投影日誌


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紅葉狩り第2弾 その1 (白川郷 岐阜県大野郡白川村 10月23日)
10月29日(木)


 白川郷を訪れるのは、今年これで3度目、合計5回目です。前回は7月24日(金)でした。昨年も10月24日(金)に訪れています。村全体が紅葉に包まれるのには、もう少し時間がかかりそうです。それは、昨年の状況からわかっていましたが、機会を逃すと次はいつになるかもわからないため、行ってきました。

 10月22日(木)の夜に横浜を出発しました。東名高速から東海環状自動車道を経て、そのまま明け方までに白川郷に入る予定でいました。ところが、いつも立ち寄る美濃加茂サービスエリアでトイレ休憩をしたとき、東海北陸道の白川郷に通じる区間で、夜間工事通行止めの情報がありました。仕方がないので、そのまま美濃加茂サービスエリアで朝まで仮眠をとり、夜が明けてから白川郷に向かいました。この工事通行止めの情報は、インターネット上では、検索をかけてもとても分かりにくく、見つけるのが困難でした。夜明けとともに、写真撮影を行いたかったのですが、予定を変更せざるを得ませんでした。

 日中に撮影を行いましたが、予想通り観光客でいっぱいでした。特に外国人YOU(「YOUは何しに日本へ」という番組を見ていただければ、この表現が理解できると思います。)達がたくさんでした。午後2時頃まで撮影を行いました。お昼は、かん町地区の食事処に入りました。飛騨牛の焼き味噌定食がとてもおいしかったです。村全体が真っ赤に染まるには、少し早かったため、近日中に再度訪れる予定にしています。

 合掌造り民家園で写真を撮っていた時、いあわせた香港からの若い女性YOUの3人と、話をする機会がありました。本格的なカメラを持って撮影していたためです。撮影ポイントのいくつかを説明して別れました。さまざまな国からの観光客がたくさんで、いろいろな国の言葉が飛び交います。有名な観光地では、最近は本当に外国人YOUがいっぱいです。

写真のデータ 
萩町城跡展望台より白川郷パノラマ 2015年10月23日 EOS1Ds MarkV EF24-70 F2.8LUUSM 57mm F8 1/50 ISO100 photoshop CS6でパノラマ合成
移動式プラネタリウム(イオンモール下田 青森県上北郡おいらせ町 10月27日から28日)
10月29日(木)
 青森県上北郡おいらせ町の、イオンモール下田で10月27日(火)と28日(水)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。青森県で投影をさせていただくのは、今年6月の青森市での投影以来、約4か月ぶり3度目の投影です。再び青森に来ることになろうとは思ってもいませんでした。

 おいらせ町は、八戸市から北に車で約20分走ったところにあります。百石(ももいし)道路の下田百石インターチェンジのすぐそばに、イオンモールがあります。その専門店街1階の西コートに5メートルのエアドームを設営して、2日間で合計10回の投影をさせていただきました。20周年記念のイベントのプログラムのひとつとして、声をかけていただきました。

 平日の投影です。しかも、4回目と5回目は、17時からと18時30分からの投影でしたので、はたしてこの時間帯で、観客がいるのかどうか心配でしたが、心配は無用でした。合計10回の投影うち6回が満席となりました。青森県での投影が今回で3回目となりましたので、観客の皆さまが私共の解説にどのような反応を示すかは、理解していましたので、投影のほうは、スムーズにいったと思います。

 東北自動車道の、岩手山サービスエリアから八戸道に至る山々の紅葉が見事でした。横浜に比べるとだいぶ気温が低く、上着を1枚多く持って行って正解でした。関市まなびセンターでの投影を終えて、自宅に戻り、2時間ほど休憩してから、そのまま青森に向けて出発しました。深夜から翌日の昼間にかけての走行でしたので、疲れが残っていました。サービスエリアで何度も仮眠しながら走行しましたので、現地への到着には、だいぶ時間がかかってしまいました。大変疲れましたが、無事に終わってホッとしています。

 周辺の公共施設の関係者や、プラネタリウム愛好家の皆さんも見に来てくださいました。今後、青森県で再び投影をさせていただく可能性があるかも知れません。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 10月24日から25日)
10月29日(木)
 10月24日(土)と25日(日)の2日間、岐阜県関市のまなびセンターにおいて、直径12メートルドームにメガスターゼロ投影機を仮設して、投影を行いました。前半部が、当日夜の星空解説、後半部がテーマ解説です。

 今回のテーマは「アンドロメダ銀河の話」です。秋の代表的な天体のひとつである、アンドロメダ銀河がどのような天体か。その概要と、距離がどのくらい遠くにあるかについて解説しました。特に距離について、こどもたちに理解できるように、少し詳しくお話ししました。

 24日は市民天体観望会の日です。天王星、月、秋の天体が観望の対象でした。天気が良かったため、観望会はスムーズに実施されました。施設周辺の樹木も、だいぶ紅葉してきて、2日間とも穏やかな天気でした。
明け方の3惑星(10月13日)
10月20日(火)
 10月12日(月)から13日(火)にかけて、伊豆で天体写真を撮影してきました。その際、最後に撮影したのが、明け方東の空にのぼってきた3つの惑星です。薄明中に撮影しました。一番明るい星が金星、その下が火星、一番下が木星です。火星は少しわかりにくいかも知れませんが、金星と木星の間にある、少し赤みがかった星がそれです。

 木星から金星のあたりを通り、その上の方までかすかに明るく見えるのは、黄道光(こうどうこう)です。これは、天の黄道(すなわち天球上における太陽の通り道)に沿ってのびる淡い光の帯です。朝焼けに染まった中で、3つの惑星を撮影しようかとも思いましたが、黄道光が記録できたので、これで良しとします。パソコンによっては、判別しにくいかもしれません。惑星は黄道面にそって並んでいますので、そのライン上に黄道光も見えます。

 この3つの惑星は、お互いに配置を変えながらも、しばらくの間、明け方の空に見えています。朝焼けの中で輝く惑星の姿は、とても美しいものです。ぜひご覧になることをお勧めします。


明け方の金星・火星・木星 
2015年10月13日 4時24分から25分 EOS5D MarkU(ノーマル機) EF24mm F1.4LUUSM F3.2 ISO800 30sec×2フレーム 撮影地 伊豆
天体写真4点
10月19日(月)
 10月12日(月)から13日(火)にかけて伊豆で撮影した天体写真の画像処理が終わりましたので、4点アップします。画像処理を行いましたが、まだまだ納得できていません。撮影も含めて、課題がたくさんできてしまいました。ひとつひとつ、それらをクリアーしていきたいと思います。

夏の大三角 2015年10月12日19時23分から20時24分 EOS5DMarkU(改造) ISO800 EF24mm F1.4LUUSM F3.5 5分×8フレーム 1分×2フレーム
周辺部トリミング



ペルセウス座からカシオペヤ座 2015年10月13日 00時06分から00時32分 EOS5D MarkU(改造) ISO800 EF24mm F1.4LUUSM F3.5 6分×4フレーム


らせん星雲 2015年10月12日 22時00分から22時42分 BORG125ED 800mm EOS40D(改造) ISO800 5分×6フレーム 周辺部トリミング

 らせん星雲は、みずがめ座にある惑星状星雲です。惑星状星雲の説明は、下の9月14日のM27写真のキャプションのところをご覧ください。中心部が猫の目のように見えることから、このような名前になったといわれています。
 距離は約700万光年です。惑星状星雲の中では、最も地球に近い天体のひとつとされています。
 




冬の天の川
2015年10月13日 3時31分から4時01分
EOS5D MarkU(ノーマル)
EF24mm F1.4LUUSM F3.2
5分×6フレーム 1分×2フレーム

移動式プラネタリウム(日本女子大学 西生田キャンパス 日女祭 10月17日から18日)
10月19日(月)
 日本女子大学の第25回日女祭(ひめのさい)において移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。10月17日(土)と18日(日)の2日間です。大学の学祭で投影をさせていただくのは、2012年10月の慶應義塾大学日吉キャンパス以来、約3年ぶりです。16日(金)の夕方に設営を行いました。この設営日には、日女祭に関してNHKFM横浜放送局の取材が入っていました。実行委員会のスタッフの皆さんが出演されましたが、私共は、万一の場合に備えて、その放送のリハーサルにも立ち会いました。同日午後6時から生放送されました。

