投影日誌

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夏の総括
8月31日(月)
 7月1日(水)から8月30日(日)まで、この夏も大変でした。投影をしているか、車で移動しているか、あるいは出張先のホテルで滞在しているかのいずれかでした。この状態は、昨年・一昨年も同様です。それでも大変に感じるのは、私共の体力と精神力が、年とともに低下していることが原因ではないかと思っています。

 毎年投影をさせていただいている施設などからのオファーが多く、新規で投影をさせていただいたのは、わずかに2件です。それでも、これまでに投影させていただいた経験のある施設等からのご希望に、日程の関係で応じられないケースも多く、何件かのオファーをお断りしてしまったことは、大変申し訳なく思っています。先方が希望される日程に、すでに予約が入っていたためです。例年投影をさせていただく施設から、今年も引き続き・・・とおっしゃっていただけるので、ありがたく思っています。来年の夏も、すでにある程度の日程が埋まっている状態です。

 印象に残っているのは、有楽町駅前広場での、仮設ドームを使用しての投影と、JR小倉駅JAM広場での投影です。前者は、仮設ドームの光漏れがひどく、遮光対策に大変な思いをしましたが、結果、投影する星空は、とても美しく迫力があり、会社帰りのサラリーマンの皆さまを相手の投影は、打てば響くような反応があり、投影している側としても、手ごたえが大きなものでした。

 一方、JR小倉駅JAM広場での投影は、空調のない場所での投影でしたので、私共が持ち込むエアコンだけでは、能力が追い付かず、観客の皆さまには、少し暑い思いをさせてしまいました。それでも、星空が姿を現すと、毎回歓声が上がり、ご満足いただけたものと思っています。解説がわかりやすく、面白いというコメントをたくさんいただきました。メディアの取材攻勢にも圧倒されました。有楽町駅前広場、JR小倉駅JAM広場ともに、北九州市を拠点とする株式会社スターフライヤー主催のイベントです。移動の時間が確保できず、ハードウエアもスタッフも、飛行機での移動となったのも、貴重な経験でした。スターフライヤーの荷物の取り扱いの慎重さと、スタッフの皆さまの対応の良さに助けられました。顧客満足度No.1の底力を垣間見た思いがしました。

 忙しく毎日の仕事をこなしていく中で、プライベートな面で、大切な人をまたひとり失ってしまいました。この関係で、パートナーを実家に帰す必要がありました。小田原ダイナシティで投影をしている最中であり、次は、小倉へ飛行機で移動しなくてはいけない場面でした。小田原での投影のサポートに、ピンチヒッターをお願いして、その場をしのぎました。ピンチヒッターをお願いした方は、私共が信頼している人物のひとりですので、安心して仕事をお願いできました。私共は、葬儀には参列できませんでした。事業を立ち上げたときから、その覚悟はできていました。とても切ない思いで、解説に入らなくてはいけない状態でした。精一杯投影をこなすことが、供養だと思って投影を行いました。

 いろいろな出来事があった2か月間でしたが、全てが無事に終わって、安堵の気持ちでいっぱいです。9月以降は、移動式プラネタリウムの仕事は、夏ほどの忙しさではありません。明日からはまた気持ちを切り替えて、関市まなびセンターのコンテンツ制作、手書きイラストの制作、天体写真撮影などに取り組んでいきたいと考えています。

 この2か月間に投影をさせていただいた施設は16施設、延べ日数32日間、投影回数は170回、5,433人の観客の皆さまに、私共の投影をご覧いただきました。ドームは、直径12メートルの常設ドーム、9メートルの仮設ドーム、7メートル・5メートルのエアドームを使用しています。ドームにより定員数が異なるため、単純に入場率を比較することはできません。それぞれのドーム別に入場率を計算し、過去のデーターも含めて、入場率を平均すると、95パーセント以上の数値となります。

 移動式プラネタリウムの投影は、一過性のものですが、上記の入場率の数値を見れば、いかに効率的なものかが、ご理解いただけるのではないでしょうか。一過性のものであっても、毎年投影をさせていただくことにより、こどもたちが宇宙に興味を持つきっかけ作りとして、大きな効果を発揮することができます。・・・まだ体が動きますので、あと少し続けられると思います。

 夏に投影をさせていただいた、各施設の関係者の皆さまには、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。また来年、お会いできることを楽しみにしています。
移動式プラネタリウム(武蔵村山市民会館 東京都武蔵村山市 8月30日)
8月31日(月)
 東京都武蔵村山市にある、武蔵村山市民会館(さくらホール)において、8月30日(日)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。「いかないで、夏休み・・・満天の星空へご招待」というタイトルです。昨年の同日に実施して以来、1年ぶり2度目の投影です。投影は1日5回でしたが、午後の部の投影の前に、「望遠鏡作りワークショップ」も開催されました。こちらは、施設のスタッフが講師となって進めたものですが、工作を始める前に、何かお話を・・・との依頼が事前にあり、15分間ほどお話をさせていただきました。

 プラネタリウムのほうは、前回は施設の部屋の1室で、5メートルドームを使用しましたが、今回はホールのステージ上に7メートルドームを設営させていただきました。夏の終わりの星座を中心に、わし座の伝説を交えて解説をしました。

 プラネタリウムドームの入り口近くの舞台そでには、JAXAの展示物も展示されました。プラネタリウムに入退場する際、展示物を見ることができるようになっていました。

 施設のスタッフの皆さまには、とても親切に対応をしていただきました。観客の皆さまや、ワークショップ参加者への、てきぱきとした対応ぶりには、感心させられました。組織として洗練されているように思いました。年間を通して、たくさんのイベントを実施されるので、このようなイベントは、お手のものなのでしょうね。圏央道が茅ケ崎から八王子まで利用できるようになったため、アクセスがとても楽になりました。

写真は、市民会館のホールの、舞台上に設営したプラネタリウムのドームとJAXAの展示物です。舞台の裏側から観客席のほうを見るアングルで撮影しています。
SLU中間発表会(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 8月29日)
8月29日(土)
 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校では、カリキュラムにサイエンスリテラシーという授業講座を設けています。同校の科学技術顧問、研究機関、大学、企業などで先端科学分野の研究に携わっている人たちが講師として参加し、生徒を直接指導しています。これは、そのような体験を通して生徒の科学的リテラシーを培うことを目的としているものです。

 生徒たちが、この4月以降に実験や観測などを行い、それらの途中経過をまとめた中間発表会が本日行われました。移動式プラネタリウムの仕事が入っていなかったため、科学技術顧問の立場で参加しました。地球科学分野の指導をしている、大学の先生方、研究機関の研究者の方々なども同席して、評価や講評などを行いました。
 
 生徒たちは、これまでの実験や観測の成果などをパワーポイントでまとめて、生徒や研究者の前で発表を行います。他の生徒や研究者からは、鋭い質問が飛び交いますので、発表を行う生徒たちも真剣そのものです。質問や指摘をされて初めて気が付くことも多く、それらを修正しながら、さらに実験や観測を継続して、来年3月の最終的な発表会に備えます。まさに、プレゼンテーションの実践的な勉強であり、同時に、実験や観測のレベルを上げることにもつながります。生徒たちにはプレッシャーがかかって大変ですが、とても大切な取り組みではないかと思います。

 私共にとっては、同校で指導される、他の研究者や大学の先生方と交流を深める機会でもあり、有意義な時間でした。生徒たちの発表にもとても刺激されたと同時に、たくさんのパワーをもらって帰ってきました。

 発表会の最後に、同校の卒業生による、プレゼンテーションの模範が示されました。その生徒が現役の時の、中間発表会でプレゼンを行った内容そのものですが、多少のアレンジが入っているようでした。その生徒の当時の発表も、レベルが高くて、印象に残っていましたが、大学生になり、さらに磨きがかかったようで、感心しました。将来を期待しています。このような卒業生がいることは、後輩の生徒たちにとっても励みになるのではないでしょうか。
 
 天文部のOB・OGにも、頼もしい学生がいます。折にふれて、現役の天文部の生徒を指導してくれているようです。このような循環を繰り返すことにより、学校がさらに活性化していくことを願っています。
移動式プラネタリウム(港区立赤坂子ども中学生プラザ 東京都港区 8月26日)
8月26日(水)
 東京都港区にある、赤坂子ども中学生プラザにおいて、8月26日(水)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。昨年の同日に投影して以来、まる1年ぶりで2回目の投影です。六本木通りを少し北に入った場所に位置しており、近くにはアークヒルズやアメリカ合衆国大使館などがあります。横浜からは、湾岸線を経由して、浜崎橋ジャンクションから新宿・渋谷方面に向かい、飯倉ランプでおりて一般道に入ります。

 今日は朝から断続的に強い雨が降っていました。かなり早めに出発しましたが、道路は大渋滞でした。浜崎橋ジャンクションを通り過ぎても、渋滞が解消されませんでした。新宿・渋谷方面に向かうのをあきらめて、汐留インターチェンジでおりて、都心の一般道を走って現場まで行きました。この判断は、正しかったようです。約束した時間より前に到着できました。

