投影日誌


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日食のコンテンツ
3月2日(金)
 このホームページの日食のページにおいて、2012年5月21日の金環日食について、さまざまな情報を掲載していますが、今日、いくつかの内容を追加したことで、ほぼ形が出来上がりました。これ以上の追加はおそらくないと思います。今後、今回のような大きな日食が日本で見られないこと。また、私共の年齢などを考えると、このように詳しく記述させていただくのは、今回が最後ではないかと考えています。もちろん、日食が終わったわけではありませんので、日食終了後は、そのレポートも掲載するつもりでいます。すでにそのイベントの準備なども進めているところです。
 あす以降は、再び、しばらく中断していたプラネタリウム番組のための、CG制作に本格的に取り組むつもりです。今日は冷たい雨が降る、寒い一日でした。
大雪
3月1日(木)
 横浜は昨日、久しぶりに雪が積もりました。10センチ以上積もったでしょうか。まるで、長岡から雪が追いかけてきたようです。大雪と表現しても良いのでしょうが、日本海側の地域に住む方々からは、笑われてしまいそうですね。夕方には止みました。仕事を中断してスコップを持ち出し、雪かきをしました。学校から子供たちが帰ってくる時間であったため、転んではいけないと思ったからです。作業を始めてすぐ、ご近所の方々が出てきて手伝ってくれました。世間話をしながら1時間ほど作業をしたでしょうか。体が痛くなるかもしれないと思いましたが、何ともありませんでした。ふだんから、移動式プラネタリウムのハードウエアの搬入・設営・撤収などで体を動かしていることが多く、その成果なのかもしれません。健康のためには良いのかもしれませんね。
 少し先の話ですが、来年の投影の予定で、予約が重複している日が発生してしまいました。急いで関係者の方々に電話を入れて、調整をさせていただきました。ご理解をいただいたので、ほっと一安心ですが、同時に、ご迷惑をおかけして申し訳なく思っています。今年は、いろいろな意味で神経を使う毎日が続いていますが、仕事をいただけるだけ、ありがたいと思っていますので、できる限りの対応ができればと考えています。
ユリウス暦とグレゴリオ暦
2月29日(水)
 4年に一度の2月29日という日がやってきました。今年は閏年です。あと4年後の2016年には、述べる機会がないかも知れませんので、今日は暦の話に少し触れてみたいと思います。本来はそのためのページを設けたほうが良いかも知れませが、そこまでするほどではありません。少し専門的な話で長くなりますが、ご了承ください。
 ユリウス暦はB.C.46年にJulius Caesarによって、それ以前のローマ市の、古代の地域的な暦を修正することにより、ローマ帝国において確立されたものです。その最終的な形に達したのは、A.D.8年の頃であり、ローマ帝国の発達に伴って広まっていきました。西洋ではその後、さらに修正が加えられるグレゴリオ暦が用いられるようになるまでの、1582年まで一般的に使用されていました。
 共和制後期のローマの暦は、権威のある祭司達の手によって、閏月の伸縮などが施された太陰太陽暦です。Caesarはこの暦法を改め、1暦年を365日とし、4年ごとに1日の閏日を置くことにしました。そして暦のずれを修正するために、B.C.46年に閏日を挿入し、その年の長さを445日として、彼の改正した暦をB.C.45年に制定しました。多くの書物によれば、改暦に関してはアレキサンドリアの天文学者Sosigenesの助言を受けたとされています。
 ユリウス暦は、施行のあと、置閏が再びローマの祭司によって行われました。しかし、彼らはこの置閏法を誤り、3年ごとに閏年を置いたので、B.C.8年にAugstusは、誤りを訂正するため、A.D.8年まで閏年を置くことを禁止しています。こうして、ユリウス暦はAugstusの時代に、ローマ帝国の公用暦となり、1582年にグレゴリオ暦にとって代わるまで使用されることとなりました。
