投影日誌

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移動式プラネタリウム(横浜港大さん橋国際客船ターミナル ヨコハマ海の青と都市の緑を守るフェア2012 9月1日から2日)
9月3日(月)
ターミナルに設営したドーム 整理券配布開始時の行列 投影した横浜の星空(実写) 寄港した砕氷艦「しらせ」

 横浜港大さん橋国際客船ターミナルにおいて、9月1日(土)から2日(日)の2日間、移動式プラネタリウムの投影を行いました。同施設は、私共の移動式プラネタリウムの投影の出発点となった場所です。今回で通算6回目の投影となります。今年だけでも、5月の金環日食関連イベントに続いて2度目の投影です。施設スタッフの皆さまともすっかり顔なじみとなりました。
 「ヨコハマ海の青と都市の緑を守るフェア」というイベントは、昨年から開催されており、今年で2度目です。同施設は新ターミナルとして生まれ変わってから10周年を迎えました。その10周年を記念するイベントでもあり、砕氷艦「しらせ」も寄港し、このイベントに合わせて一般公開されました。今年のイベントのテーマは「エコだ!南極だ!」です。南極関連の展示もたくさん準備されたため、プラネタリウムのほうも南極の星空がテーマです。当日夜9時の横浜の星空と南極の星空の両方を再現しました。南極は、現在太陽が地平線下にありますが、次第に地平線に近づいているため、本来であれば、薄明終了前、あるいは夕焼け直後の状態に近い星空かと思います。そのあたりも説明しながらの南極の星空の再現としました。
 プラネタリウムでは、時々南半球の星空を投影する場面があります。投影機の緯度運動を行うことにより、簡単に南半球の星空を再現できます。しかし、なぜこの運動をすることにより、南半球に行けるのかの説明が省略される場合も多く、観客が戸惑います。私共では、この再現を行う際には、必ず静止画を用いで、北極星の高さは、その土地の緯度に等しこと、南に行くということは、南の星たちの高度が上がり、北の星たちの高度が下がることなどを、きちんと説明をしたうえ緯度運動を行い、南半球の星空を再現するように心がけています。今回もそうです。
 1日7回、2日間で合計14回の投影をさせていただきましたが、すべての回が満席でした。特に、整理券配布開始時の行列はすごいものでした。ドーム内でハードウエアの準備を終了して、ドームの外に出ると行列ができていました。何のプログラムの行列だろうかと思っていましたが、プラネタリウムの整理券を求める行列だと聞いて、少し驚きました。どこで投影させていただく場合でも、行列ができることが多いのですが、これだけの長さは久しぶりに見ました。
 ある回の投影終了後に、児童の一人が、私共に「金環日食のときにはありがとうございました」と挨拶をしてくれました。金環日食のイベントにも参加してくれていたのです。ありがたいと思いました。
 ハードウエアの準備のあと、時間が取れたので、「しらせ」を見学させていただきました。想像以上の大きさに少し驚きました。時間があまりとれなかったので、ゆっくり見ることができなかったのが残念でした。2日間とも、とてもたくさんの見学者でいっぱいでした。南極の氷なども展示されたり、衛星中継で昭和基地とつなげたりと、とても充実したイベントであったと思います。
PentelSTYLE
8月30日(木)
 この「プラネタリウム雑記」の8月9日のところでも少しふれましたが、文具事務用品でどなたでもご存知のぺんてる株式会社が、私共を取材しました。同社のホームページの中には、PentelSTYLEというページがあり、各界で活躍する著名人を紹介しています。そのページの今月号に、私共のことを取り上げていただきました。
 私共のこどもの頃の話から、星に興味を持ったきっかけ、プラネタリウムの仕事に就いた頃、そして移動式プラネタリウムの事業を立ち上げてから今日までの話を簡潔にまとめていただきました。当日は、取材スタッフの中にプロカメラマンもいて、何枚もの写真を撮影されていかれました。仕事場の雑然とした雰囲気が見え隠れしています。私共は、整理整頓が苦手なわけではありませんが、プラネタリウムや天体望遠鏡などのハードウエアを置いているため、部屋が手狭で整理がつかないでいます。取材当日は、その狭い場所で、取材スタッフの皆さんも大変だったと思います。日頃から、私共の活動に興味を持ってくださっていたとのことで、取材をされた時点で、すでにかなりの部分の内容がまとまっていたようでした。ホームページという情報発信のツールは、誰が見ているか、本当にわからないものだなと思った次第です。こちらからご覧ください。
常設館での生解説(相模原市立博物館 8月29日)
8月29日(水)
 今日は相模原市立博物館でプラネタリウム解説の日でした。今でも月に2回ほど解説のために出勤しています。7月は10日と11日に解説をしていますから、間が約2か月ほどあいてしまったことになります。その間、各地で移動式プラネタリウムの投影をさせていただいていたため、解説のスタイルがすっかり移動式のモードになってしまいました。おかげで今日は、解説をしていても、常設館での解説の感覚が戻りませんでした。地に足がついていない感じです。たとえて言うなら、スキーシーズンの最初に雪の上を滑る感覚といったところでしょうか。
 もちろん、少し解説を進めれば、すぐに元に戻ります。移動式も常設館も、同じような星座や天体について解説をしているのですが、解説のアブローチの仕方がまったく異なるために、このようなことになってしまいます。今日は正直戸惑いました。感覚を失わないようにするためには、月に2回の投影は欠かせないように思いました。ちなみに、関市まなびセンターでの投影は、常設館と移動式プラネタリウムとの中間をいくものです。
 相模原市立博物館のドームは傾斜型です。以前の職場である、横浜こども科学館と同じスタイルです。一方、移動式エアドームは水平型ドームです。星空の解説には、北極星が常時見えている水平ドームに軍配を上げざるを得ません。近年は、デジタル映像を自由に表現できるようなハードウエアになりつつあります。傾斜型ドームにおいて、ドームスクリーンいっぱいに、宇宙をデジタル映像で自在に表現し、それを生解説で投影できるようになれば、傾斜型ドームにおける、新しい生解説のスタイルが確立できるのではないでしょうか。以前から、ずっと考えてきたことです。