 一方通行の細い道路を左折や右折を繰り返して、施設の駐車場に入ります。都心部で投影を行うときには、いつもこのような感じです。特にここは、車をノーズから入れていくと、まず曲がることができそうもない、細い道をバックしながら入っていきます。その間、ハザードを点滅させながら、往来する車に待ってもらうことになりますので、本当に気を使います。全神経を集中しながら、サイドミラー、ルームミラー、そしてバックモニターを利用して入っていきます。傾斜した細い坂道を約50メートルほど登りながらのバックです。初心者ドライバーだと、パニックになるかも知れませんね。道幅は、車幅の両側にプラス20センチ程度です。

 プラネタリウムのほうは、5回ほど投影をさせていただきました。昨年同様、まれにみる大変さでした。1回目は、乳幼児同伴の保護者が対象です。赤ちゃんたちは、最初から泣きわめいている子がたくさんでした。3回目の回は、打って変わって、高齢者の方が中心です。皆さん、シーンとしていて静かでした。反応がほとんどありませんでした。最後の回まで、大変な投影が続きました。このような施設での投影が、どれだけ大変なものか、経験のない方には、理解できないかも知れません。夏の星座を中心に、わし座の伝説を交えて解説しました。

 あなたはプロの解説者として、どのような場面においても、そこで星空を見てくれる、全ての観客の皆さまにご満足いただけるような投影が、きちんとできているのですか?・・・。この施設で投影をさせていただくと、いつもこの問いかけに向き合うことになります。・・・まだまだです。
横浜市立大学エクステンション講座 天文講座「冬の星空に親しむ」 11月10日開催
8月24日(月)
 夜遅くに関市から戻ってきて、ホームページの更新作業を行っている間に、日付が変わってしまいました。今の時間は、8月24日(月)の午前1時過ぎです。さすがに眠くなってきました。この項目の記述が終わったら寝ます。今日は、晴れていれば、朝から黒点の撮影を予定しています。太陽面の南半球に見えている、NOAA2403群が発達して大きくなっており、太陽面の中央部付近に達しているためです。

 横浜市立大学が地域貢献の一環として実施する公開講座、「エクステンション講座」の中の、天文講座「冬の星空に親しむ」を11月10日(火)に、非常勤講師の立場で実施します。金沢八景キャンパスの施設の耐震工事のため、しばらくの間、講座の開催を見合わせていましたが、使用できるようになったとのことですので、講座を総括する地域貢献センターの方と日程調整を行い、前述の日程で講座を開催することにしました。夏休み期間の移動式プラネタリウムの投影が終わり次第、そこで使用するコンテンツ等の制作に入る予定です。これまでに制作したイラストや、撮影した天体写真などをふんだんに使用して、講座を実施したいと考えています。詳しくは、こちらをご覧ください。夏が終わっても、移動式プラネタリウム以外の仕事が山積みです。
はるかなる木星へ(さいたま市宇宙劇場で9月12日から11月29日まで投影)
8月23日(日)
 私共が、エクスプローラーズ・ジャパン株式会社と、2009年に共同制作したプラネタリウム番組「はるかなる木星へ - Around Jupiter -」が9月12日(土)から11月29日(日)の期間で、さいたま市宇宙劇場で投影されます。エクスプローラーズ・ジャパンの社長から連絡がありました。

 少し驚きました。しばらく投影されていなかったためです。しかし、番組そのものは、どの時期にかかわらず、投影ができるように配慮して制作したものです。投影をしていただけることを、とてもうれしく思います。すでに4館で投影が行われており、今回が5館目となります。プラネタリウムの星空解説と組み合わせる想定で制作しているため、投影の後半部では、生解説が入るようです。

 横浜こども科学館に勤務していた頃、オリジナルの投影番組を何本も制作しました。解説台に入り、星空の解説をする傍ら、自らが手がけた番組は、観客の皆さまにどのように受け入れられるのだろうかと、観客の皆さまの様子を詳しくモニターしました。その結果を、次の番組に反映させます。そのような作業を繰り返しながら、ノウハウを習得してきました。

 プラネタリウム番組は、どのようにあるべきか。それは、デジタルで投影されるようになった現在でも、基本は変わらないと思っています。「はるかなる木星へ- Around Jupiter -」は、そのような私共のポリシーを貫き、エクスプローラーズ・ジャパンの映像クリエイター、ライターなどにより、さらにブラシアップしてもらいました。音楽も、この番組用に作曲していただいたオリジナル曲を使用しています。

 投影期間中に、ぜひご覧いただけると、大変うれしく思います。欲を言えば、あといくつかの館で上映をしていただけたら、現在中断している、次回作の制作に取り組んでも良いと考えています。現在は、中断した時間を手書きイラストによる風景画の制作に費やしています。さいたま市宇宙劇場で投影される番組の情報は、こちらをご覧ください。、
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 8月22日から8月23日)
8月23日(日)
 8月22日(土)と23日(日)に関市まなびセンターの12メートルドームに、メガスターゼロ投影機を仮設して投影を行いました。

 当初の計画では、8月20日(木)の夜に横浜を出発して、21日(金)の早朝から昼頃にかけて、白川郷に立ち寄り、写真を撮影してから関市に入る予定でした。しかし、小倉から帰ってきたその日の夜に出発するには、さすがに体が疲れていました。21日(金)のお昼前に横浜を立ち、その日の夕方に関市に入りました。

 「冥王星はどんな星」というテーマで、投影を行いました。冥王星に関して、解説をするのは久しぶりです。低学年のこどもたちに、果たしてどのくらい理解できるのか、興味津々で解説をしました。さすがに冥王星に関しては、良く知らないようでした。こどもたちとやり取りをしながら、投影を進めていきます。途中、こどもたちの理解度をチェックするために、いくつかの部分に仕掛けをしておきました。冥王星がとても遠くにあること。惑星の仲間ではないこと。探査機が訪れて画像が得られたのは、今回が初めてであること。などを覚えてもらえるように、その部分が印象に残るような解説としました。もちろん、動画なども使用しています。

 22日(土)夜の、市民天体観望会は、参加者の数がMAXに近いものでした。これまでの観望会の中で、最高の参加率かも知れません。観望会の時のプラネタリウムのほうも、ほぼ満席でした。上弦に近い月が出ているにもかかわらず、天の川がうっすらと見えるほど、天気が良かったことと、観望対象が「月と土星」であったことにも原因があるのかも知れません。

 天文ボランティアのKさんが、いつも準備してくださる人工衛星の資料をもとに、参加者の皆さまには、イリジウムフレアーと、国際宇宙ステーションもご覧いただきました。Kさんをはじめ、天文ボランティアの皆さまには、本当に助けられています。彼らの存在なしには、観望会において、これだけの人数に対応することはできないでしょう。聞いてびっくりする、経歴の持ち主の方にもボランティアに来ていただいています。

 ボランティアの皆さまとお会いして、天文に関する情報交換をするのは、私共が関市に行く楽しみのひとつでもあります。参加者のみなさまも、満足されたようでした。まなびセンターの観望会の参加率が高いのは、天文ボランティアの皆さまの対応ぶりが、とても良いことが理由のひとつだと思っています。

 冥王星の解説には、まだ納得できていない部分がありますので、次回にテーマとして取り上げるときには、さらに改善を加えるつもりです。

写真は、左から「冥王星はどんな星」の解説で使用したオリジナルイラストを投影している場面、天体観望会の時の投影で、月に関して解説をしている場面(もちろん、私共が撮影した写真を使用しています)。そして、プラネタリウム投影前の、観望会参加者の皆さまです。プラネタリウムで解説をしてから、屋上の望遠鏡で天体を見ていただきます。
小倉城(8月19日)
8月20日(木)
 JR小倉駅でのイベントを実施している期間中は、時間の関係で、駅周辺から離れることができませんでした。最終日は、時間的に少し余裕ができたので、朝の散歩をかねて、小倉駅から小倉城まで往復しました。片道約20分、お城周辺の見学も含めて1時間ほどで駅に戻りました。

 小倉は、もっと小さな町のイメージを持っていましたが、それは誤りでした。想像以上に大きな町であることにびっくりしました。また、お城は小高い山の上にあるのかと勝手に思っていましたが、平城でした。イメージとはあてにならないものですね。

 天守は天保8年に火災により焼失し、その後しばらくは、そのままだったということですが、昭和30年代に鉄筋コンクリート構造により、復興されたとのことです。以前から見てみたいと思っていたお城のひとつでしたので、短い時間でしたが、見ることができただけでも良しとしたいと思います。公開時間前でしたので、天守の中には入ることができませんでした。
移動式プラネタリウム(JR小倉駅 小倉ターミナルビル株式会社 株式会社スターフライヤー主催 8月17日から8月19日)
8月20日(木)
 

 7月10日(金)にJR有楽町駅前広場で、株式会社スターフライヤーと、有楽町駅周辺まちづくり協議会の主催で実施されたイベントの第2弾です。今回は同社の本拠地である北九州市で、8月17日(月)から8月19日(水)までの3日間の期間で実施されました。JR小倉駅の中央改札前JAM広場において、「JAM広場サマーフェスタ」と題したイベントとなり、移動式プラネタリウムのほかに、JAZZライブ、ワークショップなどのプログラムのほか、カフェも準備されました。JAM広場では、これまで物産展などのイベントは実施されたことがあるものの、企業によるこの種のイベントは、初の試みだそうです。

