投影日誌


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閏年
2月29日(月)
 2月が29日まであることを、今日まで気がつきませんでした。朝、腕時計を見て、その日付が2月29日になっていたので「あれ・・・!」と思って暦を確認すると、確かに29日となっていました。今日から3月だと思っていましたので、少し助かりました。3月上旬までに、急いで準備をしなくてはいけないことがあったため、1日ほど余裕ができた感じです。4で割り切れる年であり、オリンピックイヤーであるので、考えれば当たり前のことですが、あまり気にとめていませんでした。

 今、私たちが使用している暦は、グレゴリオ暦という太陽暦です。それ以前の日本では、天保暦と呼ばれる太陰太陽暦が使用されていました。明治5年11月9日(西暦1872年12月9日)に布告されました。これにより明治5年12月3日が明治6年1月1日と定められました。

 暦は、歴史的背景と天文学的要素の両方が関係しており、調べてみると、とても奥が深いものです。位置天文学を取り扱う場合には、避けて通れない分野でもありますので、若い頃に少し勉強したことがあります。この「プラネタリウム雑記」の、4年前の2月29日のところで、この閏年に関係して、「ユリウス暦とグレゴリオ暦」という表題で、記述したことがあります。なぜ4年に一度、閏年を置くのか(これを置閏と呼ぶことがあります)などに関して、少し詳しく記述しています。興味のある方は、こちらを読んでみてください。特にプラネタリウム解説者にとっては、参考になるものと思います。2月が29日なった背景については、記述していませんが、ネット上で検索をしてみると、その理由がわかると思います。何げなく使用している暦ですが、先人たちの注意深い観察力と、知恵などの恩恵の上に成り立っているものです。

 明日以降、3月中旬まで、しばらくの間、この「プラネタリウム雑記」の更新を行いませんので、ご了承ください。
移動式プラネタリウム(横浜市立山内中学校 山内地区青少年指導員協議会主催 横浜市青葉区 2月28日)
2月28日(日)
 横浜市青葉区にある、山内中学校の体育館において、2月28日(日)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。2月6日(土)に同じ青葉区の奈良小学校において青葉区青少年指導員連絡協議会の主催で投影を行っていますが、そこから口コミで広げていただいたようでした。ただ、すぐに情報が伝わって、このイベントが企画されたわけではありません。昨年の2月の同組織の主催による、移動式プラネタリウムのイベントの情報がもとになっているようです。

 青葉区周辺では、これまでに何度も移動式プラネタリウムの投影を行っています。この関係で、今回の主催者である、山内地区青少年指導員協議会のスタッフの皆さまの中には、私共が知らない間に、そのような場所で、私共の投影をご覧いただいていた方がいらっしゃったようです。

 今日は近隣の小学校の児童を対象に、4回ほど投影をさせていただきました。各回とも定員40名のところを、30人から満席でしたので、盛況だったように思います。まだまだ底冷えのする体育館でしたので、エアコンでドーム内を暖めながらの投影となりました。冬から春の星座を中心に、オリオン座の神話を交えて投影をしました。また3月9日に見られる部分日食についても、少し触れておきました。

 前回の2月6日の投影以来、だいぶあいだが空いてしまったことと、花粉症の影響で、体がだるく感じられたため、投影を終えて戻ってきたときには、体のほうがかなり疲れていました。朝早く出発したため、日課である散歩ができませんでした。疲れてはいましたが、戻ってきてから散歩に出ました。桜の咲く時期まで、花粉症の影響が続きますので、体調は万全とはいえません。
高徳院躑躅(手書きイラスト6作目 2月23日)
2月23日(火)


 高徳院は、鎌倉にある浄土宗の寺院です。本尊は「鎌倉大仏」として知られる、国宝の阿弥陀如来像です。2016年3月10日(木)まで、保存・修理工事のため、見ることはできません。ときどき訪れますが、それでも前回行ったのは、1998年ですから、今から18年も前です。近くにいても行かないものですね。4月の下旬でした。躑躅(つつじ)が満開でした。修学旅行の団体を中心に、観光客がたくさんいましたので、それを避けるようにカメラで撮影できる場所を探していました。ちょうど、このアングルから見た躑躅と、背後に控える大仏様が気に入り、何枚か撮影しました。もちろん、この頃はフィルムカメラです。

 手書きイラストの6作目として、この題材を選びました。正月明けから取り組みをはじめ、昨日ほぼ完成しました。今日は細かいところをチェックして加筆し、サインを入れて筆をおきました。自己評価は85点です。躑躅の花びらの表現がまだまだです。2か月弱で完成しましたので、完成までの期間は、さほどではありませんでした。2月は、移動式プラネタリウムの仕事が少なかったので、イラストに費やす時間が確保できたためです。私共の年齢から考えれば、今後おそらく、日常は、このようなパターンの過ごし方が中心になるのだと思います。

 いつもお世話になっている方から、写実的な作品を展示している美術館の情報を教えていただきました。ホームページがありましたので、少し見てみました。展示作品のサンプルもアップされていました。私共と同年代、あるいは年下の方々の作品が多かったのですが、そのレベルは、私共の作品をはるかにしのぐものでした。少し意気消沈してしまいました。しかし私共が、風景画をテーマとして手書きイラストの取り組みを再開してから、まだ1年しか経過していません。レベルが異なって当たり前でしょう。

 具体的な目標ができましたので、これから、これらの作品に一刻も早く追いつけるように精進したいと思います。どのような世界にも、上には上がいるものですね。だからといって、何もしなければ、何も始まりません。限られた時間を、できる限り有効に使うだけです。
下見(2月20日)
2月21日(日)
 昨日の横浜は、午前中は晴れていましたが、天気は下り坂でした。晴れているうちに散歩を済ませ、太陽面をチェックしましたが、穏やかだったため、撮影は見合わせました。午後からは本降りの雨となり、やがて雨足が強くなりました。

 神奈川県内のある公共施設で、夕方からプラネタリウムのイベントがありました。私共が投影をさせていただくわけではありませんでしたが、今後のことがあるので、イベントの様子を下見しておいてほしいと、施設の担当者から依頼を受けていました。直径11メートルドームに、私共の投影機の上位機種が仮設されました。

 ふだんは、別の目的に使用されている場所ですので、イベントのために、光漏れが全て遮光され、星空が投影されました。さすがに私共の上位機種だけのことはあります。星空はとてもシャープで美しいものでした。冬の天の川や、淡い星雲なども見事でした。ただ、日本国内に限って言えば、大気中に存在する水蒸気などのために、一晩中見ていると、星々はわずかにうるんでいます。実際の星空は、ここまでシャープではありません。海外の大陸において、水蒸気が少ない場所では、このシャープさなのかも知れません。そのような場所でも、星空を見た経験がありますが、はるかに昔のことなので、記憶があいまいです。

 どのような星空を再現するのが適切なのか、投影機の製作者側としても、頭を悩ますところではないでしょうか。ただ、間違いなく、この星空を見た観客の多くが、どよめきの声を上げます。1回目の投影を見て帰ってきました。大粒の雨が叩きつける中、高速道路を、いつもより低速で走行して戻ってきました。電車で行っても良かったのですが、車での道順を知っておく必要があったためです。

 第三者の立場で、イベントの仕込から本番までを見ることができましたので、大変参考になりました。このようなイベントにおける、プラネタリウムの投影とは、どのようにあるべきか。そして、それが常設プラネタリウム館の場合はどうなのか。いつもより極端に視界の悪い中、車を走らせながら思うところがたくさんありました。行って良かったと思いました。
不発弾
2月19日(金)
 昨日は、いつもお世話になっている方たちと、食事会をしました。場所は横浜中華街です。少し奥まった場所にある、台湾薬膳料理店です。とてもおいしいものでした。中華街は食材が新鮮なものがそろっています。これらの食材を使ったおいしいお店がたくさんあるので、どのお店を利用するかは、迷ってしまうほどです。ただ、全てのお店が味のグレードが高いというわけでもないでしょう。何度も通わないと、お気に入りのお店に出会うことは、難しいかも知れません。

 JR根岸線を利用して、石川町駅でおりて中華街に向かいます。電車の中で、常磐線の石岡駅において、不発弾処理のため、上下線に遅れが生じているとの、遅延情報が車内の液晶パネルに表示されていました。石岡駅の構内で、旧日本軍のものとみられる不発弾6発を、陸上自衛隊の不発弾処理隊が回収したようです。砲弾は約50センチで、信管がなかったようです。

 もちろん、液晶パネルには、そこまでの情報は表示されていません。上記の情報は、ネット上から得たものです。車内で情報を見ながら、こどもの頃のことを思い出していました。何度も書きますが、私共の生まれ育った場所は、海のすぐ近くです。道路一本を挟んで、磯に出ることができます。こどもの頃は、磯が遊び場でした。磯には、波に流されて、いろいろな珍しいものがあがってきます。例えば、弱りきったクジラであったり、マンボウとみられる、見たこともない魚であったりします。そしてこどもにとっては、とても恐ろしいもの(特に秋口に打ち上げられることが多い)まで・・・。その恐ろしいものを見ると、怖くて夜はトイレに行くことができなくなります。警察もやってきます。こどもは見てはいけないといわれていましたので、遠くから見ていました。

