投影日誌


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移動式プラネタリウム(横浜港大さん橋国際客船ターミナル 横浜市中区 8月31日)
8月31日(土)
 横浜港大さん橋国際客船ターミナルにおいて、8月31日(土)に、移動式プラネタリウムの投影を行いました。同施設は、私共の移動式プラネタリウムの投影の出発点となった場所です。今回で通算7回目の投影となります。施設スタッフの皆さまとはすっかり顔なじみです。「ヨコハマ海の青と都市の緑を守るフェア」というイベントは、一昨年から開催されており、今年で3度目です。今年のイベントのテーマは「むかし遊び、エコ遊びにチャレンジしよう!!」です。そのプログラムの一環として、投影をさせていただきました。
 当日夜9時の横浜の星空を投影し、夏の星空を、わし座の伝説を交えて解説しました。1日7回の投影です。うち3回が満席となりました。他のプログラムとの関係で、それらの音がドームの中に入ってくるなど、今回は必ずしも投影環境が良いとは言えませんでした。ハードウエアを設営して初めて気がつくことも多く、仕方がありません。イベントをコーディネートしてくれた会社のスタッフと、もう少し綿密に打ち合わせをしておけばよかったかなと、少し後悔をしました。昨年も実施しているので、少し油断していたのかも知れません。今回の反省材料です。同施設では、今後も投影をさせていただくことになるだろうと思っています。
 これで、忙しかった夏の投影は、すべて終了です。7月に入ってから今まで、ほとんど休む暇がありませんでした。これほど仕事を入れてしまって、大丈夫なのだろうかと、7月に入るまでは不安に思っていました。しかしすべてが順調にいってくれたので、胸をなでおろしています。約束した時間に遅れることもなく、全国を飛び回りました。行く先々の天候が安定していたのも、順調なスケジュールを後押ししてくれたように思います。そして何よりも、主要なハードウエアが極めて安定して動作してくれていました。もちろん、細かいトラブルはありました。プラグが接触不良を起こして、電源がうまく入らなかったり、照明が点灯しなかったり。しかしその都度、その場で臨機応変の対応を行い、切りぬけてきました。マイクホルダーが割れてしまって、解説中にマイクが飛んでしまったこともありました。それでも、全体的に見れば、順調でした。
 体力的にはかなりハードでした。明日から、少し体を休めて、秋からの投影に備えるつもりです。  
移動式プラネタリウム(片瀬しおさいセンター 神奈川県藤沢市 8月28日)
8月28日(水)
 藤沢市の片瀬しおさいセンターにおいて、8月28日(水)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。横浜市からは、さほどの距離ではありませんので、往復はとても楽でした。
 解説は河合準子さんです。河合さんの解説で、私共のハードウエアを使用しての投影は、久しぶりでした。事前募集制でしたが、希望者が殺到したようでした。5回の投影のところを急遽1回追加して、合計6回の投影となりました。しかしながら、それでも満席にならない回が少しありました。当日になって参加されない方がいらっしゃったためです。このあたりが、事前募集制の難しいところでしょうか。
 実際に参加された観客の皆さまの客層は、例によって、幼児・小学校低学年、そしてその保護者です。中には、3歳未満の子もたくさんいました。河合さんは、私共が、移動式プラネタリウムにおいて、その解説のレベルを認める数少ない解説者の一人ですが、それでも解説には苦労していた様子でした。休憩の合間に、このような客層を相手にする場合の、私共の解説の心構えや、テクニックについて、少しアドバイスをさせていただきました。しかしながら、臨機応変のアドリブを効かせた解説は、相変わらずレベルの高いものでした。観客の皆様も満足された方が多かったようでした。
 私共は今回は、ハードウエアの設営や、ドームへのお客様の入退場をサポートしました。普段は、パートナーにやってもらう仕事がほとんどでしたが、入場の時から、プラネタリウムの投影は、実は始まっています(常設プラネタリウム館においても、一人目の観客がドアを開けたときに、解説者にとっての投影は始まっていると、私共は常設館の現役時代からそう思っています)。ドームに入る時の諸注意を行うときに、ジョークなどを交えて、手短にお話ししますが、その時の雰囲気作りで、中に入ってからの解説がしやすくなります。移動式プラネタリウムは、搬入から始まって、撤収まで、全てのプロセスが投影につながります。投影そのものは氷山の一角にすぎません。今日は、解説をしなかったので、体のほうはとても楽でした。他の解説者の解説は、私共にとっては、とても刺激になります。
 施設のスタッフの皆さまに、搬入・搬出、そして設営までもお手伝いいただいたため、とても助かりました。ありがとうございました。
移動式プラネタリウム(晴海児童館 東京都中央区 8月26日)
8月26日(月)
 東京都中央区にある晴海児童館において、8月26日(月)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。この館には、以前の私共の職場の後輩が勤務しています。その後輩から声をかけていただきました。現在では、以前の職場で勤務していた職員と連絡を取り合うことは、少なくなってしまいました。それでもこのような形で声をかけてくれることに、うれしく思った次第です。
 観客は幼児、低学年がほとんどです。私共にとっては強敵でした。覚悟をして臨みましたが、結果は予想通りでした。なかなか思うどおりの投影をさせてもらえませんでした。しかし、それでも、投影終了後に、何人かのこどもたちが、「来てくれてありがとう・・・」と私共に声をかけてくれました。また、図鑑を持ってきて、いろいろな質問をしてくれました。少しは、宇宙に興味を持つきっかけになったようで、一安心です。
 晴海児童館は、2010年4月に投影をさせていただいた晴海アイランドトリトンスクエアーの目と鼻の先でした。すぐ近くで、このような形で投影をさせていただくことを、改めて不思議なことだなと思った次第です。
 夏休みの終わりまでに、あと2件の投影が残っています。タイトな日程の夏休みも、あと少しで終わります。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 8月24日から25日)
8月25日(日)
 関市まなびセンターの12メートルドームにメガスターゼロを仮設して、8月24日(土)と25日(日)の2日間、投影を行いました。22日(木)に鈴廣かまぼこの里で投影を終了してから、ハードウエアを搬出して、その足で関市に向かいました。
 いつもよりも早い出発時間でしたので、余裕がありました。しかし、2時間も走ると眠気を感じたため、サービスエリアに車を入れて、そのまま仮眠してしまいました。いつもであれば10分程度の仮眠で、すぐ目が覚めて走行を再開するのですが、今回は1時間も仮眠してしまいました。それでも早めに岐阜県に入ることができました。いつものように美濃加茂サービスエリアに入り、朝まで爆睡でした。23日(金)の午前中から午後にかけて、投影機を仮設し、星座絵投影機などのセッテイングを行い、ホテルに向かいました。
 24日、25日の本番での投影は、前半が当日夜9時の関市でみられる星空の解説、後半のテーマは「恐竜はなぜいなくなったの」です。恐竜がテーマであったせいか、いつもよりもお客様の数がかなり多かったように思います。コンテンツは、忙しくなる前の6月までに作成しておいたものです。改めて、見てみると、もう少し手を加えたほうが良かったかなと思いました。しかし、解説を始めてみると、こどもたちは食い入るように映像を見てくれていました。私共の解説にも積極的に反応してくれたので、これで良かったのかなと思いました。
 いつものように幼児・小学校低学年、そしてその保護者が中心です。ここ1年の間に解説が大きく変化したように思います。変化した理由は、客層の変化が最大の理由です。もちろん、客層が変われば、その客層あわせて解説を行うことは、いつでもできます。
 24日(土)の観望会は、微妙な天気でした。それでも、そこそこの参加者だったため、プラネタリウムで、当日の星空を解説したのち、屋上に上がっていただきました。屋上で一通りの説明を終わると、そこから先は、いつも観望会をお手伝いいただくボランティアスタッフの皆さんの出番です。あとはお任せして、ドームに戻り、ハードウエアを一度梱包して、翌日の投影に備えます。櫓に投影機を載せたままにしてしまうと、夜のうちに地震等があった場合に、最悪の場合は転倒して、投影機にダメージを与えかねないためです。翌朝、また投影機を載せなおします。投影中の投影機はベルトで、念のため固定していますので、本来はそのまま放置してもかまわないのかも知れません。
 何度も投影を見に来てくれる、小さなこどもたちが、少しずつですが、増えてきたように思います。
移動式プラネタリウム(鈴廣かまぼこの里 神奈川県小田原市 8月21日から22日)
8月25日(日)
 昨年の12月に引き続いて、投影をさせていただきました。2年連続2回目です。鈴廣は慶応元年(1865年)創業の小田原市にある、かまぼこの名店です。その施設の一つである「鈴廣かまぼこの里」で、8月21日(水)と22日(木)の2日間、移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。ここは東京箱根間往復大学駅伝競走の、復路第7区の中継所としても知られています。「鈴廣かまぼこの里 夏の市」というイベントのプログラムのひとつです。他に、寄木コースターづくり、全国風鈴展、人力車体験など、小田原ならではのプログラムが並びました。
 かまぼこを作るにはきれいな水が必要ですが、それと同様に美しい星空を見るには、光害がなくて、透明度の高い、きれいな空気の空が必要です。ちょっぴり環境問題を考えていただきながら、星空を眺めていただこうという主旨で、プラネタリウムの投影となりました。入場料は小学生以下300円、一般500円と少し高めでしたが、それらは「水源の森」に寄付されます。「かまぼこの里」の2階にレストランがあり、その一角にエアドームを設置し、1日5回、2日間で合計10回ほど投影をさせていていただきました。夏の星座を中心に、わし座の伝説を交えて投影を行いました。