 私共が北九州市で投影を行うのは、今年の2月14日(土)から15日(日)のボートレース若松に続いて、2度目です。北九州市内に滞在するのは、今回で4度目です。また九州で投影させていただくのは、今年はこれが3度目となります。

 移動式プラネタリウムは、「北九州の星空」と題して、当日夜9時の北九州市の星空を投影し、解説をさせていただきました。15分間の短縮バージョンですが、前回同様、投影開始時には、2名のキャビンアテンダントが同社の説明を行ったのちに、投影を始めるスタイルでした。とてもやわらかくて、雰囲気があり良かったと思います。

 投影初日は、メディアの取材攻勢に圧倒されました。これほどたくさんのメディアが集まったのは、私共が移動式プラネタリウムの事業を立ち上げて以来、初めてのことです。それだけ、スターフライヤーの仕掛けるイベントの、注目度が高かったということだと思います。その様子は、地元のテレビで夕方生放送され、翌朝のニュースでも取り上げられるなど、大きな反響となりました。その効果は絶大で、2日目・3日目は、入場整理券を確保するため、朝から行列ができるほどでした。ネット上でも大きく取り上げられたようでした。

 プラネタリウム関係者の皆さまにも、たくさん見に来ていただきました。久しぶりにお会いする方もいて、常設館に勤務していた頃を、懐かしく思い出しました。

 スターフライヤーのスタッフの皆さまと、3日間一緒に仕事をさせていただきました。特にイベントリーダーの方とは、前回の有楽町の時もご一緒させていただきました。リーダーは、スタッフ全員をはじめ、私共に対しても、細かい気配りをされる方で、その心遣いにとても感謝した次第です。頭が下がる思いでした。

 JAM広場は、空調が効く場所ではありません。私共が持ち込んだエアコンだけでは、能力が追いつかず、観客の皆さまには、少し暑い思いをさせてしまいました。ただ、屋外ではないので、光漏れは少なく、気温がやや高いことを除けば、星空を投影する環境としては、悪条件でもなかったように思います。星空が姿を現すと、毎回どよめきが起きていました。家族連れが中心でしたが、楽しんでいただけたのではないでしょうか。解説がわかりやすく、おもしろいというコメントをたくさん頂戴しました。

 前日の小田原ダイナシティで、全ての梱包作業を終えて、横浜に戻ったのは、夜9時です。本来、私共は、現地までは、車で自走することを前提としています。ただし今回は、自走する時間が確保できませんでした。ハードウエア、スタッフの両方が飛行機での移動となりました。特に、ハードウエアの輸送に関しては、羽田空港、北九州空港の両サイドで、スターフライヤースタッフの皆さま、私共のスケジュールに関して、コーディネートしてくださった会社のスタッフの皆さまの、手厚いサポートに助けられました。感謝を申し上げる次第です。ありがとうございました。

 8月13日から、連続で1週間、地域が異なる中での投影が続きました。とても神経を使う1週間でしたが、全てを順調にこなすことができて、安堵の気持ちでいっぱいです。ただ、気持ちを緩めるのは今日だけです。夏の投影は、まだ終わったわけではありません。明日からはまた、気持ちを入れ替えて、投影を行っていきたいと思っています。・・・とても刺激的な1週間でした。

写真は、投影中のスナップです。左から、ドームの前に立つ受付スタッフ・ペッパー・キャビンアテンダント、メディアの取材風景、ドームの横に展示されたスターフライヤーの機内で使用されるシート、そして整理券配布の様子です。
移動式プラネタリウム(小田原ダイナシティ 神奈川県小田原市 8月15日から8月16日)
8月20日(木)
 神奈川県小田原市にある大型のショッピングセンター、小田原ダイナシティで8月15日(土)から16日(日)に、移動式プラネタリウムの投影を行いました。同ショッピングセンターのウエストキャニオン広場で、1日5回、2日間で合計10回ほど投影をさせていただきました。観覧料は300円です。昨年の8月に続き5年連続5回目です。

 施設のスタッフの皆さまとはすっかり顔なじみです。この施設は特に警備スタッフの皆さまが、イベント企画の担当者とともに一丸となって、イベントをサポートしてくれます。朝の搬入時から始まり、イベント全体の監視、チケットの販売、搬出までの全てです。この手厚いサポートは、おそらく企画担当者のお人柄のなせる業ではないかと思います。

 夏の星座について、また後半部では、すでにピークを過ぎましたが、ペルセウス座流星群を挿入しながら解説しました。投影の2日目は、私共の投影を常にサポートしてくれる、パートナーの都合がどうしてもつかなくなり、急きょ、ピンチヒッターをお願いしました。移動式プラネタリウムの仕事は初めてでしたが、のみこみがとても早く助かりました。今後さらに経験を積んでもらって、いずれは、投影そのものをお願いしたいと思っている人物です。

 来年の夏も、同施設で投影をさせていただくことになるのではないでしょうか。私共の体力が続く限り、投影を行ってほしいとの考えがあるようでした。


 この日の撤収は、いつもにもまして、慎重に梱包作業などを行いました。翌日の早朝に、羽田空港まで行って、ハードウエアのほとんどを空輸するためです。

写真は、1Fキャニオン広場に設営したエアドームです。
移動式プラネタリウム(ラスカ平塚 神奈川県平塚市 8月13日から8月14日)
8月20日(木)
 東海道本線の平塚駅に直結する駅ビルである、ラスカ平塚で8月13日(木)から14日(金)までの2日間、移動式プラネタリウムの投影を行いました。平塚市では、これまでにも投影をさせていただいたことがありますが、駅ビルは初めてです。スペースの関係で、5メートルドームを使用しました。1日6回、2日間で合計12回ほど投影をさせていただきました。

 当日お買い上げのレシートをお持ちの方が対象です。6階にあるラスカホールという場所に5メートルドームを設営しました。ホールの中ですので、静かで、空調も聞いており、快適に投影をさせていただきました。夏の星座を中心に、ペルセウス座流星群についても解説しました。

全ての回が満席とはなりませんでしたが、盛況だったと思います。

写真は、ホール内に設営した5メートルドームです。
移動式プラネタリウム(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 鶴見区主催事業 横浜市 8月9日)
8月10日(月)
 7月28日(火)の投影以来、約2週間ぶりに、再びサイエンスフロンティア高等学校での投影です。8月9日(日)に投影を行いました。前回は、同校主催事業のプログラムの一環ですが、今回は鶴見区の主催事業のプログラムのひとつです。「夏休みプラネタリウム上映会」と題したもので、鶴見区在住・在学の小学4年生とその保護者が対象です。事前募集制でしたが、定員を上回り抽選となったようです。プラネタリウム鑑賞、電子顕微鏡体験、校内見学を3つのグループに分けて、同時進行で行いました。

 イベントの運営は、同校の生徒たちが中心です。前回同様、設営から撤収までの全てを、生徒たちとともに行いました。天文部の生徒たちは、何も指示しなくても、てきぱきと設営をこなし、プログラムもスムーズに、しかも時間通りにこなしていきます。参加者の皆さまへのきめ細かな対応ぶりなどに、区の職員の皆さまも、びっくりされていました。大人顔負けのオペレーションでした。同校の科学技術顧問の立場として、とてもうれしく思った次第です。今回も、後輩の解説者のひとりが、投影を見学に来ました。その解説者は、私共が事業を立ち上げた当初にも、私共の投影を見ています。その当時とは、解説スタイルがかなり変化しているので、驚いたのではないでしょうか。

 当日夜9時の夏の星空とともに、区のほうからのリクエストで、同時刻の南半球の星空も投影し、解説しました。南半球の星空を投影するためには、投影機の緯度軸運動を利用して、南半球まで回転させます。常設館においても、似たような投影を行うことがあります。しかし、館によっては、なぜ緯度軸を回転させると、南半球に行ったことになるのかの説明が省略されてしまうことがあります。小学校4年生レベルでは、幾何学的な説明が理解できない部分であることは確かです。しかし、それでも、解説図などを使用して、できる限りわかりやすく説明することは、解説者としての務めではないでしょうか。南半球に行くために、すぐに緯度軸運動に移るのは、唐突すぎるように思います。

 投影を終えて戻ってから、散歩に出ました。空の透明度が高く、4等級程度の星まで見えていました。天の川がうっすらと見えるのではないかと思うほどの星空でした。横浜市内では、かなり条件の良い星空です。しばらく立ち止まって見ていると、マイナス5等級の大流星が、いて座からさそり座のしっぽを貫きました。「オーッ!」
移動式プラネタリウム(御殿場市民交流センター 御殿場市 8月8日)
8月10日(月)
 昨年の11月の投影以来、5回目の投影です。御殿場市民交流センターで8月8日(土)に移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。「ふじざくらサマーフェスティバル」というイベントのブログラムのひとつです。プラネタリウムのほかに、プチお化け屋敷、カプラ選手権、宝探しなどのプログラムが用意されました。