 学祭初日は、朝から雨でした。時間帯によってはかなり強い雨が降っていましたので、客足はさほどのびませんでした。その割には、プラネタリウムのほうは、観客が比較的多かったように思います。

 2日目の18日(日)は、天気が次第に回復してきて、午後からはとても良い天気になりました。ポカポカとした暖かい日で、学祭には最適でした。お客様の数も多くなり、5回投影のうち3回が満席となりました。学生や若い人たちが観客となったため、いつもとはかなり異なる雰囲気で投影を進めました。ショッピングモールなどでファミリー層を対象に投影をさせていただく場合に比較すると、とても楽でした。反応の静かなお客様が多く、ジョークを入れるのをためらうような雰囲気でしたが、それでもジョークを交えながら投影をさせていただきました。

 前回投影をさせていただいたのは、関市まなびセンターで9月26日(土)から27日(日)でしたから、約半月ほど間が空いてしまいました。設営日と初日は、体の動きが悪かったのですが、2日目の投影の時には、元に戻っていました。声の通りも良く、はりもあったので、解説だけなら、まだまだ現役でできそうです。ただ、設営などは、さすがに体力の限界が近づいてきたように思っています。いつまで続けられるか・・・。横浜からは、東名高速を利用して、東名川崎インターでおりて、少し走ると大学のキャンパスです。行き帰りも楽でした。

写真は会場となった体育館と、体育館の中に設営した7メートルエアドームです。
紅葉狩り第1弾(日光)
10月15日(木)

明智平より中禅寺湖方面のパノラマ(画面中央に華厳の滝、右側の山は男体山です。2015年10月14日 EOS1Ds MarkV EF24-70mm F2.8LUUSM photoshopでパノラマ合成)


戦場ヶ原より男体山パノラマ(2015年10月14日 EOS1Ds MarkV EF24-70mm F2.8LUUSM photoshopでパノラマ合成) 


戦場ヶ原紅葉(2015年10月14日 EOS1Ds MarkV カールツアイスAPO Sonnar 135mm F2)


中禅寺湖紅葉(2015年10月14日 EOS1Ds MarkV EF24-70mm F2.8LUUSM)

 日光の紅葉の名所のひとつである、竜頭の滝の紅葉が見頃をむかえているとのことでしたので、10月14日(水)に行ってきました。結論から言うと、滝の紅葉は、見頃を少し過ぎていました。写真を撮影したのですが、紅葉はすでに色あせており、満足できませんでした。あと1週間か10日くらい、早いほうが良かったように思います。来年以降に、再度挑戦したいと思います。

 明智平と戦場ヶ原にも行ってきました。両方とも紅葉が見事でした。紅葉は次第に山のふもとのほうに下りてきているようです。こどものころから何度も訪れている日光です。紅葉の最盛期も見ていますが、その頃の紅葉は本当に見事です。いまさらとも思いましたが、当日はとても良い天気でしたので、来てよかったと思いました。標高が高いので、気温は低めでしたが、日中はポカポカと暖かく、風もなくて、戦場ヶ原はとてもさわやかでした。写真を何枚か紹介します。

 本来の目的は、竜頭の滝の紅葉を写真におさめることでした。目的はかないませんでした。戦場ヶ原は、天体写真の撮影に利用されている愛好家も多いので、今回は下見も兼ねていました。機会があれば、ここで星空を撮影してみたいと思います。朝まで星空を撮影して、帰りは温泉につかり、一泊しておいしいものを食べて帰ってくるのも悪くないと思いました。

 さすがに有名な観光地です。平日でしたが、どこも観光客でいっぱいでした。車の量も大変なもので、名所の駐車場入り口には、車の列ができていました。私共は、いつも早め早めに動くことにしているので、待たされることも、渋滞に巻き込まれることもありませんでした。
天体写真撮影(10月12日から13日)
10月13日(火)


 今月は今日が新月です。10月8日(木)から9日(金)にかけて、天体写真の撮影に行きました。この時も天気が良かったのですが、安定してきたのは、9日(土)の午前1時を回ってからでした。それまでは、周期的に雲の通過がありました。このため途中で、撮影を中断するしかなく、画像処理にかけるレベルの写真は得られませんでした。

 仕事は次第に忙しくなりつつあるのですが、納得がいかなかったので、昨日の午後から撮影のために出かけました。いつもの撮影ポイントです。現地に到着したのは、午後5時過ぎでした。とても良く晴れていました。ごく薄い小さな雲の通過がたまにありましたが、明け方までとても良い天気でした。ただ、明け方近くまで、風がとても強く吹いていました。焦点距離800ミリのレンズでは、風にあおられると、望遠鏡全体がたわみ、天体の追尾が流れてしまいます。オートガイド装置でモニターしていますが、風がなければ、プラスマイナス1秒程度で、推移します。風にあおられると、それが10倍くらいまでにふくらんでしまいます。得られた写真を見ても、星が流れてしまっていたため、夜半過ぎからは、焦点距離の短いレンズに切り替えました。しかし、200ミリレンズでも、あおられる場面があったため、その後は、超広角レンズに切り替えて、撮影を続行しました。得られた写真を見てみると、何とか画像処理ができそうです。後日、処理が終わりましたら、アップします。

 富士山は11日午後に初冠雪が観測されました。昨日、自宅からも頂上に雪をまとった富士山を見ました。昨年より5日早く、平年よりも11に遅いとのことです。今日の早朝、伊豆スカイランを走りながら、西丹那の駐車場から、朝焼けに染まる見事な富士山を見ました。撮影する体力が残っていましたので、パノラマ写真にして紹介します。富士山の左手前の山は愛鷹山です。その左側には、駿河湾が見えています。夜通過すると、このあたりの街明りが宝石箱をひっくり返したようにきれいです。画面右奥の山は箱根の山です。実際に見ると、迫力満点で見事な景色です。

 一睡もしないで、帰ってきました。帰りは、再び、鹿が飛び出してきて、急ブレーキでしのぎました。車のフロントノーズから、鹿までの距離は、わずかに3メートルです。危なかったです。まさかあの位置から、車の進行方向めがけて飛び出してくるとは思いませんでした。かなり大きな鹿でしたので、ぶつかったら、大変なことになります。観測地からの帰路は、海岸線に抜けるまで、気が抜けません。

 観測地の外気温は8度から6度くらいでした。あと1回、来月撮影に行ったら、今シーズンは終わりにしたいと思っています。年寄りには、これ以上の寒さは答えます。思考能力も行動力も、著しく低下してしまいます。
10月11日(日)
 この3連休は、移動式プラネタリウムの仕事が入っていないので、これから使用するいくつかのコンテンツ制作や、資料の作成に取り組んでいます。朝夕の散歩を除くと、部屋にこもりきりですが、このような日々も悪くないと思っています。仕事に専念しながらも、穏やかに時が流れていきます。・・・このような時間が長く続くとは思っていません。

 仕事柄、高速道路を頻繁に利用します。しかも、そのほとんどが夜の長距離です。2時間ごとにトイレ休憩を取りながら走ります。その日の体調にもよりますが、4時間も走ると眠くなってきます。同じ姿勢でずっと運転を続けているためでしょう。しかしそれでも、走り続けなくてはいけない場面がたくさんあります。そのような時の眠気防止に役立つのは、ガムですが、何枚も噛んでいるうちに、あごが疲れてきます。そこで、飴をなめる場合もあります。ふだんは、ガムも飴も口にすることはありません。運転の時だけです。

 先日、高速道路のパーキングエリアで調達した飴は、とてもおいしいものでした。飴をおいしいと思うことはありませんが、その飴は値段が高く、パッケージには、良質の素材を使用していると記述がありました。黒砂糖の風味が豊かなとてもまろやかな味でした。また食べてみたいと思っています。今日の夕方、買い物をするために、大船まで散歩を兼ねて往復しました。朝の散歩は済ませていましたので、距離にして、1日で15キロほど歩いたことになります。たいして疲れませんでした。・・・それはどうでもよいのですが、肝心のその飴は、どのコンビニをみても販売されていませんでした。高速道路のサービスエリア、パーキングエリア限定なのでしょうか。不思議です。今月も、その購入したパーキングエリアを通ることになるので、再度、買い求めてみようと思っています。
伊豆スカイラインパノラマ(10月8日)
10月9日(金)