 そのような珍しいものの中に、手榴弾がありました。おそらく旧日本軍のものだと思われます。何かのきっかけに、磯に打ちあげられるのでしょう。毎日のように磯で遊んでいないと、まず気が付きません。何度か目撃したことがありました。手に持ってみたこともあります。ずしりと重いものでした。・・・よくこんな危険なことをしたと思います。こどもですから、だれにも話さずに、そのまま、その場所に置いてきてしまいます。信管があったかどうかは、記憶がありません。ただ、今にして思うと、信管がなければ、それは爆発すると思いますので、おそらく不発弾か、信管があったものかのどちらかでしょう。今だったら、大変な騒ぎになっているかも知れませんね。

 私共が生まれ育ったのは、アメリカ海軍が海から艦砲射撃をかけた場所です。こどもの頃には、防空壕をはじめ、戦争の爪痕がまだ残っていました。今では、その場所を訪れることは、ほとんどありません。しかし、今回のように、ふとしたことをきっかけに、あの頃に戻り、懐かしさで胸がいっぱいになることがあります。

 海から上ってくる夏の天の川、海面を照らす満月の光、そして海を真っ赤に染める朝日など、何の変哲もない景色の中にも、美しい光景がいっぱいあったように思います。

 2月17日(水)は、都内の小学校で移動式プラネタリウムの投影の予定でしたが、インフルエンザのために学級閉鎖が出ているとのことで、中止となりました。仕切りなおしです。
白川郷ライトアップツアー(岐阜県大野郡白川村 2月14日から15日)
2月16日(火)

写真のデータ 2016年2月14日 EOS1Ds MarkV 24-70 F2.8LUUSM 24mm F4 10sec ISO400 4フレームコンポジット


写真のデータ 2016年2月14日 EOS1Ds MarkV 24-70 F2.8LUUSM 70mm F4 6sec ISO400 4フレームコンポジット


写真のデータ 2016年2月14日 EOS1Ds MarkV 24-70 F2.8LUUSM 44mm F4 1.6sec ISO400 4フレームコンポジット



写真のデータ 2016年2月14日 EOS1Ds MarkV 24-70 F2.8LUUSM 24mm F4.5 6sec ISO400 4フレームコンポジット

 2月14日(日)から15日(月)まで、白川郷ライトアップツアーに参加し、先ほど戻ってきました。今は16日(火)の午前1時頃です。今年初めて、そしてこれまでの合計で8度目の白川郷です。今回は自家用車ではなく、バスツアーを利用しました。白川郷ライトアップツアーを扱う人気のツーリストによるものです。すでに何度も行っている白川郷です。ほかの時期であれば、躊躇なく車を利用するところですが、ライトアップツアーとなると、状況が少し異なります。

 豪雪期の白川郷がどのようなものなのか。冬の間に7回、それも各回わずかに2時間しか実施されないライトアップイベントに、各地から観光客が大挙して押し寄せます。いったいどのくらいの混雑なのか。さらに、通常であれば問題なく使用できる駐車場は、事前に予約したバス専用となり、乗用車は臨時駐車場に強制的に誘導されます。このような状況の中を、自家用車で訪れるのは、雪による高速道路の通行止めをはじめ、大変なリスクとなります。いったいどのようなことになっているのかを知るためにも、リスクの少ないバスツアーを利用しました。

 今シーズンの積雪期に入ってから、定期的に白川郷のライブカメラをチェックしていました。雪が全くありませんでした。合掌造りの屋根に、雪がこんもりと積もった幻想的な光景をイメージしていましたが、その期待は見事に裏切られました。おまけに、折からの低気圧が、暖かい南風をもたらし、雪解けを加速してしまいました。地元で生活される人々にとって、この冬の雪の少なさは、生活にどのように影響するのか、あれこれと思いを巡らせていました。

 新宿を14日(日)の午前中に出発しました。家を出るときは、暴風雨でしたが、新宿に到着するころには、雨が上がっていました。中央道から松本インターでおりて、野麦街道を経て釜トンネル手前で左折、安房トンネルを抜けて、高山市を通過し、飛騨清見インターから東海北陸道に入ります。白川郷インターをおりると、合掌造り集落に達します。私共が、白川郷からの帰りのルートとしてよく利用する道順を逆にたどるものです。

 ライトアップの始まる時間は午後5時30分です。大変な人出でした。しかも、その中で飛び交う言葉は、ほぼ中国語です。ここはいったいどこの国・・・?と思うほどでした。ライトアップまでこのような状況になっているとは、とても驚きました。集落を見下ろす展望台は、上り口から人の列ができていたようです。2時間の間に、展望台へ行って写真を撮り、再び下りてくることは物理的には不可能でしょう。予測していましたので、最初から撮影ポイントを3か所に絞っていました。どの撮影ポイントも、カメラマンでいっぱいです。そして、そのほとんどが外国人。希望するアングルから撮影するには、順番を待たなくてはいけません。それでも、目標とした写真が撮影できたのは、幸運だったと思います。

 ライトアップが終わると、集落は真っ暗です。その頃にはバスに戻り、白川郷をあとにしました。高山市のホテルに入り、暖かい温泉につかり、そのまま爆睡です。グレードの高いツアーに申し込みましたので、ホテルはとても快適でした。自ら運転しないので、とても気楽でしたが、その反面、疲れました。自分で運転していたほうが、体力的には疲れないかも知れません。いずれにしても、貴重な体験になりました。今回の経験を踏まえて、来年は、どのような方法で、ライトアップの写真を撮影するのが適切か、いろいろと策を練りたいと思っています。外国人観光客は、来年は、さらに増えていると思っていたほうがよいでしょうね。次回こそは、合掌造りの屋根に、雪がこんもりと積もった幻想的な写真を撮影したいと思っています。
天体写真撮影(伊豆 2月8日から9日)
2月11日(木)
 2月8日(月)の夕方から9日(火)の明け方にかけて、伊豆に天体写真撮影に行きました。1月14日(木)のところでレポートしたとおり、2月は寒さのために撮影を見合わせていました。しかしこの冬の撮影は、強風の影響で、予定していた領域の写真に満足できなかったため、行くことにしました。

 日暮れ前に到着しました。晴れていました。その状態は明け方まで続きました。気温は到着時が1度、明け方近くでマイナス5度程度でした。1月の時とほぼ同じ気温です。雪が降らない限り、これ以上は下がらないのかも知れません。

 サイエンスフロンティア高等学校の天文部OBや、彼らの仲間と現地で合流しました。そのうちの何人かは、昨年5月に美ヶ原で一緒に撮影した時のメンバーです。

 いつもの撮影ポイントに到着する直前の道は、路肩に雪が残っていました。場所によっては路面までうっすらと雪が残っていました。防寒対策は、1月のとき以上に重装備としたため、寒さは感じませんでした。ただ、防寒着を脱いでしまうと、その寒さはかなり厳しいものです。

 撮影機材が、この低温の中で順調に動作するのかどうか心配でした。多少のトラブルがあったものの、おおむね順調に撮影ができました。ただ、夜半過ぎから風が強くなり、撮影機材が風にあおられて、星が流れて写っているコマが多くなってしまいました。

 EF200mm F1.8Lの望遠レンズを主に使用しました。これまでに満足できなかった領域を中心に撮影しました。絞りはF2.2です。大口径のメリットを有効に活用するためですが、開放に近くなると、周辺減光の影響が大きくなり、最周辺部の星像が劣化します。その代わり、露出時間が短くなります。絞ると、この反対の傾向となりますので、両刃の剣です。

 前回、同じ領域をF2.5で撮影しました。その画像と比較しましたが、結果は良好でした。最周辺部の星像はさほど変化がありませんでした。周辺減光は顕著になりますが、現地で、補正用(フラット補正といいます)のデーターを撮影することにより、ほぼ満足いく補正が可能となります。開放近くで撮影することにより、速写性が高くなります。淡い散光星雲を短時間で抽出するのには、大きなメリットとなります。

 数枚ほど撮影した時点で、体力が限界に近くなりました。風も強くなってきたため、撮影は終わりとして、OBのひとりが持参した、30センチドブソニアン望遠鏡で、春の銀河を楽しみました。空の暗いところで、30センチ反射望遠鏡で見る銀河は、迫力満点です。撮影している最中には、彼らが暖かい飲み物などを差し入れしてくれるので、助かりました。

 撮影を終えて、帰路に着くとき、彼らには鹿などの動物の飛び出しに気をつけるようにアドバイスしました。彼らより一足先に、山を後にしました。伊豆スカイラインに入り、坂道をエンジンブレーキで下って行った曲がり角の先に、突然、小鹿が視界に飛び込んできました。慌てて急ブレーキをかけました。このような場面を、何度経験したことでしょう。