 8月上旬の土曜日のイベントとあって、プラネタリウムのほうは、最終回の6回目の投影を除いて、全て満席となりました。施設のスタッフの皆さまも喜ばれていた様子でした。夏の星座を中心に、こと座の神話と、8月13日にピークをむかえる、ペルセウス座流星群の見え方なども解説しました。

 天体写真撮影のために、富士山にはときどき行きます。御殿場には、だいぶ土地勘があり、どのような星空が見えるかも把握しているため、解説は楽でした。

 帰りの高速道路は、渋滞を覚悟していましたが、前回の11月に投影をおこなっときほどの混雑ではありませんでした。秦野中井インターチェンジでおりて、海岸線を戻ってきました。

 施設のほうでは、今後もインベントの中に、プラネタリウムの投影を組み込むことを想定されているようでした。写真は、施設の外観とホールに設営したエアドームです。遮光カーテンを使用して、室内を暗くできるので、投影環境としては、最高の条件でした。
レンズの引き取り(キャノンサービスセンター新宿 8月5日)
8月5日(水)
 7月27日(月)にサービスセンターに修理に出していた、レンズ2本の修理が完了したので、引き取りに行ってきました。酷暑の中でした。修理に出していたのは、EF24-70 F2.8LUUSMと EF16-35 F2.8LUUSM の2本です。両方のレンズとも、落下させてしまったものです。そのまま使用していましたが、撮影時に、液晶モニターに出力される画像が、購入当初に比べて、ごくわずかに切れ味が悪くなったような気がしたためです。

 両方のレンズとも、光軸調整、解像力の調整を行っていただきました。特に、EF16-35 F2.8LUUSM のほうは、解像度の低下が確認されたようでした。星空を撮影した写真を見ても、さほど低下しているようには思いませんでしたが、調整に出して良かったと思います。フィールドで使用するときには、撮影に夢中になり、レンズ交換ももどかしいものです。油断をすると転がしてしまったり、落下させてしまうこともしばしばです。今後は、充分に気をつけながら、撮影にのぞみたいと思います。どちらのレンズも基本料金で済んだので、良しとしたいと思います。防滴マウントゴムなどは、劣化する部分ですが、それらも交換してもらいました。レンズ内は、とてもきれいになって戻ってきました。

 帰りは、大船から、炎天下の中を1時間ほど歩いて帰ってきました。日課の散歩を兼ねたものですが、これだけの暑さの中では、ふだんの散歩の2倍以上、体力を消費するように思います。帰ってから2本のレンズをカメラボディーに取り付け、試写してみましたが、液晶モニターに表示される画像は、本来の切れ味が復活したように思います。これで安心して撮影に使用できます。
移動式プラネタリウム(横浜市立白幡小学校 横浜市神奈川区 8月4日)
8月4日(火)
 2010年8月に横浜市立神奈川中学校において、神奈川中学校ブロック地域教育協議会が主催して、「神奈川中学校ブロックサマースクール」と題した事業において、移動式プラネタリウムを投影させていただいたことがありました。このブロックの中に横浜市立白幡小学校が含まれていました。現在は、同小学校が単独でサマースクールを実施しています。

 このサマースクールを総括する、白幡小学校いちょうの会から、夏休み前に連絡がありました。当時のサマースクールにおいて、プラネタリウムの星空が、参加した児童・生徒・保護者の記憶に鮮明に残っており、もう一度見たいと希望している人が多い。今回のサマースクールで投影をしてもらえないだろうか。というオファーでした。

 夏休み期間中の小中学校の体育館での投影は、空調設備がないところは、基本的にお断りしています。室温が高く、ドーム内にエアコンを持ち込んだとしても、効果を発揮することができず、ビニールハウス状態になるためです。しかし、今回は、前述のような経緯があるので、担当者にお話しました。「引き受けさせていただきますが、ドーム内は気温が上昇するので、熱中症にならないように、参加者の皆さんには、水分補給を怠らないように周知をお願いします。」

 予想通り、体育館の中は、とても暑かったです。設営・撤収作業は汗だくでした。投影中も、体からジトーッと汗がにじんできます。参加者の皆さんも汗だくでした。しかし、投影が終わったあとで、スタッフの方のひとりがドームのところまで来られました。「星空がとても美しく、皆さん楽しかったと、大変好評でしたよ。」 ホッとしました。しかし、暑いことには変わりがなく、やはり、夏場の体育館での投影は、お引き受けすべきではないと思いました。大変さは、今年の中でベスト1かも知れません。

 移動式プラネタリウムの投影は、どれもがみな、とても大変です。今回が今年一番と思っていると、そのあとにさらに大変な投影が待っていたりします。気を緩めないで、この夏の残りの投影をこなしていきたいと考えています。それにしても暑かった・・・。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター  岐阜県関市 8月2日)
8月3日(月)
 基本的に月に1回投影をしていますが、8月は特別です。2日(日)にも投影が設定されていました。七夕の星を中心に、夏の星座にまつわる星物語、投影の後半部では、ペルセウス座流星群などを中心に、「ペルセウス座流星群の話」と題して、解説しました。後半のテーマ解説では、だいぶ工夫したコンテンツに仕上げたつもりでしたが、まだまだ、納得がいきませんでした。次回は、さらに工夫をしたほうが良いだろうと、投影をしながら思いました。

 投影終了後に、機材を撤収して、そのまま横浜に戻りました。連日の投影でしたので、少し疲れました。まなびセンターでは、今月末に再度投影が予定されています。

写真は、午前10時からの1回目の投影開始時の光景です。
移動式プラネタリウム(やしろこどものいえ 兵庫県加東市 8月1日)
8月3日(月)
 兵庫県加東市の「やしろこどものいえ」で8月1日(土)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。この施設で投影をさせていただくのは、2011年2月から5年連続6回目です。加東市社庁舎の子育て支援課のコーディネートによるものです。

 すでに6回目であるため、同課の担当者のほうから、投影内容に関してリクエストがありました。幼児・小学校低学年向け、小学校高学年以上向けに、毎回内容を変えて投影を行いました。

 加東市社庁舎の担当者、そして施設のスタッフの皆さまとはすっかり顔なじみです。お昼の休憩の時間には、同じテーブルで食事をとりますが、そのときに、スタッフの皆さまからいろいろなお話を伺うことができて、私共にとってはとても参考になります。

 これまで6回も投影をさせていただいているので、多くの児童が私共の投影を見てくれたことになります。同施設では、このプラネタリウムのイベントをきっかけに、地元の天文アマチュアの方の協力を得て、天文に関するイベントも開催するようになったそうです。人気があるということでした。プラネタリウム施設を持っていない児童館が、このような方法で、天文に関するイベントを展開するのは、とても良い方法だと思いました。

 6回目ともなると、土地勘がだいぶ出てきます。横浜から京都、大阪、神戸を越えて高速道路を走っていきますが、遠くまで来たという実感がまったくありません。ただ、体のほうは正直です。疲れがだいぶたまっていました。投影を終えたのち、岐阜県関市に向かいました。

写真は、やしろこどものいえの外観と、多目的室に設営したドームです。
土星(7月30日)
7月31日(金)
 このところ、夜晴れると、月や土星の撮影に取り組んでいます。とはいっても、いつも気流の状態が良いわけではありません。望遠鏡をセッティングして、眼視で月や土星を見て、像の揺れの状態から撮影するかどうかを判断しています。

 テレビのニュースでは、大気の状態が不安定で、各地で雷が発生するので、夕方から夜にかけては注意が必要とのことでした。しかし、横浜は天気が安定していました。

 望遠鏡をセッティングして、土星に向けてみると、くっきりとして見事なものでした。しばらく見とれていましたが、撮影の準備を始め、3コマほど撮影をしました。パソコンのモニター上でも、像は安定していました。

 土星を撮影後、月が適度な高度に上ってくるまでの間に、画像処理を行いました。その後、月も撮影したのち、撮影した土星の画像に、データーを加えて、完成させました。

 今シーズンのベストの画像が得られましたのでアップします。2コマをコンポジット(合成)しています。この2枚を撮影している間にも、土星自身が自転します。合成するには、この自転の影響をキャンセルする手法を使用するのが、最近の惑星面の写真撮影と画像処理のテクニックです。試行錯誤しながら、やっとここまでたどり着きました。21センチ反射望遠鏡の限界に近い解像度ではないかと思っています。

写真のデータは、上の画像の通りですが、画像処理には、AutoStakkert!2、AviStack2、WINJUPOS、Potoshop CS6を使用しています。写真は南が上です。
Surface Pro2 電源ケーブル
7月29日(水)
 2014年4月7日(月)に購入したSurface Pro2 ですが、電源ケーブルが断線してしまいました。まだ1年4か月弱です。見かけは丈夫そうな電源ケーブルでしたが、予想以上に軟弱でした。酷使したつもりはありませんが、出張に持っていったり、天体写真撮影にも使用しますので、使用環境がかなり変化するためかも知れません。