 太陽が春分点を出発して黄道(こうどう)を1周して再び戻ってくるまでを1太陽年といいます。その長さは365.2422日です。1暦年を365日とすると、その端数0.2422日は4年で約1日となります。そこで、前述のように4年ごとに1日の閏日を置き365日の年を3回と366日の年を1回ずつ繰り返すのがユリウス暦です。これによって1年の平均の長さは
 (365×3+366日)/4=365.25日
となります。しかし、1太陽年365.2422日との誤差は、365.25日-365.2422日=0.0078日=約11分14秒だけ暦年の長さが太陽年の長さを超えています。この累積誤差は400年で3日となり徐々に季節との狂いを生じていく原因となります。ユリウス暦におけるこの欠点は、復活祭の日付の決定に著しく影響を及ぼす結果となりました。
 復活祭は、現在のような方法が基本的に確立したのは、西暦325年のニケア公会議以降であったとされています。それによれば、復活祭は春分の日、または春分の日のあとの、最初の満月のあとの日曜日とされています。ただし、復活祭の計算に用いられる教会暦では、春分の日は3月21日と固定されていました。この結果、天文学的な春分は、ユリウス暦における誤差のために、16世紀には3月11日となってしまい、復活祭は次第に夏の方向に近づく結果となってしまいました。
 この10日の誤差を埋めるために、教皇GregoryXVは1582年に改暦を実施しました。これが現在、世界中で広く用いられているグレゴリオ暦です。復活祭の日付を一定の季節の中におさめることが、その主な目的でした。グレゴリオ暦は太陽暦です。ユリウス暦を基礎として、太陽年に調和する暦年の保持のために採用された置閏法は、大変すぐれたものでした。その改暦の内容は次のようなものでした。
1 暦の数え方から10日間を省略して1582年10月4日(木)の翌日を1582年10月15日(金)とする。これは、実際の春分を暦のうえでも3月21日に
  もどすためです。 
2 4で割り切れる年を閏年とする。ただし400で割れない世紀の変わり目の年の閏日を省略する。例えば1700年、1800年、1900年、2100年が
  それに該当します。これはユリウス暦の置閏法による誤差を修正するためです。 
3 改暦された暦では、復活祭の日付の規定を固定化する。
 ユリウス暦では、400年の間に100回の閏年があり、前述のとおり、3回、閏年を余計に置きすぎたことになります。これに対しグレゴリオ暦では400年に97回の閏年と303回の平年があり、グレゴリオ暦の1年の平均の長さは
 (365×303+366×97)/400=365.2425日
で、1太陽年との誤差は、わずかに0.0003日です。暦日との誤差がとりたてて問題になることはない精度となりました。
 グレゴリオ暦は、まずローマカトリックの国々で、生活や宗教上の目的などに用いられるようになりましたが、宗教上の理由などによって、今日のように広く世界的に使用されるようになるまでには300年以上の歳月が必要でした。各国の改暦の時期に関しては"EXPLANATORY SUPPLEMENT TO THE ASTRONOMICAL EPHEMERIS AND THE AMERICAN EPHEMERIS AND NAUTICAL ALMANAC"に詳しく記述されています。この本は位置天文学の専門的な解説書であり、若い頃に軌道計算の勉強をしていた私共にとってはバイブルですが、すでに絶版となっています。
 日本での改暦は、明治5年11月9日(西暦1872年12月9日)に布告され、それまでの太陰太陽暦である天保暦にとって代わっています。これにより明治5年12月3日が明治6年1月1日と定められました。なお、天文学の世界ではユリウス暦の1582年10月4日の翌日を、グレゴリオ暦の1582年10月15日として扱っています。
 ところで、天体の軌道計算などに用いるユリウス日は、ユリウス暦からグレゴリオ暦への改暦によって生じる、日数の計算における混乱を防ぐために考案されたものです。近代年代学の創始者と呼ばれるJoseph Justus Scaligerによって考え出されたものであり、ユリウス日におけるユリウスという名称は、ユリウス暦のユリウスとは関係なく、彼の父の名に由来しています。