 今回は、感度を上げて撮影したため、今までアップしている写真より、少し画像が荒くなってしまいました。感度を下げると画像は滑らかになりますが、その代わり、撮影に要する時間が長くなります。感度を上げるとこの逆です。どのくらいの感度が適切なのか、さらに試行錯誤しながら、追い込んでいきたいと思います。ほかの分野もそうですが、天体写真も本当に奥が深いと思います。


写真のデータ
オリオン座南部(写真上)
2016年2月8日 21時50分から22時48分
ESO5D Mark2(改造) 
EF200mm F18L 絞りF2.2 ISO1600
27フレームコンポジット 総露出時間27分11秒
ダーク補正、フラット補正、かぶり補正
撮影地 伊豆


ペルセウス座の二重星団と散光星雲(写真中段)
2016年2月8日21時50分から22時11分
EOS5D Mark2(改造)
EF200 F18L 絞りF2.2 ISO1600
40sec×31フレームコンポジット 総露出時間20分40秒
ダーク補正、フラット補正 
撮影地 伊豆


バラ星雲付近の散光星雲(写真右)
2016年2月8日23時28分から24時44分
EOS5D Mark2(改造)
EF200 F18L 絞りF2.2 ISO1600
60sec×16フレームコンポジット 総露出時間16分
ダーク補正、フラット補正 
撮影地 伊豆
カラーリング
2月7日(日)
 ピラーをマークXカラーにカラーリングしましたが、その他のパーツも極力同じ色に統一しました。例えば、写真右下のミューロン21センチ反射望遠鏡のミラーセル部(鏡筒の右下の部分)や、その上のファインダー支持脚などがそうです。

 ここに示す写真は、太陽・月・惑星の写真撮影用に、日常的に使用している4種類の望遠鏡です。ワンタッチで取り付け取り外しができるように、アリガタ・アリミゾを使用しています。

 左上がBORG125EDです。太陽撮影用に短い鏡筒を使用しています。口径を絞らずに撮影します。この後ろに、光路長の長い装置を取り付けるので、短い鏡筒でないと、ピントが出ないためです。この望遠鏡を使用して、星雲・星団などを撮影する場合は、長い鏡筒に差し替えます。

 右上は太陽面の撮影に使用しているLUNT100THαです。晴れていれば、午前中に最初に使用する望遠鏡です。Hα太陽像をこれで撮影します。

 左下はBORG100EDです。今では珍しい115mmの鏡筒を使用しています。接眼部には、カルシウムK線モジュールが付属しており、主としてカルシウムK線による太陽面の撮影に使用しています。

  右下はミューロン21センチ反射望遠鏡です。本来は、ミラーセルの部分がクリーム色でしたが、マークXカラーに塗り替えました。架台部と一体感が出ていると思います。主として、月や惑星面の撮影に使用していますが、気流が良い時には、口径を絞らずに太陽面の撮影に使用しています。

 Hα太陽望遠鏡を除けば、いずれの機材も、かなり前に購入したものばかりです。いまさら、新しい機材をそろえるつもりもないので、体が動かなくなるまで、これらの機材を使用していくつもりです。

 昼間は太陽を、夜は月や惑星を見て、撮影を行いながら、新月期に、星空の写真撮影に出かけるのこと。そして日中は手書きイラストに取り組むことが、老後の生活スタイルになるのではないでしょうか。
移動式プラネタリウム(横浜市立奈良小学校 青葉区青少年指導員連絡協議会主催 横浜市青葉区 2月6日)
2月7日(日)
 横浜市青葉区の奈良小学校で2月6日(土)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。児童厚生施設である「こどもの国」から、西へ直線距離にして約1キロのところにあります。青葉区青少年指導員連絡協議会の主催によるものです。

 同協議会では、昨年も移動式プラネタリウムの投影を実施させていただきました。昨年は奈良の丘小学校です。奈良小学校はその北側、直線距離で約2キロのところにあります。記憶がすっかり薄れてしまいましたが、現地の近くまで行って、昨年も通過した道であることを思い出しました。

 昨年もそうでしたが、いったいどのくらいの参加者がいるのだろうかと心配していました。結果は、昨年よりはやや少なめでした。4回ほど投影をさせていただきましたが、観客の数は、平均して7メートルドームの定員(40名)の約半分程でした。3回でもよかったのかも知れません。ちなみに、昨年は3回の投影でした。冬の星座を中心に、オリオン座の神話を交えてお話ししました。ジョークをたくさん交えたので、皆さん下を向いてクスクスと笑っていました。

 体育館は3階にあり、しかも階段を使用しての機材の搬入・搬出でした。大変だろうなと想像していましたが、スタッフの皆さんに総出でお手伝いいただいたために、速やかに終わりました。冬場の体育館は、底冷えがして大変です。カイロなどを持参して暖をとりました。帰りは渋滞を覚悟しましたが、たいしたことはありませんでした。市内での投影は、終わってから、戻るまでの時間がかからないので、体力的には楽です。ただ、体育館の中で体力をかなり消耗したので、夜は爆睡でした。
再塗装
2月3日(水)
 天体写真の撮影などに、ふだんから頻繁に使用している、赤道儀のピラーを再塗装しました。この赤道儀には、用途に応じて、4種類の望遠鏡を載せ替えて使用しています。赤道儀は五藤光学製のマークXです。

 マークX赤道儀が発売されたのは、1976年のことです。発売以来、約40年が経過しています。赤道儀は、赤緯体、極軸体などに分解が可能です。また極軸望遠鏡が、このとき初めて内蔵されました。使用目的に合わせてパーツの組み合わせを変えることができます。極軸望遠鏡は、その後、多くの望遠鏡で採用されました。赤道儀としては、名機といって良いでしょう。重さも、持ち運びに負担になるものではありませんが、その割に剛性感も高く、使い勝手のとても良い赤道儀です。

 通常は、木製の三脚にのせて使用されますが、私共の赤道儀は、純正のピラー仕様です。ピラーは、この赤道儀のために開発されたものではないでしょう。それ以前の同社の製品である、16センチ反射赤道儀を載せていたのを、当時何度か目にしたことがあります。マークXのピラーとして使用できるように、あいだにアダプターをかませているのだと思います。このピラーは鉄製で高さは70センチ、重量は約17キロです。私共のものは、本来は反射望遠鏡を搭載するためのものです。屈折用として高さ120センチ用のピラーも当時は発売されていました。使い勝手が良いために、低い方のピラーを選択しました。赤道儀を載せて、その上に重量の重い機材を載せてもびくともしません。剛性感がかなり高いようです。ただ、それでも、伊豆の冬場の強風にさらされると太刀打ちできません。そのくらい容赦のない風です。

 ピラーと赤道儀本体は、ベランダに野ざらし状態です。赤道儀部分は、撮影が終わると、ビニールカバーをかけて保護してきましたが、ピラーは保護しません。おそらく15年以上、この状態で使用しています。さすがに、色あせてきて、錆も目立つようになりました。いつかは、再塗装しなくてはいけないと思っていました。

 埼玉の遊馬製作所さんに、マークX用の塗料をお願いしてありました。電話で問い合わせをすると、名前を名乗る前に、「・・・遠山さんですね」と言われました。ずっとお会いしていませんでしたが、声だけでお互いがわかります。ずっと前からのおつき合いです。マークXのカラーリングに対応した塗料を注文しました。

 昨日の夕方、錆のある部分や、塗装のはがれた部分にヤスリをかけておきました。今日は、朝から穏やかな天気でした。午前中のうちに、事務的な仕事を片付け、その後、Hα太陽望遠鏡で太陽面をチェックしたのち、作業にかかりました。本来はスプレーしたほうが、きれいに仕上がるのですが、塗料が粒子となって飛び散るのは、いろいろな問題が生じます。筆を使用して塗装しました。筆はホームセンターで買ってきたものです。手書きイラストに、ふだんから使用している筆は、もったいなくて使用できません。

 多少の塗りムラがありますが、良い感じに仕上がったと思います。空気が乾燥しているため、乾きも早く助かりました。ついでに、鏡筒バンドなども、同じ色で塗装してしまいました。マークXカラーで、パーツの大部分が塗装できたので良かったと思います。

 写真は、左上が塗装前のピラーの写真、右上が継ぎ手の部分(赤い矢印のパーツ)を試し塗りしている場面です。そして右の写真が、塗装が終了したピラーです。赤道儀部分と一体感が出てとても良くなったと思います。久しぶりにペンキ塗りの作業をしました。宮崎のプラネタリウムに勤務していた頃、プラネタリウムが閉鎖になり、その後、販売促進課に異動して1年間ほど、イベント中心の仕事をしながら、POPや看板制作を手掛けていましたが、その頃を思い出しました。
散歩の途中で
2月2日(火)
 散歩の途中で、野鳥写真家の方に、その方が撮影されたカワセミの写真集を見せていただきました。私共よりも年輩の方です。以前からの知り合いです。朝の散歩のときに、よくカワセミを撮影している姿を見かけます。つい先日、私共が撮影した、太陽・月・星空の写真などをお見せしました。最新のプリンターの出力を見てほしかったためです。カワセミの写真集を見せていただいたのは、そのお返しでしょう。