 今年の3月頃までは、その可能性も残されていましたが、現在はその機会も失ってしまいました。たぶん今は、移動式プラネタリウムの投影に力を入れろということなのだと思います。いずれまた、そのような機会が巡ってくると思いますので、それまでの間に、そのようなコンテンツ制作のノウハウをたくさん見につけておきたいと思います。
 今日は、月に薄いベールがかかっているため、撮影はお休みです。ここ数日間、連続で撮影していましたが、途切れてしまいました。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 8月25日から26日)
8月27日(月)
 あっという間に1か月が過ぎてしまいました。関市まなびセンターでのプラネタリウムの投影です。24日(金)の午前から午後にかけて設営を行いました。ホテルに戻ると爆睡でした。いつも夜通し高速道路を走るので、設営が終わるころには、かなりの睡眠不足となります。それでも夕方になると、市内を散歩します。知らない土地での散歩はとても楽しいものですが、さすがに4回目となると、道を覚えてきます。散歩の途中で月がとてもきれいでした。このところ、連日、月を撮影していますが、この日は機材を持ってきていないので、撮影はお休みとしました。
 今回の投影のテーマは「金星のベールをはぐ」です。現在、明け方の空に見えている金星がどのような星なのかを解説しました。関市まなびセンターでの投影は、今月で4度目です。すっかり慣れましたが、見に来てくださる観客の年齢層と、私共が想定していた年齢層とでは、最近、少しギャップを感じています。次回はこのギャップを埋めるために、もう少し解説の内容を低学年に合わせる必要があるかと思いました。ただし、あまりに低学年向けにしてしまうと、解説のテーマが限定されてしまいます。解説そのものができなくなる可能性がありますので、注意が必要かと思います。しばらくの間、試行錯誤が続くのではないでしょうか。これが、常設館におけるプラネタリウムの運営の難しさではないでしょうか。
 25日(土)の夜には、観望会も行われました。こちらは、ほぼ満席の状態です。投影もこの時は、観望会用の投影となります。すなわち、毎月2種類のコンテンツを用意していくことになります。観望会用の投影は、観望会の時にどのような天体を見ることができるかという解説です。投影するほうも、観客も、目的がはっきりしていますので、こちらの方の投影はとても解説しやすいものです。この投影は、今後もこの方向性で良いと思っています。知らない地域の常設館において、毎月のように投影を行うことは、とても難しいことですが、同時に良い経験となります。今後も、試行錯誤を繰り返しながら、観客の皆さまにご満足いただけるような投影を目指したいと思います。今回の投影は、反省するところが多かったように思います。難しいですね。消化不良でした。
移動式プラネタリウム(つるみ・キッズエコフェスタ2012 プラネタリウム上映会 鶴見区役所 横浜市鶴見区主催 8月23日)
8月27日(月)
 8月23日(木)に横浜市鶴見区役所において、移動式プラネタリウムの投影を行いました。鶴見区役所の主催で投影を行うのは、7月26日以来2度目です。前回は横浜サイエンスフロンティア高校が会場でしたが、今回は区役所の6階が会場となりました。つるみ・キッズエコフェスタ2012というイベントのプログラムの一環です。
 会場の関係で5メートルドームを使用して5回ほど投影を行いました。エコについて楽しみながら学ぶイベントです。他にもいくつかのプログラムが準備されました。いつものように当日夜9時の星空を投影し、横浜の街が夜、いかに明るいかを満天の星空と比較しながら解説しました。また、わし座の伝説についてお話ししました。
 札幌での投影終了後に、北海道からトラック便で運ばれてきたハードウエアは、予定通り22日の午前中に到着しました。全ての機材が無事に届きましたが、到着するまでは心配でした。運送スタッフの仕事もさすがにプロのレベルできちんとしていました。機材を引き取ってから念のために、動作に問題がないかどうかの確認をしました。自走してハードウエアを運搬する場合は、このような面倒なことは行いませんが、人様に預けるとこのような確認が必要になります。鶴見区のイベントでは問題なく動いたので一安心です。
 今回のイベントはこどもたちが対象でしたが、低学年の児童の参加がほとんどでした。たくさんの応募があり、抽選となったとのことでした。ありがたい話です。とても暑い日で、搬入の時にたくさんの汗をかきました。今年一番暑いのではないかと思ったくらいでした。無事投影を終えて、機材を搬出し、自宅に戻ってシャワーを浴びてから、今度は、夜遅くなってから関市に向けて出発しました。週末に関市まなびセンターでの投影を行うためです。
月(月齢3.5)
8月21日(火)
 昨日と今日は夕焼けがとてもきれいでした。秋を思わせるような雲がピンク色に染まっていました。透明度も良く、薄明が終わるころには北斗七星や北極星、そして月齢3.5の月の上の方には土星と火星、おとめ座のスピカが正三角形を作るように見えていました。星の色もよくわかり美しいものでした。
 昨日は札幌から戻ったばかりで、体も疲れていたので撮影は控えましたが、今日は疲れも取れ、次の仕事の準備のめどもついたので、夕方、月を撮影しました。先日の金星食がこのような天気であったなら、さぞかし美しい写真が撮影できたことでしょう。12.5センチ屈折望遠鏡をカメラ用の三脚に乗せての撮影ですので、風が吹くとすぐにブレてしまいますが、それでも何枚かシャープな画像が得られました。
 最近は、横浜でも星が良く見えることが多く、地方都市に比べても遜色がりません。都会でありながら透明度が良くなってきたのでしょうか。


写真のデーター
月齢3.5 2012年8月21日18時56分
BORG125ED 2XEXT EOS5D Mark2 ISO400 1/20sec
移動式プラネタリウム(サマーフェスタ 札幌ドーム 札幌市 8月17日から19日)
8月20日(月)
札幌ドーム ドームに到着した大型トラック イベントスペース ボリウム満点の海鮮丼

 さきほど札幌から戻りました。5日間ほど涼しいところにいましたので、横浜に戻りましたら、暑さに体が適応できません。サマーフェスタと題して、8月17日(金)から19日(日)まで、札幌ドームにおいて、北海道日本ハムファイターズと千葉ロッテマリーンズ3連戦とともにイベントが行われました。移動式プラネタリウムは、その中の「ファイターズ宇宙展」のプログラムの一環です。他にも花火大会などの大掛かりなイベントも行われました。「ファイターズ宇宙展」では試合とほぼ同時進行で、プラネタリウムの投影や、日本の宇宙開発の展示、宇宙体験アトラクションスペースによる体験などが行われました。