 昨日、電源ケーブルの本体の部分が異常に熱くなっていたので、変だな・・・と思っていました。夕方になって、パソコンを立ち上げるときに気が付きました。ネット上からケーブルの代替え品を注文しようかとも思いましたが、時間がかかってしまいます。ケーブルが届くまでの間は、バッテリー駆動を余儀なくされます。入荷するまではもちません。大船の家電量販店に電話で問い合わせてみると、たまたま純正品の在庫が1個だけありました。確保しておいてもらい、今日の朝一番に取りに行きました。電源ケーブルと言えども、結構なお値段でした。ないと困りますので、仕方がありません。

 取りに行くときは、バスを利用しましたが、帰りは酷暑の中を1時間近く歩いて帰りました。暑かろうがなんだろうが、散歩はできる限りする・・・。といいたいところですが、さすがにこの暑さは、体に答えます。ふだんの倍くらい疲れました。年を取ってしまいましたね・・・。夕方の散歩は、日が傾いてからにするつもりです。移動式プラネタリウムの投影をしているときには、暑さはほとんど感じませんが、その予定がないときには、精神的にダラダラとしている証拠でしょう。
移動式プラネタリウム(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 横浜市鶴見区 7月28日)
7月29日(水)
 7月28日(火)に、横浜サイエンスフロンティア高校で移動式プラネタリウムの投影を行いました。同校では市内の小中学生に科学に興味を持ってもらうための取り組みとして、横浜青少年サイエンスセンター事業に取り組んでいますが、今回のプラネタリウム上映会はその一環として「天文教室」と題して実施されました。地域の児童、保護者の皆さんなどに投影をご覧いただきました。

 同校の天文部の生徒と連携して、事業を実施します。ハードウエアの設営から、観客の入退場、そして、お昼休みを利用して、生徒の皆さんに移動式プラネタリウムの投影のノウハウを伝授しています。同校では、秋に行われる文化祭において、天文部の自作ドームでプラネタリウムの投影を披露する予定ですが、その練習の一環として、私共のハードウエアを使用して、生徒が解説の練習をします。他の生徒が、改善点などを指摘して、文化祭に備えます。、生徒にとってもまたとない機会になっていると思います。私共は、本番の投影を生徒にも見てもらっているので、この場面では、コメントをしませんでした。

 夏の星座を中心にお話をさせていただきました。生徒の皆さんは、夏休みにもかかわらず、朝から夕方までの対応で大変ですが、教室との勉強とは異なり、児童と触れ合いながら、事業を円滑に進めていくことで、さまざまなことを学ぶことになります。てきぱきと良く対応してくれました。

 プラネタリウム解説者の後輩のひとりが、投影を見学に来ました。顧問の先生や、生徒たちにも紹介しました。生徒たちには、「聞きたいことがあったら、何でも質問しなさい」と言ってあったので、時間を見つけて、質問を投げかけ、交流をしているようでした。お互いに良い機会になったのではないでしょうか。生徒たちは、事前に事業の打ち合わせなどをしっかり行っていたようです。もたつく場面もなく、各自がしっかりと自分の役割を果たしていました。とても頼もしく思った次第です。
レンズメンテナンス
7月29日(水)
 7月27日(月)の午後、新宿に出ました。キャノンのサービスセンターに行って、レンズ2本をメンテナンスに出しました。EF24-70 F2.8LUUSM と EF16-35 F2.8LUUSMというレンズです。EF24-70 F2.8LUUSMは、今年4月6日(月)に京都の東寺において、カメラボディーとともに約70センチ程度の高さから、コンクリートの床に落下させてしまったものです。ボディーのほうは、すでに修理完了済みです。レンズのほうは、そのまま使用していました。動作の状況も問題がなかったからです。

 7月14日(火)から15日(水)にかけて、伊豆で天体写真撮影を行った折、このレンズを使用しました。撮影した画像の最周辺部が、予想していたよりも、ひずみの具合が大きいように感じたため、光軸がわずかにずれてしまったのではないかと思いました。一般撮影には何の問題もないのですが、天体写真に使用するとなると話は別です。今後のこともあるので、メンテナンスに出すことにしました。

 一方、EF16-35 F2.8LUUSM も、落下させてしまいました。こちらは、今年3月20日(金)に、長野県木曽郡南木曽町の妻籠宿で撮影を行ったときです。撮影を終えて喫茶店に入り、休憩をしようとしました。肩からかけていたバックのファスナーが、自然に開いてしまったらしく、気が付かずに、テーブルに置いたとき、中に入っていたレンズが、そのままコンクリートの床に転げ落ちてしまいました。作動に異常は認められませんでしたが、ついでにメンテナンスに出しました。どちらのレンズも高価なものですので、十分な性能を発揮させるためには、仕方がないでしょう。

 誤動作をしていた、レリーズも修理をお願いしたところ、こちらは修理ができないとのことでしたので、廃棄してもらいました。もったいないですが、近くのカメラ量販店で、新品を購入してきました。

 レンズをサービスセンターに預けたのち、プラネタリウム解説者の後輩と会いました。新宿駅近くのカフェに入り、お互いの近況などについて話し合いました。自分たちを取り巻く、プラネタリウム業界の状況をよく見極め、今後、どのような道を歩めばよいのか、意見交換をしました。酷暑の1日でした。横浜に戻れば少しは涼しくなるのかと思っていましたが、帰ってきても似たような状況でした。本当に暑い日が続いています。
白川郷(岐阜県大野郡白川村 7月24日)
7月27日(月)


 撮影した写真を整理しているうちに、日付が変わってしまいました。今の時刻は、7月27日(月)の午前1時頃です。南足柄市役所での投影を終えたのち、足柄サービスエリアで、汗を流し、向かった先は白川郷です。東名高速から東海環状自動車道を抜け、東海北陸道に入ります。白川郷インターチェンジまで走り、一般道に入ります。

 前回、白川郷を訪れたのは、6月19日(金)です。以来、約1か月ぶり4度目の白川郷です。7月24日(金)に訪れました。夏の白川郷の風景を記録に残しておきたいと思っていました。手書きイラストの素材としても活用するためです。観光客用の駐車場は、この時間は入れないようです。合掌集落から少し離れたところに、前回見つけておいた駐車場に車を入れ、明け方まで仮眠しました。到着した時には、雨でした。夜明け前に目が覚めましたが、まだ降っていましたので、そのまま仮眠を続けました。前回も雨の中での撮影でした。雨がやまないようであれば、今回は撮影を中止しようかとも考えていましたが、明るくなって、まわりの景色が見えてきた頃には、雨があがりました。

 急いで機材を準備して、撮影ポイントに向かいました。もう少し早めに出たほうが、雲がドラマチックだったかもしれません。少し後悔しました。早朝なので、観光客は誰もいません。散歩をされている地元の方とすれ違い、あいさつを交わします。迷惑をかけないように気を使いながら、撮影を進めました。イメージしていたような、満足な写真は得られませんでした。何度も通っているうちに、良い写真が得られると思っています。気長に取り組むつもりです。

 前回撮影した写真が、このプラネタリウム雑記の6月22日(月)のところにあります。比べてみてください。田んぼの稲がだいぶ成長してきました。雨に降られなかっただけでも、良しとしたいと思います。写真を撮影したのち、近くのコンビニに車を止めて、朝食をとり、そのまま関市に向かいました。

  白川郷については、まだ知らないことばかりですが、何度も足を運んでいるうちに、慣れてくるでしょう。それにしても、横浜からは、かなりの距離です。

 撮影した他の写真は、近日中にギャラリーのほうにアップします。












仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 7月25日から26日)
7月26日(日)
 7月25日(土)と26日(日)に、関市まなびセンターの12メートルドームに、メガスターゼロ投影機を仮設して投影を行いました。投影の後半のテーマは「天の川の正体」です。夏の星座を中心に、投影の後半部では、天の川とは何か、こどもたちにもわかりやすく解説しました。このために作成したオリジナルCGや、天体写真などをたくさん挿入しました。

 ただ、それでも、幼稚園児や小学校低学年の児童には、少し難しかったかも知れないな・・・と解説をしながら感じました。そのこどもたちがドームから出ていくときに、「あ・・・楽しかった!」と言ってくれたのが、何よりの救いです。レベルを落としながらも、大人の皆さまにも納得していただけるコンテンツを用意するのは、本当に難しいものだなと思います。

 25日(土)夜の、市民天体観望会は盛況でした。「月・土星・夏の星たちを見よう」という内容だったからかも知れません。天気も良く、参加者の皆さまは、いつもよりも夜遅くまで、楽しんでいました。人工衛星もたくさん見ることができました。これらの人工衛星の情報は、天文ボランティアのおひとりである、Kさんが準備してくださるので、とても助かっています。それにしても、今年の関市の夏は、気温が高くて大変でした。

写真は、左からプラネタリウムで投影中のひとコマ(私共が撮影した、天の川の写真を使用して解説している場面を、観客がいない状態で撮影しています)、屋上で市民天体観望会の準備をする、天文ボランティアのスタッフの皆さま、そして、観望会の時の、プラネタリウムドーム内の観客の様子です。まだ、全員が入場していない状態で撮影しました。
移動式プラネタリウム(南足柄市役所 南足柄商業協同組合主催 神奈川県南足柄市 7月23日)
7月26日(日)
 南足柄市商業協同組合主催で南足柄市役所において、7月23日(木)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。同組合が主催する投影は、5年連続5回目です。南足柄市役所の1階アトリウムにハードウエアを設営しました。アトリウムからは、市役所の各窓口が見えています。市民が各種の申請などを行うわきでの投影です。すでに5回目ですので、市役所の職員の方々も、エアドームが出現してもだれも驚きません。

