ポストカード(パノラマ写真)
1月19日(月)
 個展の際に販売を予定しているポストカードの印刷が終わり、送付されてきました。この「星雑記」の昨年の10月21日(水)のところでも、A4サイズのポストカード(スペースイラスト5枚組)に関して記述しています。

 スペース・イラストや風景画、そして仏画は、原画のサイズが大きいので、価格はつけて展示はするのですが、高価なのでまず売れることはないでしょう。

 売れないことを前提に、価格を表示しないという考え方もあるのですが、前回のグループ展の折に、仲間のひとりから、そうであったとしても価格はつけておいた方がよいとのことでしたので、表示することにしました。

 作品の額装代や会場費など、グループ展でも今回の個展でも、経費の持ち出しがかなりの額になります。個展を開催して利益を上げることはできません。また、額装した絵も、搬入・搬出の際に傷をつけたりしてしまうことが多く、開催したとしても、メリットがあるわけではありません。

 しかしながら、イラストに初めて取り組んだ1989年、すなわち今から約37年前から、いずれは個展を開催したいという目標がありました。そのほかにも、科学雑誌や天文情報誌の表紙をはじめ、様々な場面で発表したいという思いがありました。後者は実現しましたが、個展だけは実現していません。

 いずれ、開催する機会が自然に訪れるはずだと思っていましたので、それが今なのでしょう。

 ポストカードは、自分のプリンターで出力したのではなく、ネット印刷です。紙質も、発色や解像度を含めた画質も、すべてのクオリティーが高く、満足のいくものです。

 あと数点、ポストカードにするものがあるのですが、それは来月に入ってから頼むことにしています。印刷にかかる経費も無視できません。できるだけたくさん販売して、少しでも経費の持ち出しを押さえたいと思っています。

 今回のポストカードは、サイズが長3です。これまで、各地で撮影してきたパノラマ写真を5点選び出し、限定10セットで販売する予定です。

 各地の風景の中に、通常のカメラの画角では、景色が素晴らしすぎておさまりきれないことがあります。そのような場合に、三脚の上にカメラを固定して、水平方向に回転させながら、これらの写真を撮影してきました。たくさんあるのですが、それらの中から、5点を選び出したものです。
モンキー星雲(NGC2174 オリオン座の散光星雲)とバラ星雲(NGC2237 いっかくじゅう座の散光星雲)
1月18日(日)
 ここ数日間、夜の天体写真撮影を続けています。昼間、晴れていれば太陽面を撮影するので、天体望遠鏡はフル稼働の状態です。2枚ほどアップします。

 赤道儀が子午線を通過した際に、停止してしまう現象については、1月15日(木)の「クラゲ星雲」のところで記述しました。下の画像のモンキー星雲を撮影する際に、赤道儀のコントローラーの、おそらくこの項目だろういうところのパラメーター設定を変更しました。その結果、子午線を越えても止まることはなく、継続して天体を追尾してくれるようになりました。一歩前進です。

 ただ、大失敗をしてしまいました。夜の12時を過ぎた頃、天体が南中して子午線を越えたあたりで、望遠鏡の様子を見に行こうとしました。その際、パソコンに接続してある、USBケーブルに足を引っかけ、その拍子にプラグが抜けてしまいました。あっ・・・と思いましたが、後の祭りでした。

 このケーブルには、赤道儀のコントローラーからのケーブル、ガイド用望遠鏡のケーブル、そして撮影用カメラからケーブルの、3本がUSBコネクターを、望遠鏡のピラー部分に集約して、そこから1本のケーブルで室内のパソコンにつないでいます。

 生命線である、そのケーブルが抜けた瞬間に、全ての通信が途絶えてしまいました。再度通信を確立し、望遠鏡を撮影した方向に向けようとしました。しかし、すでに子午線をまたいでおり、自動導入をしようとすると、赤緯のコマンドが反転してしまうようでした。解決策もあるはずですが、その時はあきらめました。

 明け方まで撮影を継続するつもりでしたが、ケーブルを抜いてしまったことろで、撮影をおしまいとしました。翌日の撮影では、望遠鏡やカメラのセッティングを終わり、撮影を始めてからは、望遠鏡やパソコンには近づかないことにしました。

 長時間の撮影を続けると、望遠鏡本体が子午線を越えたあたりで、ピラーに当たったり、接続ケーブル類が引っ張られたりすることがよくあるのですが、それらを避けるために、撮影対象に望遠鏡を向けると、赤経側の目盛環を利用して、撮影を予定している時間分だけ、望遠鏡の日周運動に沿って動かして確認することにしています。