 移動式プラネタリウムの出張投影の、これまでの北限を大きく更新しました。北海道に行くには、途中でフェリーを使用しなくてはいけないため、さまざまな面で往復のリスクが大きくなります。これまでにもオファーが何度かありましたが、実現には至りませんでした。今回は、ほかのプログラムの展示物などとともに、ハードウエアの全てを大型トラックで陸送してもらいました。私たちは空路を利用したので、とても楽でしたが、札幌に到着しても実感がわきませんでした。しかし、朝夕は長袖を着ていないと寒いくらいだったので、気温の差で北海道にいることが実感できました。これまでも広島・福岡・名古屋のドームのすぐ近くで投影をさせていただいたことが何度かありましたが、ドーム内で投影をさせていただくのは、初めてでした。私たちがハードウエアの準備を行う一方で、選手の皆さんが試合前のウォーミングアップをしていました。
 投影のほうは、1日7回、3日間で合計21回の投影でした。投影環境としては、会場が太陽光線を遮断できる場所であり、空調の効きも良かったので理想的でした。しかし試合が始まると、応援の大歓声がエアドームの中に直接響いてくるため、投影に支障をきたすレベルでした。ただし、今回の観客の皆さまは、日本ハムファイターズのファンの方々がほとんどであったため、クレームをつける方はいませんでした。とてもマナーが良く、そして、私共の解説の中に挿入するジョークにも、打てば響くように反応してくれます。2日目の何回目かの投影終了時に、小学校高学年の児童が「・・・おじさん、すごいボケですね。将来、芸人を目指しているのですか・・・?」、私(心の中で)「・・・もう将来はないのだけれど・・・あれは漫才ではなく、プラネタリウムの解説なんだけどな・・・」。投影のほうは、当日夜の札幌の星空を紹介するとともに、北海道に昔から伝わる、わし座の伝説について解説しました。たくさんの方が、楽しかったと言ってくれました。特に、伝説の部分を興味深く聞いてくれたようでした。
 試合が終わると大勢の人々が地下鉄の構内になだれ込みます。投影終了後に急いで、ハードウエアを次の日に備えて梱包して、人々の波に巻き込まれないように、地下鉄に乗るのが大変でした。またドームの中は巨大で、迷子になりそうでした。関係者の入り口から入って、イベント会場までのルートを覚えるのが大変でした。とても神経を使う3日間のイベントでしたが、同時にとても貴重な体験となりました。
 札幌は、これまで何度も訪れているので、すでに土地感があります。大通り公園の近くに滞在したので、毎日のように狸小路で夕食です。北海道は食事が本当においしいですね。特に3日目の夜に食べた海鮮丼はボリウム満点で満足できるものでした。仕事の合間を縫って、札幌の星仲間に会ってきました。夜遅くまで情報交換をしましたが、久しぶりにお会いして、星の話をするのはとても楽しいものでした。
金星食(8月14日)
8月14日(火)
 今の時間は午前4時40分です。1989年12月2日の金星食以来、約23年ぶりに見ました。前回は夕焼けの空の中でとても美しいものでしたが、今回は雲のベールに包まれていました。天気図を見ると、日本列島全体に沿って雲の流れが覆っていたため、移動はあきらめました。ほかにも移動できない理由があったためです。
 日付が変わる頃から、ベランダに望遠鏡3台を準備して撮影体制を整えました。21センチ反射望遠鏡、12.5センチ屈折望遠鏡、そして眼視用に5センチ屈折望遠鏡です。ピンポイントの天気予報では、私共の地域は金星食の間だけ、晴れの予報でしたが、その後、予報は変更され、くもりになりました。午前2時頃起きて、ベランダに出ましたが、低空の雲の流れが激しく、稲光まで発生していました。それでも、次の条件の良い金星食は見ることができないだろうと考え、現象が終わるまでベランダで空を見ていました。昨日なら良かったのにと思いました。昨日は、金星と木星の間に月が挟まれて、とても美しい光景でした。
 現象が終わる時間に近づき、あきらめかけていた頃、月のある方向の空の雲が薄くなり、現象が終わった直後に望遠鏡のファインダーから、月と金星が見えました。潜出を少し過ぎていました。撮影するには、あまりに暗いので、少し様子を見ていましたが、雲がさらに薄くなってきたため、急いで12.5センチ屈折望遠鏡で撮影しました。露出時間が、想定していたより多くかかりました。経緯台に搭載していましたので、ピントは合わせたものの、月と金星が少し動いてしまうため、ややピンボケのように写っています。赤道儀に乗せた21センチ反射で拡大撮影ができなかったのが残念です。しかし、天候を考えれば、見ることができただけでも良しとすべきでしょう。何枚か撮影したのち、ふたたび雲の中に入ってしまいました。望遠鏡のファインダーでも、見ることができたので、良かったと思います。最後まであきらめないでいたのが正解でした。
これから床に入ります。

写真のデーター
2012年8月14日3時43分 BORG125ED屈折望遠鏡を経緯台に搭載。ISO1250 シャッタースピード1.3秒 EOS5Dmark2 2倍テレコン
移動式プラネタリウム(小田原ダイナシティ 神奈川県小田原市 8月11日から12日)
8月12日(日)
 神奈川県小田原市にある大型のショッピングセンター、小田原ダイナシティで8月11日(土)から12日(日)の2日間、に移動式プラネタリウムの投影を行いました。「親子で神秘体験〜ダイナシティ プラネタリウム」と題して、同ショッピングセンターのウエストキャニオン広場で、1日5回、2日間で合計10回ほど投影をさせていただきました。観覧料は300円です。昨年の8月に続き2年連続2回目です。昨年は1日間でしたが、今年は2日間になりました。施設のスタッフの皆さまともすっかり顔なじみとなり、仕事もスムーズに運びました。
 ペルセウス座流星群のピークが近いため、ペルセウス座流星群、金星食の話とともに、夏の星座についてお話ししました。2日間とも、全ての回が満席でした。投影時間の設定なども適切だったと思います。1日目の朝は、お盆の帰省ラッシュとも重なり、現場に向かう国道134号線は渋滞していました。ヒヤヒヤしましたが、約束した時間に到着することができて一安心です。今日は、道路はさほどの混雑もなくスムーズに通過できました。
 