 1日5回の投影でしたが、夏の星座を、こと座の伝説を交えて解説しました。アトリウムは天井がガラス張りであるため、空調の効率が良いとは言えません。しかし、実施当日は曇り空であり、心配した気温の上昇はさほどではなく、ドーム内のエアコンで十分に対応ができました。

 投影が終わり、機材を撤収すると、その足で、岐阜県に向かいました。途中の足柄サービスエリアで、汗を流すため、お風呂を利用し、エアコンの効いた部屋で少し休憩しました。疲れと眠気が取れたところで出発して、向かった先は白川郷です。白川郷については、関市まなびセンターの投影のあとにレポートをアップします。

写真は、南足柄市役所の外観とアトリウムに設営したエアドームです。
移動式プラネタリウム(そごう横浜店 横浜市 7月18日から7月20日)
7月20日(月)
 そごう横浜店は、横浜駅東口にある百貨店です。1985年に開業し、当時は東洋一の売り場面積を誇っていました。横浜駅とは地下街で直結しています。横浜市内の名店といってよいでしょう。店内には世界の高級ブランドを扱うお店も、多数軒を連ねています。
 
そごう横浜店で、7月18日(土)から20日(月、祝)まで、移動式プラネタリウムの投影を行いました。2年連続2度目の投影です。7月15日(水)から8月17日(月)まで、「サマースターフェスティバル」と題して、様々なイベントが繰り広げられますが、移動式プラネタリウムは、そのイベントのプログラムのひとつです。

 実施する場所に関しては、昨年と同じく、屋根つきの屋外となりました。本来であれば、この条件ではお断りするところですが、昨年1度投影していますので、状況は把握できていました。ドームを囲うように、風よけのパネルを立てていただきました。エアドームは、外気を吸い込んで、ドームが膨らみます。外気温が高いと、ドーム内も必然的に温度が上昇するので、エアコンも2台持ち込みました。ドームの遮光の問題もありました。しかしながら、創意工夫を行うことで、何とか投影できる環境を作り上げることができました。

 1日6回、合計18回ほど投影をさせていただきました。初日の夕方は、これに加えて、「プラネタリウム DE ヨガセミナー」というイベントが実施されました。ドーム内で1時間ほど、ヨガを体験したのち、そのままドームを暗くして、星空を投影させていただきました。ヨガとプラネタリウムのコラボイベントは、大変珍しいものです。私共が知る限り、プラネタリウムのドーム内でヨガを実施したのは、初めてのことかも知れません。ヨガで体をほぐしたのち、リラックスした状態で、仰向けのまま、星空を見ていただきました。解説のほうも、ヨガバージョンです。解説というよりもナレーションに近い形で、雰囲気を大切にしながら、アドリブで、音楽をバックに投影しました。参加者の皆さまには、大変好評だったようです。投影後に「感動しました!」というコメントをたくさんいただきました。

 半屋外に設営したため、毎日のように設営と撤収を繰り返しました。また、微風によりドームがあおられたり、気温の上昇を防ぐ工夫をしたりと、いつもの倍以上の神経を使いました。そごう横浜店のほうでは、今後を視野に入れて、プラネタリウムのイベントの実施を考えている様子でした。今年の夏は、まだまだ大変な投影が続きます。ひとつひとつ、丁寧にこなしていきたいと思っています。 

 写真は、左からそごう横浜店、2階の鐘の広場に設営したプラネタリウムのドーム、そして右端が、ドーム内でヨガを始める場面です。
天体写真2点
7月17日(金)
 画像処理が終わりましたので、残りの写真2点をアップします。

 これは、さそり座の球状星団M4を撮影したものです。縦位置の構図で撮影しましたが、横位置にしたほうが良かったかも知れません。

 明るい球状星団の星の数は、一般的には500,000個以上と考えられていますが、この天体は、球状星団の中では、比較的小ぶりで、星数はそれ以下とみられています。星数の記述を調べてみましたが、どこにも見当たりませんでした。

 光度6.7等級で、距離は7,200光年です。空の暗いところであれば、双眼鏡で認めることができます。さそり座の1等星アンタレスとσ星の間にあるので、見つけるのは簡単です。

 画面上のほうで、右上から左下に走る細い直線は、人工衛星の通過でしょう。このような写真を得るときには、邪魔になるものです。

撮影データ M4(撮影地 伊豆) 
2015年7月14日 21h03mから21h37m
BORG125ED 800mm F6.4 EOS5D MarkU(赤外カットフィルター除去機) ISO800 25分露出
7枚コンポジット ステライメージ7、photoshop CS6で画像処理、ダーク補正、フラット補正

 これははくちょう座の散光星雲である、北アメリカ星雲を撮影したものです。その形が、北アメリカ大陸に似ているところから、名づけられました。

 望遠鏡を通しても、肉眼で見ることはできません。広視野の性能の良い双眼鏡で、空の暗いコントラストの良い条件であれば、かろうじて認めることができるかも知れません。ただ、天の川が良く見える場所では、1等星デネブのそばに、なんとなくその姿が見えるような気がしないでもありません。

 この写真を撮影したのは、明け方の薄明の始まる直前でした。もっと露出時間を稼ぎたかったのですが、撮影した画像のバックグラウンドが、明るくなってきてしまったので、これ以上の撮影を中断しました。

撮影データ 北アメリカ星雲(撮影地 伊豆) 
2015年7月15日 03h04mから03h20m
EOS5D MarkU(赤外カットフィルター除去機) ISO800 EF300 F2.8L USM 絞りF3.2 15分露出
3枚コンポジット RAP2、ステライメージ7、photoshop CS6で画像処理、ダーク補正、フラット補正

天体写真3点
7月16日(木)


 画像処理の作業が進みましたので、追加であと1点アップします。いて座の干潟星雲(M8)を撮影したものです。南の空の開けた場所において、なおかつ、南の低空の光害が少ない場所でないと、良い写真が望めません。伊豆に向かった目的は、この干潟星雲をクローズアップで撮影するためでした。

 いて座にある散光星雲です。距離は3,900光年で、干潟に似ているところからその名がつけられています。空が暗い場所であれば、肉眼でその存在を確認できます。オリオン大星雲が冬を代表する星雲であるとすれば、こちらは夏を代表する星雲です。ハードウエアのトラブルのほうも、なぜ発生するかの原因がある程度見えてきたので、今回は、多少の成果があったように思います。

撮影データ 干潟星雲(撮影地 伊豆) 
2015年7月14日から15日 23h22mから0h01m BORG125ED 800mm F6.4 EOS5D MarkU(赤外カットフィルター除去機) ISO800 28分露出
8枚コンポジット ステライメージ7、photoshop CS6で画像処理、ダーク補正、フラット補正




 昨日撮影した天体写真2点(画像は3点ですが、上の画像と下の画像はまったく同じ領域を撮影していますので、これで1点です)をアップします。これ以外にも撮影していますが、画像処理が終わっていませんので、処理が終わり次第、残りの写真もアップします。EF24−70 F2.8LUUSMというズームレンズを使用しています。このレンズは解像度が高いものです。一般撮影用には申し分ありませんが、天体写真の用途に使用すると、別の問題が出てきます。この構図で8枚ほど撮影したのち、コンポジット(合成)しましたが、そのうちの3枚が、微妙に星の位置がずれてしまって、合成できませんでした。カメラのレンズが動いて、焦点距離が微妙に変化したか、あるいは、カメラを押さえる雲台がゆるんだかのどちらかでしょう。不思議です。今までには見られなかったトラブルでした。周辺減光もあり、レンズの歪を配慮するともF4まで絞る必要がありそうです。

 夏の大三角を撮影した写真です。これまでにも何度か撮影している領域ですので、今回はたっぷり露出をかけたつもりでしたが、上記のとおり、合計8枚を合成すると、星が微妙にずれていたため、3枚を合成としました。いずれのコマもディフュージョンフィルターを使用しています。

 オリジナルからリサイズした、この画像を見ると、星像もシャープで、良いように思いますが、拡大してみると、周辺部の星像が伸びています。ズームレンズのワイド端ですので、致し方のないところでしょう。F4からF4.5まで絞るべきでした。単焦点レンズでも、この焦点距離になると、歪が避けられませんが、ズームレンズほどではないように思います。一般撮影には、ズームレンズのほうが何かと便利なので、いたしかゆしですね。

 これらの画像は、焦点距離35ミリ付近で撮影するつもりで、レンズをセットしていたのですが、ファインダーで見たときに夏の大三角が35ミリにしては、小さくおさまりすぎているなと不思議に思っていました。撮影されたデーターを今日確認したら、24ミリで撮影していました。天頂付近を向けていましたが、レンズの重みでズームリングがずれて、焦点距離が変化してしまうということは、まさかないですよね・・・。