 はたしてどのくらいの人が見に来てくれるのか、とても心配しました。満席の回は少なかったものの、終わってみれば、まあまあの観客動員数で安心しました。投影の合間には、お昼までご馳走になってしまいました。スタッフの皆さまには、とても親切に対応していただきました。
 海沿いの西湘バイパスを往復しましたが、夏のこの時期の海岸線は、とてもさわやかで良い雰囲気でした。2日目の投影終了後には、横浜に戻らずに、その足で、岐阜県関市に向かいました。
夢のその先へ
8月20日(火)
 昨日は、夏休み期間中にしては、久しぶりに出かける予定がなかったため、朝から、これからの投影のための書類等の作成に追われました。疲れてはいましたが、朝早くから目が覚めてしまったため、散歩を済ませてから、太陽面の撮影に入りました。夏休みに入ってから初めての太陽面の撮影です。
 以前から準備していた、反射望遠鏡による太陽面の撮影を行いました。この「プラネタリウム雑記」の3月7日のところで触れましたが、太陽面の粒状斑の撮影には、きわめて高い技術が要求されます。天体望遠鏡の限界近い性能を引き出し、なおかつ気流が良く、太陽面の中央部付近に黒点が出ていないと、撮影のタイミングとして適さないためです。若い頃から私共が取り組んできたテーマのひとつです。黒点の半暗部と粒状斑の微細な構造を写真に撮影することが長年の夢でした。今年3月にやっと実現できました。しかしながら、海外の観測者たちは、すでに目を見張るような、素晴らしい太陽黒点と粒状斑の写真を発表しています。それらの多くが、20センチから40センチクラスの反射望遠鏡による写真です。本来、反射望遠鏡は太陽面の撮影には適しませんが、シート状のフィルターを望遠鏡の前におき、接眼部にもう1枚ほどフィルターをおくことにより、高解像度の太陽面の写真をものにしています。
 私共も、太陽面の撮影を再開した頃から、取り組んできました。この分野では、私共の先輩であり、長年おつきあいのある、塩田和生氏も、同様にこのテーマに取り組んできており、情報交換をしながら撮影をしてきました。しかし、これまではうまくいきませんでした。最近になって、塩田氏は、問題点を見直し、気流が良いタイミングを狙って素晴らしい写真をものにされています。こちらです。先を越されてしまった感じですが、塩田氏なら当然のことでしょう。天体写真の第一人者といっても過言ではありません。雑誌にも解説記事の執筆を行っています。
 これに刺激されて、私共もハードウエアを見直し、8月19日の早朝に、気流が良いタイミングをとらえて、撮影を行った結果、これまで以上に高解像度の太陽面の写真を撮影することができました。個々の粒状斑の形状までもが認められます。リサイズしてしまいましたので、ディテールは、オリジナルに比べると良くありませんが、それでもこれまでの写真より鮮明に粒状斑が見てとれます。今後は、さらに画像のクオリティーを上げていき、海外の観測者と互角の写真が撮影できるように頑張るつもりです。
 なお、同様の方法で、国内でも、何人かが成果を上げており、ネット上に発表されています。この道の先輩である、塩田和生氏の努力と工夫には、いつも頭が下がります。私共が尊敬する先輩の一人です。19日に撮影した、ここにアップする画像の詳しいデータは、こちらをご覧ください。
移動式プラネタリウム(横浜市青葉公会堂 横浜市青葉区 8月20日)
8月20日(火)
 横浜市青葉区役所に隣接する青葉公会堂において、8月20日(火)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。今回の投影をコーディネートして下さったのは、いつもお世話になっているプラネタリウム関連の企業です。その関係で、担当のプラネタリウム関係者の方にも私共の投影をご覧いただきました。投影は午前中に5回です。次々に投影をこなし、午後にはハードウエアを搬出して終わりにします。きわめてスピーディーに仕事が終わりました。投影のほうは、5回のうち4回が満席でした。夏の星座を、わし座の伝説を交えながら解説しました。
 投影をご覧いただいた、前述の担当者の方から、最近の常設プラネタリウム館などの状況をうかがうことができました。光学式を使用しないデジタルプラネタリウムについては、私共が想像していた通りの状況でした。また、私共の投影をご覧いただいたコメントとして、多くの観客の皆さまが、今夜、星空を見ることになるだろうとも。ドーム内が暗くなり、星空が現れた時の観客のどよめきから、私共の星空のクオリティーにも納得されたようでした。
 常設館において、星空が姿を現した時、観客のどよめきを聞くことは、最近ではまれです。声を出すことを遠慮しているのか、あるいは当然だと思っているのか、または、そこまでのクオリティーがないのかのいずれかでしょう。空が暗くなって、星空が姿を現わす瞬間は、プラネタリウムで最も美しい場面でなくてはいけません。技術が進んだ現代のプラネタリウムですが、果たして、それがどこまで実現されているのか。もし、そうでないとすれば、進むべき道が、本質から外れているのかもしれません。
 投影が終わったときのこどもたちの笑顔と、それを嬉しそうに見守る保護者の方々の笑顔。ある意味で、そのような瞬間を見るためにプラネタリウムの解説をしてきたように思います。今日も、たくさんのこどもたちの笑顔を見ることができました。ハードウエアの搬入時には、汗だくで、投影が始まる前に、着替えをするのが最近の習慣になってしまいました。それほど大変な仕事ですが、たぶん、進んでいる道は、私共が歩むべき軌道をそれていない、と思いながら投影をさせていただいた1日でした。
移動式プラネタリウム(小田原ダイナシティ 神奈川県小田原市 8月17日から18日)
8月18日(日)
 神奈川県小田原市にある大型のショッピングセンター、小田原ダイナシティで8月17日(土)から18日(日)の2日間、移動式プラネタリウムの投影を行いました。同ショッピングセンターのウエストキャニオン広場で、1日5回、2日間で合計10回ほど投影をさせていただきました。観覧料は300円です。昨年の8月に続き3年連続3回目です。
 施設のスタッフの皆さまとはすっかり顔なじみです。この施設は特に警備スタッフの皆さまが、イベント企画の担当者とともに一丸となって、イベントをサポートしてくれます。朝の搬入時から始まり、イベント全体の監視、チケットの販売、搬出までの全てです。この手厚いサポートは、おそらく企画担当者のお人柄のなせる業ではないかと思います。2日間、仕事ぶりを拝見していて、そう思わずにはいられません。これまで200か所以上の施設で投影をさせていただいていますが、これほどチームワークの良いサポート体制は稀です。頭が下がる思いで、仕事をさせていただきました。それにこたえるために、私共も、いつも以上に集中して投影を行います。連日の疲労感がピークに達しているためか、大変疲れましたが、それは心地よい疲れでした。
 夏の星座について、こと座の神話を交えてお話ししました。2日間とも、全ての回が満席でした。2日目の帰りの国道134号線は、さほどの渋滞もなく、月が海面を照らしてとてもきれいでした。おそらく来年の夏も、同施設で投影をさせていただくことになるのではないでしょうか。
夏休みの投影は、まだまだ続きます。気を抜くわけにはいきません。
移動式プラネタリウム(たまプラーザテラス 横浜市青葉区 8月16日)
8月16日(金)
 下の8月6日のところでレポートした、たまプラーザテラスで8月16日(金)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。8月6日に続いて2回目です。日付が飛んでしまったのは、先に間の日程が埋まってしまったためです。とびとびでもよいからということで、8月6日と16日に対応させていただきました。2日間とも整理券は全て、はけてしまいました。特に今日の整理券のなくなりかたはとても早く、午後3時過ぎには、最終回の夜7時の回の券がなくなってしまいました。投影の内容は、8月6日とほぼ同じですが、ペルセウス座流星群の解説は省略しました。
 今日も乳幼児が目立ちました。神経を使いましたが、2回の投影において、途中で大泣きした子がいました。さすがに解説では、おさえられず、電気をつけてドームの外に出ていただくことになりました。最近では久しぶりです。そうかと思うと、投影終了前に「オシッコ・・・!」という子もいて、大変でした。それでもほかのお客様に失礼にならないよう、気を配りながら解説を行います。疲れますね。
おおむねご満足いただけたようでしたので、安心しました。土、日も別の場所での投影が予定されています。ここ数日間は、さすがに体力の限界近くで投影を続けているように思います。写真は省略します。
訃報(村山定男先生 8月13日)
8月16日(金)
 下のピオニウォーク東松山のレポートをアップしている間に日付が変わってしまいました。今日も早朝から出かける予定です。
 ネット上に訃報として情報が流れているので、ご承知の方も多いことと思います。村山定男先生が8月13日正午に死去されました。享年89歳でした。訃報に接して残念でなりません。昨日も投影をしながら、村山先生のことを思い出していました。若い頃からのあこがれの先生でした。
 初めて先生と直接お話をさせていただいたのは、1988年のことです。小笠原沖で皆既日食があった折、先生のグループは船での観測を予定していました。その船での皆既日食の予報をするための、プログラムを提供してほしいという依頼が先生からありました。当時、日食計算プログラムを開発していたのは、私共ほか、あと1名程度でした。のちに先生とお会いした時に、先生がお礼の言葉をかけてくださったことに感激したことを今でも鮮明に思い出します。
 あれから、折に触れて先生とお会いする機会がありました。あるときは、私共が勤務していた科学館で隕石に関する講演をお願いしたり、またあるときは、科学館利用者が持ってきた石が隕石かどうか、電話口でアドバイスを受けたり、また、プラネタリウム業界の会合でお会いして、プラネタリムの番組制作について議論を交わしたり。特に、私共がシナリオと絵コンテを書いて、プラネタリウム番組に仕立て上げた「バリンジャー隕石孔物語」に関して、良くできているとおほめの言葉をいただいたときは、今までの苦労が報われた思いでした。