それにしても、今年の夏は、昨年に比べると、体力的に疲れたな・・・と感じる場面が多くなってきました。
 さて、いよいよ金星食の撮影の準備をしなくてはいけませんね。どこで撮影するかは、明日の夜からの天気次第です。
移動式プラネタリウム(南足柄市役所 南足柄市商業協同組合主催 神奈川県南足柄市 8月8日)
8月9日(木)
 南足柄市商業協同組合の主催で、8月8日(水)に南足柄市役所の1階アトリウムにおいて、移動式プラネタリウムの投影を行いました。昨年の8月以来、2年連続2回目の投影となりました。昨年は、南足柄市文化会館が会場でしたが、今年は場所を変えて、すぐ隣の市役所が会場となりました。アトリウムからは、市役所の各窓口が見えています。市民が各種の申請などを行うわきでの投影となりました。お昼休みには市役所の職員の皆さまが興味津々でドームの中を覗いていきました。
 昨年も好評だった、との評価であったため、今年の実施につながりましたが、今回も昨年以上にたくさんの方々にプラネタリウムをご覧いただきました。ただ、イベントの性格が濃いので、来年以降も継続的に実施されるかどうかは疑問です。南足柄市、小田原市近辺は、プラネタリウム施設がないため、最近はこのエリアで投影をさせていただくことが多くなってきました。
 夏の星座の話とともに、間近に迫ったペルセウス座流星群や金星食の話をしました。アトリウムは天井がガラス張りで空調の効率が良いとは言えません。そのため、ドームの中もふだんより温度が上昇してしまいました。観客の皆さまは、少し暑かったのではないかと思います。ビデオプロジェクターのランプがアラームを出して、途中でたち切れる場面が何回かありました。再点灯することで、投影には支障が出ませんでした。そろそろランプの寿命であることは把握していましたので、あわてることはありませんでした。このプロジェクターは、中古で購入したものです。しかし、7メートルドームで使用するには、解像度、発色、明るさの全てが充分に満足できるクオリティーですので、コンテンツの作りがいがあります。常設プラネタリウム館の中には、ドーム直径が大きいため、ビデオプロジェクターの性能が追いつかず、私共からみるとクオリティーに問題があるものも見受けられ、映像を制作する側としては、がっかりさせられることがあります。今日は、移動式プラネタリウムの投影の予定がないため、午前中のうちに新品のランプに交換しました。予備ランプは昨日の投影時も、ビデオプロジェクターのそばに置いておきましたが、さすがに現場で交換している時間的な余裕がありませんでした。
 さて、今日は午後から、ある企業が私共を取材したいとのことで、その対応です。詳しいことはお話しできませんが、後日、その企業のホームページに取材の内容が掲載されます。これまで各界の著名人が何人も取り上げられています。私共を取り上げていただくのは、光栄に思い、取材をお受けすることにしました。この件に関しましては、企業のホームページに掲載された時点でお知らせします。
移動式プラネタリウム(神奈川県立こども医療センター 8月6日から7日 横浜市南区)
8月7日(火)
 横浜市南区にある神奈川県立こども医センターで8月6日(月)と7日(火)の2日間、移動式プラネタリウムの投影を行いました。同センターで治療中のこどもたちや、その保護者などが対象です。同センターの病院ボランティア組織である、オレンジクラブの主催によるものです。昨年の8月に実施して以来、1年ぶり3回目の投影となりました。同時に、エアブラシイラストやCGイラストの展示も行っています。
 病院内の養護学校の児童・生徒、外来のこどもたちと保護者、点滴装置を伴う車椅子、ストレッチャーなど、各回ごとにいつくかのグループに分けてドーム内に入ります。医師、看護師、養護学校の先生、ボランティアスタッフなど、たくさんの方々にサポートされて投影を行わせていただきました。とても大がかりなものです。全てはオレンジクラブのコーディネートによるものです。入院生活を送るこどもたちにとって「満天の星空」は、毎年、夏休みの素敵な贈り物になっているとのことです。
 ここでの投影は、正直に言って、すごく大変です。投影以外の部分でとても神経を使うためです。このところの「プラネタリウム雑記」を見ていただいてわかる通り、連日の投影で、体を休めている暇がありません。今日はとても疲れました。
 このところ、難しい場面での投影が続いているため、これで良いのだろうかと、再び自問自答を繰り返しています。
移動式プラネタリウム(ピオニウォーク東松山 埼玉県東松山市 8月4日から5日)
8月5日(日)
 埼玉県東松山市にあるモール型のショッピングセンターです。2010年にオープンしました。モール・アピタ棟とケーズデンキ棟で構成されていますが、今回はモール・アピタ棟1階のピオニコートに移動式プラネタリウムを設営し、8月4日(土)と5日(日)の2日間、1日7回、2日間で合計14回の投影をさせていただきました。
 お店のオープンと同時にチケットを買い求める列ができます。2日間、全回満席でした。チケットは200円(小学生未満100円)です。順調にチケットが売れていくのは、見ていてうれしい限りです。夏の星座の話と、金星食、ペルセウス座流星群の話をさせていただきました。
 ピオニコートは、吹き抜けの空間ですが、天井はガラス張りになっているため、太陽光線が差し込みます。エアドーム内に光が回りこんでくる場所があっため、その対策を行ったうえで、メガスターゼロ投影機の光量をいつもよりややアップして投影しました。そのおかげで、星空は通常通りのクオリティーで、とても美しく再現できたと思います。
 観客の皆さまは、反応の静かな方が多く、地域性が感じられました。それでも、私共のジョークのつぼにはまってしまう方が何人かいらっしゃいました。2日間とも横浜・東松山間を往復したため、少し疲れました。新しいショッピングモールから直接オファーをいただけるのは、大変ありがたく思います。
移動式プラネタリウム(横浜市中スポーツセンター 社会福祉法人横浜社会福祉協会主催 横浜市中区 8月2日)
8月3日(金)
 横浜市中スポーツセンターにおいて、8月2日(木)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。今回は、詳細についてレポートをしませんが、私共としては、反省しなくてはいけない点がたくさんありました。この経験を無駄にしないよう、今後に活かしていきたいと思います。