 ユリウス通日(つうじつ)は、ユリウス暦において同じ曜日が同じ暦日となる太陽周期の28年、メトン周期とも呼ばれる太陰周期、すなわち235朔望月の19年、そしてインディクション(ローマ帝国コンスタンチヌスの始めた徴税の周期)の15年という、3つの周期が同時に始まるB.C.4713年1月1日にその起点が置かれ、それ以降の毎日の経過日数を数えるものです。
 過去の天文現象などを調べるときに、その日付がユリウス暦で記載されているか、グレゴリオ暦で記載されているか注意が必要です。また、プラネタリウム投影機に、それらの日付を入力して、再現しようとする場合、多くの制御用ソフトウエアは、前述の1582年で区別されますので、場合によっては、両方の暦の間の変換プログラムが必要になる場合があります。私共は、若い頃、この必要性を感じて、C言語によりプログラムを組んだことがありました。ソースコードは今も残っていますが、現在のパソコンのOS上では、走らせたことがありません。 ユリウス通日などの詳しい計算方法は、ここでは省略させていただきます。
アンケート
2月28日(火)
 2月20日に横浜市立みなと総合高等学校で地学Tの授業の講師をさせていただきましたが、担当の先生から、その時の授業に関する生徒のアンケートが送付されてきました。とても興味深く見せていただきました。生徒が私共の授業をどのような気持ちで聞いてくれたのかが良くわかりました。ただし、アンケートの設問の内容をみると、最初から私共に送付されることを前提としていることがわかるために、批判めいた感想はありませんでした。感想の部分を精査して、どこがいけない部分だったのかを探り、今後に活かしていきたいと思っています。
 年度末でお忙しい中、結果をすぐにフィードバックしてくださる担当の先生には、頭の下がる思いです。ありがとうございました。いただいたアンケート結果を有効活用しなくては、先生に申し訳ありませんね。
 先日の新潟県立自然科学館・長岡市中之島文化センターにおける事業において、雪の降りしきる寒い中で、科学館の管理職をはじめとした、男性職員の皆さまが、率先して駐車場において車の誘導をされている姿を見て、これにも頭の下がる思いがしました。このところ、心を動かされることが続いており、とても励みになっています。がんばらなくては・・・。
移動式プラネタリウム(長岡市中之島文化センター 主催 新潟県立自然科学館・長岡市中之島文化センター 2月25日から26日)
2月27日(月)
 今日の午前1時30分頃に、横浜に帰ってきました。長岡を出発したのは、26日(日)の午後5時30分頃です。小千谷付近から関越トンネルまでチェーン規制がかかっていました。新品のスタッドレスタイヤが威力を発揮しました。スキー場からの帰りの車などで、練馬の手前で渋滞に巻き込まれそうだっため、少し遠回りして、鶴ヶ島ジャンクションから圏央道経由で八王子ジャンクションまで行って、中央道を経て、横浜横須賀道路で戻ってきました。仮眠や休憩なども含めて、8時間ほどかかりました。
 「サイエンスキャラバン科学館がやってきた!」という事業のプログラムの一環として移動式プラネタリウムの投影を行いました。主催は新潟県立自然科学館と長岡市中之島文化センターです。公益財団法人東京応化科学技術振興財団の助成を受けて実施されたものです。この期間、科学館は設備改修工事のための休館となっているため、スタッフのほとんどが中之島文化センターに来ていました。
 近年、科学館・博物館などではアウトリーチに関する取り組みが求められています。アウトリーチとは、英語で手を伸ばすことを意味する言葉ですが、科学館・博物館関連では、地域への出張事業といった意味で使用されます。今回の事業は、その中でも最大規模のものではないかと思います。アウトリーチに関して、これほど本格的な取り組みは、今まで見たこともありませんし、聞いたこともありません。新潟県立自然科学館、本気です。