 太陽黒点のことを調査するために、国立科学博物館の研究室に故小山ヒサ子先生を訪ねたときにも、お二人で私共にあたたかく対応してくださいました。天文の道を進む後輩に対して、このように接しなくてはいけないという、手本を示していただいたように思っています。常にそのことを頭に入れてきたつもりですが、自らの今を考えたとき、それができているとはとても思えません。
 最後にお会いしたのは、1998年アルバ島で皆既日食があった直後でした。天文博物館五島プラネタリウムから、私共は講演を依頼されていました。先に先生がこの日食を総括し、私共が観測のレポートを交えてお話をする段取りでしたが、先生の体調が思わしくなく、結局、私共が単独で講演を行いました。そのあと、大学病院に入院されていた先生のもとに、お見舞いに伺いました。先生は、おひとりで病室で静かに過ごされていましたが、私共が顔を見せると、にこにこしながらベッドから体を起こしました。講演の報告も含めて1時間ほど話をさせていただいたのが、私共が先生とお話しする最後になってしまいました。以来、電話でお話をすることはありましたが、直接お目にかかることはありませんでした。もっとお会いしておけばよかったと後悔しています。
 若い頃、プラネタリウムの総会で先生の日食に関する講演を聞いたことがあります。ものの3分も話さないうちに、先生の説明に引き込まれてしまいました。それほど説得力があり、わかりやすいものでした。これが、私共のプラネタリウム解説の原点になっているように思います。あのような解説ができるようになりたい・・・。とずっと思い続けてきましたが、果たして、今それができているかどうか・・・。
 告別式にもお通夜にも、そしてお別れ会にも出席できません。仕事をキャンセルするわけにはいかないからです。こどもたちを相手に、精いっぱい投影をしてくるつもりです。謹んで哀悼の意を表します。
移動式プラネタリウム(ピオニウォーク東松山 埼玉県東松山市 8月13日から15日)
8月15日(木)
 埼玉県東松山市にあるモール型のショッピングセンターです。2010年にオープンしました。モール・アピタ棟とケーズデンキ棟で構成されていますが、今回もモール・アピタ棟1階のピオニコートに移動式プラネタリウムを設営し、8月13日(火)から15日(木)までの3日間、1日7回、3日間で合計21回の投影をさせていただきました。昨年の8月に続き2年連続2回目の投影です。
 お店のオープンと同時にチケットを買い求める列ができます。3日間、全回満席でした。チケットは200円(小学生未満100円)です。順調にチケットが売れていくのは、見ていてうれしい限りです。こと座の神話を交えながら、夏の星座の話と、ピークが終わってしまいましたが、ペルセウス座流星群の話をさせていただきました。
 ピオニコートは、吹き抜けの空間ですが、天井はガラス張りになっているため、太陽光線が差し込みます。エアドーム内に光が回りこんでくる場所があっため、その対策を行ったうえで、メガスターゼロ投影機の光量をいつもよりややアップして投影しました。そのおかげで、星空は通常通りのクオリティーで、とても美しく再現できたと思います。
 観客の皆さまは、反応の静かな方が多く、地域性が感じられました。昨年もそうでしたので、とても興味深く思いました。3日間とも横浜・東松山間を往復しました。今年は特に、お盆の時期であったため、渋滞に特に気を遣いました。関越道を避け、相模原から八王子を抜けて、圏央道を通り、ショッピングモール近くの坂戸インターチェンジで降ります。これで渋滞は解消できると思いました。1日目は、念のために午前2時に横浜を出て、狭山パーキングエリアで仮眠してから入りました。1日目にハードウエアをそのままとしたため、2日目は設営がなく、横浜を6時頃出発しました。しかし、八王子から圏央道に入るところで8キロの渋滞でした。冷や汗をかきましたが、そこから先は、中央道のほうへ行く車の渋滞はありましたが、圏央道は大丈夫であったため、時間通りに到着できました。このようなことがあるので、必ず余裕を持って出かけることになります。3日目は、八王子からあきる野市に抜けて、そこから高速に乗っため、渋滞は全くありませんでした。
 カーナビには坂戸インターチェンジのデータがないため、地点を登録しておきました。しかし、帰りは、ショッピングモールからそこまで行くのに、生活道路に入り込み、右往左往してしまいました。
 今回も、いつもの通り0歳児から4歳児までと、その保護者が圧倒的に多く、私共解説者の立場にとっては、とても強敵でした。星空が現れるとドーム内で興奮してしまう子が多く、沈めるのには、かなり神経を使います。このようなこどもたちとの戦いは、私共が解説者を引退するまで続くのでしょうね。
 新しいショッピングモールから2年も続けて直接オファーをいただけるのは、大変ありがたく思います。肉体的にも精神的にも、大変な3日間でした。夏のタイトなスケジュールはまだまだ続きます。
移動式プラネタリウム(イオンモール熱田 名古屋市熱田区 8月10日から11日)
8月12日(月)
 イオンモール熱田で8月10日(土)と11日(日)の2日間、移動式プラネタリウムの投影を行いました。投影を終わって搬出を済ませ、東名高速のいつもの道を走って、先ほど戻ってきました。帰りは駿河湾沼津サービスエリアから御殿場、そして横浜町田まで大渋滞でした。秦野中井インターで降りて、西湘バイパスに抜けて戻ってきました。こちらは渋滞がなく、ルートを変更したのは正解でした。11日の23時30分頃横浜に到着です。
 日付が変わって、今は12日(月)の午前1時頃です。体のほうは、さほど疲れていないので、伝票の処理などの仕事を片付けています。一度寝てから、今日のうちに、これから先のいくつかの仕事に取り組みます。明日から、また移動式プラネタリウムの投影があるからです。これほど重なると、さすがに少し無理をしないと、他の仕事ができなくなります。
 「イオンモール熱田夏祭りイベント」というイベントのプログラムの一つとして投影をさせていただきました。お店を利用するお客様は、かなりの数でしたが、プラネタリウムのほうは苦戦をしました。予想外でした。イオンモールでは、通常は黙っていても満席になるのが当たり前だからです。理由ははっきりしていますが、お店側、イベント制作会社側の都合などがあるためでしょう。少し歯がゆい思いですが、仕方がありません。私共は、そのような環境の中でも、プラネタリウムを見に来てくださるお客様のために、ベストを尽くすだけです。ただし、このような状況の中で、ジョークを言っても盛り上がりませんので、まじめな解説モードに切り替え、わかりやすい解説に努めました。解説のパターンは何種類もありますので、その場その場の状況に応じて変化させています。
 この夏も、各地で投影をさせていただいていますが、そのひとつひとつが大変です。必ず何かしらの状況に対応しなくてはいけなくなるからです。それらに対応しつつ、質を落とさない投影を維持することは、かなり大変です。「もう、ここまでやったので、やめてしまってもよいのではないか・・・」と思うこともありますが、それでもなお、続けることになるのでしょうね。何のためにやっているのか、もう一度、事業を立ち上げた頃の気持ちに立ち戻らなくてはいけない時期に来ているようです。
 毎年夏になると、一度は名古屋市内で投影をさせていただいています。この2日間、名古屋も猛暑が襲いました。そんな中、1日目の投影が終わってから、熱田神宮を参拝しました。少し気が休まりました。
移動式プラネタリウム(鶴見公会堂 横浜市鶴見区主催事業 8月8日)
8月8日(木)
 横浜市鶴見区の駅前にある、鶴見公会堂において8月8日(木)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。横浜市鶴見区の主催事業です。「プラネタリウム上映会 in つるみ」と題したイベントです。エコや地球環境について学ぶイベントで、ほかに、地球温暖化の仕組みの講座やクイズ大会がプログラムとして用意されました。
 鶴見公会堂では、2008年11月の横浜サイエンスフロンティア高等学校学校説明会の折に、「2009年7月22日の黒い太陽」と題して講演をさせていただいた場所です。そのときは、ステージ上ですが、今回は客席の一部を撤去して空間を確保し、移動式プラネタリウムのハードウエアを設営しました。この場所で、移動式プラネタリウムの投影を行うことになるとは、思ってもいませんでした。
 入場料は無料で、当日整理券配布というスタイルでしたが、整理券配布の開始時間には、すでに投影5回分を上回る希望者が来場してしまいました。お断りする方が出てしまったため、大変申し訳なく思っています。
 1日5回の投影です。夏の星座とペルセウス座流星群、そしてこと座の神話などについて解説しました。いつも以上に乳幼児が多かったため、解説には大変神経を使いました。こどもたちに「北の反対は何と言いますか?」と聞くと「西」と答える子が何人もいるような状況です。「西ですか!!! おじさん、涙が出てきてしまいそうです・・・北の反対は南といいます。」 「さそりを見た事ありますか?」「あるよ!」「どこで・・・」「おうち!」「おうちにいたら大変ですよ」「刺されたら死んじゃいますからね・・・日本にはいません・・・」 このこどもたちとのやり取り、年輩の方には、大変受けていました。5回の投影でしたが、いつもよりも疲れました。
 鶴見区主催の投影は、今年2回目、合計で4回目です。事業の進め方が、イベント制作会社がコーディネートしてくれる場合とは、かなり異なり、とても興味深いものです。私共は、事業を立ち上げる前から、どちらの職場も間接的にではありますが長い経験があるため、良く理解しているつもりです。搬入路がかなり長くて特殊でしたが、鶴見区のスタッフの皆様にお手伝いいただいたおかげで、とてもスムーズに作業ができました。
移動式プラネタリウム(たまプラーザテラス 横浜市青葉区 8月6日)
8月6日(火)
 横浜市青葉区の、たまプラーザテラスで8月6日(火)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。田園都市線のたまプラーザ駅周辺および駅舎上の複合商業施設です。その2階のプラザホールに移動式プラネタリウムのハードウエアを設営し、1日9回ほど投影をさせていただきました。今回は5メートルドームを使用しました。