移動式プラネタリウム(瑞穂市図書館 岐阜県瑞穂市 7月31日)
8月1日(水)
 関市から瑞穂市に向かい、7月30日(月)の午後、瑞穂市図書館に入り設営を行いました。31日(火)の投影に備えるためです。同施設で投影をさせていただくのは、昨年の11月以来2年連続2回目です。1回限りかと考えていましたが、昨年の投影終了後にすぐに連絡が来て、次回もお願いしたいとのことで、今回の実施となりました。
 事前募集制でしたが、募集を開始してから、わずかに30分で6回の投影すべてが満席となったとのことでした。そこから先は、全て、お断りの対応だったようです。実施当日になっても、まだ問い合わせがあったようでした。参加者の歩留まりもほとんどなく、関心が高かったようでした。幼児や、その保護者を対象にした投影が多かったため、投影のほうも、内容は幼児向けです。おおぐま座の話、夏の星座の話、金星食の話を中心に解説しました。施設の方々ともおなじみになりました。今回は5メートルドームを使用しました。
 つい先日車のオイル交換をしたばかりなのに、カーナビがもう、オイル交換の催促をしています。あっという間に、5000キロを走ってしまいました。
仮設プラネタリウム(関市まなびセンター 岐阜県関市 7月28日から29日)
8月1日(水)
 関市まなびセンターの直径12メートルドームに、メガスターゼロ投影機を仮設しての投影です。7月28日(土)と28日(日)の2日間、投影を行ってきました。前日に仮設をして、プラネタリウム投影機本体をパワーアップします。また本体とは別投影の星座絵投影機なども位置調整します。制作しておいたテーマ解説用のコンテンツがどのように投影されるかも確認する必要があります。今回は、同施設に保管してあった群流星投影機も使用しました。
 このため、下に記述した横浜市鶴見区役所主催の投影を終了して、いちど家に戻り、夕食を済ませ、お風呂に入って、宿泊用の衣類などをバックに詰め込んでから、再び今度は関市に向けて出発しました。第2東名は、もう何度往復したことでしょうか。数えるのも面倒になりました。東海環状道の鞍ケ池パーキングエリアで仮眠をとり、夜明けをむかえます。明け方の空に金星と木星がとてもきれいです。朝食を済ませてから、午前中の早い時間に関市まなびセンターに入りました。
 投影の初日は、関市の様々なイベントと重なり、観客の数は残念ながら多いとは言えませんでした。今回の投影のテーマは「金星食とペルセウス座流星群」です。今回もオリジナルの静止画や動画をふんだんに使用して、金星食とペルセウス座流星群に関して解説を行いました。投影の前半部は、関市の当日夜9時の星空の解説です。リピーターの方が次第に増えてきているように思います。それが少し明るい材料でしょうか。夜7時からの観望会は、前回同様たくさんの方々が参加しました。プラネタリウムで、観望会のときに見られる星空を解説し、そのあと屋上に上がって観望会です。観望会用の解説時に使用するコンテンツもまた、オリジナルです。こちらは1回限りの投影ですが、それでも手間暇をかけます。一度制作しておくと、他でも使用する可能性があるためです。観望会は近隣の天文アマチュアの方々、関高校の生徒の皆さんなどがボランティアとなってお手伝いします。私共も、観望会に関しては、ボランティアでお手伝いをしています。このような形で、岐阜県の天文関係者と交流が深まることを、毎回とてもありがたいと思っています。皆さんが持参される天体望遠鏡に、私共は興味津々です。
 移動式プラネタリウムにおける投影イベントは、地方都市であろうと、首都圏であろうと、ほとんどの場合、満席になります。しかし常設館の場合はそうはいきません。地方都市におけるプラネタリウムの運営の難しさは、過去に嫌というほど経験しています。還暦を目前に控えた今、このような形で、再び運営のお手伝いをさせていただくと、プラネタリウムは何のために投影するのだろうという、根本的な問いかけを自らに行いながら、投影をすることになります。今の自分に与えられた立場では、どのような形の投影がふさわしいのか、この歳になっても、まだまだ試行錯誤が必要です。
 2日目の投影終了後、関市から瑞穂市に向かいました。関市まなびセンターの職員の皆さまとは、すっかり顔なじみになりました。いつも親切に対応してくださるので、頭の下がる思いです。
移動式プラネタリウム(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 横浜市鶴見区役所主催 7月26日)
7月26日(木)
 横浜サイエンスフロンティア高等学校で行った、横浜青少年サイエンスセンター事業における、移動式プラネタリウムの投影は、今年は実は3日間でした。ただし、今日の事業は鶴見区役所の主催です。事業の内容そのものは、昨日までと同様ですが、鶴見区役所と同校の連携で実施された事業です。初の試みで、今日は、鶴見区が募集した小学校児童が対象となりました。
 移動式プラネタリウム、電子顕微鏡、学校内の見学などが主なメニューです。生徒の皆さんも、3日目ともなると少し疲れ気味でしたが、相変わらずてきぱきと対応する姿はさすがです。タイムスケジュール通りには、なかなかいかないものですが、それでも機転を利かせた生徒たちが、自主的に、児童の前で質問を受けたりしながら、時間調整を行いました。先生の何人かもかかわりますが、私共も含めてよほどのことがないかぎり、口出しはしません。生徒の自主性を尊重しています。今日もスムーズにスケジュールを消化できたと思います。
 星が出てくる場面での、児童の歓声に、鶴見区のスタッフが驚いていました。私共にとっては、当たり前の光景ですが、とても新鮮だったようでした。今後も継続できると、とても良いと思います。
 このところ、体を休める暇がないので、少し疲れました。
移動式プラネタリウム(横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校 横浜市鶴見区 7月24日から25日)
7月26日(木)
 7月24日(火)と25日(水)の2日間、横浜サイエンスフロンティア高校で移動式プラネタリウムの投影を行いました。同校では市内の小中学生に科学に興味を持ってもらうための取り組みとして、横浜青少年サイエンスセンター事業に取り組んでいますが、今回のプラネタリウム上映会はその一環として実施されました。地域の小学校の児童、同校の生徒の皆さんなどに投影をご覧いただきました。同校で移動式プラネタリウムを実施させていただくのは、4年連続で4回目です。