 問題ないことを確認してから、今度は、赤経の目盛環を目安に、元の位置に戻すようにしています。多少のズレは、1枚試写した時の画像の結果を利用して、プレートソルビングという機能を利用して、画像の中心付近に対象の天体が入るように調整します。昨日から今朝にかけての撮影では、望遠鏡にもパソコンにも近づきませんでした。

 撮影が終わって庭に出ると、望遠鏡は、東側のバランスウエイトを上に、西側の望遠鏡が下になって、西の低空を向いていました。ガイド用の望遠鏡が植木にさえぎられたところで、撮影を終わりにしました。やっとのことで、ここまでこぎつけた感じでした。

 その時点で空を見ると、北斗七星からの春の大曲線が見えていました。春がすぐそこまでやってきているということでしょう。画像処理がまだまだ未熟ですが、2点ほどアップします。今後、教えののひとりに、この分野のスペシャリストがいるので、指導を受けることにしています。これらの画像は、後日差し替える可能性があります。

 今日は疲れたので撮影しませんが、数日後に再び撮影を予定しています。新月が19日(月)なので、あと数日は、撮影が可能でしょう。昼間太陽面を撮影して、夜にディープ・スカイ・オブジェクトを撮影すると、体力がかなり奪われます。無理をしないで撮影を継続したいと思います。
画像のデータ NGC2237(バラ星雲 いっかくじゅう座)
2026年1月17日20時37分から18日2時27分 4分×82フレーム 総露出時間5時間28分
TOA150B 67フラットナー 焦点距離1100mm ZWO NEW ASI6200MC Pro PENTAX MS-55i赤道儀(自動導入改造機)
ステラショット3による部屋からのリモート撮影 ステライメージ10 Photoshop CS6 EXTで画像処理
画像のデータ NGC2174(モンキー星雲 オリオン座)
2026年1月16日21時02分から23時32分 4分×35フレーム 総露出時間2時間20分
TOA150B 67フラットナー 焦点距離1100mm ZWO NEW ASI6200MC Pro PENTAX MS-55i赤道儀(自動導入改造機)
ステラショット3による部屋からのリモート撮影 ステライメージ10 Photoshop CS6 EXTで画像処理
通院
1月18日(日)
 今年初めての通院です。1月16日(金)の午後からでした。少し早めに出発しました。海岸線を日立市までドライブするのは、気持ちのよいものです。海は穏やかでした。

 病院に到着すると、患者さんは少なめでした。すぐに採血とレントゲン撮影が行われました。その後は、医師の診断を待ちます。前述の通り、患者さんは少なめでしたが、だいぶ待たされました。病院では、患者は待つのが仕事みたいなものですから、覚悟していました。それにしても待ち時間は長かったです。

 医師による診断では、体調は安定しているとのことでした。回復に向かっているということではなく、退院後の状態を維持していると解釈しています。今の時期は、朝晩の気温が低いので、心臓には負担がかかります。ヒートショックなどには特に気を付けています。

 血圧は、朝と夕方の2回測定するのが日課になりました。入院前は、どちらかといえば高めでしたが、今は逆に低めです。血液を体内に送り出す力が弱くなっているのかも知れません。医師にそのデータをお見せしましたが、特にコメントはありませんでしたので、これでよいのでしょう。

 次回は来月ですが、その際に超音波検査を行うとのことでした。結果がよければ、その先は、通院の間隔を今より長くしたいとのことでした。どうなるかわかりませんが、食事などの生活習慣に気をつけながら、過ごしたいと思っています。塩分と水分の量には特に気を使っています。帰りに、恒例のかりんと饅頭と、モンブランを、病院の近くの和菓子店で買って帰りました。
クラゲ星雲(IC443 ふたご座の超新星残骸)
1月15日(木)
 ふたご座の双子の兄弟、カストルの足元にある超新星残骸です。すぐ近くにはM35という散開星団もあります。非常に淡い天体で、天体写真の中でも難物です。昨年の12月頃からねらっていたのですが、納得した画像が得られず、時間と労力だけを無駄に費やしてしまいました。

 望遠鏡を通しても、その存在を眼視で確認することはできないので、自動導入の機能を利用します。近くの明るい恒星を導入しておいて、その情報を望遠鏡に教え、そこからこの星雲まで自動導入で望遠鏡を作動させます。画像を1枚試写すると、構図的にはこの星雲は視野の中心にはないのですが、ソフトウエアに内蔵されているプレートソルビングという機能を使用すると、一発で画像の中心にやってきます。そこからは、ひたすら撮影するだけです。