 プログラムには移動式プラネタリウムのほか、ミニ科学館、科学工作教室、サイエンス実験ショーなどが含まれています。まさに移動科学館ですね。私共も以前から移動科学館の構想を持っていますが、このような形で協力させていただいたことに、科学館のスタッフの皆さまには、とても感謝をしています。ありがとうございました。
 昨年も、新潟県立歴史博物館において、新潟県立自然科学館主催で移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。同館の解説陣にも投影に加わっていただきました。科学館のほうからも、移動式プラネタリウムでの解説を経験させるとともに、解説陣を指導してもらいたいと頼まれていたので、気がついた点をいくつか指摘させていただきました。1年間を経て、どのくらい解説陣が成長しているかがとても楽しみでした。
 今回は、同館の解説陣とともにローテーションを組んで、1日6回、2日間で合計12回の投影をさせていただきました。解説陣は3人ですが、3人とも私共の予想を大きく上回って成長していました。1年間で、良くぞここまで成長したものだと感心しました。とても嬉しく思った次第です。「もう、指摘することはほとんどないから、あとは各自で自身の解説を磨いてください。」とコメントをさせていただきました。「ふだんの解説と違って、移動式プラネタリウムでの解説は、気分転換にもなっていいでしょう。観客との距離感もとても近いし・・・」「刺激が強すぎて、おなかが痛いです・・・」「おいおい・・・」。
 解説陣への、私共の上記のコメントは、受け止め方によっては、とても厳しいものです。これからは、自らの個性を発揮しながらも、どのような解説がふさわしいのか、試行錯誤を繰り返さなくてはいけません。ハードルは大変高いものになるのではないでしょうか。解説者の中には、その壁を越えられずに成長がそこでストップしてしまう方もいるからです。再会した時に、どのような解説を聞かせていただけるのか、楽しみにしています。  
 昨年の会場となった新潟県立歴史博物館の担当スタッフの方も様子を見に来てくださいました。そのスタッフの方とは、その後も、メールでやり取りをさせていただいていており、1年ぶりの再会となりました。移動式プラネタリウムの投影をきっかけとして、全国各地の関係者とつながりが持てることは、とてもありがたいことだと思っています。
 開催日の前日に設営をしました。早めに作業が終わったため、夕食は地元のお寿司屋さんです(回るやつ)。とてもおいしいものでした。先日、東京で投影をさせていただいた折、その組織の上のほうの方が、お寿司屋さん(回らないやつ)に私共を連れて行ってくれて御馳走してくれました。それもとてもおいしいものでしたが、回るやつは、それはそれで私共の口に合っているのです。もっとも、私共は海辺の町で育っているため、新鮮な魚がどのようなものかは、こどもの頃から舌が覚えています。
 投影のほうは、当日の長岡の星空とオリオン座の神話、5月21日の金環日食などについて解説をしました。雪の降りしきる中、毎回満席とはいきませんでしたが、まあまあの入り具合だったと思います。科学館の皆さまとの再会を約束して、帰路につきました。雪国での投影は、昨年経験してある程度状況を把握できましたが、往復のリスクも高いため、慎重にならざるを得ません。1年のうちで最も神経を使う出張投影ですが、とても充実して楽しい2日間でした。関係者の皆さまには、厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

下の写真は、行き帰りも含めたスナップです。プログラムは、移動式プラネタリウム以外は、全て新潟県立自然科学館のスタッフによるものです。
往路の高速道路の雪の壁 長岡市中之島文化センター 道路に積み上げられた雪 サイエンス実験ショー
ミニ科学館のコーナー きっずこうさく 科学工作教室 科学工作教室
売店まで出張してきました 投影を待つ観客の皆さま 投影中の星空 復路の高速道路は路面も雪
講演用のコンテンツ
2月22日(水)
 3月と5月に予定している講演で使用するコンテンツがほぼ完成しました。現時点で実用レベルですが、もう少し改善したいところがあるため、完成度は95パーセントです。思いのほか時間がかかってしまいました。ただし費やした時間の50パーセント近くは、ソフトウエアの不具合、もしくは、私共が無理にたくさんの動画を押し込めたために発生したトラブルの解決のためです。