 同校の天文部の生徒と連携して、事業を実施します。ハードウエアの設営から、観客の入退場、そして、朝の早い時間やお昼休みを利用して、生徒の皆さんに移動式プラネタリウムの投影のノウハウを伝授しています。同校では、9月に行われる文化祭において、天文部が自作ドームでプラネタリウムの投影を披露する予定ですが、その練習の一環として、私共のハードウエアを使用して、生徒が解説の練習をします。それを私共、担当の先生、生徒の皆さんで、改善点などを指摘して、文化祭に備えます。まさに生きたプレゼンテーションのトレーニングです。生徒にとってもまたとない機会になっていると思います。
 この2日間の本番は、もちろん、私共が解説を行っています。夏の星座を中心にお話をさせていただきました。また、金環日食、金星の太陽面通過、そして8月のペルセウス座流星群と金星食について解説をしました。生徒の皆さんは、夏休みにもかかわらず、朝から夕方までの対応で大変ですが、教室との勉強とは異なり、児童と触れ合いながら、事業を円滑に進めていくことで、さまざまなことを学ぶことになります。2日間、てきぱきと良く対応してくれました。
移動式プラネタリウム(アイティ専門店街 兵庫県豊岡市 7月21日から22日)
7月23日(月)
 
天橋立 記念写真 伊根の舟屋群 豊岡市民プラザのホール
 
 兵庫県豊岡市のアイティ専門店街で7月21日(土)から22日(日)に移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。アイティ専門店街の15周年を記念してのイベントです。観客の皆さまは、合計金額1,000円以上のレシートを専用応募用紙に添付しての応募です。関係者が驚くほど、たくさんの応募があったとのことで、抽選となったようでした。しかし、実際には2日間とも歩留まりがあり、各回とも空席が発生しました。販売促進という視点から見ると、応募がたくさんあった時点で、イベントとしては、成功しているのではないかと考えられますが、たくさんのお客様に見ていただきたいという気持ちは、関係者も私共も同じです。
 豊岡市は兵庫県の北部に位置しており、市の北側は日本海に面しています。日本で最後の野生コウノトリの生息地としても知られ、保護・繁殖・共生の事業がおこなわれています。バッグ(かばん)の生産地としても知られており、市内のお店やホテルなどに、製品がたくさん展示されています。兵庫県は、本州で唯一、日本海と瀬戸内海の両方に面しています。地図を調べてみると、市の東側は、京都府と接しています。丹後半島が近くにあります。天橋立、伊根の舟屋群など、前から見てみたいと思っていた場所の近くでした。。
 実施日の前日に搬入が予定されていたため、20日(金)の未明に横浜を出発して、仮眠をとりながら、日本三景の一つである天橋立を目指しました。ちょうど良い機会でした。午前9時30分頃には天橋立に到着しました。傘松公園のケーブルカーを利用して公園に登り、そこから天橋立を眺めました。途中に雨が降ってくる場面がありましたが、通り雨でしたので、ゆっくりと、この素晴らしい景色を見ることができました。車で20分ほど北上したところには伊根の舟屋群があります。今回行かないと、次の機会がないかも知れないと考え、伊根を目指しました。伊根の風景は、漁村の風景そのものです。故郷の海を思い出させる景色でした。海に面した駐車場に車を止めて、そこから海の底を見ると、岩の影にウニがへばりついているのが認められます。海がきれいな証拠です。時間がゆったりと流れているようで、穏やかな気持ちになりました。まもなく夏休みをむかえるこどもたちが、嬉しそうに学校から家路についていました。こどもの頃、海辺で過ごす夏休みは、自然がいっぱいでとても楽しいものです。力いっぱい遊んでほしいと思いました。
 投影のほうは、毎回、幼児から年配の方まで、幅広い年齢層の皆さまにご覧いただきました。私共のジョークに、年配の皆さまがとてもウケていました。顔をおさえて、笑いをこらえていた方もいたようでした。ジョークをはさみつつも、お話しているのは、あくまでも真面目な星空のことですので、あまり脱線しないように、いつも気を配っています。専門店街の7階にある豊岡市民プラザの会場で投影をさせていただきました。1日8回、2日間で合計16回の投影です。夏の星座、こと座の神話、金環日食・金星の太陽面通過の写真紹介、ペルセウス座流星群と金星食の話などをさせていただきました。会場内は、照明を落とすことができるので、理想的な環境で投影をさせていただきました。
 私共からは告知をしていませんが、アイティ専門店街で投影があるとの情報を知った、兵庫県内の天文同好会のメンバーの方々が投影を見に来てくださいました。お話をする時間があまりとれずに、残念でした。同好会の方々から、今は引退された兵庫県内のベテランのプラネタリウム解説員の近況を教えていただきました。3年前にお会いしたことがありますが、その後も元気であるとのことで嬉しく思いました。各地で、このようなつながりができることが、何よりありがたいと思います。
 7月21日の夜、駅前の商店街では夜市がたち、たくさんの人出でにぎわっていました。夕食はその夜市で済ませました。夏休みを目前にした、大勢のこどもたちの笑顔が印象的でした。
移動式プラネタリウム(プレンティ専門店街 神戸市西区 7月16日) 
7月17日(火)
 7月16日(月、祝日)に、神戸市西区にあるプレンティ専門店街で移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。想像していた場所とは異なり、海からは少し離れたマンション群の一角にある場所でした。明石からアクセスした方が時間が短縮できそうだったので、前夜のうちに城陽市から明石まで移動しました。
 2009年の6月に明石市において、全国プラネタリウム大会・明石2009が開催されました。私共も参加しましたが、その時に宿泊したホテルが、今回利用したホテルです。3年ぶりでした。到着した時間が午後8時30分を過ぎていたため、駅前のお店で夕食を済ませただけで、すぐにホテルに戻りました。市内を散策している時間はありませんでした。