 初めて伊豆スカイラインを走ったのは、中学生の時の修学旅行の時です。観光バスで通過しました。それまで遠足といえば、筑波山や日光がほとんどでした。小さい時は体が弱かっため、遠足はほとんど不参加でした。伊豆スカイラインを走った時には、なんてきれいな場所なんだろうと思いました。

 天体写真撮影のため、これほど頻繁に伊豆スカイラインを利用するようになるとは思ってもいませんでした。いつも走るのは、夕方か明け方のどちらかです。そしてこの時間帯が最も美しい景色を見ることができます。特に、夜明け近くに走ると、西側には、宝石箱をひっくり返したような、街の明かり、前方の北の方向には、薄明の空に浮かび上がる赤い富士山を望むことができます。帰りはいつも疲れているので、写真を撮る気力すらなくなっていますが、毎回とても見事な景色です。

 このパノラマ写真は、玄岳付近から撮影しています。画面左端の奥には、トリミングしてしまいましたが、富士山が見えています。右側に太平洋が望めます。画面左奥に見えているのは、箱根の山です。この日はとても天気が良く、伊豆大島や初島も見えていました。雄大な景色の一端をご理解いただけるのではないでしょうか。

 下の写真は、駿河湾をバックに飛行するパラグライダーです。下から、私たち(もう1名は、下でレポートした地元の方です)がカメラで狙っていたので、サービスしてくれたのではないかと思います。幻想的な光景となりましたので、紹介させていただきます。

 ・・・風景写真を撮りに行ったんだか、天体写真を撮りに行ったんだか、これではよくわかりませんね。



写真のデータ
駿河湾夕景 2015年10月8日 16時35分 EOS1Ds MarkV EF24-70 F2.8LUUSM 70mm F10 1/1250sec ISO100
天体写真撮影(10月8日)
10月9日(金)


 10月8日(木)の午後から、伊豆のいつもの撮影ポイントに天体写真の撮影に出かけました。一昨日のほうが良いかとも思いましたが、風が強かったのと、明け方、月がのぼってくるのが早めだったため、昨日の午後からとしました。天気予報では、夕方6時頃から8時頃までと、夜11時頃から午前0時頃まで、雲の通過があるという予報でした。撮影できるかどうか、微妙な天気ですが、曇られてもかまわないと思い、出かけました。

 天気予報通りでした。現地に到着した時は、良い天気でした。さっそく機材を組み上げ、セッティングを終えると、すぐに撮影に入りました。夏の天の川が、まだ天頂付近でしたので、広角レンズを向けました。これまでまだ満足した写真が撮影できていない領域です。何枚か撮影を終えると、西の方から雲がわいてきました。しばらくして晴れ上がったかと思うと、また、雲の通過の繰り返しとなりました。合計で1時間以上の露出をしたかったので、途中で断念してしまいました。他の対象物も同じ状況で、撮るには撮ったのですが、画像処理にかけるレベルに達しませんでした。

 日付が変わって1時30分頃まで粘りました。晴れ間はあるものの、雲が切れないので、あきらめて撤収作業に入りました。すべての機材を車に積んで、空を見上げると、雲はすっかりなくなり、満天の星空が広がっていました。以前にもこのようなケースがありました。再び、機材を組み上げる気力がなかったため、そのまましばらく、冬の星座の間を流れる天の川などを見ていましたが、気が済んだので、現場を後にしました。

 収穫が全くありませんでした。また今回は、ケアレスミスをいくつもしてしまいました。暗い中での作業なので、仕方がないのですが、集中力が少し足りなかったようです。まだ新月期が終わっていませんので、近日中に、再度撮影に行く予定です。

 現場に行く途中で、いつもの熱海峠近くから、風景写真を撮影するつもりでした。パラグライダーがたくさん飛んでいました。駐車場に車を止めると、同時に入ってきた車から出てきた方は、地元のカメラマンでした。「良い撮影ポイントがあるから、一緒にどうですか・・・」と声をかけていただいたので、同行しました。とても見晴らしのいい場所を教えていただきました。逆光に映えるススキが印象的でしたので、それを前景にパラグライダーと、富士山をバックに何枚かの写真を撮影しました。

 満天の星空を見ることができたのは良かったのですが、今回は消化不良でした。山を下りたのは、午前2時過ぎです。この時間、伊豆スカイラインは、動物たちの天国です。目撃したのは鹿が約20頭、狸2匹、それに野生化した猫1匹です。月と金星が接近していてとても見事でした。1989年12月の金星食を思い出しました。

 今回は、私共よりはるかに先輩の天文愛好家の方にお会いしました。気温の低い中での、夜の作業は、私共でも大変です。いつ頃まで続けられるのだろうかと考えていましたが、その方の取り組みを見て、まだまだだな・・・と思った次第です。とても刺激され、元気をもらいました。

写真のデータ 熱海峠付近より富士山の夕暮れ
2015年10月8日 16時38分 EOS1Ds MarkV EF24-70 F2.8LUUSM 24mm F10 1/250sec ISO100
イリジウムフレア(10月7日)
10月8日(木)
 かつてアメリカにあった電子・通信機器会社であるモトローラ社の計画をもとに、数10個の通信衛星が高度780kmの地球軌道上に配置されました。衛星携帯電話サービスを目的としたものでした。

 当初の計画は77個の衛星で地球全体をカバーする予定でした。原子番号が77のイリジウムにちなんで、イリジウム衛星と呼ばれています。実際には、66個で運用されることになりました。

 このイリジウム衛星に取り付けられている、反射率の高い3枚の金属製アンテナ板は、それぞれ120度離れ、40度の角度で取り付けられています。それが太陽光を反射すると、地上約10数キロの狭い領域でフレア(閃光)を見ることができます。これをイリジウムフレアと呼んでいます。明るいものでは、マイナス8等級にもなり、昼間でも見えることがあるそうです。

 昨日の国際宇宙ステーションに続いて、このイリジウムフレアも撮影しました。右の画像がそれです。

 この衛星はイリジウム62です。10月7日の午後6時30分頃、茅ケ崎市の上空を北から南へ通過しました。横浜からもこの様子を見ることができました。明るさはマイナス4等級です。かなり明るく光りました。いるか座の東を、北から南へ通過していきました。

 画像処理をすると、横浜でもかなりの星が写るものですね。これだけ写るのなら、赤道儀を使用して、星を固定しても良いと思います。画面を左上から右下につらぬく明るい線がそれです。途中が切れているのは、6秒の露出を1秒間のインターバルで繰り返しているためです。人工衛星の写真撮影も、取り組んでみると面白いものです。もっと明るいフレアも撮影してみたくなりました。

写真のデータ
イリジウムフレア
2015年10月7日18時29分から18時30分
EOS5D MarkU EF35mm F1.4L USM 絞りF2.8
ISO200 6秒露出×10フレーム 
photoshop CS6で比較(明)合成
撮影地 横浜市
国際宇宙ステーションの通過(10月6日)
10月7日(水)


 関市まなびセンターで天体観望会を行う際に、いつも観望会をサポートしていただいているフォトグラファーのKさんに刺激されて、人工衛星の写真を撮影するようになりました。これまでにも撮影は経験していますが、なかなか難しいものです。昨日は、ちょうど国際宇宙ステーションが、夕方6時30分前に南西から北の空を横切っていきましたので、待ち構えていました。撮影場所は、自宅近くです。ちょうどその方角の空が見通せる場所があったので、カメラを準備して待っていました。

 明るさはマイナス1等級前後でしたので、現れてすぐに見つけることができました。うしかい座のアークトゥールスから北斗七星のひしゃくの柄の部分を横切っていきました。画面左側の明るい星の軌跡がアークトゥルス、画面右側が北斗七星です。破線の軌跡が国際宇宙ステーションです。本来は、長時間露光で実線の軌跡で表現したいところですが、そうすると、空が光害の影響で飽和してしまうために、露出をおさえて、インターバル撮影を行い、フォトショップCS6で比較(明)合成の処理をしています。時間が取れれば、またほかの人工衛星についても撮影してみたいと思います。