 撮影が順調に進むわけではありません。様々なトラブルに見舞われながらです。それでも何とかアップできる画像を得ることができました。解決しなくてはいけない課題が山積みです。例えば、この天体が東の空にあるうちに撮影を開始し、子午線を越えても撮影を続けるのですが、そこで赤道儀がピタッと止まってしまうことなどです。

 コントローラーの設定を調べて、たぶんこれだろうという個所を見つけ出しましたので、次の撮影時に設定変更する予定です。ほかにも、2晩にわたって撮影したために、今回は対象の天体が1日目に撮影したものに対して、ズレてしまいました。使用しているソフトウエアには、このズレを最小限にとどめる機能もあるので、次回使用するつもりです

 ほかにも、いろいろありますが、ひとつずつクリアーしながら、前に進んでいきたいと考えています。冷却CMOSカメラも夜使うのが初めてなので、いろいろと戸惑いがあります。昼間太陽面の撮影に使用しているときとは、勝手が違うようです。

 設営から撮影、そして撤収まで、気温が低い中では大変ですが、体に負担をかけるといけないので、できるだけ効率的にできるように、そしてできるだけ室内から制御できるように、工夫をしているところです。今回は下のこのレベルの画像でご勘弁いただきたく思います。
画像のデータ IC443(クラゲ星雲 ふたご座)
2026年1月13日20時46分から23時19分 1月14日19時06分から23時18分 4分×103フレーム 総露出時間6時間52分
TOA150B TOA-35レデューサ 焦点距離775mm ZWO NEW ASI6200MC Pro PENTAX MS-55i赤道儀(自動導入改造機)
ステラショット3による部屋からのリモート撮影 ステライメージ10 Photoshop CS6 EXTで画像処理 周辺部トリミング
ポストフレアループ
1月12日(月・祝)
 太陽面において、フレア発生の最後の方に見られるループ状のプロミネンスです。日本時間の午前6時30分頃に、太陽面の南東端の裏側で、M3.3の中規模フレアが発生したようですがこれに伴うものです。

 太陽面の撮影をいつものように行い、白色光、カルシウムK線で撮影したのち、Hα太陽望遠鏡をMarkX(五藤光学製)架台に載せて、太陽面を見ると、南東端で幾重にも重なるループ状の明るいプロミネンスが認められました。気温の低い今の時期は、気流が最悪に近い状態です。

 拡大撮影を見合わせるかどうか迷いましたが、いつもよりも軽めの倍率の拡大光学系を準備して撮影しました。撮影を行っている最中に、太陽面を飛行機が横切りました。ポストフレアループも、飛行機の通過も珍しいものですので、そのまま画像処理をしました。下にその画像をアップします。

 晴れていて出かける用事がないときには、ほぼ太陽面を撮影しています。こんなものが何の役に立つのだろうといつも思っていますが、稀にこのような画像を得ることができることは、それなりにうれしいものです。体調がこれ以上悪化しない限り、継続するつもりです。今日撮影したデータや、その他の画像はこちらをご覧ください。
お取り寄せ(じゃがいも 今金男爵)
1月9日(金)
 昨年の暮れに注文しておいた、表題のじゃがいもが今日届きました。10キロ分です。値段はかなり高めですが、どのような味がするのか、一度食べてみたいと思っていました。

 圧力なべでふかしたものを食べてみましたが、ほくほくしており、甘みがあり、じゃがいもの風味も強かったように思いました。また、ねっとりした感じもあります。さめてもおいしいものでした。

 このじゃがいもは、日本国内で生産されているじゃがいもの中でも0.4%以下です。「幻のじゃがいも」と呼ばれています。

 北海道南西部の、今金町で主に栽培されているものです。この地域は昼夜の寒暖差が大きく、じゃがいもの栽培に適しているということです。北海道のじゃがいもの中でも、特別な存在ということです。しばらくは楽しめそうです。

 じゃがいもで必ず思い出すことがあります。こどもの頃の思い出です。

 夏休みになると、午前中から午後まで、海で魚突きをするのが日課でした。動きが素早いので、なかなかとらえることはできませんが、楽しかったです。お昼に一度、家に戻り食事をします。午後また海に行くのですが、母が必ずじゃがいもを数個持たせてくれます。畑で栽培していたものです。これが3時のおやつです。

 それを、熾火(おきび)の中に入れておきます。午後3時近くになると、満潮になってくるのですが、同時にお腹もすいてきます。火の中から表面が黒焦げになったじゃがいもを取り出して、海水につけて洗います。適度な塩分が調味料となって、そのじゃがいものおいしいこと・・・。これ以上おいしいじゃがいもには、出会ったことがありません。