 プレンティ専門店街では、6回の投影をさせていただきました。全回満席です。城陽市のアル・プラザ城陽での投影とはまったく雰囲気が異なり、とても興味深く思いました。今回は、特に幼児が多かったのが印象的でした。大人向けと幼児向けの解説用コンテンツを2種類用意していたので、毎回、観客の皆さまにどちらのコンテンツが良いか、確認してから投影を始めました。結果、全ての回で幼児向けとなりました。
 プラネタリウムの投影では、幼児向けの生解説の投影が、解説者にとっては一番難しいものです。最初の数分間で、幼児の心をガッチリつかむような話をしなければ、幼児たちがそっぽを向いてしまい、投影が成立しなくなるからです。幼児たちが目を輝かせて見てくれるのは、嬉しい限りです。ドームから出るときに「楽しかった、バイバイ・・・」と言ってくれるのが、何よりの褒め言葉です。
 今回は、アル・プラザ城陽とまったく同じチームのメンバーで対応しましたので、設営などはスムーズでした。3日間でお互いに仕事の進め方なども把握できたと思います。とても信頼できる皆さまでした。撤収後のその足で、横浜に戻りました。途中で仮眠をとりながら帰ってきましたので、横浜到着は今日の午前3時でした。急ぎで作成しなくてはいけない書類が何件かあっため、午前10時には起きて、仕事を開始しました。散歩もいつものように、午前と午後の2回しましたが、特に疲れはないようです。この夏は、頻繁に東名高速を利用することになりそうです。
移動式プラネタリウム(アル・プラザ城陽 京都府城陽市 7月14日から15日)
7月17日(火)
伊賀ドライブイン 春日大社にて アル・プラザ城陽

 京都府城陽市のショッピングモール、アル・プラザ城陽で7月14日(土)から15日(日)の2日間、移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。100の専門店が集まるショッピングモールの1階、プラムコートという場所にハードウエアを設営しました。
 モールに入ってきたお客様の多くがこの場所を通過します。1日7回、2日間で合計14回の投影です。1日目の午前中の投影は、やや満席に満たなかったものの、午後からの投影と2日目の全ての投影が満席となりました。当日夜9時の星空を投影し、主な星座や、こと座の神話、金環日食と金星の太陽面通過の写真、そして8月に見られるペルセウス座流星群と金星食の話をさせていただきました。うまく説明できませんが、地域性がとても強く感じられました。
 設営の時間が早朝だったため、近くの奈良市のホテルに前日に入りました。奈良を訪れるのは、昨年の4月以来、約1年3カ月ぶりです。少し時間があったので、今回は春日大社に参拝しました。前回時間がなくて行けなかったためです。とても蒸し暑い日でしたが、奈良の雰囲気を味わうにはぴったりの場所でした。
 13日の早朝に横浜を出発しました。東名、新東名、東名を通り、伊勢湾岸道から東名阪道を抜け、亀山インターチェンジで降りて、名阪国道を経て奈良に入ります。途中に伊賀ドライブインがあり、そこで昼食としました。ここは国道25号線です。昔からあるような感じのドライブインですが、昼食のメニューはどれも安くてボリウムたっぷり。とてもおいしいものでした。トラックのドライバーがたくさん利用している理由が良くわかりました。
 今回のショッピングモールでの投影は、周囲の雑音などが多くて、とても神経を使いました。観客の皆さまにも、私共の声が聞こえにくかった場面があったかも知れません。それでも投影が終わるたびに、毎回拍手を頂戴できるのは、とてもありがたいと思います。
 私共からは告知をしませんでしたが、近隣のプラネタリウム施設の解説者2名が見に来てくれました(敵情視察・・・?)。投影を終了したのち、少しお話をさせていただきましたが、私共の解説を、今後の解説の参考にしたいとのことでした。ただし、移動式プラネタリウムの解説スタイルを、常設館にそのまま持ち込むのは良くありません。アブローチの方法が全く異なるためです。そのあたりのことは、もちろん理解された上でのことかと思います。業界の方がドームに入っていたことは、投影中はわかりませんでした。もっとも、どなたが見ていようと、私共は、いつも精一杯(ただし、りきまないよう、肩の力をいつも少し抜いています)投影をさせていただくだけです。
 2日目の投影が終了したあと、急いでハードウエアを撤収して、その足で、明石に向かいました。翌日の16日の神戸での投影に備えるためです。到着が夜遅くなることを覚悟していましたが、思った以上に早めに明石に到着しました。
太陽黒点(NOAA1520黒点群)
7月10日(火)
 昨日の朝、撮影した太陽の黒点の拡大写真です。NOAA1520群と写真右上に1519群が見えています。この黒点は、今日はさらに成長しているようで、午後にはフレアーも発生していました。ちょうど博物館のプラネタリウムで解説の日でしたので、そこの太陽望遠鏡のモニターで見せてもらいました。いずれは、そのようなフレアーも撮影できるように、装置の導入も視野に入れています。私共の今後の取り組みの一つです。
 太陽黒点の撮影は、まだまだクリアーしなくてはいけないハードルがたくさんあります。望遠鏡の性能をフルに引き出す写真が撮れるようになるのには、もう少し時間がかかるように思います。
 若い頃に、ずっと太陽観測に取り組んでいましたので、その頃の感覚が少しずつですが、戻りつつあります。当時は、20センチの屈折望遠鏡と、8センチの屈折望遠鏡に取り付けた、プロミネンスアダプターで、黒点とプロミネンスの観測を行っていました。まだ、プロミネンスの観測装置が普及していない頃でしたので、国内で常時観測をしていたのは3人程度でした。私共の当時の観測の師匠は、長野県に住む太陽観測の大ベテランで、手紙でやり取りをしていました。今でも年賀状を交換しています。私共が再び太陽に取り組み始めたと言ったら、喜んでくださるのではないでしょうか。
 なお、この写真はBORG天体望遠鏡の開発者でもある中川さんにもお送りして、ホームページに掲載していただきました。こちらをご覧ください。7月10日のブログに掲載されています。 

写真のデータ
2012年7月9日9時27分 BORG125ED(口径をフルに使用) EOS5D Mark2 1/640sec ISO125 ノートリミング画像をリサイズして縮小
移動式プラネタリウム(七夕スペシャル・プラネタリウム トレッサ横浜 横浜市港北区 7月3日から7月8日)
7月10日(火)