写真のデータ
国際宇宙ステーションの通過 2015年10月6日18時22分から24分 4秒露出×27フレーム EOS5D MarkU EF35mm F1.4L USM 絞りF2.8 ISO100
photoshop CS6で比較(明)合成 撮影地 横浜市
ハードディスクのトラブル(10月5日)
10月5日(月)
 朝、コンピューターを立ち上げたとき、画面にメッセージが出ていました。ハードディスクのクラスタが破壊されており、ファイルが読めないとのことでした。外付けのハードディスクをUSB接続で、常時接続しっぱなしにしておいたものです。メッセージに従って、リカバリー作業を開始しました。しかし、あまりに時間がかかるために、予定していた仕事ができなくなってしまいました。

 バックグラウンドでリカバリーのタスクを走らせ、別のソフトを立ち上げ、本来の作業を開始してみましたが、負荷のかかるタスクを2つも走らせたため、パフォーマンスが落ちてしまい、仕事になりませんでした。両方のタスクをいったん終了させて、ハードディスクの中身をチェックしようとしましたが、アイコンすら表示されませんでした。いつ、このような状況になったのかは、よくわかりません。ハードウエア同士が勝手にやり取りして、勝手にトラブルを起こしてしまったようです。私共は、そのトラブルには介在していませんでした。厄介な話ですね。

 再起動をかけて、リカバリーをやり直しました。その作業は、朝9時から初めて、終わったのは夕方6時過ぎでした。ハードディスクの容量が1TBもあるので、仕方のないことなのかも知れません。その間、何もできませんでしたので、予定していた仕事を後回しにして、描きかけて中断していた、手書きイラストに着手しました。リカバリー作業の経過を見ながら、結局1日中、イラストに取り組むことになってしまいました。このような日は、仕事を休んでも良かったのですが、体が疲れているわけでもないので、時間がもったいないと思い、イラストに取り組んだわけです。おかげで、だいぶ進みましたが、完成はまだまだ先です。東北の名所の夏をテーマにした作品です。いずれ完成したら、ホームページにアップします。

 USB接続は、便利で良いのですが、プラグを何度も抜き差しいていると、そのうちにゆるくなって、接触不良の原因となります。ハードウエアが、後ろにぶら下がっているので厄介です。天体写真撮影用のカメラ、ソフト、プラネタリウム関連のハードウエアなど、プラグの取り扱いは、慎重にならざるを得ません。

 開発者は、パソコンの後ろに、大切なハードウエアがいくつもぶら下がることを、想定していなかったのでしょうか。以前のRS232Cなどのコネクターのようにネジでがっちり固定できる方が、安心感があって良かったと思います。頻繁に抜き差しするためには、便利なUSBコネクターですが、抜き差しが頻繁だからこそ、接触不良の対策を当初から考えるべきだったのではないでしょうか。マグネットでがっちり固定するとか、ロックをかけるというようは方法もあったはずです。

 外付けのハードディスクは、今使用しているのが9台目です。いずれもパソコン本体のハードディスクに保存してある、画像やテキストファイルなどのバックアップ用ですが、バックアップ用がこれでは、話になりませんね。毎日使用するものであるからこそ、より完成度の高いものであるべきです。
カレーからクリームシチューへ
10月4日(日)
 たまっていた写真の画像処理もやっと終わりました。この土日は、移動式プラネタリウムの投影の仕事も入っていませんでしたので、朝から、比較的のんびりと仕事をしています。夏場とは異なり、太陽がのぼる方向もだいぶ南によってきました。撮影を行う時間もそれに伴って、少し遅くても良くなったので、最近は、朝の散歩を済ませてからにしています。今日も撮影をしましたが、太陽面は穏やかでしたので、ホームページにアップするほどではありません。

 昼間の間に、さまざまな仕事をこなしました。夕方は、少し早目に散歩に出ました。ついでに夕食用の食材を買いに、スーパーにも立ち寄りました。早目に散歩に出たのには理由があります。国際宇宙ステーションが、日本の上空を通過し、午後6時30分、横浜でもマイナス3等級の明るさで見えるからです。今回の通過は、とても条件が良さそうでしたので、撮影するつもりでした。

 しかし、散歩をしている間に、雲行きが怪しくなってきました。天気の状態を気にしながら、スーパーに入り、食材を買い求めました。今夜の夕食のメニューは、カレーです。お肉は、鶏肉が安かったので、鶏肉を使うことにしました。少し早目に調理を始めて、撮影の準備をするつもりでした。食材を煮込み始めて、いざ、ルーを入れる段階になって気が付きました。「・・・あーーー! ルーを買うのを忘れた・・・!」。余計なことを考えながらが買い物をしていたからです。すっかり忘れてしまいました。

 食材を保管してある引き出しを探してみました。カレーのルーは、最初からないのがわかっていましたが、ホワイトソースの缶詰が出てきました。それを使い、牛乳も投入して、クリームシチューに仕立て上げました。それも、ときどき作るクリームシチューよりも格段においしい味に仕上がりました。本格的なホワイトソースを使用したためです。ご飯の方は、白ご飯を炊いていましたが、そちらも、急きょ、混ぜご飯に変更です。こうして、夕食の料理が無事に食卓に上がりました。

 さて、肝心の国際宇宙ステーションですが、通過する時間帯には、空一面が黒い雲に覆われてしまいました。残念ながら、今回は見ることができませんでした。チャンスは、これからもありますので、その時に、きちんと写真におさめたいと思います。

 年をとると、このような忘れ物をするケースは、どんなに気を付けていても、避けられません。情けない話ですが、それを自らが認めた上で、このような失敗をしないためには、どのような方法があるかを考えるようになりました。おそらくこのような場合は、食材を買い求めるためのリストを作ることでしょう(リストを作る段階で忘れてしまうかも知れませんが・・・)。しかし、仕事ならいざ知らず、夕食のために、そこまでしなくてはいけないほど、深刻な状態ではないと思っています。・・・でも、いずれは、そういう時期が来るのでしょうね。
月(満月 スーパームーン 9月28日)
10月2日(金)


 やっと画像処理が終わりましたので、アップします。速報性という意味では、薄れてしまいましたね。9月28日(月)の満月です。この日、北南米やアフリカ西部では皆既月食でした。残念ながら日本では見ることができませんでした。もし日本で見ることができたら、中秋の名月直後の皆既月食ということになり、注目されたことでしょう。

 今年の中では、月が最も地球に近くなる日でした。しかもこの最接近のタイミングが満月近くであったため、今年の中では、月が最も大きく見える日となりました。スーパームーンとして話題になりましたが、この言葉が使用されるようになったのは、つい最近のことです。NASAが解説に使い出したのが最初ではないかと記憶しています。それまでは、月が最接近しても、さほど話題にはなりませんでした。しかしながら、このようなネーミングで、人々が夜空を見上げることは、とても良いことだと思います。7月は満月を2回見ることができました。こちらはブルームーンと呼ばれることがありますが、天文学的な定義ではありません。

 9月28日(月)の夜は、空のコントラストも良く、とても良い天気でしたので、上の写真とともに、デジタル一眼レフカメラでも撮影しておきました。後日、月が最遠で満月となった時に、大きさを比較するには、モザイク合成の写真よりも、1枚撮りのほうが正確に比較をしやすいためです。これまでにも、最遠の満月を撮影していたかもしれませんので、見つかったら、後日比較の写真をアップしたいと思います。

写真のデータ
満月(月齢15.3) 2015年9月28日 22時07分から22時21分 BORG125ED ASI120MC-S 29セットの動画を画像処理ののち、モザイク合成
太陽面(プロミネンス 9月30日)
10月2日(金)


 気流の状態が、冬のように悪かったため、シャープな画像を得ることができませんでしたが、このような大きな現象があるときには、それでも撮影を行います。9月30日(水)に、太陽面の西側のリム(太陽面の周縁部をいいます)に大きなプロミネンスが出ていました。その前の9月28日に撮影した写真では、西側リムの内側に黒い縦の筋状のダークフィラメントとして見えていたもののようです。こちらのHα太陽像の写真です。太陽の自転とともに、9月30日には西側のリムに達して、大きなプロミネンスとして見事な姿を見せてくれました。高さは目測で30万キロ近くあると思います。

 この日は、上空に冷たい空気が流れ込んでいたらしく、気流の状態は最悪でした。大きな現象がなければ、撮影を見合わせるレベルでした。このため、解像度の高い写真にはなりませんでしたが、画像処理が終わりましたのでアップします。