 シャッターチャンス、フレーミング、ピントなど、いずれの写真も見事なものばかりでした。熱心に撮影を続けている結果でしょう。風景写真なども、その中に含まれていました。文字通り「継続は力なり」です。取り組んでいる分野は異なりますが、とても刺激になりました。

 少し前のことですが、散歩の途中で、知り合いのお医者さんに会いました。その方も、私共より年輩の方です。おそらく、現役は引退されたのではないかと想像しています。一方で、写真家としての実力も相当なものです。以前にも作品を見せていただいたことがありましたが、その時は、私共を、そのまま先生のご自宅に招いてくださいました。動物の写真を中心に、風景写真など、たくさんの作品を見せていただきました。いずれも、見事なものばかりでした。それもそのはずです。学生時代は、名前をあげればどなたでもご存知の、高名な写真家のアシスタントをされていたそうです。写真のレベルが高いのは、当たり前ですね。先生の写真は、あちこちで、広告などにも使用されているようでした。

 先生は、天体写真にも興味をお持ちのようでした。ただ、天体写真となると、他の写真とは話が別です。そもそも、星空の写真を撮る場合に、星座の知識がないことには、カメラを空のどこに向けてよいのかがわからないからです。そのほか、太陽や月の撮影でも、別の意味でハードルがとても高いものです。私共にいろいろと説明してもらいたい、といった雰囲気でした。団塊の世代には、このような方たちがたくさんいるので、ビジネスとしてやってくれないか・・・とも提案されました。しかしながら、このような内容の仕事をするには、たくさんの問題があることは、すぐに予測がつきますので、即答はしませんでした。今のところ、ビジネスにする気はありません。

 ご近所に、このような写真のレベルの高い方たちがいてくれるのは、とても心強く思います。時々情報交換をすることで、とても刺激されるからです。

 カワセミは、散歩の途中でよく目にします。以前に、私共もカワセミを撮影していた頃がありましたが、今は撮影を見合わせています。これ以上、分野を広げてしまうと、時間がいくらあってもたりないからです。それにしても、皆さん、見事な写真を撮影されることに驚いています。それらの写真を何に利用されるかは、人それぞれでしょう。しかし少なくとも、継続することにより、脳の活性化や、健康な体を保つためには、とても役立っているのではないでしょうか。
天文部の部活動サポート(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 2月1日)
2月1日(月)
 午後から横浜サイエンスフロンティア高校に行きました。天文部が行っている、太陽黒点観測のデータの整理方法をレクチャーするためです。黒点観測班のスタッフに集まってもらって、太陽面経緯度図の使い方について説明しました。今では、コンピュータを使用して経緯度図を表示する方法もありますが、観測の基本をマスターしてもらうためには、自らの手で測定できるようになることが必要です。

 地球に経度と緯度があるように、太陽面にも経度と緯度があります。詳しい説明は省略しますが、太陽を回る地球の自転軸が傾いていること、また、地球の公転面に対して、太陽自身の自転軸もやや傾いているため、などの理由で、地球の方向から見ると、太陽面は、日周運動の東西に対して、毎日少しずつ、その緯度や経度が変化します。3次元的な理解が必要ですが、高校生にとっては、これはハードルが高いものです。ただ、たとえば、3DCGの世界がそうであるように、物体には、必ずXYZの座標と、それらの軸に対する回転の要素が存在します。3DCGの世界では、これらの回転は、ヘディング・ピッチ・バンクなどという言葉で表現されますが、太陽面の場合は、B0・P・L0などの数値が使用されます。太陽面を立体的にとらえることができるようになれば、将来、別の分野に取り組むことになっても理屈は同じでしょう。今は理解できなくても、いずれ必ず理解できるようになってほしい・・・。と最後にコメントしました。

 話変わって、ここ数日間、朝夕の散歩のときに、万歩計をつけて歩いてみました。朝夕とも同じコースですが、夕方は、朝とは逆の方向から歩きます。万歩計の数値は、多少のばらつきがありますが、合計で約15,000歩でした。距離にして11キロ弱です。よほどのことがない限り、毎日歩きます。すなわち、1年間で4,015キロ、すでに33年歩き続けていますので、132,495キロ近くを歩いたことになります。

 地球の1周を約4万キロとすると、地球を3周と3分の1ほど歩いた計算になります。・・・歩きましたね。この散歩に加えて、腕立て伏せを60回、腹筋を60回、握力を落とさないために、ハンドグリップを右手・左手60回、血液の流れを良くするために、黒酢を大さじ3杯程度、水で薄めてそのまま飲むことが日課です。ただ、これが健康に役立っているのかどうかはよくわかりません。はっきりしているのは、風邪などで数日間中断すると、途端に、いずれのメニューもかなりしんどくなることです。年をとると筋肉の衰えが激しいからではないでしょうか。日課になっていますので、絶対続けるとか、そういうことではありません。無意識に、時間が来れば散歩に出るという感覚です。

 正月過ぎに始めた手書きイラストの6作目ですが、1月が終わったというのに、まだ30パーセントくらいしか進んでいません。納期があるわけではありませんが、ペースが少し遅いように思っています。完成する前に、テーマとしている花が咲きだしそうな気配です。
i移動式プラネタリウム(あづまの幼稚園 横浜市瀬谷区 1月29日)
1月29日(金)
 あづまの幼稚園(横浜市瀬谷区)で1月29日(金)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。毎年この時期に投影をさせていただいているもので、7年連続で7回目です。すなわち、最初の年に私共の投影を見た園児は、すでに小学校6年生になっています。

 あづまの幼稚園で投影をさせていただく時期になると、必ず雪か雨が降ります。今年も雨が降り出しそうな天気でした。昨年も同じ状況でした。搬入時は小雨でしたが、投影が終わって、搬出を行う頃には、本降りの雨となってしまいました。

 幼児向けの投影です。投影は各組ごとに3回です。毎年、おおぐま座の神話を交えてお話をするのですが、昨年と今年は、オリオン座の神話のお話をしました。いつもお昼をごちそうになりますが、今年も、私共のために園長先生が、ゆず大根を作っておいてくださいました。頭が下がる思いです。

 帰りに園のほうから、来年の日程を確保しておくよう、依頼がありました。継続して実施することは、園のほうも私共もお互いに大変ですが、ありがたいことだと思っています。園児たちが、宇宙や星空に興味を持つきっかけとなるよう、そしてこどもの頃から、経験値をたくさん持っておけるよう、美しい星空を来年もお届けしたいと思います。・・・来年もまだまだ引退できる状況にはないようです・・・。
移動式プラネタリウム(海の星幼稚園 神奈川県中郡二宮町 1月27日)
1月28日(木)
 海の星幼稚園は、二宮町にあるキリスト教カトリック系の幼稚園です。国道1号線の「二宮」交差点のすぐ近くにあります。そのすぐ東側には西湘バイパスが走っており、その先は海です。園からも海が見えます。海岸からは、直線距離にして200メートルほどです。

 東名高速にアクセスするときには、いつも、この二宮交差点を右折して、秦野中井インターチェンジ方面に向かい、そこから東名に入る場合がほとんどです。頻繁に通過する場所ですが、そのすぐそばの幼稚園で投影をさせていただくことになろうとは思いませんでした。ずいぶん立派な幼稚園です。1月27日(水)に、園児とその保護者を対象に、投影をさせていただきました。

 年少組・年中組・年長組の3回に分けて、投影をさせていただきました。本来でいえば、年少組を移動式プラネタリウムのドームの中に入れるのは、年齢から考えると少し時期が早いようにも思います。しかし、私共は、さまざまな場所において、この園児たちよりもさらに年齢の低いこどもたちまで相手にしていますので、慣れっこです。最初の部分で、園児たちとやり取りする時間を充分にとってから、ドームの中を暗くします。それでも、星空が姿を現すと、園児たちは大興奮でした。泣き出す子も少しいたようです。大騒ぎでしたが、私共の話はきちんと聞いてくれたように思います。年中組、年長組は、問題ありませんでした。年長組になると、さすがに星についても、少し知っているので、年少・年中組の時とは、少し投影内容を変えて話をしました。

 前回の移動式プラネタリウムの投影からは、10日間ほどあいだが空いてしまいました。また、朝早く横浜を出たので、体が少しきつかったのですが、投影が始まってしまえば、ふだんのペースに戻っていました。体力的にも精神的にも、まだ余裕がありそうです。帰りは、西湘バイパスの入り口近くのラーメン店に入り、お昼としました。大変な混雑でした。東名高速を利用するとき、夜に時々立ち寄るお店です。昼間はこんなにも混雑していることに驚きました。