 トレッサ横浜は株式会社トヨタオートモールクリエイトが開発・運営を行っている複合型商業施設です。220店舗のショッピングシティとトヨタ系列の実車の展示・販売などが行われています。施設は南棟と北棟があり、北棟は横浜市の姉妹都市であるフランスのリヨン市の旧市街の街並みが再現されています。とてもおしゃれでエキゾチックな雰囲気が漂っています。北棟2階のリヨン広場で7月3日(火)から8日(日)まで、移動式プラネタリウムの投影を行わせていただきました。今回で4年連続4回目の投影です。
 平日は午後4時から午後7時の回まで、1時間ごとに4回の投影、土日は午前11時から午後7時の回まで、1時間ごとに8回の投影でした。入場整理券は大人が300円、小学生以下は無料です。初日の1回目と4回目の投影を除いて、あとは全ての回が満席でした。
 おかげさまで、どの施設で投影をさせていただく場合でも、満席、あるいはそれに近い場合が多いのですが、それにしても、トレッサ横浜の場合は、その傾向が一段と顕著です。4年も連続で投影をさせていただいていると、リピーターの方も多くなり、ほぼ毎回のように「昨年も見ました。これで3回目です。」などと声をかけてくださる方がたくさんいるのは、嬉しい限りです。また、今回の場合は、2日連続で見に来てくださった方も何人かいたようでした。
 平日の午前中は、近隣の小学校を招待しての投影です。地域に密着したショッピングシティとして、このような手法は、イメージアップにもつながり、とても良いと思います。施設の中では、中学生の職業体験も行われていました。
 七夕スペシャル・プラネタリウムと題して、夏の星座を中心に投影をさせていただきました。七夕の話、金環日食と金星の太陽面通過の写真紹介、そして8月の金星食とペルセウス座流星群の話を、ビデオプロジェクターによる映像を交えて行いました。使用している静止画は、ほとんどが私共で撮影、もしくは制作したオリジナルです。
 4年目ともなると、施設のスタッフの皆さまとは、すっかり顔なじみとなりますので、お互いに安心して仕事を進められます。ただ、土日の混雑は凄まじいものです。人々が行きかう中心部に、移動式プラネタリウムを設営していますので、神経を使います。毎回満席になってくれるのは、とてもありがたい話ですが、土日は午後2時頃には、全ての入場整理券が完売してしまうため、それからあとのお客様に、お断りのお詫びをすることを心苦しく思っています。
 観客の中には、近隣のプラネタリウムを見ている方もたくさんいるようでした。投影終了後に、お孫さんを連れた、ある年配のお客様が、私共に話しかけてきました。「近隣のプラネタリウムを最近見たが、解説者の解説がおもしろくもなんともない。」とおっしゃっていました。その方は、翌日も別のお孫さんを連れて、また見に来てくださいましたので、私共の投影は、気に入ってくれたということだと思います。投影が終わるとニコニコして、ドームから出て行きました。嬉しく思った次第ですが、少し複雑な心境です。
 多くのプラネタリウム施設は、公的機関で運営されています。税金が投入されているわけです。数億円のハードウエアと、それとは別に年間にすれば、かなりの運営費が必要です。それだけの経費を投入したプラネタリウムの内容が、おもしろくないとすれば、問題でしょう。お客様は二度とその館に足を運ぶことはないと思われます。業界全体にとってもマイナスです。このような事例は、表面化しないことがほとんどですので、取り立てて問題にならないわけですが、私共は、このような事例が、実は一番怖いものだと、常々感じています。
 ショッピングモールなどにおける、移動式プラネタリウムの投影は、環境としては、常設館にはかないません。混雑の中の雑音、ショッピングカートの音、乳幼児の泣き声、館内放送など、投影の最中に様々な音が入りこんできたり、投影中も暗闇の中のこどもさんからは目が離せません。解説に神経を使うほか、それらの要素にも気を配りますので、1回の投影に要する集中力は、常設館での解説の5倍程度になるのではないでしょうか。それでも、全ての回を、生解説にこだわり、一人で投影をこなしていくのは、クオリティーを落とさないための私共のポリシーです。前述のお客様のコメントから学ぶことは、ハードウエアよりも投影の内容のほうが大切だということではないでしょうか。私共は、現状に満足することなく、今後も、解説にさらに磨きをかけるために精進したいと思っています。
 年を追うごとに、疲労感が増してきますが、まだ大丈夫だろうな・・・と思っています。最終日の搬出を終えて、家に戻る頃には、月が東の空から上って来ていました。お風呂に入り、そのあと、望遠鏡をセッティングして、月を撮影し、床についたのは、日付が変わって午前2時を過ぎていました。そしてひと眠りしたあと、8時に起きて、気流が安定している間に、太陽面を撮影しました。その日の夜は、さすがに疲労困憊となり、爆睡しました。トレッサ横浜での投影は、神経、体力のどちらも消耗が激しいため、とてもハードですが、オファーをいただける限り、今後も対応したいと考えています。
移動式プラネタリウム(東部市民センター 愛知県尾張旭市 尾張旭青年会議所主催 7月1日)
7月1日(日)
 移動式プラネタリウムのサマーラウンドの始まりです。最初は尾張旭青年会議所主催の事業です。東部市民センターにおいて投影をさせていただきました。観客は、青年会議所が招待した児童養護施設の皆さまです。小学生から高校生まで、午前と午後に分けて、合計4回ほど投影をさせていてただきました。
 移動式プラネタリウムの存在価値を発揮できるような事業であったと思います。多感な高校生たちは、私共から見て、最初は「プラネタリウムなんて・・・」と思っていたような感じでしたが、投影が始まってしまうと、私共の解説に対して、七夕の星などを自分の指でさしていたりしましたので、まんざらでもなかったのではないかと思っています。心休まるひと時であるようにと願いながら解説をさせていただきました。ただし、眠っていた人もいたようでしたので、私共の解説も、もっと磨きをかけなくてはいけません。
 搬入を開始する頃、空から大粒の雨が落ちてきました。雨の中で、搬入を行うのは、久しぶりでした。レインスーツを着用しながら作業を行ったため、汗だくでした。先週末も、ほぼ同じルートをたどって関市まで行きましたので、最近では、東名高速が通勤路のような感覚です。行き帰りとも雨が降ったりやんだりでした。
 七夕の話と金星食の話を中心に、各学年のレベルに合わせて解説をさせていただきました。

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