| クラゲ星雲(IC443 ふたご座の超新星残骸) |
| 1月15日(木) |
ふたご座の双子の兄弟、カストルの足元にある超新星残骸です。すぐ近くにはM35という散開星団もあります。非常に淡い天体で、天体写真の中でも難物です。昨年の12月頃からねらっていたのですが、納得した画像が得られず、時間と労力だけを無駄に費やしてしまいました。
望遠鏡を通しても、その存在を眼視で確認することはできないので、自動導入の機能を利用します。近くの明るい恒星を導入しておいて、その情報を望遠鏡に教え、そこからこの星雲まで自動導入で望遠鏡を作動させます。画像を1枚試写すると、構図的にはこの星雲は視野の中心にはないのですが、ソフトウエアに内蔵されているプレートソルビングという機能を使用すると、一発で画像の中心にやってきます。そこからは、ひたすら撮影するだけです。
撮影が順調に進むわけではありません。様々なトラブルに見舞われながらです。それでも何とかアップできる画像を得ることができました。解決しなくてはいけない課題が山積みです。例えば、この天体が東の空にあるうちに撮影を開始し、子午線を越えても撮影を続けるのですが、そこで赤道儀がピタッと止まってしまうことなどです。
コントローラーの設定を調べて、たぶんこれだろうという個所を見つけ出しましたので、次の撮影時に設定変更する予定です。ほかにも、2晩にわたって撮影したために、今回は対象の天体が1日目に撮影したものに対して、ズレてしまいました。使用しているソフトウエアには、このズレを最小限にとどめる機能もあるので、次回使用するつもりです
ほかにも、いろいろありますが、ひとつずつクリアーしながら、前に進んでいきたいと考えています。冷却CMOSカメラも夜使うのが初めてなので、いろいろと戸惑いがあります。昼間太陽面の撮影に使用しているときとは、勝手が違うようです。
設営から撮影、そして撤収まで、気温が低い中では大変ですが、体に負担をかけるといけないので、できるだけ効率的にできるように、そしてできるだけ室内から制御できるように、工夫をしているところです。今回は下のこのレベルの画像でご勘弁いただきたく思います。
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画像のデータ IC443(クラゲ星雲 ふたご座)
2026年1月13日20時46分から23時19分 1月14日19時06分から23時18分 4分×103フレーム 総露出時間6時間52分
TOA150B TOA-35レデューサ 焦点距離775mm ZWO NEW ASI6200MC Pro PENTAX MS-55i赤道儀(自動導入改造機)
ステラショット3による部屋からのリモート撮影 ステライメージ10 Photoshop CS6 EXTで画像処理 周辺部トリミング |
| ポストフレアループ |
| 1月12日(月・祝) |
太陽面において、フレア発生の最後の方に見られるループ状のプロミネンスです。日本時間の午前6時30分頃に、太陽面の南東端の裏側で、M3.3の中規模フレアが発生したようですがこれに伴うものです。
太陽面の撮影をいつものように行い、白色光、カルシウムK線で撮影したのち、Hα太陽望遠鏡をMarkX(五藤光学製)架台に載せて、太陽面を見ると、南東端で幾重にも重なるループ状の明るいプロミネンスが認められました。気温の低い今の時期は、気流が最悪に近い状態です。
拡大撮影を見合わせるかどうか迷いましたが、いつもよりも軽めの倍率の拡大光学系を準備して撮影しました。撮影を行っている最中に、太陽面を飛行機が横切りました。ポストフレアループも、飛行機の通過も珍しいものですので、そのまま画像処理をしました。下にその画像をアップします。
晴れていて出かける用事がないときには、ほぼ太陽面を撮影しています。こんなものが何の役に立つのだろうといつも思っていますが、稀にこのような画像を得ることができることは、それなりにうれしいものです。体調がこれ以上悪化しない限り、継続するつもりです。今日撮影したデータや、その他の画像はこちらをご覧ください。 |
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| お取り寄せ(じゃがいも 今金男爵) |
| 1月9日(金) |
昨年の暮れに注文しておいた、表題のじゃがいもが今日届きました。10キロ分です。値段はかなり高めですが、どのような味がするのか、一度食べてみたいと思っていました。
圧力なべでふかしたものを食べてみましたが、ほくほくしており、甘みがあり、じゃがいもの風味も強かったように思いました。また、ねっとりした感じもあります。さめてもおいしいものでした。
このじゃがいもは、日本国内で生産されているじゃがいもの中でも0.4%以下です。「幻のじゃがいも」と呼ばれています。
北海道南西部の、今金町で主に栽培されているものです。この地域は昼夜の寒暖差が大きく、じゃがいもの栽培に適しているということです。北海道のじゃがいもの中でも、特別な存在ということです。しばらくは楽しめそうです。
じゃがいもで必ず思い出すことがあります。こどもの頃の思い出です。