 園児たちのしぐさを見ていると、本当にかわいらしいですね。小さい頃に、私共のプラネタリウムを見たことを、いつまでも覚えていてくれることを願っています。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 1月23日から24日 岐阜県関市)
1月25日(月)
 まなびセンターにおいての、今年初めての投影です。今年最大の寒気が流れ込んでいたため、とても寒い2日間でした。先日の18日(月)に東京で降った雪が、関市ではまだ融けていませんでした。家々の屋根に残っていました。気温が低い日が続いている証拠でしょう。

 プラネタリウムのほうは、この時期としては、比較的多くの人にご覧いただくことができたと思います。常連のお客様の中には、1日に2回も見た児童もいました。「冬の星座」というテーマ解説です。前半が当日夜9時に見られる星空の解説、そして後半がテーマ解説です。冬の星座にまつわる神話や伝説、そして見頃になっている代表的な天体などについて解説しました。投影の最後の部分では、3月9日の部分日食についても解説をしています。2月の投影がないため、一足先に解説をしました。

 23日(土)の夜に予定されていた市民天体観望会は、天気が悪く、プラネタリウムの投影のみとなりました。それでも、毎回来てくださる常連のお客様がいらっしゃるので、午後6時30分からの投影ですが、そこそこの入りでした。晴れていれば、月齢が13でしたので、私共が撮影した、その頃の月齢の写真を見ていただきながら、解説をしています。

 24日(日)は晴れていました。投影が終わり次第、白川郷に向かうつもりでいましたので、前日から、白川郷付近の天気予報を気にかけていました。大雪注意報が出ていました。ピンポイントの天気予報は、その日のうちに何度か更新されますので、それらも確認し、ライブカメラで、白川郷の駐車場付近の状況もチェックしていましたが、確かに大雪のようでしたので、行くのを断念しました。撮影機材を用意していただけに残念です。

 投影を終了して、東海環状自動車道の富加関インターチェンジから、高速に入ろうとすると、東海北陸自動車道の高鷲・荘川インターチェンジ間が通行止めとなっていました。雪のためでしょう。断念して正解でした。しかしながら、気になることがひとつあります。降雪期にはよく、白鳥(しろとり)から白川郷インターチェンジ間が通行止めとなります。この区間が通行止めになると、関市側からアクセスしても、高山市側からアクセスしても、どちらも、この区間を通行しなくてはいけません。その場合は、どうすれば白川郷に行くことができるのかがわかりません。一般道を行くことになるとすれば、おそらく高速道路より雪が多いと思われますので厄介です。調べなくてはいけません。いずれにしても、2月か3月に雪の白川郷を撮影に行くつもりでいます。出なおしです。これまでもそうですが、白川郷は、そう簡単には撮影させてもらえません。

 新東名高速道路は、2月13日(土)に、浜松いなさジャンクションから豊田東ジャンクションの間が開通します。私共にとっては朗報です。これで関市までの所要時間が少し短縮されるでしょう。新東名は、三ケ日ジャンクションで本来の東名と合流しますが、そこから先の岡崎付近が、渋滞することがよくあります。この渋滞を避けることができるだけでも、大きなメリットがあるのではないでしょうか。京都・大阪方面に行く場合も、このルートを利用することになりそうです。横浜から行く場合は、東名の御殿場ジャンクションから新東名、浜松いなさジャンクションから豊田東ジャンクションを経て、伊勢湾岸道経由で亀山ジャンクションから新名神に入り、草津ジャンクションで再び東名に合流します。このルートで走ると、本来の東名を京都まで走るよりも、約1時間近くの時間の短縮になるでしょう。

 関市まなびセンターでは、2月の投影がありませんので、3月の投影のときに、新しいルートを豊田東ジャンクションまで走ることになるでしょう。現在、その3月に投影するテーマ解説の、コンテンツ制作に取り組んでいます。上の写真は、市民天体観望会の投影で、月について解説している場面です。お客様が入る前に撮影しています。
「おとな会」―おとなならプラネタリウムで星を感じる― MBS毎日放送(1月20日深夜0時59分から放映)
1月21日(木)
 昨年の11月上旬から中旬にかけて、MBS毎日放送が私共を密着取材しました。私共が取り組んでいる移動式プラネタリウムに関して、テレビで紹介していただけるということでした。その頃、投影が入っていたいくつかの施設にもお願いして、取材許可をいただき、搬入や投影の様子が収録されました。

 昨日放映されました。MBS毎日放送は、関東ではリアルタイムで見ることができませんが、インターネットを利用して、パソコンで見ることができます。ただし、期間限定です。本日より、2月4日(木)の0時44分までまで見ることができます。密着は取材する側も、される側も大変でした。

 大阪市立科学館、名古屋市科学館のプラネタリウムも出てきます。プラネタリウムの歴史が簡潔に、しかも正確にまとめられていました。また、そこで仕事をする解説員達による、投影のためのコンテンツ制作の舞台裏も紹介されています。私共は、最近では常設プラネタリウム館の投影を見たことがありませんので、とても興味深く拝見しました。

 私共の取り組みに関しても、簡潔に要点がまとめられており、とても良かったと思っています。番組制作スタッフの皆さまには、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。期間限定ですが、こちらからご覧いただけます。
天文部の部活動サポート(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 横浜市 1月18日)
1月20日(水)
 科学技術顧問の立場で、同校天文部の部活動に折にふれて顔を出しています。1月18日(月)もそうでした。朝から久しぶりの雪でしたが、午後には止んで青空が見えるようになってきました。

 この日の目的は、太陽黒点の観測結果の整理方法について、それに取り組んでいるグループの生徒を対象に指導するつもりでした。たまたま、プリントしてあった天体写真と、昨年から取り組んでいる手書きイラストの作品も持っていきました。いつも指導するだけではなく、60を過ぎても、天体写真撮影やイラストなど、いくつかのテーマに取り組んで試行錯誤しているところを、作品を見てもらうことで、理解してもらおうと思ったためです。

 天文部OBのひとりにも、声をかけてありました。私共が撮影した天体写真の1枚のデーターを事前に彼に送り、彼のプリンターで出力しておいてもらいました。それを持ってきてもらったわけです。私共が使用している、新しいプリンターと、どのくらいの差が出るのかを比較するためです。結果は、ほとんど見分けがつきませんでした。私共のものは、顔料系のプリンターです。彼が使用しているのは染料系のもので、私共よりも1ランク下の機種です。

 ここ数年のプリンターの性能が、素人では見分けがつかないくらい、向上しているということでしょう。もちろん、ディテールを見ていけば、差が出てくるのだと思いますが、通常の使用には性能面では充分ではないでしょうか。

 それ以上に驚いたのは、彼自身が撮影した天体写真でした。私共の画像処理のレベルを上回っていました。もちろん、撮影のほうは、露出時間などの関係もあり、単純な比較はできません。それでも、見事なものでした。かなりのレベルに達していると思いました。二人の作品を見て、生徒たちも大変刺激を受けたようでした。部活が終わってから、OBの彼と一緒に食事をしたときに話を聞くと、他のOBの中にも熱心に天体写真に取り組んでいる人がいて、彼らの写真もすごいとのことでした。

 とても頼もしく思った次第です。OBが育ってきて、彼らが、現役の高校生に指導できるような環境が整いつつあるように思いました。OBと現役の生徒が一体になって活動ができるような環境ができるまで、私共も頑張らなくてはいけないと思った次第です。黒点の観測指導は、時間がなくて、できなくなってしまいましたので、次回に持ち越しです。今年、OBの彼らと、一緒に天体写真撮影に行く場面が出てくるかも知れません。楽しみです。

 ひとつのテーマに取り組むことは、さまざまな創意工夫や、それに波及するたくさんの分野の知識を習得することにつながります。現役の生徒やOBには、そのことを常に意識してもらいたいと思っています。天体写真に取り組むことが最終目的ではありません。・・・ただ、やらなければ何も始まりません。
移動式プラネタリウム(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 横浜市鶴見区 横浜市旭区主催事業 1月16日)
1月17日(日)
 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校で、1月16日(土)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。横浜市旭区役所とサイエンスフロンティア高校の連携事業です。旭区青少年未来発見事業「天文教室」という事業ですが、内容は、移動式プラネタリウムの投影、同校の天体観測ドームを使用しての天体観望、そして電子顕微鏡の観察などです。参加者は、旭区が募集した小学生とその保護者です。

 事前募集制の事業ですが、毎年大変な人気で、今回も抽選となったとのことでした。私共は、プラネタリウムの投影のみで、天体観望のほうは、同校天文部の生徒の皆さんが担当しました。また、生徒の皆さんには、投影のほうのお手伝いもしていただきました。毎年、講堂のステージ上に移動式プラネタリウムのハードウエアを設営しますが、今回は都合により講堂が使用できませんでした。このため、音楽室を使用させていただきました。スペースの関係で、ドームのほうは5メートルです。3回ほど投影をさせていただきました。冬の星座を中心に、オリオン座の神話を交えて解説しました。