 このような形状のプロミネンスは、やがて噴出を起こして、太陽の表面から離れ、宇宙空間に四散していきます。それがいつごろなのか、予測がつきませんので、しばらくの間、太陽望遠鏡を太陽に向け、仕事をしながら時々チェックしていました。やがて、太陽は上の階のベランダの庇にさえぎられたため、お昼頃には望遠鏡を撤収してしまいました。大規模な噴出が起きたのは、日本時間の同日17時頃からでした。噴出が起きると、それからの変化は、とても早いものですが残念ながらその様子はとらえることができませんでした。同時に、CME(Coronal mass ejection コロナ質量放出といいます。太陽面から突発的にプラズマが放出される現象です)も発生しています。その時の動画が公開されていますので、ご覧下さい。こちらの10月1日のページをクリックしてください。

 このような大規模な現象がときどき発生しますので、太陽面の撮影は油断ができません。久々に見事なプロミネンスを見ることができただけでも良しとしたいと思います。画面左側に見えるNOAA2422黒点群(NOAAは、通称ノアといいます。National Oceanic and Atmospheric Administration アメリカ海洋大気庁の略称です)の活動領域も見事ですね。この後の変化も画像に記録していますが、解像度が良くないので、掲載を見合わせました。その他の写真や撮影データは、こちらをご覧ください。
月(月齢10.2 9月23日)
10月1日(木)
 
 遅くなってしまいましたが、やっと画像処理が終わりました。撮影から画像処理までのプロセスは、大変な時間と労力を必要とします。上の写真は、動画を66セット撮影してから、それらをスタッキング処理、ウェーブレット変換というプロセスを経てモザイク合成したものです。画像サイズは7378×7378ピクセルです。プリンターで印刷するとすれば、A2判程度のサイズまで耐えられるのではないでしょうか。ここにアップするものは、それをリサイズしたものです。ここまで小さくしてしまうと、オリジナルサイズの解像度は失われてしまいますので、解像度がどの程度のものなのかがわからないでしょう。

 photoshop CS6を使用して、モザイク合成しました。合成するだけでも40分以上の時間を必要とします。合成後に画像を少しだけ回転させるだけでも10分程度待たされます。それぞれの画像をレイヤー別に配置しているために、メモリーをかなり消費するためです。コンピュータがハングアップしてしまったのではないかと思うほどです。ある程度、画像処理の作業が進んだのちに、各レイヤーの画像を統合します。統合することにより、メモリーが軽くなり、そこから先は、さくさくと処理を進めることができます。

 当日は、天気の状態も気流の状態も良い方でしたので、解像度の高い写真が得られたと思います。ただそれでも、25センチ以上の望遠鏡で気流の状態の良い日に撮影された写真に比較すると、太刀打ちできません。このため、私共なりの月面写真を得ることに取り組んでいます。

 モザイク合成を行うための月の撮影は、困難を極めます。月の東西南北と、望遠鏡の赤道儀の極軸・赤緯軸の方向が一致していないためです。カメラを月の東西南北に合わせて回転させるので、なおさら複雑になります。このため撮影の途中で、ある領域を撮影しないで飛ばしてしまうこともしばしばです。モザイク合成すると、そこだけ穴が開いてしまうために、その時点で飛ばしてしまった領域があることが判明します。それを避けるために、撮影をし忘れたと思われる領域は、再度撮影をしておきます。カメラの向きを月の東西方向に合わせておいて、望遠鏡を極軸・赤緯軸の動きに合わせてシフトしていくために、このような複雑な状況が発生します。月の東西南北に合わせて、分割して撮影していく方法もありますが、実際にやってみると、訳が分からなくなってしまいます。

 撮影にはかなりの時間が必要となります。しかし、あまり時間をかけすぎると、月の位相が徐々に変わってしまうので良くありません。クレーターの影のでき方が変化してしまうためです。このため、雲が多い日の撮影では、モザイク合成をする写真を撮影することは、見合わせます。雲が月を隠している間は、撮影を中断しなくてはいけないためです。気流の良い日も、たびたびあるわけではないので、1年の中で、撮影できる日は、限られてしまいます。試行錯誤しながらですが、撮影方法、画像処理の方法、ホームページへのアップの仕方など、やっと形ができてきました。

 この日に撮影した他の画像や画像のデータは、こちらからご覧ください。上の画像は、月の北を上にしています。すなわち、目で見たときと同じ正立像です。
移動式プラネタリウム(国立病院機構東埼玉病院 埼玉県蓮田市 9月29日)
9月30日(水)
 国立病院機構東埼玉病院で、9月29日(火)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。東北自動車道の蓮田サービスエリアから、3キロほど行ったところにあります。7メートルドームを使用して、1日5回ほど投影をさせていただきました。

 病院で継続的に治療を行っている、患者さんたちなどを中心にご覧いただきました。これまでにも何度も投影をさせていただいている、神奈川県立こども医療センターと、似たような状況で投影をさせていただきました。医師、看護師、病院ボランティアの皆さまの手厚いサポートに助けられて、スムーズに投影ができました。ただ、思った以上に神経を使ったので、投影が終わって、横浜に戻ってからは、体のほうがだいぶ疲れていました。

 病院での投影のときには、自らは、なぜこの仕事を行っているのだろうと、自問自答する機会となるのですが、この年になっても、まだその答えはでません。恥ずかしい話ですね。いつも、これで良いのだろうかと思いながら、帰路につきます。

 10月の中旬まで、急ぎの仕事が入っていないので、その間に、コンテンツ制作や、撮影してある写真の画像処理、手書きイラストの制作などに取り組みたいと思っています。今日は、太陽の表面に大きなプロミネンスが出ていました。

 写真は病院に併設されている特別支援学校の体育館に設営した7メートルエアドームです。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 9月26日から27日)
9月28日(月)


 9月26日(土)と27日(日)の2日間、岐阜県関市のまなびセンターにおいて、直径12メートルドームにメガスターゼロ投影機を仮設して、投影を行いました。前半部が、当日夜の星空解説、後半部がテーマ解説です。今回のテーマは「金星はどんな星」です。9月22日に、最大光度をむかえ、現在明け方の空に見えている金星について、どのような星かについて解説しました。

 金星がテーマですので、低学年のこどもたちには、少し難しかったかも知れまません。こどもたちにとっては、あまりなじみのない天体であるからですが、やり取りをしながら進めることで、最後まで見てもらうことができたと思います。もちろん、これで良いとは思っていませんので、今回の反省点は、次回に改善して臨むつもりです。

 9月24日(木)の夜に横浜を出発しました。白川郷に向かう予定で、撮影機材なども車に積んでおきました。コスモスを前景に、合掌造りの集落を写真に撮影する予定でいました。今回は安房峠を越えて、高山市から入るつもりでしたが、雨が本降りであるため、予定を変更して、いつものルートである、東名高速から豊田ジャンクションを経由して東海環状自動車道に入り、美濃加茂サービスエリアで仮眠してから、白川郷に入ることにしました。午前3時頃にサービスエリアに到着しました。雨は途中であがっていた所もありましたが、サービスエリア付近で再び降り出しました。しかも本降りです。今年、白川郷に行く日は、雨ばかりです。現地入ると雨が上がっているケースがほとんどです。しかし今回は、天気予報で白川郷付近の雲の流れをチェックすると、午後になっても本降りのようでした。

 行くのを断念しました。投影機等のセッティングは、前回の8月の投影終了時に行っていましたので、時間がたっぷりあいてしまいました。向かった先は、関市の商業施設に併設されているシネマコンプレックスです。そこで、時間つぶしに映画を見ることにしました。「アントマン」という映画です。身体を1.5センチまで自在にコントロールできるスーツを着用して、敵と戦うというストーリです。縮小時のパワーは、もとどおりなので、弾丸のようなパワーを持つことができるそうです。主演は、ポール・ラッド、脇を固めるのはマイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリーなどです。とても楽しめました。テンポがはやく、一気に見てしまいました。ストーリーもユニークで、CGのクオリティーも、とても高いものでした。音楽も良くマッチしており、映画としての完成度は、とても高いレベルだと思いました。

 映画に使用される、最近のCGのクオリティーの高さには目を見張ります。映画にたくさん登場する蟻たちの、モデリングはもちろん、質感、モーションコントロール、そしてその数のすごさなど、個人レベルで表現できるものではないでしょう。とてもリアルで、どの部分までが実写で、どの部分までがCGなのか、判別がつきませんでした。創作意欲を大いに刺激されました。白川郷の撮影は、来月に持ち越しです。これからも行く機会があるでしょう。