撮影データ 夏の大三角付近(撮影地 伊豆) 
2015年7月15日00h35mから0h51m EOS5D MarkU(ノーマル機) 24-70 F2.8L UUSM 24mm F3.2 ISO800 15分露出
3枚コンポジット(ディフュージョンフィルター使用) ステライメージ7、photoshop CS6で画像処理、ダーク補正

※上の写真は、周辺減光、ひずみ補正など再処理した写真をアップしました。


 こちらの画像はでディフュージョンフィルターをはずして撮影したものです。画像は一段とシャープになりますが、輝星がシャープすぎて星座の形がわかりにくくなっています。私共の撮影スタイルでは、下の写真の通り、例えば5枚撮影するうちの2枚にディフュージョンフィルターを使用するという撮影スタイルです。どちらが良いかは、好みの問題でしょう。

撮影データ 夏の大三角付近(撮影地 伊豆) 
2015年7月15日00h58mから1h34m EOS5D MarkU(ノーマル機) 24-70 F2.8L UUSM 24mm F3.2 ISO800 25分露出
5枚コンポジット ステライメージ7、photoshop CS6で画像処理、ダーク補正

※画像処理をし直し、画像を差し替えました。(2015年9月14日)


 こちらは、いて座付近を撮影しています。天の川が画面中央部から右にシフトしているのは、天の川を狙ったのではなく、いて座全体をおさめるためです。右下に見えるのは、山の一部です。これ以上時間を遅らせると、いて座が山影に入ってしまうので、ぎりぎりで撮影しています。周辺減光を目立たなくするために、周辺部をトリミングしました。

撮影データ いて座付近(撮影地 伊豆) 
2015年7月15日00h08mから0h26m EOS5D MarkU(ノーマル機) 24-70 F2.8L UUSM 50mm F3.2 ISO800 15分露出
3枚コンポジット(うち1枚は、ディフュージョンフィルター使用) ステライメージ7、photoshop CS6で画像処理、ダーク補正
天体写真撮影(伊豆 7月14日から15日)
7月15日(水)
 今週の月曜日から、どのタイミングで撮影に行くか様子を見ていました。昨日は風が強かったものの、空のコントラストも良く、富士山も見える透明度でした。天気予報を見ると、美ヶ原高原、伊豆ともに晴れているようでしたが、伊豆は山間部に、夕方あたりから雲がわきそうな気配でした。ただ、風の状態を考えると、遮るものが少ない美ヶ原高原よりも、伊豆の山中のほうが木立が多くて影響が少ないだろうと思いました。

 機材を車に積んで、夕方に伊豆に向けて出発しました。いつもの撮影ポイントに到着したのは、午後7時過ぎでした。風が少しあったものの、晴れていました。西の空に金星と木星がギラギラと輝いていました。薄明が終わらないうちに機材を組み立てました。その間に、空は暗くなり、満天の星空が広がりました。その状態は、明け方の薄明が始まるまで続きました。とても安定した天気でした。また、山の中なので、外気温は20度と、天然のエアコンの中にいるようでした。風は微風程度に弱くなりました。この微風は、天体写真撮影には、都合が良いものです。夜露がおりないためです。

 5月16日(土)から17日(日)にかけて、美ヶ原高原で天体写真を撮影して以来、2か月ぶりの撮影です。今回は単独行動です。ハードウエアのトラブルを引きずっていましたが、試行錯誤を繰り返すことにより、原因がだいぶわかってきました。ただ、カメラレリーズのひとつが、誤動作を起こして使用できない状態でした。このレリーズは美ヶ原高原でも同様の症状でしたので、今回は、出かける前にテストして異常がないことを確認していたのですが、だめでした。

 カメラ2台体制で、効率よく撮影をする予定でしたが、断念しました。カメラは2台を使用していましたが、ひとつのレリーズを交互に使用したので、効率が悪くなってしまいました。修理に出さなくてはいけません。撮影に行くと、必ずトラブルに見舞われるのは、撮影のシステムが複雑になっているからです。面倒ではありますが、以前のように自らの手でモニターして、天体を追尾していたほうが、良いのかも知れません。

 それにしても、明け方まで安定した天気の中、星空に包まれることができたのは、とても良かったと思います。行って正解でした。撮影した写真は、良いものがあれば、後日、画像処理をしてアップしたいと思います。明け方近くの薄明の空には、すばるが上ってきていました。今日は、これから少しお昼寝です。
角館枝垂れ桜(手書きイラスト 4作目 7月13日)
7月14日(火)
 完成まで3か月もかかってしまいました。 桜の描写が何度修正しても思ったように描けずに、筆をおきました。イラストの出来栄えは70点といったところでしょうか。合格ラインぎりぎりです。

 今週は気温の高い日が続いていますので、季節外れの絵になってしまいました。

 昨年の4月28日(月)に、秋田県仙北市角館を訪れたときに見た武家屋敷の枝垂れ桜を描いたものです。枝ぶりの良い枝垂れ桜の手前に、たまたま人力車3台が整列していたのを見て、日本的な光景だなと思って、カメラのシャッターを切りました。今回のイラストは、それをベースに描いたものです。

 雨上がりの朝でしたので、空は薄曇りでした。影のでき方もコントラストが弱く、そのフラットな感じをそのまま表現しました。

 桜の花びらの表現は、本当に難しいものですが、草木をうまく描けるようになるには、相当な熟練を必要としますので、何枚も描いているうちに、自然にコツをつかめると思っています。次の作品の季節は、夏ですが、こちらも描き終わる頃には、季節が変わっていることでしょう。
移動式プラネタリウム(追浜コミュニティーセンター 神奈川県横須賀市 7月11日)
7月12日(日)
 昨年の11月30日(日)以来、約7か月ぶりです。7月11日(土)に追浜コミュニティーセンターで投影をさせていただきました。今回が3年連続3度目の投影です。今回は場所を変えて、コミュニティーセンター南館の4階ホールが会場となりました。4回ほど投影をさせていただきましたが、全回満席です。事前募集制ですが、定員を上回り、抽選となったようでした。

 昨日の有楽町での投影と異なり、今回は、私共の7メートルエアドームを使用しました。昨日に比べると、ドームの直径が小さくなり、中に入ると、ふた回りほど、空間が狭くなったような印象でした。投影される星空も、少し物足りなさを感じるようなスケール感ですが、すぐに慣れるでしょう。こちらが本来の姿です。

 昨日の投影とは、うってかわって、雑音の全くない静かな場所での投影です。昨日は周囲の雑音も多く、特に新幹線の通過する音が響いていました。投影環境の異なる場所での投影は、移動式プラネタリウムでは、あたりまえです。周囲の雑音がない分、投影は楽でした。夏の星座を中心に、来月みられるペルセウス座流星群の話題、まもなく冥王星に接近する探査機の話題も交えて解説しました。

 横浜の中心部に出かけるよりも、距離的には近くにあるので、ハードウエアを撤収してから戻ってくるのは、とても早かったです。日が暮れる前だったので、機材をいつもの保管場所にしまってから、そのまま散歩に出ました。今月に入ってから、散歩をする機会があまりなく、足腰の筋肉が少し落ちてしまったように思います。今週は、少し時間が取れそうなので、中断している、いくつかの取り組みを再開するつもりです。
移動式プラネタリウム(有楽町駅前広場 株式会社スターフライヤー 有楽町駅周辺まちづくり協議会主催イベント 7月10日)
7月11日(土)
 有楽町駅前で移動式プラネタリウムの投影を行うことになろうとは、夢にも思いませんでした。イベントの実施にこぎつけるまでには、さまざまな調整があったようでしたので、企画された関係者は、大変だったのではないでしょうか。金曜日の夕方から夜ともなれば、会社帰りのサラリーマンや買い物客などで賑わう場所であるので、注目度も大変高かったように思います。

 有楽町駅の中央口に隣接する駅前広場で、7月10日(金)に移動式プラネタリウムの投影を実施しました。夕方から夜にかけてのイベントです。本来、このような屋外でのイベントは、お断りしていますが、今回は、私共のドームではなく、全天候型の9メートルドームを用意してくださるとのことでしたので、投影と解説をお引き受けしました。全体としては、大変大掛かりなイベントになってしまいました。

 株式会社スターフライヤーは、北九州を本拠地として、東京・羽田から関西・山口宇部・北九州・福岡へ運航する航空会社です。世界的にも珍しい、白と黒を基調とするカラーリングの飛行機で、最上級のホスピタリティーをポリシーとしています。今回のイベントは、そのブランドコンセプトである「星」にこだわったイベントであり、有楽町近辺のサラリーマンなどの皆様に、七夕の時期に満天の星空を楽しんでいただこうという企画です。一般社団法人有楽町駅周辺まちづくり協議会の両方の主催によるものです。イベントタイトルは「都会人にもSTARを!」です。

 ドームは、プラネタリウムに特化したものではありません。そのため、光漏れなどがたくさんありました。スタッフ総出で、光漏れを遮光し、夕方の投影開始までの間に、何とか投影できる状態までこぎつけました。メガスターゼロ投影機は、関市まなびセンターで実績がある通り、直径12メートルドームまで(ただし、仕様書の推奨値は11メートルまで)投影可能です。投影機の出力を上げて、フルパワーで対応しました。投影機のセッティング中に、電源BOXから投影機に至る電源の供給が落ちてしまいました。調べてみると、電源BOXからの出力はありましたので、投影機までの接続ケーブルの接触不良か、断線と判断しました。このようなことも想定して、接続ケーブルは、予備を確保してありました。三芯コネクターを使用していますが、ピンのアサインは、メガスターゼロ用ですので、代替え品の調達はすぐにはできません。予備用のケーブルとして事前に確保しておいたものです。交換後は、すぐに電源が投影機まで供給されました。