 おいしいじゃがいもに今もこだわるのは、この時の味が忘れられないためかも知れません。今回のじゃがいもは期待通りの味です。でもこどもの頃に食べたあのじゃがいもの味にはかないません。

 今日は、個展の打ち合わせのために外出したので、太陽面の撮影も、ピアノ練習もお休みです。たまにはこのようなのんびりできる日があってもよいと思います。これから徐々に個展の準備に入っていきます。
2026年を想う
1月5日(月)
 今年も私共のホームページをよろしくお願いいたします。

 年末年始は穏やかな晴天が続いています。今日も美しい夕焼けです。ただ、横浜の自宅のように富士山や丹沢の山々が見えないので、少し物足りないような気がします。

 朝日は太平洋から上る場面を見ることができるのですが、気温が低い今の時期は体調のことを配慮して、撮影を行わないようにしています。気温の低さは、心臓に負担をかけるようです。

 薬で治療を続けていますが、気温が低くなる朝と夜には、両手で軽く心臓を締め付けられるような感覚を自覚しています。時々、あとどのくらい生きることができるのだろうかと考えてしまいます。まだやり残していることがあるので、このまま人生の終わりをむかえるわけにはいきません。

 体調を配慮し無理をしないようにして、これまでの取り組みを継続したいと考えています。即ち、プラネタリウムの仕事は今後も継続します。まだ道半ばですが、おそらくピークは過ぎているのでしょう。大変なのになぜ続けるのか、自分でもよくわかりません。

 イラストの方は、描けば描くほど額装代にお金がかかることと、保管スペースを取るので、鉛筆画を中心に描きたいと思っています。こちらも到達点が見えてきません。そもそも才能がないのでしょうね。オリジナリティー豊かな絵を描くことは無理なのかも知れませんが、だからといって、やめようという気もありません。

 ピアノ練習ですが、2曲が弾き語りできるようになりました。今は3曲目に取り組んでいますが、マスターするのはかなりの時間がかかるのではないでしょうか。さすがに私共の年齢で練習するのは、覚えが悪いように思います。弾けるようになったからと言って何がどうなるわけではありません。あくまでも自己満足です。

 昨年末に、天体望遠鏡を部屋からリモートで制御するシステムを確立しましたので、今年はこれまで以上に本格的に天体写真に取り組む予定です。しかし、こちらも日本中、いや世界中のたくさんの方々が同じ天体に望遠鏡を向けて撮影に取り組んでいます。

 天体写真撮影のために、遠征すること自体が負担になってはいるのですが、夏場であれば、丈夫だと思っています。夏の天の川が見頃になる5月頃に、伊豆最南端の石廊崎に行って、海から上ってくる天の川を撮影したいと考えています。夏のペルセウス座流星群も条件が良さそうなので、遠征したいと思っています。

 このような取り組みの中で、独自性を追求するのは難しいことです。何をやっても、誰かが先にいる。というのが率直な感想です。老後の時間を充実させるために、このようなことに取り組んでいるのかも知れません。

 今日は銀行に用事があり、水戸まで出かけました。ついでに、水戸市内で有名な百貨店に立ち寄りましたが、開店が10時30分からでした。到着したのが10時前だったので、仕方なくスターバックスに入って時間を待つことにしました。すると、女性スタッフから「今日が仕事始めですか・・・」と言われました。「もうそんな年ではありません」「お若く見えますが、いくつですか・・・」「もうすぐ73になります。」「えー・・・」。だいぶ若く見られたようで、少しうれしくなってしまいました。

 若い頃は、歳よりも老けて見えていたようですが、今は逆のようです。そういえば、明らかに私共よりも年齢が若い方から、ため口で話しかけられることがしばしばあります。特に気にしません。しかし、外見はともかくとして、中身の方はボロボロです。

 このブログですが、始めたのは2008年の6月13日(金)のことでした。その頃は、移動式プラネタリウムの話題を中心にしていたので、タイトルは「プラネタリウム雑記」です。その後、移動式プラネタリウムの仕事を終わりにしてから「星雑記」と改めました。20代前半の頃、「ミニマガジン水戸」というタウン誌に、エッセイを連載していた時のタイトルです。

 ブログを始めて、今年で18年目に入ります。以前の「プラネタリウム雑記」は、削除してしまいました。私共のパソコンの中に保存しています。あと何年続くかわかりませんが、少なくとも、プラネタリウム解説者でいる間は継続したいと考えています。

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