夏休みになると、午前中から午後まで、海で魚突きをするのが日課でした。動きが素早いので、なかなかとらえることはできませんが、楽しかったです。お昼に一度、家に戻り食事をします。午後また海に行くのですが、母が必ずじゃがいもを数個持たせてくれます。畑で栽培していたものです。これが3時のおやつです。
それを、熾火(おきび)の中に入れておきます。午後3時近くになると、満潮になってくるのですが、同時にお腹もすいてきます。火の中から表面が黒焦げになったじゃがいもを取り出して、海水につけて洗います。適度な塩分が調味料となって、そのじゃがいものおいしいこと・・・。これ以上おいしいじゃがいもには、出会ったことがありません。
おいしいじゃがいもに今もこだわるのは、この時の味が忘れられないためかも知れません。今回のじゃがいもは期待通りの味です。でもこどもの頃に食べたあのじゃがいもの味にはかないません。
今日は、個展の打ち合わせのために外出したので、太陽面の撮影も、ピアノ練習もお休みです。たまにはこのようなのんびりできる日があってもよいと思います。これから徐々に個展の準備に入っていきます。 |
| 2026年を想う |
| 1月5日(月) |
今年も私共のホームページをよろしくお願いいたします。
年末年始は穏やかな晴天が続いています。今日も美しい夕焼けです。ただ、横浜の自宅のように富士山や丹沢の山々が見えないので、少し物足りないような気がします。
朝日は太平洋から上る場面を見ることができるのですが、気温が低い今の時期は体調のことを配慮して、撮影を行わないようにしています。気温の低さは、心臓に負担をかけるようです。
薬で治療を続けていますが、気温が低くなる朝と夜には、両手で軽く心臓を締め付けられるような感覚を自覚しています。時々、あとどのくらい生きることができるのだろうかと考えてしまいます。まだやり残していることがあるので、このまま人生の終わりをむかえるわけにはいきません。
体調を配慮し無理をしないようにして、これまでの取り組みを継続したいと考えています。即ち、プラネタリウムの仕事は今後も継続します。まだ道半ばですが、おそらくピークは過ぎているのでしょう。大変なのになぜ続けるのか、自分でもよくわかりません。
イラストの方は、描けば描くほど額装代にお金がかかることと、保管スペースを取るので、鉛筆画を中心に描きたいと思っています。こちらも到達点が見えてきません。そもそも才能がないのでしょうね。オリジナリティー豊かな絵を描くことは無理なのかも知れませんが、だからといって、やめようという気もありません。
ピアノ練習ですが、2曲が弾き語りできるようになりました。今は3曲目に取り組んでいますが、マスターするのはかなりの時間がかかるのではないでしょうか。さすがに私共の年齢で練習するのは、覚えが悪いように思います。弾けるようになったからと言って何がどうなるわけではありません。あくまでも自己満足です。
昨年末に、天体望遠鏡を部屋からリモートで制御するシステムを確立しましたので、今年はこれまで以上に本格的に天体写真に取り組む予定です。しかし、こちらも日本中、いや世界中のたくさんの方々が同じ天体に望遠鏡を向けて撮影に取り組んでいます。
天体写真撮影のために、遠征すること自体が負担になってはいるのですが、夏場であれば、丈夫だと思っています。夏の天の川が見頃になる5月頃に、伊豆最南端の石廊崎に行って、海から上ってくる天の川を撮影したいと考えています。夏のペルセウス座流星群も条件が良さそうなので、遠征したいと思っています。
このような取り組みの中で、独自性を追求するのは難しいことです。何をやっても、誰かが先にいる。というのが率直な感想です。老後の時間を充実させるために、このようなことに取り組んでいるのかも知れません。
今日は銀行に用事があり、水戸まで出かけました。ついでに、水戸市内で有名な百貨店に立ち寄りましたが、開店が10時30分からでした。到着したのが10時前だったので、仕方なくスターバックスに入って時間を待つことにしました。すると、女性スタッフから「今日が仕事始めですか・・・」と言われました。「もうそんな年ではありません」「お若く見えますが、いくつですか・・・」「もうすぐ73になります。」「えー・・・」。だいぶ若く見られたようで、少しうれしくなってしまいました。
若い頃は、歳よりも老けて見えていたようですが、今は逆のようです。そういえば、明らかに私共よりも年齢が若い方から、ため口で話しかけられることがしばしばあります。特に気にしません。しかし、外見はともかくとして、中身の方はボロボロです。
このブログですが、始めたのは2008年の6月13日(金)のことでした。その頃は、移動式プラネタリウムの話題を中心にしていたので、タイトルは「プラネタリウム雑記」です。その後、移動式プラネタリウムの仕事を終わりにしてから「星雑記」と改めました。20代前半の頃、「ミニマガジン水戸」というタウン誌に、エッセイを連載していた時のタイトルです。
ブログを始めて、今年で18年目に入ります。以前の「プラネタリウム雑記」は、削除してしまいました。私共のパソコンの中に保存しています。あと何年続くかわかりませんが、少なくとも、プラネタリウム解説者でいる間は継続したいと考えています。
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