 入場整理券が配布されましたが、全てなくなり、全回満席となりました。お客様の層は昨日も触れたように、未就学児童、幼稚園・保育園児、小学校低学年のこども達とその保護者、そして年配の方々などです。その傾向が顕著でした。夏の星座、こと座の神話、そしてペルセウス座流星群などの話をしました。幼児の割合が多い回には、流星群の話を深く掘り下げることはせずに、8月13日頃流れ星がたくさん見えますよ・・・。といった解説です。とても神経を使いましたが、その割には疲労感はありませんでした。
 第三京浜を利用して施設まで行きますが、朝の渋滞状況が把握できなかっため、かなり早く出ました。実際には渋滞に巻き込まれることはなく、近くのコンビニで時間調整をして現場に入りました。搬入路が長く、搬入に多少手間取りましたが、投影は順調に行ったと思います。施設側のイベント担当者が最終回をご覧になりました。投影が終わったあとで「トーク(解説)がとても素晴らしい」というコメントをくださいました。乳幼児がたくさんいる中で、私共が解説に工夫を凝らしている様子を、良く理解していただいたようでした。
 8月中旬の平日にも、再度、たまプラーザテラスで投影を行うことになっています。朝が早かったため、1日中眠気がつきまといました。
プラネタリウムの将来
8月5日(月)
 移動式プラネタリウムの事業は、常設プラネタリウム館のアンテナショップ的な役割も果たすようです。全国のいろいろな場所に出向いて、その地域の皆さまに投影を見ていただくことで、見に来てくださる方々の年齢層や地域的な特徴などが理解できます。このブログでも何度も触れていますが、最近の客層は、未就学児童・幼稚園・保育園児、小学校低学年のこどもたちとその保護者、そして年輩の方です。ショッピングモールなどでの投影では、これにカップルが加わります。
 プラネタリウムの客層は、幅が広く年齢を問いません。しかしながら、最も見てもらいたいと思っている、小学校高学年の児童がほとんどいないのが最近の顕著な傾向です。事業を立ち上げた頃から、その傾向はありましたが、最近では、それが一段と加速しているように思います。やしろこどものいえで伺った話では、イベントを企画しても小学校高学年の参加は、ほとんど期待できないとのことでした。私共のプラネタリウムに限らず、ほかのイベントでも同じような実態でした。
 加東市から関市に移動する車の中で、運転しながらプラネタリウムの将来について考え込んでしまいました。科学館勤務時代に、アイマックス映画から撤退するのと同時に、その空いた時間を埋めることと、利用者の低年齢化に対応するため、幼児・低学年向けのプラネタリウム番組の投影時間帯を設けました。それから、だいぶ時間が経過しましたが、今の現状は「一般投影」=「幼児・低学年向け投影」ではないかと考えるようになりました。
 幼児・低学年向けには、現在、様々なコンテンツが用意されています。あるものはテレビや漫画で有名なキャラクターを利用した番組であったりします。しかし、現状を考えると、本当にそれで良いのだろうかと思うことがあります。プラネタリウムの生命線は、あくまでも星空の生解説が基本です。観客層が時代の流れとともに変化している中で、その客層にターゲットを合わせた生解説で、宇宙の様々な現象をテーマとして、わかりやすく生解説が展開できないとすれば、はたして、プラネタリウムの持つ役割とは何なのか。
 もちろん、ハードウエアを所有する施設の役割の延長線上にプラネタリウムがあるので、必ずしもそれでなくてはいけないというものではありません。しかしながら、この客層の変化に対応した、本格的な常設プラネタリウム館が、全国にどのくらいあるのだろうかと考えた時、将来に対して不安を抱かずにはいられません。
 一方で、プラネタリウムを抱える、自治体の多くが予算の削減を求められています。指定管理制度の導入で、プラネタリウムの世界で働くスタッフの待遇も、大きく様変わりしました。そのような環境の中で、デジタル化を終えたプラネタリウム施設は、一体どこに向かえばよいのでしょうか。
 私共は、関市まなびセンターでの投影を除けば、現在は、常設館には縁がありませんので、口出しはできませんが、少なくとも、関市まなびセンターでの投影では、これらを状況を踏まえた投影ができるよう、今後も精進していくつもりです。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 8月4日)
8月5日(月)
 やしろこどものいえで投影を終了したのち、ハードウエアの搬出を行い、その足で、岐阜県関市まで、車を飛ばしました。途中、新名神高速道路の土山サービスエリアで夕食をとり、そのまま関市のホテルに入りました。
 ここまでの距離は約450キロです。ふだんは、なんということもない距離ですが、今回はなぜか、ひどく疲労感があり、ホテルに入るとそのまま朝まで爆睡でした。翌朝、早めにまなびセンターに入り、急いでハードウエアを設営して、投影に備えました。8月13日が旧暦の7月7日にあたり、伝統的七夕の日であるために、今回は「夏の星座」と題して投影を行いました。
 毎月第4土曜日と日曜日に投影をしていますが、8月は特別です。4日(日)にも投影が設定されていました。たくさんの方々が見に来てくださいましたので、この日に投影を設定したのは正解だったと思います。七夕の星を中心に、夏の星座にまつわる星物語、ペルセウス座流星群、そして土星などを解説しました。
 観客は未就学児童・小学校低学年の児童とその保護者、そして年配の方々です。どこへいってもこのパターンが最近の客層になっています。やしろこどものいえのコメントを思い出しながら、今回も、そのようなこどもたちにも理解できるように、極力やさしく解説をしました。
移動式プラネタリウム(やしろこどものいえ 兵庫県加東市 8月3日)
8月5日(月)
 兵庫県加東市の「やしろこどものいえ」で8月3日(土)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。この施設で投影をさせていただくのは、2011年2月から3年連続4回目です。加東市社庁舎の子育て支援課のコーディネートによるものです。
 すでに4回目であるため、同課の担当者のほうから、投影内容に関してリクエストがありました。今年2月にロシアに落下した隕石を題材の一部に取り上げてほしいとのことでした。そこで、もうすぐピークをむかえるペルセウス座流星群、流星群のもとになる彗星について、1908年のツングースカの大爆発、恐竜を滅ぼした小惑星の衝突など、宇宙から地球に降り注ぐものをひとまとめにして解説しました。
 解説に使用したコンテンツは、これまで作りためておいた、静止画イラスト、動画などを使用して作成した、やしろこどものいえバージョンです。就学前の児童から保護者までが対象でした。就学前の児童にどのくらい内容が理解できるのか、疑問でしたが、最初から想定していましたので、大丈夫でした。リクエストをして下さった担当者もその回に同席していましたが、未就学児童の反応は、想定の範囲内だったようでした。何度も投影をさせていただいている施設では、今後、このようなスタイルが増えてくるのではないかと思っています。
 加東市社庁舎の担当者、そして施設のスタッフの皆さまとはすっかり顔なじみです。お昼の休憩の時間には、同じテーブルで食事をとりますが、そのときに、スタッフの皆さまからいろいろなお話を伺うことができて、私共にとってはとても参考になります。特に今回は、施設でイベントを打つと、小学校高学年の参加が少ないという話が印象に残りました。
 これまで4回も投影をさせていただいているので、多くの児童が私共の投影を見てくれたことになります。その後、児童の中には、移動式プラネタリウムを見たことがきっかけで、近隣の明石や姫路のプラネタリウムを見に行く子が増えたとのことです。移動式プラネタリウムが、常設館を見に行くきっかけづくりになっていて、相乗効果を発揮しているのではないかとのことでした。
移動式プラネタリウム(南足柄市役所 南足柄市商業協同組合主催 神奈川県南足柄市 7月31日)
8月1日(木)
 南足柄市商業協同組合主催で南足柄市役所において、7月31日(水)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。同組合が主催する投影は、3年連続3回目です。南足柄市役所の1階アトリウムにハードウエアを設営しました。アトリウムからは、市役所の各窓口が見えています。市民が各種の申請などを行うわきでの投影となりました。
 南足柄市、小田原市近辺は、プラネタリウム施設がないため、最近はこのエリアで投影をさせていただくことが、とても多くなっています。1日5回の投影でしたが、夏の星座の話とともに、間近に迫ったペルセウス座流星群の話をしました。アトリウムは天井がガラス張りであるため、空調の効率が良いとは言えません。ドームの中もふだんより温度が上昇してしまいました。観客の皆さまは、少し暑かったのではないかと思います。ビデオプロジェクターのランプが室温の上昇のせいでアラームを出していましたが、投影には支障が出ませんでした。
 7月最後の投影となりました。振り返れば、とてもタイトな1ヶ月間でした。順調にスケジュールをこなすことができたのが、何よりです。夏休みの終わりまで、残り半分。これからも、ひとつひとつの投影を丁寧にこなしていきたいと思います。
移動式プラネタリウム(瑞穂市図書館 岐阜県瑞穂市 7月29日)
7月30日(火)
 瑞穂市図書館において7月29日(月)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。この施設で投影をさせていただくのは、昨年7月以来1年ぶり2回目です。ただし、2011年にも分館のほうで投影をさせていただいているので、それも含めると3年連続3回目となります。
 幼児や、その保護者を対象にした投影が多かったため、投影のほうも、内容は幼児向けが中心です。おおぐま座の話、夏の星座の話を中心に解説しました。前回までは5メートルドームでしたが、今回は7メートルドームを使用しました。
 前日の28日(日)に関市から移動してきて、夜のうちに設営しました。関市から岐阜市を抜けて、瑞穂市に入ります。車窓の右側の山の上に岐阜城が見えていました。見学したいところですが、時間がないので、今回はおあずけです。