 投影は、夕方4時から1時間ごとに夜8時までの5回です。直径9メートルのドーム内の定員を50名として、全ての回が、あっという間に満席となりました。当日夜9時の北九州市で見られる星空を投影し、東京で見る星空との違いなども含めて、こと座の星座神話を交えながら、夏の星座を中心として解説しました。

 観客の入場時には、同社の提供するアイスコーヒーが、キャビンアテンダントによってふるまわれます。また、投影開始時には、2名のキャビンアテンダントが同社の説明を行ったのちに、投影を始めるスタイルでした。とてもやわらかくて、雰囲気があり良かったと思います。日が暮れると、ドームの光漏れもなくなり、メガスターゼロ投影機の本来の性能が発揮できるようになりました。星空が姿を現すと、ドーム内からどよめきが起きます。久しぶりに大人の観客層を中心とした解説をさせていただきました。ジョークもてんこ盛りです。観客の皆さまにも、クライアントの皆さまにもとても喜んでいただけたように思いました。9メートルドームにフルパワーで投影する星空は、とても美しく、迫力のあるものでした。

 大変神経を使い、疲れた1日でした。関係者の方から、ドームから出ていくときの観客の皆さまの多くが、とても穏やかで良い表情をしていたと聞いて、苦労が報われたような思いがしました。株式会社スターフライヤーのイベントは、時期と場所を変えて、再度予定されています。
EOS5D MarkU修理完了
7月8日(水)
 6月27日(土)に、新宿のキャノンサービスセンターに修理に出していた、デジタル一眼レフカメラEOS5D MarkUボディーの修理が終わったので、引き取りに行ってきました。小雨の降る中、大船駅まで、散歩をかねて歩いていきました。昨日までの、トレッサ横浜での移動式プラネタリウムの仕事の疲れが残っていたため、歩くのが少し辛く感じました。大船駅から湘南新宿ラインで新宿まで行きました。大船駅を出発してすぐに爆睡状態でした。恵比寿駅を過ぎたあたりで目が覚めました。もう少しで乗り越してしまうところでした。

 カメラのほうは、今年の4月6日(月)に京都の東寺において、八重紅枝垂れ桜を撮影した折、高さ70センチ程度のテーブルの上に置いておいたカメラを、コンクリートの床に落下させてしまったものです。「ガシャッ!」という音がして、内部のパーツか何かが外れたように思いました。まわりの観光客の皆さんもびっくりされていました。

 落下直後に撮影した画像は、適正露出になっていませんでした。エラーメッセージも出ていましたが、電源を一度落として、レンズをマウントから外し、装着しなおすと、正常動作になりました。東寺の桜の写真は、無事に撮影できました。

 修理の結果を見ると、どこにも異常がなかったようです。あれだけの高さから落としたのに、丈夫にできているものですね。高剛性のマグネシウム合金性のボディーと、レンズフードが大きな衝撃から守ってくれたようです。修理代は基本料金だけで済みました。各部のオーバーホールとセンサーやミラーなどのクリーニングを行ってもらいました。

 現在、デジタル一眼レフカメラのボディーは、5台を使用しています。EOS40Dが2台、EOS5D MarkUが2台、EOS1Ds MarkVが1台です。このうち、EOS40DとEOS5D MarkUは、各1台が天体写真撮影用に、赤外カットフィルターを除去した改造機です。それぞれのボディーは、使用目的が決まっています。ノーマルの40Dは、移動式プラネタリウムの記録写真用、今回修理に出した5D MakUは、風景撮影専用です。今後は1Ds MarkVを風景撮影専用に使用し、5D MarkUをその予備機として使用するつもりです。

 私共の使用目的においては、今の解像度と感度で十分なので、今後、新しいボディーを買い足すことはないと思います。梅雨時の今は、レンズやボディーのファインダーなどにカビが生えないように、充分に注意していますが、油断をすると、あっという間にカビが発生してしまうので大変気を使います。写真は、左からEOS1Ds MarkV、5D MarkU改造機、そして右がノーマルの5D MarkUです。私共はカメラのコレクターではないので、それぞれのボディーが傷だらけです。壊れたら、また修理に出します。
移動式プラネタリウム(トレッサ横浜 横浜市港北区 7月1日から7日)
7月8日(水)
 このところ、この「プラネタリウム雑記」の更新が行えませんでした。トレッサ横浜で、1週間、移動式プラネタリウムの投影を行っていたためです。1週間という期間で投影を行うのは最長です。これまでの最長は、同じトレッサ横浜での6日間でした。

 トレッサ横浜は株式会社トヨタオートモールクリエイトが開発・運営を行っている複合型商業施設です。220店舗のショッピングシティとトヨタ系列の実車の展示・販売などが行われています。施設は南棟と北棟があり、北棟は横浜市の姉妹都市であるフランスのリヨン市の旧市街の街並みが再現されています。とてもおしゃれでエキゾチックな雰囲気が漂っています。

 北棟2階のリヨン広場で7月1日(水)から7日(火)まで移動式プラネタリウムの投影を行わせていただきました。平日は午後4時から午後7時の回まで、1時間ごとに4回の投影、土曜日、日曜日は午前11時から午後8時の回まで、1時間ごとに10回の投影でした。入場整理券は大人が300円、小学生以下は無料です。ほとんどの回が満席でした。土曜日と日曜日はかなり早い時間に、入場整理券が完売してしまいます。土曜日、日曜日の2日間、毎回満席の状態で、2日連続20回の投影には、さすがに疲労困憊となりましたが、思う存分解説をさせていただいた・・・という達成感はありました。この2日間は、声をからさないように、できる限り声を張らないで解説するように心がけました。

 平日の午前中は、近隣の小学校を招待しての投影です。地域に密着したショッピングシティとして、このような手法は、イメージアップにもつながり、とても良いと思います。
 
 七夕スペシャル・プラネタリウムと題して、夏の星座を中心に投影をさせていただきました。七夕の話を、ビデオプロジェクターによる映像を交えて行いました。

 ショッピングモールなどにおける、移動式プラネタリウムの投影は、環境としては、常設館にはかないません。混雑の中の雑音、ショッピングカートの音、乳幼児の泣き声、館内放送など、投影の最中に様々な音が入りこんできたり、投影中も暗闇の中のこどもさんからは目が離せません。解説に神経を使うほか、それらの要素にも気を配りますので、1回の投影に要する集中力は、常設館での解説の5倍程度になるのではないでしょうか。それでも、全ての回を、生解説にこだわり、一人で投影をこなしていくのは、クオリティーを落とさないための私共のポリシーです。

 幼稚園に入る前から見に来てくれている子が、今年は小学校高学年になりました。毎年見に来てくださる方が、たくさんいらっしゃいます。低年齢化の加速が著しく、こどもたちの多くが、0歳から幼稚園の年長組までです。投影の途中で、トイレに行くこどもさんや、泣いてしまう赤ちゃんまで、さまざまです。年々、その苦労が増加しているようにも思います。それでも、これらの状況は、移動式プラネタリウムの世界では、当たり前に起こりうるハプニングとしてとらえていますので、その場その場で、臨機応変に対応しなくてはいけません。

 年を追うごとに、疲労感が増してきますが、まだ大丈夫でしょう。トレッサ横浜での投影は、神経、体力のどちらも消耗が激しいため、とてもハードですが、オファーをいただける限り、今後も対応したいと考えています。施設のほうでも、すでに来年のことを視野に入れている様子でした。

 毎年見に来てくださる方のひとりに、私共の知り合いの解説者の娘さんがいます。その解説者は、東北では老舗の常設館で勤務されていた方です。私共がこの世界に入る頃には、すでに解説者として3から4年の経験を積まれていました。若い頃から、何度かその方の解説を聞かせていただきました。私共が、解説が素晴らしいと思う男性解説者が3人ほどいました。皆さん、すでに現役を引退してしまいました。この方は、そのうちのひとりです。若い頃から、その方の背中を追いかけてきました。現在では解説台に立つことはほとんどありません。その憧れの方が、娘さんや奥様とともに、私共の投影を見に来てくださいました。元気そうな姿を拝見して、とてもうれしく思いました。

 時間を作ってくださって、私共の投影を見に来てくださったことに対して、心の底から感謝した次第です。投影のほうは、遅れて入ってくる方や、トイレに行ってしまうこどもさんなどで、ハプニングの連続でしたので、満足できる解説とは言えませんでしたが、これも含めて、私共が取り組んでいる、移動式プラネタリウムの実態をご覧いただくことができたのではないかと思います。

 私共の夏の投影は、このトレッサ横浜とともに始まります。気を引き締めて、一つ一つの投影をこなしていきたいと思います。

  過去のプラネタリウム雑記
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