 9月26日(土)夜の観望会は、月が対象でした。翌27日(日)が中秋の名月であり、28日(月)が満月、しかもスーパームーンです。観望会の際の投影では、これらについても解説しました。観望会当日は、雲が多くて月を見ることができそうもありませんでしたが、屋上に上がる頃になると、雲間から見えだし、参加者の皆さまは、全員、ご覧になることができたそうです。私共はその間、投影機の撤収作業をしていました。翌日の投影を終えての、横浜への帰り道、車のフロントガラス越しに、中秋の名月を楽しみました。横浜に戻る頃には、だいぶ雲が多くなってしまいました。

 上の写真は、直径12メートルの常設ドーム内に仮設して投影したメガスターゼロの星空です。北の空を撮影しています。カシオペヤ座の星座絵も投影しています。投影機の下に、ドームの見切り線が弓なりに弧を描いています。その下にも星が投影されているのは、この投影機に、水平線以下で、星をカットするシャッターが内蔵されていないためです。それでも、12メートルドームに投影しても、まだ星空のクオリティーを維持している、投影機の性能の一端を理解していただけるのではないでしょうか。カタログスペック上は、投影できるのは直径11メートルドームまでです。このため、投影倍率が高く、星がわずかにぼけてしまいます。しかし、そのぼけ方は、伊豆で天体写真を撮影しているときに見る星空に近く、これはこれで良いのではないかと思っています。EOS1Ds MarkVにEF16-35 F2.8LUUSMを使用して、超広角側で、長時間露光をして撮影しています。
横浜・広島・宮崎往復(9月17日から9月20日)
9月21日(月)
 連休の前半は、プライベートな用事で長距離を運転しました。9月16日(水)に車のオイル交換を行いました。17日(木)の夕方に横浜を出発しました。天気は下り坂で、静岡を越える頃には雨が降ってきました。以降、翌日の午前中に岡山を抜ける頃まで雨でした。静岡、刈谷、西宮のサービスエリアなどで休憩や仮眠をとりながら、広島に向かいました。広島に立ち寄るのは、今年これで4回目です。広島に1泊して、翌日18日(金)の午前中のうちに、宮崎を目指しました。九州に行くのは、今年これが4度目で、宮崎は2度目です。前回は、1月18日(日)に都城市総合文化ホールMJにおいて移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。

 宿泊先のホテルからは、宮崎科学技術館のプラネタリウムの大ドームが良く見えています。いつも同じホテルに泊まりますが、科学技術館には、行ったことがありません。サラリーマン時代に、一度視察をさせていただいたことがあります。現在、プラネタリウム投影機は、スーパーヘリオス、そして全天周デジタル映像システムとして、バーチャリウムXが入っているようです。バーチャリウムのプロジェクターはBARCO製です。プラネタリウム投影機は、以前、私共が常設館に勤務していた時代に使用していた投影機そのものですので、見る必要もないでしょう。・・・見ると血が騒いでしまうので、見ないようにしているといったほうが正しいと思います・・・。投影している番組も星空解説+ドラえもんや、ポケットモンスターなどのようです。インターネットで調べてみました。

 宮崎は、快晴のとても良い天気でした。さすがに南国宮崎です。晴れると、まだまだ夏です。服装は、半袖で十分でした。19日(土)にプライベートな用事を済ませて、その足で、横浜まで走り続けました。途中で休憩や仮眠をとりながらです。調子が良い時には、トイレ休憩や仮眠は短い時間で十分なのですが、今回は、体が疲れていました。途中で寝ていた時間が長かったため、横浜到着は、いつもに比べるとだいぶ遅いものでした。

 往路では、事故渋滞が2回ほどありました。その2回に共通していたのは、事故渋滞の中で、さらに事故が起きていたことです。渋滞の中での、わき見運転のようでした。前の車との接触事故を起こして、それが渋滞をさらに激しいものにしていました。宮崎までの高速道路上のインターチェンジの標識を見ていると、移動式プラネタリウムの仕事で、おりた経験のあるところがたくさんありました。随分といろいろな場所で仕事をさせていただいたことに、感謝した次第です。
天体写真3点
9月14日(月)
 画像処理が終わりましたので、先日撮影した天体写真3点をアップします。


M20(いて座の三裂星雲)
 いて座にある散光星雲です。天体の手前にある暗黒星雲により、3つに裂けているように見えるところから、この名がつきました。空の暗いところでは、双眼鏡で、その存在が確認できます。距離は天文年鑑によれば、2200光年となっていますが、海外のサイトでは、4000光年としているところもあり、定かではありません。本来は、5月から8月にかけて撮影すべきでしょう。今は時期外れですが、前回撮影する時間がなかったため、西の低空で撮影しました。来シーズンにもっとたっぷりと露出をかけて、再度撮影したいと思います。

写真のデータ 
2015年9月11日21時15分から21時47分 BORG125ED EOS5D MarkU(赤外カットフィルター除去) 6分露出を3枚コンポジット ISO800
フラット補正、ダーク補正、ステライメージ7、RAP2で画像処理




M27(こぎつね座の亜鈴状星雲)
 その姿が鉄亜鈴によく似ているところからその名がつきました。空の暗いところでは、双眼鏡で存在が確認できます。望遠鏡で見ると、高倍率でも形が崩れないところから、このような天体を惑星状星雲と呼んでいます。ほかに、こと座のリング状星雲などが有名です。距離は天文年鑑では970光年となっていますが、こちらも海外のサイトでは、1200光年としているところもあり、定かではありません。

 太陽質量の約7倍以下の星は、赤色巨星となったあと、その外側のガスをゆっくりと放出して一生を終えることになります。この様子が惑星ように見えるから、惑星状星雲と呼ぶという解説のほうが一般的でしょう。すなわち、私たちの太陽の最後の姿のサンプルです。星雲として膨張が始まったのは、3000年から4000年前とみられています。

 M27 とは、フランスの天文学者シャルル・メシエ(1730年-1817年)が、彗星に似た天体のリストを作りましたが、その27番目の天体です。頭文字をつけて、M27と呼ばれています。

写真のデータ 
2015年9月12日0時22分から1時08分 BORG125ED EOS40D (赤外カットフィルター除去) 6分露出を5枚コンポジット ISO800
フラット補正、ダーク補正、ステライメージ7、RAP2で画像処理、周辺部をトリミング



こちらは、ペルセウス座の二重星団(画面右下)とIC1848、IC1805を撮影したものです。

 200ミリの望遠レンズでは、散光星雲の全貌が入りきらないようです。二重星団をもう少し右に寄せたほうが良かったのですが、構図的に、どちらも両端にきてしまって、中途半端なので、迷いながらこのような構図となりました。散光星雲は、画面の左側に、さらに続いています。

 きわめてシャープなレンズなので、このサイズにリサイズすると、微光星がつぶれてしまいます。周辺減光が強いために、F2.8まで絞っていますが、できれば、大口径のメリットを生かしてF2.5で撮影できると良いと思っています。

 天頂付近で撮影したため、空の条件としては、良かったと思います。次回は、もっと焦点距離の短いレンズで狙ってみたいと思います。

写真のデータ
二重星団とIC1848 IC1805
2015年9月12日2時28分から2時57分 4分露出を6枚コンポジット
EOS5D MarkU(赤外カットフィルター除去) EF200mm F1.8L USM 絞りF2.8 ISO800
フラット補正、ダーク補正
ステライメージ7、photoshopCS6、RAP2で画像処理


※トリミングに関して、記載のないものは、ノートリミングです。



















プレアデス星団付近の分子雲(9月12日)
9月14日(月)
 画像処理をしている間に、日付が変わってしまいました。プレアデス星団付近の分子雲を撮影したものですが、リサイズしてしまうと、淡くて判別しにくいかもしれません。もう少し露出をかけても良かったように思います。プレアデス星団の下と、すぐ上の左側に、淡く青白く広がるのが、それです。分子雲は、その大部分が水素分子です。

 もう少し広角レンズで狙って、全体像を撮影したほうが良かったかも知れません。星空の写真撮影は、本当に難しいです。手書きイラストを描いていたほうが、体力的には、はるかに楽です。