 イベントの当日は、朝から本降りの雨でしたが、それでもたくさんの方にプラネタリウムをご覧いただきました。6回投影のうち1回が満席です。ただし、ほかの回も満席に近い状況でした。雨は投影が終了しても降り続いていました。幸いなことに、雨に濡れない場所で搬出作業ができましたので、助かりました。
 投影終了後、夜のうちに横浜に戻りましたが、久しぶりに雨の中の高速道路の走行となりました。御殿場の手前で雨足が切れ、そこから先は視界も確保できました。深夜に横浜に戻りました。今年は、このようなパターンのスケジュールがたくさんあります。今日は午前中から、たまっている仕事をハイペースで処理しましたが、途中で力尽き、お昼ころから爆睡でした。3時間ほど昼寝をしたら、疲れもすっかりとれたので、仕事を再開しました。明日からしばらくの間の仕事の準備が整いました。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 7月27日から28日)
7月28日(日)
 関市まなびセンターの、コスモホールの直径12メートルドームに、私共のメガスターゼロ投影機を仮設して、7月27日(土)と28日(日)に投影を行いました。今年度から団体のお客様を受け付けるようになったため、入場者が増えたように思います。
 夏の星座を中心に、投影の後半部では、8月13日の夜明け前にピークになるとみられる、ペルセウス座流星群について解説しました。27日(土)の午前中の回に、投影を見に来られていた、関市内の学校の元校長先生が「・・・とても良い解説ですね・・・」と、投影終了後にセンターのスタッフにコメントしていかれたそうです。こどもたちの前で話をすることが仕事でもある、学校の校長先生からのお言葉でしたので、とてもうれしく思いました。プラネタリウム解説者冥利に尽きるコメントです。1回40分間の解説を、1日に4回も行うのは、とても大変ですが、それでもこのようなコメントをいただけると、疲れが吹き飛んでしまいます。
 常設プラネタリウム館とは異なり、ハードウエア上の様々な制約があるので、それらを解説で補完するようなスタイルの投影です。2年目に入ってからは、観客の状況も理解できているので、1年目以上にレベルアップしているのではないかと思っています。
 27日(土)夜の天体観望会は、天気も安定していて、スムーズに実施できました。金星と土星を中心にご覧いただきました。金星の沈む時間が早かったため、プラネタリウムでの事前の解説を早めに切り上げて、屋上に上がっていただきましたが、これは正解でした。薄暗くなった空に金星がとても美しい姿を見せていました。市内のお祭りのイベントと重なったため、参加者がいつもよりも少し少なめでした。
 7月25日(木)の夜に横浜を出発しました。美濃加茂サービスエリアで、明け方まで仮眠して、26日(金)の午後まで設営を行いました。星座絵投影機やビデオプロジェクターなど、備え付けのものを使用するため、設営に時間がかかります。設営が終わってから、散歩に出ました。施設の北側には、一面の田んぼが広がっています。鮮やかな緑色の稲穂がだいぶ成長した、あぜ道を1時間ほど歩きました。じりじりと太陽が照りつけて、とても暑い1日でした。1歩、1歩足を進めるたびに、草むらに潜んでいた、小さな蛙やバッタが飛び出してきて、田んぼの水の中に飛び込みます。幼い頃、親せきの田舎で遊んだ夏休みの光景を思い出し、とても懐かしくなりました。田んぼのまわりは、自然がいっぱいです。遠くを、長良川鉄道の1両編成の列車が走っていきます。夏の昼下がりの、絵に描いたような田園風景でした。関市に来ると、最近ではとても心が落ち着きます。数年先になって、後ろを振り返ると良い思い出になっているのではないでしょうか。
移動式プラネタリウム(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 横浜市鶴見区主催事業 7月25日)
7月25日(金)
 横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校で、7月25日(木)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。横浜市鶴見区が主催する「青少年サイエンス交流事業/プラネタリウム上映会」という事業です。近隣の小学校を招待して、移動式プラネタリウムの投影と学校見学、そして電子顕微鏡体験が主なプログラムです。
 プラネタリウムのほうは、座席が空いていると同校の生徒が入り、投影を見ましたので、6回投影をさせていただきましたが、5回が満席でした。講堂のステージの上にプラネタリウムを設営しました。設営は、同行の天文部の生徒に手伝っていただきました。投影の環境としては、申し分ありません。運営のほうも、天文部の生徒に手伝ってもらい、昼休み時間には、9月の文化祭に向けて、生徒にプラネタリウムで解説の練習をしてもらいました。
 投影のほうは、夏の星座を中心に、ペルセウス座流星群の話題も交えて解説しました。すべてが終わると、ハードウエアを搬出後、急いで家に戻り、お風呂で汗を流してから、今度は岐阜県関市に向けて出発しました。関市まなびセンターでの週末の投影に対応するためです。この時点で、疲労がピークに達していましたが、運転は、別のエネルギーを使うらしく、あまり苦になりませんでした。しかし時々眠気が襲ってくるので、サービスエリアやパーキングエリアで仮眠をとりながら、明け方近くには、直前の美濃加茂サービスエリアに到着しました。そこから先は、朝まで爆睡でした。まだまだ、このようなタイトなスケジュールが続きそうです。
横浜市立大学エクステンション講座(「夏休み天文講座 夏の星空を見よう」 横浜市立大学金沢八景キャンパス 7月23日)
7月23日(火)
 横浜市立大学の金沢八景キャンパスにおいて、7月23日(火)にエクステンション講座を開催しました。同大学の非常勤講師の立場での講座です。今回は夏休みに入って間もないので、小・中・高校生を対象に「夏の星空を見よう」というテーマです。小学生以下の参加者は保護者同伴です。定員は50人ですが、参加者の人数は48名ほどで、ほぼ満員です。
 この時期のこのタイミングで、講座を開催して満員になるのは、内容が適切であるからだと判断しています。エクステンション講座は、同大学が市民向けに開催している公開講座です。私共は、今年はこれが1回目ですが、9月にも講座を予定しています。こちらは、一般向けで、12月頃に明るくなるとみられるアイソン彗星をメインに、「彗星とはどのような天体か」というテーマで解説します。
 移動式プラネタリウムの投影を行っているときには、あまり気になりませんが、今日の横浜は、とても暑い1日でした。大学まで行くのに、最寄りの駅まで徒歩で行って、それから電車を2本乗り換えますが、それだけで大汗をかきました。
 エクステンション講座は90分間の講座です。解説に使用するコンテンツは、6月末までに完成させておいたものです。7月の移動式プラネタリウムの日程がタイトで、制作している時間が取れないことが予想されたためです。講座の直前で、コンテンツを見直し、若干の修正を加えて、本番で使用しました。解説図、写真など、ほとんどがオリジナルです。CG動画も2本使用しました。写真は、これまでに撮りためておいたものです。つい最近、伊豆の天城高原で撮影した夏の星空の写真も使用しています。内容はさほど難しくありませんが、できる限り、クオリティーの高い画像を使用しました。
 夏の忙しい時期に、エクステンション講座を担当するのは大変ですが、この時期に、このような内容で話を聞いてくださる方が、たくさんいらっしゃるはずだという判断です。せっかく依頼された非常勤講師の仕事ですので、できる限り、今後も対応したいと思っています。移動式プラネタリウムの投影や、CG制作の仕事に軸足をおきながらも、天文にかかわる様々な仕事に、今後もかかわっていきたいと考えています。
移動式プラネタリウム(築上町文化会館コマーレ 福岡県築上郡築上町 7月21日)
7月22日(月)
 先週末に引き続いて、山陽自動車道を往復です。今週は下関を越えて九州です。今年3度目の九州での投影となりました。場所は福岡県の築上町。4月中旬に投影をさせていただいた、大分県中津市に隣接しています。会館までの道路は4月にも走った記憶がありました。会館の大ホールのステージの上に、移動式プラネタリウムのハードウエアを設営して、7月21日(日)に1日5回ほど投影をさせていただきました。
 チケットは当日までにほぼ売り切れ、5回の投影のうち4回が満席です。残り1回も満席に近い状態でしたので、会館のスタッフの皆様は喜ばれていました。会館の周辺は、それほど人通りが多いというわけではないので、本当にプラネタリウムを見に来ていただけるのかどうか、少し心配でしたが、取り越し苦労でした。
 夏の星座を中心に、8月のペルセウス座流星群の話や、こと座の神話を入れて解説しました。投影が始まると、ステージ上を真っ暗にしていただけるので、投影の条件としては理想的でした。ショッピングモールでの投影のように、周囲の雑音もないので、解説する側も観客の皆さまも投影に集中できます。
 先週の加古川市と同様、観客の皆さまは、比較的おとなしい方が多く、ジョークを言えば、受けるのですが、大きく盛り上がるというものでもありませんでした。しかし、星空のほうは、楽しんでいただけたと思います。
 さすがに九州の夏です。宮崎で暮らした6年間で経験済みとはいえ、暑く感じました。運転席から見る町の風景は、どことなく郷愁を感じるもので、強烈な日差しに、真っ青な空、山々や林の緑が鮮やかでした。これが九州の夏です。宮崎で暮らしていた頃を思い出しながら戻ってきました。先週、今週と、2週間の間に走行した距離は軽く4000キロを超え、あっという間にオイル交換の時期がやってきてしまいました。過酷な状況にもかかわらず、車が良く走ってくれているので、助かっています。
 写真は九州に入るたびに、必ず休憩に立ち寄る、壇ノ浦パーキングエリアからみた関門橋、会場となった築上町文化会館、そして大ホールに設営したドームです。
天空の白鷺(姫路城大天守修理見学施設 7月13日)
7月17日(水)
 加古川市のニッケパークタウンで移動式プラネタリウムの投影を行いました。ネットで調べても、加古川市にはビジネスホテルがほとんどありません。そこで、市の北西に隣接する姫路市に宿を確保しました。ニッケパークタウンまでは、車で30分ほどの地点です。ここに宿を確保したもう一つの理由は姫路城を見学するためです。以前から訪れてみたいと思っていたからです。しつこいようですが、私共はお城マニアではありません。しかし、滞在する地域にお城がある場合は、時間が許す限り、見に行くことにしています。