 今年に入ってから、初めての投影です。前回からだいぶあいだが空いてしまいましたが、解説のほうは、スムーズにいったように思います。移動式プラネタリウムの仕事が入っていない期間でも、声のトレーニングを続けているためでしょう。日常会話とは異なり、その倍近い声量を使います。トレーニングをしていないと、滑舌も悪くなってしまうので、これらの質を落とさないための日頃の心がけです。

 5メートルドームに投影するメガスターゼロの星空は、とても美しく、微光星が針で突いたようにシャープです。先日、伊豆で見た星空を思い出しながら解説しました。
天体写真3点
1月15日(金)
 1月13日(水)から14日(木)にかけて撮影した、天体写真の画像処理が終わりましたのでアップします。といっても3点だけです。強風と寒さのため、効率が良くありませんでした。「ペルセウス座の二重星団と散光星雲」の領域を狙うのは、これが3度目です。ただ、今回もうまくいきませんでした。風の影響で星が流れて写っているコマが多かったためです。本来はもっとたっぷりと露出をかけたいところですが、A3ノビにプリントしてみたところ、これでも大丈夫そうなので、来シーズンになるまでは、この写真を活用したいと思います。

写真のデータ(写真上)
ペルセウス座の二重星団と散光星雲 2016年1月13日 21時50分から22時11分 EOS5D MarkU(改造) EF200mm F1.8L F2.5 100秒×7コマコンポジット ISO800
ダーク補正、フラット補正 撮影地 伊豆


 
 「バラ星雲付近の散光星雲」も、かなりの枚数を撮影したのですが、こちらも星が流れてしまったコマが大半でした。うまく撮影できたのは、わずかに2コマだけです。もったいないので、その2コマを合成しました。EF200mm F1.8Lレンズは古いレンズですが、その解像度は素晴らしいものです。F2.5に軽く絞って撮影しましたが、最周辺部でも星像があまり乱れません。A3ノビにプリントしたものを見ると、微光星が針で突いたようにシャープです。速写性が高いので、このような場面では助かります。

 オリオン座を写した写真は、星座の境界付近まで配慮したフレーミングです。多くの写真が三ツ星を中心に配置するフレーミングですので、少し違和感があるかも知れませんね。

 これを撮影した50ミリレンズも、F2.8程度に軽く絞っただけですが、周辺減光も少なく、最周辺部まで像の乱れも少ないので、大変優秀なレンズだと思います。私共のレンズは、オートフォーカスで使用すると前ピンだったため、調整に出したものです。

 カタリナ彗星も撮影してあるのですが、こちらも恒星が流れて写っているコマが多く、画像処理を断念してしまいました。風の影響が思った以上に大きかったようです。50ミリレンズで撮影したコマすら、1枚ほど星が流れていました。

 天体写真の撮影は、しばらくお休みです。2月は寒さが厳しいためです。また3月は別の予定が入っています。4月に入ってから、初夏の星空を中心に撮影を行いたいと思っています。

写真のデータ(写真左)
バラ星雲付近の散光星雲
2016年1月14日 0時1分から0時19分に撮影したコマから2コマを使用

EOS5D MarkU(改造) EF200mm F1.8L F2.5 
120秒×2コマコンポジット ISO800
ダーク補正、フラット補正 撮影地 伊豆













写真のデータ(写真右)
オリオン座
2016年1月13日 23時14分から23時37分

EOS5D MarkU(ノーマル) SIGMA 50mm F1.4 DG HSM ART F2.8
210秒×5コマコンポジット ISO800
ダーク補正、フラット補正 撮影地 伊豆

天体写真撮影(伊豆 1月13日から14日)
1月14日(木)
 本当は、先の3連休のどこかで行こうと思っていました。9日(土)はサイエンスフロンティア高校で仕事が入っていたので、行けるとすれば、10日(日)か11日(月、祝)のどちらかでした。しかし、両日とも、いつもの撮影ポイントの天気予報では、夜は雲が出てきそうな気配だったので、見合わせました。

 昨日、13日(水)の夕方から出かけました。天気予報では、夜半前に雲の通過がありそうでしたが、その後は晴れの予報でした。今を逃すと、タイミングを失いそうです。撮影したい対象がいくつかありましたので、夕方に横浜を出ました。現地に到着したのは、午後7時頃です。晴れていましたが、強風が吹いていました。冬場はいつも、この北西の風です。途中で薄雲が通過しましたが、それ以外は快晴でした。素晴らしい冬の星空でした。

 望遠鏡を使用しての長焦点撮影も予定していましたが、変更して、200ミリ望遠レンズと標準レンズで撮影をすることにしました。赤道儀が風にあおられる場面が頻繁にあったために、200ミリでもガイドの成功率(星を点像に写し撮るため、赤道儀を使用して星を追尾することをガイド撮影といいます。)も50パーセント程度でした。ピリオディックモーション(星を追尾するときの精度を言います。数字が少ないほど、正確に追尾していることを表します。)も、無風の時には±1秒程度ですが、風にあおられるので、その瞬間に±4秒程度に跳ね上がります。デジタルカメラの感度が敏感であるため、これでも星が流れてしまいます。フィルムであれば、この状況での200ミリは問題ないレベルでしょう。

 現地に到着した時の気温は1度でした。その後、徐々に下がり始め、撤収するころにはマイナス4度ほどでした。さすがに60過ぎの年齢には、この寒さは応えました。防寒は完全武装ですが、機材は冷たく、屋外での長時間の作業となるので大変でした。

 望遠鏡のセッティングを終えて、パソコンを立ち上げようとしましたが、温度の警告マークが表示されてしまいました。起動できません。この大きな丸い円の中に、温度計のようなマークが表示されるのは、温度が高すぎる時に出るようです。気温が低い時にも表示されるとは思いませんでした。

 パソコンが起動できないと、赤道儀が星を正確に追尾できなくなってしまいます。致命傷です。とっさの判断で、車内にパソコンを持ち込み、10分程度放置したら自然に起動していました。車内の温度になじんだためだと思われます。一度立ち上がってしまえば、パソコン自体の発熱で、外でも大丈夫だろうと判断し、そのままの状態で外に出しました。パソコンは、撤収時まで問題なく作動しました。想定外のトラブルでした。

 強風の中では、体感温度も下がり、さすがに、体力・精神力とも限界でした。カタリナ彗星がある程度の高さに達したところで、写真撮影を行い、双眼鏡でチェックしてから、機材の撤収にかかりました。さすがにこれだけ寒いと、鹿も姿を見せませんが、現地に行く途中で、キツネを1匹だけ目撃しました。茂みの中で動く、未確認の動物も含めて、目撃したのは2匹です。覚悟はしていましたが、山の中の1月の寒さは、風が吹くとかなりの厳しさです。若い頃はそれでも平気でしたが、60を過ぎたら、体のためには、この時期は行ってはいけないのかも知れませんね。
マイナンバー
1月12日(火)
 横浜は、今日はとても寒い1日でした。ふだんよりも1枚多く着込んでも寒いくらいでした。おそらくこれが、本来の今頃の気温なのだと思います。午前中のうちに、散歩をかねて大船駅まで歩きました。そこから横須賀線に乗り込み、戸塚駅で下車。戸塚税務署に向かいました。自治体に提出する証明書をもらうためです。

 まだ確定申告の時期ではないので、税務署はさほどの混雑ではありませんでした。証明書をもらうための申請書に記入をします。係の職員に提出したところ、マイナンバーの記入を求められました。現在は移行期間中なので、記入はしなくても差し支えはないそうです。通知カードを持っていましたので、記入してきました。マイナンバーを公の申請書に記入したのは、これが初めてです。今後、いろいろなところでこの番号が必要になるのかも知れません。

 便利になるとのふれこみですが、果たして、本当にそうなのでしょうか。記憶がはっきりしませんが、住民基本台帳カードの時にも、同じようなことが言われていたように思いますが、あまり普及してないような感じがしています。電子証明が搭載されていたために、e-TAXの時には便利でした。ただし、有効期限は3年間です。住基カードの有効期限が10年でしたので、少し紛らわしいですね。マイナンバーカードに搭載される電子証明の有効期限は5年で、カードそのものの有効期限は、20歳以上は10年になるようです。住民基本台帳カードは、マイナンバー制度の導入に伴い、昨年の12月で発行が終わったようです。

 ネット上からも、マイナンバーを利用して、さまざまな申請などができるようになるとのことですが、セキュリティー対策も気になるところです。しばらくは経過を見守りたいと思います。そんな、いろいろなことを考えながら、税務署から戻ってきました。お昼は、大船駅周辺でランチです。どのお店もとても混雑していました。温かいラーメンと鳥の唐揚げのセットを注文しました。おいしかったです。帰りは、再び大船駅から歩きました。往復で10キロ歩きましたので、今日の散歩はこれで終わりです。年明けから、手書きイラストの6作目に着手しています。
「ふるさとの星 和名歳時記」  
1月11日(月)
 成人式の今日、横浜は曇り空ですが、この時期としては気温が高く、風もなく穏やかです。良い成人式になったのではないでしょうか。私共にとっては、はるか昔の出来事です。

