてみましたが、ほくほくしており、甘みがあり、じゃがいもの風味も強かったように思いました。また、ねっとりした感じもあります。さめてもおいしいものでした。
このじゃがいもは、日本国内で生産されているじゃがいもの中でも0.4%以下です。「幻のじゃがいも」と呼ばれています。
北海道南西部の、今金町で主に栽培されているものです。この地域は昼夜の寒暖差が大きく、じゃがいもの栽培に適しているということです。北海道のじゃがいもの中でも、特別な存在ということです。しばらくは楽しめそうです。
じゃがいもで必ず思い出すことがあります。こどもの頃の思い出です。
夏休みになると、午前中から午後まで、海で魚突きをするのが日課でした。動きが素早いので、なかなかとらえることはできませんが、楽しかったです。お昼に一度、家に戻り食事をします。午後また海に行くのですが、母が必ずじゃがいもを数個持たせてくれます。畑で栽培していたものです。これが3時のおやつです。
それを、熾火(おきび)の中に入れておきます。午後3時近くになると、満潮になってくるのですが、同時にお腹もすいてきます。火の中から表面が黒焦げになったじゃがいもを取り出して、海水につけて洗います。適度な塩分が調味料となって、そのじゃがいものおいしいこと・・・。これ以上おいしいじゃがいもには、出会ったことがありません。
おいしいじゃがいもに今もこだわるのは、この時の味が忘れられないためかも知れません。今回のじゃがいもは期待通りの味です。でもこどもの頃に食べたあのじゃがいもの味にはかないません。
今日は、個展の打ち合わせのために外出したので、太陽面の撮影も、ピアノ練習もお休みです。たまにはこのようなのんびりできる日があってもよいと思います。これから徐々に個展の準備に入っていきます。 |
| 2026年を想う |
| 1月5日(月) |
今年も私共のホームページをよろしくお願いいたします。
年末年始は穏やかな晴天が続いています。今日も美しい夕焼けです。ただ、横浜の自宅のように富士山や丹沢の山々が見えないので、少し物足りないような気がします。
朝日は太平洋から上る場面を見ることができるのですが、気温が低い今の時期は体調のことを配慮して、撮影を行わないようにしています。気温の低さは、心臓に負担をかけるようです。
薬で治療を続けていますが、気温が低くなる朝と夜には、両手で軽く心臓を締め付けられるような感覚を自覚しています。時々、あとどのくらい生きることができるのだろうかと考えてしまいます。まだやり残していることがあるので、このまま人生の終わりをむかえるわけにはいきません。
体調を配慮し無理をしないようにして、これまでの取り組みを継続したいと考えています。即ち、プラネタリウムの仕事は今後も継続します。まだ道半ばですが、おそらくピークは過ぎているのでしょう。大変なのになぜ続けるのか、自分でもよくわかりません。
イラストの方は、描けば描くほど額装代にお金がかかることと、保管スペースを取るので、鉛筆画を中心に描きたいと思っています。こちらも到達点が見えてきません。そもそも才能がないのでしょうね。オリジナリティー豊かな絵を描くことは無理なのかも知れませんが、だからといって、やめようという気もありません。
ピアノ練習ですが、2曲が弾き語りできるようになりました。今は3曲目に取り組んでいますが、マスターするのはかなりの時間がかかるのではないでしょうか。さすがに私共の年齢で練習するのは、覚えが悪いように思います。弾けるようになったからと言って何がどうなるわけではありません。あくまでも自己満足です。
昨年末に、天体望遠鏡を部屋からリモートで制御するシステムを確立しましたので、今年はこれまで以上に本格的に天体写真に取り組む予定です。しかし、こちらも日本中、いや世界中のたくさんの方々が同じ天体に望遠鏡を向けて撮影に取り組んでいます。
天体写真撮影のために、遠征すること自体が負担になってはいるのですが、夏場であれば、丈夫だと思っています。夏の天の川が見頃になる5月頃に、伊豆最南端の石廊崎に行って、海から上ってくる天の川を撮影したいと考えています。夏のペルセウス座流星群も条件が良さそうなので、遠征したいと思っています。
このような取り組みの中で、独自性を追求するのは難しいことです。何をやっても、誰かが先にいる。というのが率直な感想です。老後の時間を充実させるために、このようなことに取り組んでいるのかも知れません。
今日は銀行に用事があり、水戸まで出かけました。ついでに、水戸市内で有名な百貨店に立ち寄りましたが、開店が10時30分からでした。到着したのが10時前だったので、仕方なくスターバックスに入って時間を待つことにしました。すると、女性スタッフから「今日が仕事始めですか・・・」と言われました。「もうそんな年ではありません」「お若く見えますが、いくつですか・・・」「もうすぐ73になります。」「えー・・・」。だいぶ若く見られたようで、少しうれしくなってしまいました。
若い頃は、歳よりも老けて見えていたようですが、今は逆のようです。そういえば、明らかに私共よりも年齢が若い方から、ため口で話しかけられることがしばしばあります。特に気にしません。しかし、外見はともかくとして、中身の方はボロボロです。
このブログですが、始めたのは2008年の6月13日(金)のことでした。その頃は、移動式プラネタリウムの話題を中心にしていたので、タイトルは「プラネタリウム雑記」です。その後、移動式プラネタリウムの仕事を終わりにしてから「星雑記」と改めました。20代前半の頃、「ミニマガジン水戸」というタウン誌に、エッセイを連載していた時のタイトルです。
ブログを始めて、今年で18年目に入ります。以前の「プラネタリウム雑記」は、削除してしまいました。私共のパソコンの中に保存しています。あと何年続くかわかりませんが、少なくとも、プラネタリウム解説者でいる間は継続したいと考えています。
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