 画像処理が終わっていないのが、あと何枚かありますので、明日以降に処理することにします。

写真のデータ
プレアデス星団付近の分子雲
2015年9月12日3時09分から3時51分 4分露出を9枚コンポジット
EOS5D MarkU(赤外カットフィルター除去) EF200mm F1.8L USM 絞りF2.8 ISO800
フラット補正、ダーク補正
ステライメージ7、photoshopCS6、RAP2で画像処理
夏の大三角(9月11日)
9月13日(日)
 

 伊豆で撮影した写真の1枚を画像処理しました。フラット補正用に撮影した画像が、過補正だったらしく、画面四隅の周辺減光の補正に苦労してしまいました。これが限界です。画面右上のほうに、カブリの影響もやや出ているようです。

 前回の7月15日に撮影した写真と比べてみてください。レポートは、こちらの7月17日(金)のところです。どちらもノートリミングの画像です。今回の写真はEF24mm F1.4L UUSMというレンズをF3.5まで絞っています。前回の写真はEF 24-70 F2.8L UUSMをF3.2で撮影しています。だとすると、こちらの単焦点レンズと良い勝負かも知れません。この写真は、撮影したコマの2枚にディフュージョンフィルターを使用して輝星を少しにじませています。

 当日は、夜露がひどく、レンズや望遠鏡のファインダーなどに結露して曇らないように、ヒーターがフル稼働でした。ただ、レンズは問題ないのですが、フィルターは、結露してしまいました。ヒーターでカバーしきれない部分に装着しているため、何か対策を考えなくてはいけません。超広角レンズを使用した、夏の大三角の写真は、すでに何度も撮影していますが、なかなか良い写真が得られません。超広角レンズの場合は、周辺減光だけでなく、カブリの影響もあるので、条件の良い空で時間をかけて撮影に取り組む必要があります。

写真のデータ 夏の大三角 撮影地 伊豆 2015年9月11日 22時06分から23時05分 300sec露出を7コマコンポジット うち2コマはディフュージョンフィルター使用 EOS 5D Mark U(ノーマル機) EF24mm F1.4LUUSM 絞りF3.5 ISO800 フラット補正、ダーク補正 ステライメージ7、photoshop CS6、RAP2で画像処理
※別の方法で再処理して、周辺減光、カブリを全て補正しました。(2015年9月15日)
天体写真撮影(伊豆 9月11日から12日)
9月12日(土)
 
 このたびの大雨の影響で、被災された方々には、心からお見舞いを申し上げます。

 9月10日(木)のお昼頃、仕事が一段落して、テレビをつけると、衝撃的な光景が目に飛び込んできました。堤防が決壊し、濁流に家などが流されていく光景をバックに、ヘリで救助される人々の、上空からの映像です。私共は、横浜に住むようになってから、だいぶ月日が経過したので、常総市という地名よりも、昔の水海道市(ただし、堤防が決壊した場所は、以前の結城郡石下町(ゆうきぐんいしげ)のようです。)といった方がなじみがあります。
 心配になって、実家の近くの兄弟に連絡を入れましたが、兄弟の家の近所では、大雨の影響はさほどではありませんでした。

 このような深刻な災害が起きている中、天体写真の撮影に出かけるのは、気が引ける思いがしました。また、天気のほうも、この大雨の影響で、湿度がまだ高く、大気も不安定なようなので、山の中での撮影では、安定した天気は望めないだろうと思っていました。しかし、今月、撮影に出かけられるチャンスは、今後の予定や、天気の状態を配慮すると、昨日か今日しかありません。現在制作中のコンテンツの中に組み入れるために、素材として撮影しておきたいものもありました。さんざん迷いましたが、出かけることにして、昨日の午後、機材を車に積んで、伊豆に向かいました。道路が寸断されていて、現場までたどり着けないかも知れないという不安もありました。

 道路のほうは、まったく問題なく、いつもの撮影ポイントまでスムーズにたどり着くことができました。出かける時点では、快晴でしたが、箱根を越える頃から雲が多くなってきました。予想どおりでした。日暮れ前に現場に到着しました。晴れ間は見えるものの、空の大部分が雲に覆われていました。湿度は、心配したほどではありませんでした。外気温は、この時点で15度前後でした。夜に入ると10度前後まで下がっていました。

 明るいうちに機材を組み立てました。車の中で夕食をとり、表に出ると、雲はいつの間にか四散して、星たちが見え始めていました。以降、明け方まで、風もなく、星が少しうるんでいるように感じるものの、満天の星空でした。午前0時をまわる頃になると、空のコントラストも高くなり、理想的な星空でした。雲の襲来の心配は、まったくありませんでした。東の空にのぼってきた冬の星座の間を、天の川が流れています。今年、天体写真撮影に出かけるのは、これで4回目ですが、幸いなことに、全て条件の良い、満天の星空を見ることができました。

 東の空に金星がのぼってきて、薄明が始まる頃に、機材を分解し撤収を始めました。山を下りてくると、鹿が単独で行動しているのを何回か目撃しました。そのうちの1匹は、車の進行方向に対して、道路の右側の路肩にいました。その行動をうかがいながら、減速した途端に、道路をよごぎって、反対側の森の中に消えていきました。急ブレーキで対処しました。3月に写真撮影に行ったときにも、同じような場面に遭遇しています。

 帰りの熱海峠付近からの富士山は、とても美しい眺めでした。写真を撮影したいところですが、それだけの体力が、もう残っていませんでした。撮影した天体写真は、画像処理が終わり次第、アップします。

写真は、伊豆スカイラインの熱海峠近くのいつもの撮影ポイントから見た駿河湾の夕暮れです。
2015年9月11日17時頃 EOS5D MarkU カールツアイスAPO Sonnar 135mm F2 絞りF7.1 ISO100 1/1250 sec
9月9日(水)
 台風18号が愛知県に上陸したのち、日本海に抜けていきました。この影響で、横浜でも、朝から断続的に強い雨が降ったりやんだりしています。8月下旬から今日まで、太陽を見た記憶がほとんどありません。湿度が高く、毎日どんよりとした天気が続いています。特に今日は、気圧が下がった関係で、朝から体調もすぐれませんでした。

 雨の状況を見ながら、いつもの日課である、朝夕の散歩は済ませました。あとは室内で、今後、投影や公開講座で使用するコンテンツ制作に取り組んでいます。

 西の方の空に晴れ間が見えてきたので、その間に夕方の散歩に出ました。西の低空の方は晴れていて、太陽が見えていましたが、その領域を除いては、いつ雨粒が落ちてきてもおかしくないような雲に覆われていました。念のため傘も持っていきました。

 散歩の途中で、案の定、雨が降り出しましたが、雨粒は小さなものでした。雨粒が太陽に照らされて、キラキラ輝いていました。その様子を見ながら、・・・もしかしてと思い、反対側の空を振り返ると、見事な虹です。しかも、二重に空にかかっていました。二重にかかる虹を見るのは、本当に久しぶりでした。一眼レフカメラを取りに引き返している時間はありませんでした。バックの中に常備している、コンパクトカメラを取り出し、それで撮影しました。撮影している間にも、虹は、次第に薄くなっていきます。見えていたのは10分程度でした。もっと景色の良いところで、パノラマで撮影できたらよかったのにと思いました。とても残念です。

 ・・・こどもの頃、虹のふもとは、どのようになっているのだろうと考えたことはありませんか。サラリーマン時代、夏休みに京都まで車で旅行に出ることがよくありました。明け方近く、京都の手前の東名高速を走っていた時です。今日見たのと同じように、二重にかかる虹を見ました。運転しながら見とれていると、車は、その、虹のふもとを通過することになりました。田んぼの中から2本の虹が立ち上がっていました。・・・ああ、虹のふもとは、こんな風になっているのか・・・。滝壺などでよく見かける、小さな虹と同じような立ち上がり方でした。

 虹を見ると、なぜか、幼い頃に母に読んでもらった童話「ブレーメンの音楽隊」を思い出すのですが、おそらく「オズの魔法使い」のストーリーや挿入歌などと、記憶が入り混じってしまっているのだと思います。ふとその頃の記憶がよみがえり、胸が熱くなってしまいました。・・・もうすぐ、母の命日です。
移動式プラネタリウム(横浜市立大学 地球科学実験 会場 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 9月6日)
9月7日(月)
 横浜市立大学の非常勤講師の立場で、担当の先生立ち会いのもと、9月6日(日)に同大学の学生を対象に、授業を行わせていただきました。会場は、私共が科学技術顧問を務める、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校です。夜の天体観測のプログラムで、同校の望遠鏡を使用するためです。内容は、移動式プラネタリウムを使用した星空の講義、演習問題、30センチ反射望遠鏡を使用した天体観測です。