 昨日のところで書いた書籍は、私共にとっては、プラネタリウム解説者としての先輩が書かれた本です。タイトルは標記のとおりです。プラネタリウムの解説の勉強のため、若い頃から、各地のプラネタリウムを視察したり、休みの日も、自費で東京のプラネタリウムなどを見てまわり、先輩諸氏の解説からノウハウを学びました。中でも、私共の手本になる男性解説者が3人ほどいました。この方々の解説に、私共の解説が、いまだに追いついたとは思っていません。3人とも淡々と解説をされますが、それはひたむきであり、優しさにあふれていました。そのうちのひとりは、一見、まじめそうな話をしながら、その中にジョークをかなりはさんできます。私共の解説は、その方の影響を大きく受けているのかも知れません。今回、本をお送りいただいた方です。若い頃から、その方の背中を追いかけてきたように思います。

 その方の娘さんは、私共が、夏に、ある施設で移動式プラネタリウムの投影させていただくときに、毎年見に来てくれます。娘さんがその先輩の娘さんであることを知ったのは、しばらくあとになってからです。不思議なご縁ですね。昨年は、ご両親とともに見に来てくれました。すなわち、先輩が、私共の投影を見てくれたことになります。投影のほうは、ハプニングがあったりして(移動式プラネタリウムの投影でハプニングが起こるのは、日常茶飯事です)、満足のいく投影をご覧いただくことはできませんでした。ただ、それでも私共の投影を見てくださっただけでも、とてもありがたいと思った次第です。

 今回の本は、河北新報の文芸欄に歳時記のようなスタイルで連載されていたものを、再構成されたようです。中に挿入されている写真も、ご自身で撮影されたものを中心に掲載されています。本をお送りいただいたことにも感謝しましたが、それ以上に、現在もライフワークとして、星の和名の調査・採集を継続されていることが記述されており、大変感銘を受けました。一生の仕事を貫くことは、特に、今の時代にはとても大変なことだと思いますが、今後も、先輩の背中を追い続けたいと思っています。とても励みになりました。
SLU最終発表会(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 横浜市鶴見区 1月9日)
1月10日(日)
 SLU(サイエンスリテラシーU)の最終発表会が、1月9日(土)に、横浜サイエンスフロンティア高等学校において行われました。同校ではカリキュラムにサイエンスリテラシーという授業講座を設けています。同校の科学技術顧問、研究機関、大学、企業などで先端科学分野の研究に携わっている人たちが講師として参加し、生徒を直接指導しています。これは、そのような体験を通して生徒の科学的リテラシーを培うことを目的としているものです。学校内では、これをSLと呼んでいます。1年次が取り組むのがSLTで、2年次が取り組むのがSLUです。SLUでは、課題研究の成果を科学技術顧問の前で発表するとともに、最終的には英語でプレゼンテーションを行うことを目指しています。

 その途中経過をまとめた中間発表会は、昨年の8月29日(土)に行われました。発表者は評価者や担当の先生、生徒たちから、さまざまな質問や指摘事項を受け、その発表内容や研究テーマの内容の改善を行いながら、昨日の最終発表会をむかえました。私共は科学技術顧問の立場で、地球科学分野の中間発表会と、昨日の最終発表会に評価者として、出席させていただきました。評価者はほかに、早稲田大学、横浜国立大学、横浜市立大学の先生方のほかに、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者などですが、その他、SLUに関わった方たちがオブザーバーとして参加しました。

 このような評価者の前での発表は、生徒たちはとても緊張したのではないかと思います。パワーポイントを使用して、自分の研究成果を発表するものですが、研究内容そのものばかりでなく、発表の仕方や、内容のまとめ方、プレゼンに使用する画像のデザイン面なども評価の対象となります。まさに、生きたプレゼンテーションのトレーニングですね。

 生徒たちのプレゼンテーションの内容は、全体的に見て、中間発表の時点に比べて、格段に進歩していました。大変うれしく思った次第です。もちろん、生徒によりばらつきがありますが、総じてレベルの高いものでした。発表内容は、天文・地質・地震・気象など、地球科学分野といえども多岐に及びます。大勢の生徒の発表は、発表する方も、聞く方も大変ですが、生徒たちのエネルギーに満ち溢れていました。元気をもらって帰ってきました。大学の先生方や研究者の方々とお話しする絶好の機会でもありました。とても良かったと思います。SLUは今後、最優秀者が決定され、海外研修での英語による口頭発表やポスターセッションへと続きます。

 戻ってくると、仙台から郵便物が届いていました。心当たりがありませんでしたので、不思議に思いながら開封してみましたら、一冊の書籍が入っていました。私共にとっては、プラネタリウム業界の先輩として、尊敬している方からでした。この話は、また今度。
プリンター使用レポート
1月8日(金)
 昨日購入したプリンター EPSON SC-PX5VUの性能がどのくらいのものなのか、早速これまでに撮影した天体写真を何枚かプリントしてみました。結果は想像していた以上の実力でした。少なくとも、私共の使用目的においては、充分に満足できるものです。

 これまでに使用していたプリンターはEPSON PXG-5100という機種です。2006年に発売されました。高品位の顔料インクが搭載され、退色がしにくく、写真画質の出力に向いていました。一般的な写真の出力には、これでも良かったのですが、天体写真となると話は別でした。天体写真をプリントした時の色の再現性は、納得のいくものではありませんでした。このため、よほどのことがない限り、天体写真を出力することはありませんでした。

 新しく導入したプリンターは、WiFiを装備しています。映像制作用に常用しているディスクトップパソコンとは、USB接続していますが、ノートパソコンの場合は、これまではUSBプラグをその都度挿入して、切り替えスイッチ経由で使用していました。これをしなくても良いだけでも、充分にメリットがあります。また、WiFiを経由しての出力でも、速度的には問題ありません。肝心の天体写真を先ほど出力してみましたが、充分に納得のいくレベルでした。このプリンタは2014年11月に発売されました。PXG-5100と同等の機種ではなく、1ランク上の機種ですので、単純な比較はできないとしても、これが8年の技術の進歩なのでしょうね。このレベルであれば、A2サイズまで出力できるSC-PX3Vでも良かったのかも知れません。

 ただし、インクカートリッジの交換頻度、買い置きのコスト、そしてA2サイズにどのくらいの頻度で出力するのかなどを考えると、今回の選択で正解ではないかと思っています。ちなみに、SC-PX5VUは、9色のインクを搭載していますが、フォトブラックとマットブラックは、同時に使用することができません。切り替えが必要なようです。インクチェンジシステムで切り替えるときに、それまでに使用していたインク洗浄を、後に選択したインクをたくさん消費して洗浄するとのことです。まだ実際には、そこまで使用していませんが、切り替えに要する時間と、切り替えだけのために消費されるインクは、ユーザーにとっては、負担になるものだと思われます。

 私共の使用頻度で、どのくらいのコストがインクカートリッジにかかるのかはまだわかりません。しばらく運用して様子を見たいと思います。ちなみにインクカートリッジの9色パックの価格は、ネット上では19,000円前後です。5回購入すると、同じプリンターが1台購入できてしまいますね。高か!・・・。
プリンター購入(EPSON SC-PX5VU)
1月7日(木)
 映画を見るために昨日車で走った道を、今日も走ることになろうとは、思いもしませんでした。午前中の仕事を始めようとして、インターネットを立ち上げ、必要な書類をダウンロードして、出力をしようとした時です。プリンターのヘッドが右端まで移動したまま、動かなくなってしまいました。電源を入れなおしたり、いろいろやってみましたが、一向に動く気配がありません。

 昨年の11月頃から、プリンター出力をするたびに、パーツの耐用年数がきています。といったメッセージが表示されるようになりました。無視して使用していましたが、そろそろだろうとは思っていました。プリンターの側面に保証書を貼ってありました。購入年月日を見たら、2006年の12月12日でした。購入価格は約7万円です。写真画質でA3ノビまで出力可能なものでした。当時としては、エプソンのハイエンドの主力商品でした。9年間ほど使用して、壊れたことになります。買い替えの時期と判断しました。投資した金額も含めて充分にもとはとったと思います。これで出力した画像を、天文情報誌で使用していただいたり、移動式プラネタリウムのドームのまわりにCGイラストをパネル展示したりしたからです。出力される画質は悪くありませんでしたが、星空を撮影した写真に限っていえば、再現性が納得できるものではありませんでした。