 姫路城は池田輝政が慶長6年(1601年)に築城を開始し、慶長14年(1609年)に完成しました。海外ではちょうど、ガリレオ・ガリレイが、望遠鏡を人類で始めて空に向けた頃です。姫路城は、平成5年12月に法隆寺とともに、日本で初めて世界文化遺産に登録されました。美的完成度が国内の木造建築最高峰にあり、世界的にも類を見ない優れたものであることなどが評価されました。別名で呼ばれる白鷺城の由来はいつくかの説があるようですが、白漆喰で塗られた城壁の美しさから、そのように呼ばれるという説は、見れば納得するものでしょう。
 現在、姫路城は修理工事が行われています。完成予定は2015年3月です。漆喰壁の塗り直しや、瓦屋根の葺き直しなど、5年の歳月をかけての大工事です。工事中に見学するのは、どうなのかな・・・と思いつつも、見学する機会はめったにありませんので、承知の上で城内に入りました。「天空の白鷺」は、その修理の様子を見学するための施設です。エレベーターで8階まで上り、8階と7階を見学します。屋根修理や壁面修理の様子が良くわかります。行って良かったと思いました。最上層の大屋根や、漆喰壁を同じ高さの目線で見られることなど、この工事期間を除けば、他にありません。
 保存修理の作業プロセスは、とても興味深いものでした。昔の職人さんたちの知恵と技を理解しつつ、それに現代の技術を加えての修理作業の大変さ、そして復元された屋根や壁の美しさなど、素晴らしいものだな・・・と思いました。おそらく、この工事にかかわる関係者の皆さまは、誇りを持って仕事に取り組まれていることでしょう。とても大変だと思いますが、同時に、うらやましくもあります。
 夏場のお城見学は、暑くて大変ですが、それだけの価値はあったと思います。世界遺産だけのことはあり、外国人観光客も、平日にもかかわらず、たくさんいました。富士山のほうも、今でも海外からの登山者が多いのですが、今後は、さらに増加するのでしょうね。姫路城、修理が終わったら、もう一度見学したいと思いました。
移動式プラネタリウム(菊川ふれあい会館アブニール 山口県下関市 7月14日)
7月16日(火)
 7月13日(土)にニッケパークタウンで投影を終えたのち、ハードウエアを撤収して、その足で、下関に向かいました。菊川ふれあい会館アブニールで7月14日(日)に投影を行うためです。加古川から下関までは約450キロ、所要時間を考えるとホテルに宿泊している時間が取れないため、車中泊とし、直前のサービスエリアである美東SAで明け方まで仮眠をとりました。
 早朝から搬入を開始し、1日5回ほど投影をさせていただきました。チケットは前売制でしたが、発売を開始してからすぐに完売となったとのことでした。おかげさまで、全ての回が満席です。夏の星座と、こと座の神話、8月のペルセウス座流星群の話をさせていただきました。プラネタリウム投影と影絵体験会という内容であったため、投影終了後に、影絵の体験会がありました。
 投影終了後に、急いでハードウエアを搬出し、すぐに加古川市にとんぼ返りです。順調にいったので、日付が変わる前に、加古川市に戻ることができました。その後は、ホテルで爆睡です。移動日も含めると約5日間、とてもハードなスケジュールとなってしまいました。大丈夫かな・・・と思っていましたが、無事に終了してホッと一安心です。
移動式プラネタリウム(ニッケパークタウン 兵庫県加古川市 7月13日および7月15日)
7月16日(火)
 ニッケパークタウンは、兵庫県加古川市にあり、ニッケ(日本毛織)が運営に参画しているショッピングセンターです。7月13日(土)と7月15日(月、祝)の2日間、移動式プラネタリウムの投影を行いました。14日(日)の投影がなかったのは、先に別の施設での投影の予定が入っていたからです。
 1日10回、2日間で合計20回の投影をさせていただきました。体力的には、とても過酷な日程となってしまいました。7月15日のほうが、観客の数が多くなりました。いくつかの要因が重なったためだと思います。全ての回を生解説でこなしました。それもひとりで。投影の質を落とさないことと、観客の皆さまの顔ぶれを見ながら、話の内容を変えるためです。ショッピングセンターでの投影のため、投影の途中で店内放送が入ったり、乳児が泣いてしまったりと、大変でしたが、移動式プラネタリウムの宿命ですので、仕方ありません。そのような環境の中でも、観客の皆さまに、星空を楽しんでいただけるような投影を行うのが、解説者の腕の見せどころになると思っています。夏の星座を中心に、こと座の神話や8月のペルセウス座流星群の話をしました。加古川市の観客の皆さまは、反応が比較的おとなしく、ジョークを連発しても、すべりまくりでした。各地で投影をさせていただいていますが、このようなことがときどきあります。
 10回の投影が終了した後、ハードウエアの全てを一度搬出します。そしてその足で、下関に向かいました。ホテルに宿泊している時間がないため、車中泊としました。翌日の14日(日)に下関で1日投影をしたのち、またハードウエアを搬出して、そのまま再度、加古川にUターンです。ホテルで少し仮眠をとったのち、早朝から、ハードウエアを搬入して、15日の投影に備えました。全てが順調にいくように、大変神経を使いました。細かい部分で、多少のミスがありましたが、おおむね、うまくいったので、ホッとしています。大変な2日間でした。
天体写真撮影機材
7月11日(木)
 
さそり座・いて座付近の天の川 2013年7月9日 21時34分から3分露出 EOS5DMark2(赤外カットフィルター除去)
EF16-35F2.8L 35mm 絞りF3.2 ISO800 天城高原にて撮影
天城高原で、今回の撮影に使用した機材です。天の川の撮影が主な目的であったため、天体望遠鏡は持って行きませんでした。カメラ2台を搭載して、星の動きを自動追尾できる赤道儀とカメラ3台(うち2台は赤外カットフィルターを除去した改造機)、それに広角から標準レンズまでの交換レンズを6本持って行きました。
 最近では、気軽に持ち運びして、星空を撮影できるコンパクト赤道儀が大変な人気ですが、私共の機材は、30年以上前の機材を今風にアレンジしたものです。マークXベースモデルと、汎用軸の組み合わせです。汎用軸は、ごく短期間のみ市販されていましたが、すぐに姿を消してしまったため、所有している方は、今ではほとんどないでしょう。汎用軸の先端にアリミゾを介して、カメラを取り付けます。2台のカメラは、多少の制約はありますが、空の異なる方向に、それぞれ向けることができます。たまたま撮影に来ていた、もうひと組のグループが、私共の機材が珍しかったらしく、機材の写真を撮影されていかれました。
 最近のデジタルカメラの進歩のおかげで、1回の撮影に要する露出は、フィルムカメラ時代に比べると少なく、そのため、広角、標準レンズ系での撮影では、かなりのテンポで撮影を進めることができます。途中で体のほうが疲れてくるくらいです。
 赤道儀のセッティングは簡単です。5分もあれば、組み上がり、移動してもすぐに極軸のセッティングが可能で、効率的なシステムになっています。現場で使用していても、この赤道儀のシステムに関しては、問題は見当たりません。風が吹いていても、問題ないくらい、ガッチリとしています。
 当日は、空のコントラストも良く、特に南側の低空の星たちが良く見えていたため、さそり座やいて座の撮影には最適でした。このチャンスを逃すと、南側低空の天の川の写真はいつ撮影できるかわかりませんので、行って良かったと思いました。
 さそり座からいて座にかけての天の川の写真を1枚アップします。
天体写真撮影(天城高原 7月9日)
7月10日(水)
 
夏の大三角 2013年7月10日 0時51分から3分露出 EOS5DMark2(赤外カットフィルター除去) EF16-35F2.8L
35mm 絞りF4.5 ISO800 天城高原にて撮影
さそり座頭部 2013年7月9日 21時43分から3分露出 EOS40D(赤外カットフィルター除去) EF50mm F1.4
絞り F3.2 ISO800 UIBARVフィルター使用 天城高原にて撮影
いて座付近の天の川 2013年7月9日 22時21分から3分露出 EOS5DMark2(赤外カットフィルター除去)
EF50mm F1.4 絞りF3.2 ISO800 天城高原にて撮影
いて座からはくちょう座の天の川 
2013年9月10日 0時20分から3分露出 EOS5DMark2(赤外カットフィルター除去)
EF16-35F2.8L 16mm 絞りF4.5 ISO800 天城高原にて撮影
昨夜から今朝にかけて、伊豆の天城高原で天体写真撮影を行ってきました。7月8日(月)の夜に出かけても良かったのですが、トレッサ横浜での投影が終わったあとの疲労感が残っていたのと、気温が高くて大気が不安定だったため、1日延ばしました。月明かりの影響もなく、薄明まで、満天の星空に包まれてきました。
 横浜から車で3時間と少しで現場に到着できます。光害の影響で完ぺきとは言えませんが、天体写真が撮影できるレベルの星空です。
 天気予報では、日付が変わるころから、南方から雲が押し寄せてくるような気配でしたが、実際には雲の影響はありませんでした。夜半前は市街地の明かりの影響が、多少ありますが、23時を回るころになると、影響も少なくなり、天の川が空を2分して、南から、北東の空にかけて、見事な姿を見せていました。ときどき星たちの間を貫いて飛ぶ、大流星は一服の清涼剤です。自然のクーラーの中で、快適な夜でした。
 私共が現地に到着すると、すでに1グループが待機していましたが、彼らは日付が変わるころに戻ったため、そこから先は、単独での写真撮影となりました。林の中では、野生の鹿が歩き回る様子が聞こえてきます。ときどき「ピーッ!」という大きな声で鳴くので、びっくりします。
 デジタルカメラの進歩で、星空の写真は、以前に比べたら、比較にならないほど、簡単に撮影できるようになりましたが、それでも高度なテクニックを要求されることには、変わりありません。今回もいくつかの課題を残して帰ってきました。おもに、夏の天の川の撮影でしたので、望遠鏡は持っていきませんでした。カメラを搭載する赤道儀のみです。撮影の合間に、双眼鏡で星空を楽しみました。アンドロメダ銀河を、久しぶりに肉眼で見ました。