 毎年冬の時期に実施しているものですが、今回は会場の都合で9月となりました。サイエンスフロンティア高校の天文部の生徒も数名参加しました。学生の皆さんには、移動式プラネタリウムの機材の搬入から手伝っていただきました。そして、ハードウエアの組み立て、セッテイングと続きます。お昼をはさんで、午後からは、本格的な授業となりました。当日夜の星空を解説します。その後、演習問題を入れて、学生の皆さんに解いてもらいます。回収したペーパーをもとに、ディスカッションを行います。

 毎年似たようなレベルの演習問題を出題していますが、今年の学生の皆さんは、ある問題にとても苦労していました。昨年まではスムーズに回答してもらっていた部分でしたので、少し驚きました。中学・高校までの勉強の中で、取り扱う内容が変化していることに原因があるように想像しています。

 機材の撤収を終えたのち、屋上に上がって、天体観測の予定でしたが、このところの天候不順で、この日も小雨が降っていました。天文部の生徒に、天文台の設備について、学生の皆さんに説明をしてもらいました。実際の天体を見ることができなくて、残念でした。

 この地球科学実験は、6つの実験で構成されています。地質・物理・海洋・地震・地殻変動・天文の各分野に関して、非常勤講師と常勤教員により集中的に実施されます。毎年、天文の分野を私共が担当しています。今年で4回目ですが、私共にとっても、とても貴重な体験でした。天文部の生徒が参加してくれたおかげで、学生と生徒が交流するまたとない機会になりました。高校と大学が連携して行う、このような取り組みは、とても良いことだと思っています。

写真は、ドームの中で、学生の皆さんが演習問題に取り組んでいる場面です。
コンテンツ制作の途中経過
9月4日(金)
 関市まなびセンターで、今後投影するコンテンツの制作を行っています。投影の前半部は、当日夜の星空解説ですが、後半部は、テーマ解説となっています。9月は「金星はどんな星」、そして10月は「アンドロメダ銀河の話」です。この後半部分のコンテンツは自作しなくてはいけません。

 9月に金星を取り上げるのは、9月22日に金星が最大光度(マイナス4.5等級)に達するためです。この時期、金星は明け方の空に見えますが、空の透明度が良く、快晴であれば、昼間の空に、肉眼で針でつついたような姿を見ることができるでしょう。

 10月にアンドロメダ銀河を取り上げるのは、秋の代表的な天体であるためです。空の暗い場所では、肉眼で見ることができること。銀河系と同じような星の大集団であること。距離がとても遠いことなどを解説します。どれだけ遠くにあるかを説明するために、こどもたちには、距離の概念と、速度の概念をイラストを使用しながら、わかりやすく説明する予定です。そして、さらに理解を深めるために、アンドロメダ銀河までのツアーを、CG動画で作成しました。

 この動画を作成するために、Celestiaというソフトを使用しています。アンドロメダ銀河までのツアーを表現するために、スクリプトを記述しました。それを動画で保存しますが、その動画のままでは、私共が使用しているプレゼンテーション用のソフトには、組み込むことができません。フォーマットエラーのメッセージが表示されてしまいます。そこで、他のソフトで、動画が劣化しないように注意しながら、変換して、ソフトに読み込み、動画の要所要所に、簡単なキャプションをつけます。ほかの動画や静止画とともに、解説の手順に沿って完成させました。

 このプレゼンテーション用のファイルは、それ自身で単独で走ります。ファイルをダブルクリックするだけです。フルスクリーンモードにも対応していますので、メニューバーやマウスカーソルも表示されません。その状態で、ホームページに動画として組み込むことも可能ですが、やったことはありません。

 9月の一般投影用のコンテンツ、天体観望会用のコンテンツ、そして、10月の一般投影用のコンテンツまで完成させました。時間的に少し余裕ができたので、これからの新月期のどこかで、天体写真撮影に出かけることを計画しています。10月の天体観望会用のコンテンツを明日以降に完成させて、そのあと、横浜市立大学のエクステンション講座のコンテンツに取り組む予定です。手書きイラストの次の作品にも、そろそろ取り組まなくてはいけないと思っています。
イベントの記録動画
9月3日(木)
 JR有楽町駅前広場で、7月10日(金)に実施した、株式会社スターフライヤー 有楽町駅周辺まちづくり協議会 主催のイベント「都会人にもSTARを!」のイベントの様子を記録した動画が配信されています。こちらからご覧ください。当日のイベントの様子が良くまとめられており、とても雰囲気のある動画に仕上がっています。映像では、ドームがやや透けて見えていますが、実際には透けていません。満天の星空が投影されています。当日のイベントのレポートは、こちらの7月11日の記述をご覧ください。

 イベントの第2弾、8月に実施したJR小倉駅でのイベント(小倉ターミナルビル株式会社 株式会社スターフライヤー主催)での投影の時には、たくさんのプラネタリウム関係者にご覧いただきました。その後、何人かの解説者から連絡があり、「感動しました・・・」、「癒されました・・・」、「本来のプラネタリウムを久々に見ました・・・」というコメントを頂戴しました。常設プラネタリウム館には、規模も、ハードウエアのスペックの面でも太刀打ちできませんが、そこで解説をされている方たちから、このようなコメントを頂戴できるのは、とてもうれしく思います。

 何がそうさせるのかは、私共は当事者ですので、わかりません。毎回、無心で解説を行っているだけです。解説の時には、伊豆の山中で、天体写真を撮影しながら、満天の星空に包まれているとき、あたかも、隣に何人かの観客がいて、その方々に、星空について語りかけるようなイメージです。
お昼ご飯
9月2日(水)
 このところ、天候が不順で、天体写真の撮影ができない状態です。画像処理の時間が省略できるので、そのような意味では助かっています。湿度が高いので、望遠鏡の対物レンズをはじめ、カメラレンズにもカビを発生させないように注意しています。
 
 今日も横浜は、午前中、断続的な強い雨が降っていましたので、日課である散歩は、見合わせました。お昼を過ぎた頃から、天気が回復してきて、晴れ間も見えてきたので、これから散歩に出るところです。天気予報で、雲の流れを見る限り、これから雨が降る可能性はないようです。

 7月上旬から8月末まで、移動式プラネタリウムの投影の仕事が忙しかったため、投影をしているか、車で移動しているか、あるいは出張先のホテルに滞在しているかのいずれかでした。この期間、お昼は外食が中心でした。コンビニのお弁当か、あるいはイベント先で、お弁当を準備していただいているのをいただくか、あるいは、その土地で有名なうどん屋さんなどに入るかのいずれかです。

 コンビニのお弁当もおいしくて良いのですが、回数が多くなるとさすがに飽きてきます。9月に入ってからは、これらの仕事も一段落したため、比較的ゆったりとした時間を過ごしています。これから先の投影で使用する、コンテンツ制作などに、すでに着手しています。8月31日に、ゆっくり体を休めることができたので、その翌日から、すぐに気持ちを入れ替えて、現在はクリエイターのモードです。

 お昼は、家で食べるために、手作りが基本です。今日のお昼は、土鍋でご飯を炊き、ココットで、サバの塩焼きとナスを焼き、卵焼きも作って食べました。サラリーマンの場合は、手作りのお弁当や外食などが中心となりますが、私共は、サラリーマンではないので、このようなことができます。すべて調理したての暖かいものが食べられるのは、ありがたいことだと思っています。

 夜遅くに、月齢19の月が上ってくるので、気流の状態が安定しているようなら、撮影を行うつもりです。

  過去のプラネタリウム雑記
   平成27年(2015年)7月から8月
   平成27年(2015年)5月から6月
   平成27年(2015年)3月から4月
   平成27年(2015年)1月から2月
   平成26年(2014年)11月から平成26年12月
   平成26年(2014)年9月から平成26年11月
   平成26年(2014)年7月から平成26年9月
   平成26年(2014)年5月から平成26年6月
   平成26年(2014)年3月から平成26年4月
   平成26年(2014)年1月から平成26年2月
   平成25年(2013)年11月から平成25年12月
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   平成24年(2012)年9月から平成24年10月
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   平成23年(2011)年7月から平成23年8月
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