 近所の家電量販店に電話をして、希望するプリンターがあるかどうか、在庫を確認していただきました。後継機として、どれを使用するかは、以前から物色していました。条件は、顔料系のインクが使用できること、A3判(欲を言えばA2判)が写真画質で出力できることなどです。昨日映画を見たテラスモール湘南の、近くのショッピングモール内にある家電量販店に、1台だけ在庫がありました。

 故障したプリンターを車に乗せて、急いでお店に向かい購入してきました。表題の機種です。この上にA2判まで出力できるプリンターがあるのですが、それは、封筒やはがきサイズの印刷には、対応していないようです。欲しかったのですが、あきらめてこの機種にしました。A2サイズにプリントすることも、頻度としては少ないからです。

 持ち帰ると、早速プリンターをセットして、設定作業に入りました。WiFiにも対応しているので、セキュリティーの設定なども必要になります。3時間近くかかり、やっと使用できるようにしました。映像制作用のディスクトップ・コンピューターからはUSB接続ですが、もう一台のノートパソコンからは、無線LANが使用できます。いちいちUSB切替スイッチに触れなくても良くなったので、大変便利です。価格はこれまでのプリンターよりも高く、福沢諭吉先生が大勢出て行ってしまいました。出費が重なるときには、重なるものですね。でもおそらく、これが最後のプリンターになるのではないでしょうか。私共の年齢から考えれば、その先は必要ないでしょう。

 写真画質が、どのくらいのクオリティーで出力されるのか、まだ試していませんのでわかりません。明日以降に、サンプルを出力してみようと思っています。今日は、午後から伊豆へ天体写真撮影に出かける予定でしたが、プリンターが作動しないと仕事ができないので、最優先でプリンターが作動するように取り組みました。天体写真撮影は、週末以降に延期です。

 写真は、プリンターをパソコンの上に設置しているところです。オレンジ色のパーツは、梱包用のパーツで、このあと外しました。プリンターの右側に見えるのは、フィルムスキャナーです。今でも時々、フィルムをデジタルデータに置き換えることがあるので、大切に使用しています。
スター・ウォーズ(IMAX 3D テラスモール湘南 神奈川県藤沢市 1月6日) 
1月6日(水)
 スター・ウォーズの第1作目である「エピソードW/新たなる希望」が1978年に日本で公開された時、私共は、宮崎市でプラネタリウムの仕事をしていました。水戸のプラネタリウム館を退職して、宮崎市の民間のプラネタリウムに就職し、1年ほどが経過していました。25歳の時です。業界の先輩からの誘いによるものです。この宮崎での修業時代の約6年半は、とても大変な時期でしたが、その一方で、今日の私共があるのは、その時のおかげでもあります。

 地元の放送局などとも取引があった関係で、試写会に招待されました。そこで見たスター・ウォーズに大きな衝撃を受けました。モーションコントロールカメラを導入するなど、特撮の幅広い技術が多用されたこの作品は、それ以降のSF作品に多大な影響を与えたといわれています。第50回のアカデミー賞を多くの部門で受賞しました。それらも含めて、リアルタイムで見ていました。

 あれから約38年、スター・ウォーズの最新作を、本日1月6日(水)にJR辻堂駅に直結する、テラスモール湘南のシネマコンプレックスで見てきました。IMAX 3Dのバージョンです。なぜ普通のスクリーンではなく、大型映像のしかも3Dかというと、答えはただ一つ。それが「スター・ウォーズ」だからです。

 IMAX映画に関しては、私共が科学館に勤務していたときには、見る側ではなく、上映する側の立場でした。70ミリ15パーフォレーションの巨大なロールフィルムを使用し、ローリングループという横走りの映写機を通して、巨大なスクリーン上に高品質の映画を上映するものです。本来は、世界の科学館や博物館向けに、カナダのアイマックス社が開発したものです。

 私共は、科学館で上映するための映画の選定や契約、そして上映のために映写機も操作していました。その後同社は、一般の劇場にも進出し、IMAXデジタル・シアター・システムとして、テキサス・インスツルメンツ社の2K DLPプロジェクター2台を使用して、3Dシステムとして、上映を行っています。ちなみに、私共が使用していたのは、平面映像ではなく、アイマックスドーム(その前はオムにマックスと呼ばれていました。)という、30度傾斜したプラネタリウム用の球面スクリーンに上映するものです。

 映画館の通常のスクリーンとは異なり、巨大なスクリーンです。久しぶりにこのスクリーンを見ました。3Dメガネは、偏光メガネが使用されているようでした。これは、使い捨てではなく、見終わったら回収ボックスに戻し、洗浄されてまた使用されます。メガネを見ると、洗浄された跡が残っていました。科学館でも3D立体映像をアイマックスドームで上映することがありましたが、最も頭を悩ますのが、このメガネの運用方法でした。

 アスペクト比の関係で、巨大スクリーン全体が使用されるわけではなく、上下が少しカットされます。ただ、それでも十分に迫力があり楽しめました。また、立体視も質の高いものでした。

 最初のうちは、目に少し違和感を感じましたが、慣れてしまうと、充分に高画質で、作品に没入できます。立体感も自然ですが、それ以上に、そこに展開される映像は、CGで制作されている部分の質感がとても高くて、それを感じさせないほど、レベルの高いものでした。さすがに、スター・ウォーズです。第1作目の頃に比べると、派手さはないものの、充分に作りこまれていると思いました。冒頭の音楽と、テロップに懐かしさのあまり、涙が出そうになってしまいました。登場人物にも懐かしさを感じました。メークをしているのかも知れませんが、約38年の時の流れを実感しました。作品を見ながら、当時のことを思い出しました。内容については触れませんが、とても満足して映画館を後にしました。IMAX映画に関しては、いずれ詳しくお話をすることになるでしょう。それにしても、映画館で、スター・ウォーズをIMAX 3Dで見ることができる日が来るとは、思いませんでした。感慨無量でした。

 IMAX 3Dは、通常の映画を見るのに比べたら、料金はかなり高いものです。ただ、幸いなことにシニアの場合は、割引がありました。これで、通常の映画を一般料金で見るのと、ほとんど同じになります。チケットを購入するときに、「年齢を証明する運転免許証とか、お見せしましょうか?・・・」「・・・いや大丈夫です・・・」 ・・・免許証を見なくても充分に60歳以上に見えるということですか?・・・。
2016年を思う
1月4日(月)
 今年も私共のホームページを、どうぞよろしくお願いいたします。

 プラネタリウムの仕事にかかわるようになってから、今年で44年目に入ります。これからどのようなことが待ち構えているのかわかりません。解説者として、残り少ない時間を大切に使っていきたいと思います。少しでも長く続けられるように、無理をしないようなペースで、仕事をしようと思っています。目標は立てません。流れに身を任せながら、しかし、地に足をしっかりつけて、この1年を乗り切りたいと考えています。

 この年末年始は、毎日良い天気が続きました。太陽面は穏やかであり、気流の状態も良くないので、眼視では太陽面をチェックするものの、撮影は見合わせています。

 衛星放送でとても心を癒される番組があります。「猫のしっぽカエルの手」という番組名です。NHK Eテレで毎週日曜日の午後6時から30分間の放送です。イギリス出身のベニシア・スタンリー・スミスさんが、京都大原で生活しながら、地域の人々の暮らしや料理などを紹介する番組です。現在のものは、再放送のようです。観光地ではなく、里山の暮らしぶりを紹介するものですが、カメラワークがとても良く、何げない風景でありながら、とても美しく感じられます。バックに流れる音楽にも心を癒されます。

 もう一つの番組は、「日本縦断 こころ旅」という番組名です。NHK BSプレミアムで不定期に放送されています。俳優の日野正平が自転車で、視聴者から寄せられた「心の風景」を訪ねながら、日本全国を旅します。自転車の車載カメラ、固定カメラなど、さまざまなカメラワークで、各地の風景が紹介されます。こちらも観光地はほとんど含まれていません。ある時は、空港の滑走路がすぐそばに見える海岸であったり、小高い山の上であったり、雲仙岳に沈む夕日が見える場所であったりします。バックに流れる音楽も軽快なものです。番組の最後の場面は、音楽もナレーションもなく、現場の音(波の音や鳥の鳴き声、車の往来する音など)だけで風景を見せてくれます。これが素晴らしく、日常の何気ない風景の中にこそ、本来の美しさがあることを教えてくれるものです。私共が、仕事で訪れた場所もたくさん登場します。

 両方の番組に共通しているのは、どちらも余計な飾り物がなく、素朴に淡々と映像を見せてくれることです。それをどう感じるかは、視聴者のとらえ方ひとつでしょう。年をとると、涙もろくなるせいか、このような素朴な番組を見ていると、心が癒され、涙が出てきそうになります。私共が手がける移動式プラネタリウムの解説も、このようにありたいと思っています。

 今年も、全国各地で投影をさせていただくことになろうかと思いますが、プラネタリウムの世界に入った頃の気持ちを忘れずに、最後まで謙虚さを忘れることなく、仕事を続けていきたいと考えています。

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