 天城高原で写真を撮影するのは、約7年ぶりになるのでしょうか。本当に久しぶりに行きましたが、伊豆スカイラインも含めて、当時と状況はあまり変わりありませんでした。帰りは、鹿に見送られて山を降りましたが、伊豆スカイラインに入ると濃霧でした。この時期は、いつものことですので、あわてません。視界は10メートルあれば良いほうです。センターラインだけが頼りですが、その白い破線も4本先からは見えなくなります。視界は10メートル程度でしょうか。できるだけ、センターラインに寄せて、走ります。次のカーブがどちらに曲がるのかは、カーナビでチェックします。眠気もいっぺんに吹き飛んでしまうほど、ドライビングに集中しなくてはいけません。動物が道路に鎮座していたら、見えなくて事故のもとです。箱根、伊豆スカイラインは、濃霧がつきものです。十国峠を過ぎてしばらくすると、突然霧が晴れます。沢筋にわずかに雪を残した、青い富士山が雄大な姿を見せていました。
 星空のコントラストは、南側、西側には光害の元がないので、真っ暗ですが、東側、北側は光害の影響があります。全体的にみると、私共が高校生のころに、実家で毎日見ていた、星空のほうが、クオリティーが高かったように思います。機材の写真は、後日アップします。応急的に画像処理をした画像4点をアップします。 
移動式プラネタリウム(トレッサ横浜 横浜市港北区 7月1日から7月5日および7月7日)
7月8日(月)
 7月1日(月)から7月5日(金)までと、7月7日(日)にトレッサ横浜において、移動式プラネタリウムの投影を行いました。今回で5年連続5回目、七夕のこの時期に毎年、「七夕スペシャル」と題して投影をさせていただいています。
 トレッサ横浜は株式会社トヨタオートモールクリエイトが開発・運営を行っている複合型商業施設です。220店舗のショッピングシティとトヨタ系列の実車の展示・販売などが行われています。施設は南棟と北棟があり、北棟は横浜市の姉妹都市であるフランスのリヨン市の旧市街の街並みが再現されています。とてもおしゃれでエキゾチックな雰囲気が漂っています。2階のリヨン広場で投影を行わせていただきました。
 2008年に全面開業してから、今年で5周年を迎えました。私共は、同施設が開業して間もない時期から、投影をさせていただいていることになります。5年連続で毎年見に来てくれているこどもたちを始め、たくさんの方がすでに常連の観客となっています。その間にも、観客の低年齢化の傾向が加速し、今年は3歳以下のこどもたちが特に目立ちました。
 この子たちを相手に何を話せばよいのだろうかと、本来であれば迷うところですが、各地でも同じような傾向であるため、すでに迷いはありません。ドームに入るのを嫌がったり、入ってから泣き出してしまう子もたくさんいます。毎回の投影にはとても神経を使います。しかしながら、最近では、そのような子たちを、どのように静かに最後まで興味を引きつけながら、投影を進めればよいかが、だいぶわかってきました。怖がって泣いている子でも、私共が話をしだすと自然におとなしくなるような、話の進め方を心がけています。
 もちろん、この年齢のこどもたちは、話の内容を理解しているわけではありません。話のスピードや、声のトーン、抑揚などに特に気を使っているので、それが心地良いのだと思います。ある投影の回で、2歳半のこどもが、投影が終わってから、しばらく帰ろうとしませんでした。保護者の方に、どうしたのですかと聞くと、プラネタリウムをとても気に入ったからだと言っていました。2歳半のこどもに、プラネタリウムの良さがわかるわけはありませんが、何か引きつけるものがあったのだと思います。
 合計で32回ほど投影をさせていただきました。そのうちの26回が満席でした。平日も含んでの数字です。日曜日のチケットのなくなり方はすさまじく、投影時間の3時間前には、売り切れてしまう状態でした。事務所への問い合わせもかなりのものになったようでした。ショッピングモール内での連日の投影は、体力と神経の両方を使います。日曜日の最終投影が終わる頃には、疲労がピークに達していました。それが済んでから、ハードウエアの搬出を行いますので大変です。それでも、最初はドームに入るのを嫌がっていた、小さなこどもたちが、出て行くときには、みなニコニコしていて、それを見ている保護者の方たちまでもが、ニコニコしている様子を見ていると、来年もまたがんばらなくてはと思う次第です。どうなるかはわかりませんが、施設のほうでも、来年も実施したいとの意向のようでした。
 投影の最終日には、梅雨が明け、七夕の星たちが良く見えていました。お客さまから、たくさんのことを学ばせていただいた1週間でした。
ポータブル赤道儀
7月6日(土)
 このところ連日、横浜市内のショッピングモールで、移動式プラネタリウムのイベントを行っていましたが、今日は、そのイベント広場に別のイベントが入っているため、プラネタリウムのほうは、お休みとなりました。月曜日から金曜日まで、連続5日間投影を行っていたので、体の疲れもだいぶたまってしまいました。ちょうどよい休日となりました。明日の日曜日は、また、その場所で移動式プラネタリウムの投影です。明日が最終日となります。
 体の疲れは、おかげでだいぶとれました。連日の投影にだいぶなじんできたようで、本来のキレがもどってきたように思います。これなら、これからの夏休みの過酷なスケジュールにも、十分耐えることができるでしょう。
 朝からゆっくり休みたかったのですが、仕事のほうもたまっており、これからの仕事の書類を作成したりして、大変でした。太陽には比較的大きな黒点が出ており、気になっていました。たまたま、午前中に晴れ間が見えたので、その間に撮影しました。その写真は、太陽面写真集のコーナーにアップしてあります。こちらです。
 ほとんどの仕事を片付けたのちに、カメラの三脚を取り出し、マークX架台(五藤光学製)のベースモデルを使用して、今はやりのコンパクト赤道儀(というより、どちらかといえばポータブル赤道儀)を1台組み上げました。すべて手持ちのパーツを使用しています。パーツはかなり古いもので、カメラとアリミゾを除けば、すべてが30年近く前のものです。これでも、今風の赤道儀になってしまうので面白いですね。夏の間は、さまざまな場所に出かけることになりますので、天体写真など撮影できる時間はありません。しかしながら、地方の高速道路を走っていると、空の暗そうな場所がいくつかあります。たとえば、中国自動車道、新名神高速道路などです。それらのサービスエリアや、パーキングエリアで、時間調整のため、仮眠をとるのですが、星空がとてもきれいです。仮眠のついでに、短時間で赤道儀をセットして、写真を撮影するには、どうしたらよいか考えた結果が、この赤道儀となりました。高度・方位の微動装置付です。この夏に、これで、移動している途中で休憩をとりながら、写真を撮影することを考えています。
 ベースモデルの先端に付いている黒いアリミゾは、遊馬製作所から購入したものです。このアリミゾは、とても良くできていて、ベースモデルに内蔵されている、極軸望遠鏡を遮らないような構造になっています。カメラもワンタッチで取り付きます。この画像は、超広角レンズで撮影しているので、三脚が小さく見えますが、本来は、かなり大きなものです。この組み合わせであれば、デジタル一眼レフカメラを搭載しても問題ないでしょう。サンプルで載せているカメラは、EOS5D Mark2とEF16-35mm F2.8L USM2です。カメラのほうは、赤外カットフィルターを除去した改造機です。使い勝手はどうなのか、今から楽しみにしています。
 このベースモデルを利用して、2台のカメラを搭載するシステムもありますので、後日機会がありましたら、紹介ます。奥に見えている赤道儀は、主に太陽観測や観望会の開催時に使用しているもので、純正のピラー仕様です。
ショッキングなコメント
7月3日(水)
 七夕が近いので、それに関連したイベントで、このところ毎日のように、横浜市内のショッピングモールで、移動式プラネタリウムの投影を行っています。詳しいレポートは、全ての投影が終わってから、このプラネタリウム雑記にアップする予定です。この施設での投影が、すでに5年目に入るため、毎年見に来てくださるお客さまがたくさんいます。そのお客さまのひとりから、驚くべきコメントを頂戴しました。
 そのコメントの内容を、具体的に書いてしまうと、各方面に波紋が広がりそうなので、少しぼかした表現にします。説得力がないかも知れませんが、ご了承ください。
 その方は、プラネタリウムが好きで、こどもさんといろいろなプラネタリウムを見に行かれているそうです。なぜ、私共の移動式プラネタリウムに、毎年足を運んでくださるのかを教えていただきました。そのコメントは、私共にとっては、プラネタリウム解説者冥利に尽きるものでした。多少の社交辞令があったとしてもです。しかしながら、そのあとに続いたコメントを、首都圏にある多くの常設プラネタリウム館の解説者が聞いたとしたら、愕然とするような内容でした。私自身も、腹が立ちました。お客さまにではなく、施設のほうに・・・(いったい何をやっているんだ!・・・)。最近のプラネタリウムの多くが、デジタル化に対応しています。ハードウエアは、最新式の立派なものを備えている館が多くなりつつあります。しかしながら、そのお客さまのコメントは、必ずしも、立派なハードウエアが必要ではないということを裏付けるものでした。
 常設プラネタリウム館の投影とは、どのようにあるべきなのか。そして幼児・低年齢化が著しい現状に、どのように対応していけばよいのか。しばらく考え込んでしまいました。私共は、関市まなびセンターでの投影を除けば、常設館のプラネタリウムには、現在は関係がありません。しかしながら、プラネタリウムの将来を考えた時、このようなコメントを、お客さまから言わせてはいけません。上から目線でものを言ってるように思われるかも知れませんが、約40年間、常設館や移動式プラネタリウムで経験を積んできたので、許していただけるものと思っています。
