2012年5月21日(日本標準時)日本付近の金環日食帯

       ※世界時では2012年5月20日の金環日食です。
    ※これらの説明図の無断転載を禁じます。


 

日本標準時 太陽高度(度) 金環の継続時間
7時12分 12.0 275秒(4分35秒)
13 13.9 277秒(4分37秒)
14 15.5 279秒(4分39秒)
15 17.0 281秒(4分41秒)
16 18.4 282秒(4分42秒)
17 19.7 284秒(4分44秒)
18 20.8 285秒(4分45秒)
19 22.0 287秒(4分47秒)
20 23.1 288秒(4分48秒)
21 24.1 289秒(4分49秒)
22 25.1 291秒(4分51秒)
23 26.0 292秒(4分52秒)
24 26.9 293秒(4分53秒)
25 27.8 294秒(4分54秒)
26 28.6 296秒(4分56秒)
27 29.5 297秒(4分57秒)
28 30.3 298秒(4分58秒)
29 31.1 299秒(4分59秒)
30 31.8 300秒(5分00秒)
31 32.6 301秒(5分01秒)
32 33.3 302秒(5分02秒)
33 34.0 303秒(5分03秒)
34 34.7 304秒(5分04秒)
35 35.4 305秒(5分05秒)
36 36.0 306秒(5分06秒)
37 36.7 307秒(5分07秒)
38 37.3 308秒(5分08秒)
39 37.9 309秒(5分09秒)
40 38.5 310秒(5分10秒)
41 39.1 311秒(5分11秒)
42 39.7 312秒(5分12秒)
43 40.3 313秒(5分13秒)
44 40.9 313秒(5分13秒)
45 41.4 314秒(5分14秒)
46 42.0 315秒(5分15秒)
47 42.5 316秒(5分16秒)
48 43.1 317秒(5分17秒)
49 43.6 318秒(5分18秒)

 いちばん下の図は、5月21日(日本標準時)に日本付近を通過する金環日食帯における月の擬本影の形を2分間隔で示したものです。各時刻は日本標準時を示し、その右の( )内の数値は、その時刻の擬本影の幅(すなわち、金環日食帯の幅)を示しています。九州の宮崎付近で金環日食帯の幅は、約295キロ、東京・横浜付近で約280キロです。金環日食帯の幅は、月の擬本影が南西から北東に移動するにつれて、徐々に狭くなっていきます。
 月の擬本影は、下の図の通り、地球の手前で本影錐が一度閉じて、再び広がって地表面上に達します。本影錐の形は、本来丸いものですが、影が地表面上に対して斜めに侵入してくるために、地表面でその断面がカットされて東西方向に長軸を持つ楕円形となります。その楕円形の形をした擬本影が、地表面を移動していく軌跡を金環日食帯といいます。擬本影の北側の端点を結んだ線を北限界線、中心を結んだ線を中心線(いちばん下の図の赤いライン)、南側の端点を結んだ線を南限界線といいます。各限界線上では、瞬間的に金環日食となり、その前後は部分日食です。
 左の表は、金環日食帯の中心線上の太陽高度と金環の継続時間を示します。月の偽本影は、大まかにいって、左の表の各時刻において、この高さで東の方向(すなわちいちばん下の図の右側)から、地表面に侵入してきます。