 天体望遠鏡や天体写真の世界でも、敷居が高くて、初心者がなかなか入りこめないといわれています。そのことに危機感を感じて、真剣に取り組んでいる開発者もいます。その取り組みは、プラネタリウムの世界でも似たようなことがいえるのではないでしょうか。観客は、プラネタリウムに何を期待しているのか。施設の設置目的、その施設でのプラネタリウムの役割、そして利用者の年齢層などを、再度見直し、どのようにあるべきか、考えることが必要だと思います。それほど、インパクトの強いコメントでした。私共も、現状に満足することなく、さらに精進したいと思います。これで良いという到達点などありません。
コンテンツ完成
6月28日(金)
 関市まなびセンターで9月に投影を行うための、コンテンツがほぼ完成しました。投影の後半部分のテーマは「天の川の話」です。夏の間は、コンテンツ制作をしている時間がとれません。実は、9月以降12月までの期間も、すでにかなりの頻度で移動式プラネタリウムの予約が入っているため、時間のあるときに、早めに制作している必要があるためです。
 移動式プラネタリウムの投影でもそうですが、関市まなびセンターにおいても、プラネタリウムを見に来てくださるお客さまの年齢層は、以前に比べると、著しく幼児・低年齢化の傾向にあります。どうしてこのような状況になったのだろうかと思ったこともありましたが、これも時代の流れなのでしょう。
 その状況をわかっていたとしても、こどもたちに、毎回テーマを設定して深くほりさげて解説するのは、とても大変です。興味を引きつけながら、いかに分かりやすく解説するかが、現代の解説者に求められる、スキルになるのではないでしょうか。
 移動式プラネタリウムの場合は、こどもたちの反応がかなりシビアです。科学館や博物館にプラネタリウムを見に行く場合には、こどもたちも、その施設がどのような場所であるかを、ある程度理解しているため、静かに見てくれますが、移動式のそれの場合は、状況が異なります。
 ある時は、買い物のついでであったり、塾の帰りであったり、保護者と一緒であったりするためです。構えて見ているという感覚ではありません。解説者の言葉に敏感に反応し、まわりのお友達や保護者と、それについて気軽に話をします。その話の中に、解説者にとっては、思いもかけないようなコメントが存在します。今のこの年齢層のこどもたちは、このようなことを知っていて、このようなことを知らないのか・・・。
 これまで5年以上、移動式プラネタリウムの投影に取り組み、その都度、それらのコメントを反映しながら、解説の内容をレベルアップしてきたつもりです。それらのノウハウを、関市まなびセンターの投影に反映するために制作したコンテンツです。
 天の川の説明に関して、基本的な部分は、以前と変わりませんが、そのアブローチの仕方が大きく異なっています。はたして、こどもたちがどのような反応を示してくれるのか、今から不安でもあり、楽しみでもあります。
 関市まなびセンターでの6月23日(日)の最後の投影のとき、ドーム内で投影を見ていた、センタースタッフのひとりの方が、投影での私共とこどもたちとのやり取りを見ていて、こどもたちが大きく反応しているので、とても良いとのコメントを下さいました。さぞかし、大変なのでしょうね・・・とも。毎回、そのような投影ができているわけでもありませんが、こどもたちだったら、この部分にはどのように反応するのだろうということを、常に意識しながら、コンテンツ制作、解説を行っています。
 上の画像は、太陽系の位置(赤い丸)から、各方向を見たときの、天の川の見え方を説明するための図です。
夕焼け
6月27日(木)

 この時期としては、珍しくさわやかな1日でした。夕方、仕事が一段落したので、西の方の空を見ると、ドラマチックな雲が広がっていました。太陽は、すでに北東の地平線に近く、間もなく夕焼けが始まろうとしていました。急いでカメラを準備して、外で待機しました。
 太陽が沈んでから、午後7時過ぎまで、何枚か写真を撮影しました。これは、そのうちの2枚をPhotshop CS5でモザイク合成したものです。レンズは18ミリ(35ミリ換算で28ミリ)です。この画角になると、手動での合成は、画像のひずみが大きく、大変ですので、Photoshopのマージ機能を使用しています。それでも、ひずみが大きいので、必要な部分をトリミングし、そのあと、トーンカーブ、色調の調整を行っています。
 画面左端が富士山の方向で、画像では判別できませんが、山頂が見えていました。その右側に広がるのは、丹沢の山々です。雲の中です。太陽が沈んでいった方向は、秩父の山の方になるのでしょうか。天気がとても良くて、透明度が良い日は、そちらのほうの山々まで見通せます。夏至を過ぎたばかりなので、太陽は1年の中で、もっとも北よりの方向に沈んでいきます。久しぶりに見た、ドラマチックな夕焼けでした。

写真のデータ 2013年6月27日19時09分 EOD40D EF-S18-55mm 18ミリで撮影 絞りF4 Photoshop CS5でパノラマ合成
天の川の見え方の説明図
6月27日(木)
 このところ、部屋にこもりきりで、仕事をする日々が続いています。一度こもってしまうと、今度は外で仕事をすることがおっくうになるので困ります。横浜はずっと雨が続いていましたが、今日は久しぶりに良い天気になりました。湿度も低く、とても過ごしやすい日です。太陽の撮影はできませんでした。
 現在取り組んでいるコンテンツは、9月以降に使用するものです。7月、8月に使用するものは、すべて完成しています。その期間の移動式プラネタリウムの日程がタイトになり、制作している時間が取れないためです。現在取り組んでいるのは、天の川がテーマです。たくさんの星の集まりであり、太陽系もその中に属しています。太陽系の位置から、銀河系の中心を見た姿が、夏の天の川になるわけですが、それをこどもたちに説明をわかりやすく説明するのは、至難の業です。
 いろいろな表現手段を使って説明していくつもりですが、その中で使用する説明図を、何枚か、新たに作成しました。
 右の図はそのうちの1枚です。この図において下に位置する銀河系は、これまでに紹介させていただいたものを使用しています。奥に見える、天の川と星空は、2年くらい前に、1年半ほどを費やして作った、星空のテクスチャーを貼りこんでいます。このテクスチャーは、かなり巨大で大きさは、約20000ピクセル×20000ピクセルくらいあります。LightWaveに読み込むと、UVマッピングで作っているために、メルカトール図法で表現した星空のように、天の北極や南極の星が少なかったり、星空がゆがむことはありません。常設プラネタリウム館の、大きなドームのプラネタリウムの番組の動画に使用できるようにしたものです。
 この図を使用したとしても、まだこどもたちには、わかりにくいと思うので、さらに別の方法で解説を補完します。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 6月22日から23日)
6月24日(月)
 
投影開始前の様子 天体観望会の準備中 長良川の清流
関市まなびセンターにおいて、6月22日(土)と23日(日)の2日間、メガスターゼロを12メートルドームに仮設して投影を行いました。当日夜9時の星空を投影するとともに、投影の後半の部分では、毎月テーマを設定して解説していますが、今回は「七夕伝説」と題して、七夕について話をしました。
 毎月第4土曜日と日曜日しか、投影を行いません。来月に入ると、七夕の話をするタイミングを失ってしまいます。では、いつ七夕の話をするか・・・。「今でしょ!!・・・」。このジョークを投影の最初の部分にはさんでいます。お客さまは、くすくす苦笑い・・・。
 横浜を出発する数日前に、NHK岐阜放送局から連絡がありました。岐阜県内のプラネタリウムを、夕方のテレビ番組の中で紹介したいとのことでした。まなびセンター経由で私共に連絡がありましたので、施設の立場も配慮しながら、コメントをさせていただきました。テレビで紹介していただけるのかと、何気なく思っていましたが、そのテレビを金曜日の夕方、宿泊先のホテルで見ることとなりました。
 岐阜県内の6か所のプラネタリウム施設が、「ホットイブニング岐阜」という番組の中で紹介されました。内容の中心となったのは、岐阜市科学館です。同館のプラネタリウムが解説者とともに、詳しく紹介されました。あとの5か所は静止画での紹介でしたが、そのコーナーの終わりの部分で、イベント情報として、関市まなびセンターの今回の投影が紹介されました。
 テレビの威力はすごいですね。翌日の22日(土)は、団体が2件入っていたこともありましたが、朝から大盛況でした。この勢いは、夜の市民天体観望会まで続きました。夜7時からの投影だというのに、ほぼ満席に近い状態でした。梅雨の時期にもかかわらず、天候が良かったせいもあったかも知れません。参加者の皆さまには、プラネタリウムの投影終了後に屋上に上がっていただいて、月と土星をご覧いただきました。幸運なことに、ちょうどその観望会開催の時間帯に、国際宇宙ステーションが空を横切って行きました。この頃、空は一面のうろこ雲に覆い尽くされていました。事前に説明していた方向の空を、全員が観望を中断して、凝視しました。すると、マイナス2等級の点が、西のほうから移動してきました。国際宇宙ステーションです。皆が歓声をあげて、見守りました。うろこ雲をすかして、北の空を通過して東の空まで、移動していく様子がよくわかりました。通過した後、参加者の皆さまから拍手がおきました。大変満足されたようでした。観望会は、いつも天体望遠鏡を持参してくださる、天文ボランティアスタッフのおかげで、スムーズに実施されています。
 5月5日(日)以来、久しぶりの関市でした。今回はいつも宿泊しているホテルが確保できなかったため、別のホテルとしました。そこは、長良川に面しており、とても静かな場所でした。ここでは「小瀬鵜飼(おぜうかい)」が行われています。鵜飼いというと、岐阜市の「長良川鵜飼」が有名ですが、小瀬鵜飼も伝統があります。小規模ですが、風情があって人気があるとのことです。中秋の名月と、増水時を除いて、5月11日から10月15日まで行われるということです。22日(土)は観望会対応で見ることができませんでしたが、夏が終わったら、再び、このホテルに宿泊して、実際に見てみたいと思います。
 前日21日(金)の夕方、雨の中、長良川の河原を散歩しました。透明感のある清流が流れる川で、とても風情がありました。同じ関市の中でも、まなびセンターのある地域とは、かなり雰囲気の異なる場所で興味深いものでした。 

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