 事前に実験したにもかかわらず、大がかりなものを作ろうとすると、さまざまな場面でトラブルが出てきます。動画の1本は結局、組み込むことができませんでした。メモリーは十分持たせていますので、ソフトウエア上の制約かもしれません。別の方法で動画と同じ効果を再現しました。あちこち調べている間に、今朝の2時過ぎまでかかってしまいました。しかしトラブルは、これで終わりではありませんでした。
 今度は、ノートパソコンにそのコンテンツをコピーすると、再び動作しないトラブルに見舞われました。制作用のコンピューターはWindows 7、ノートパソコンのほうはXPで動作します。環境が異なるため、事前に単純なコンテンツでテストして問題ないことを確認してからの作業でしたが、結果としてこのようなことになってしまいました。動画のサイズを小さくして、何とか動くようになりましたが、それでもメニューバーが消えない(消える設定でコンテンツを作っています)という問題が最後まで残ってしまいました。
 ユーザーがOSをはじめとした、コンピューターの動作環境の問題で、このような無駄な時間を費やさなくてはいけないとこには、怒りさえ覚えます。ユーザーの多くがこのような経験をしていることでしょう。その時間をお金に換算したらどうなるか、大変な資源の無駄遣いではないでしょうか。ソフトウエアの開発者は、互換性にも十分に配慮し、開発を行ってほしいと思います。作っただけで、あとはユーザまかせでは済まされないはずですが、不思議なことに、それがまかり通ってしまうのが、現状ではないでしょうか。コンピューターの世界では常識なのかもしれませんが、私共に言わせれば常識でもなんでもありません。創作意欲をそがれてしまうような問題ですね。しかし、同時に多くのノウハウも得ましたので、今後に生かしていきたいと思います。転んでもただでは起きません。
 海外ではすでにLightWave11の発表があり、日本でも5月頃をめどにリリースされるようです。新しくなるのは良いことですが、今所有しているパソコンでは動作が重たくなってしまうのが心配です。またXPでの動作は保障されていません。たぶん、動くと思いますが、ダメな場合はOSの入れなおしとなります。ネットワークレンダリング用のコンピューターがXPで動作しているためです。5台に関して、全部入れ替えるのは大変な作業になりそうです。LightWave10も、あまり使わないうちにバージョンアップになりそうです。CGを制作している時間よりも、コンピューターの使用環境を維持するために、費やしている時間のほうが多いような気がして、本末転倒です。今日は少しカリカリしていますね。このカリカリは誰にぶつければよいのでしょうか。カリカリカリカリ(×20)・・・。

 ・・・その後、さらに問題を解決するための取り組みを進めた結果、動画のサイズを小さくしてファイルの容量を減らし、さらにコンテンツ本体に動画を組み込むことにより、ほとんどの問題をクリアーしました。次のステップは、このコンテンツを利用して、いかにわかりやすく解説できるかに取り組むことです。やれやれ・・・。
授業(地学T 横浜市立みなと総合高等学校 横浜市 2月20日)
2月20日(月)
 午前中に、横浜市立みなと総合高等学校に行って、地学Tの授業の講師をさせていただきました。「星の進化」に関する話です。担当の先生が、すでに恒星の一生や、HR図(ヘルツシュプルング・ラッセル図と言います。縦軸に絶対等級、横軸にスペクトル型をとった恒星の分布図です。)についての説明をされています。今回は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像をもとに、星の進化について具体的にお話をさせていただきました。
 生徒の皆さまの後ろで、担当の先生がお二人、そして校長先生にも同席していただいた中での、星の進化の話となりました。実写の映像や私共が作成したイラストなどをたくさん使用して、説明をさせていただきました。
 講師として、生徒の皆さまを相手に話をさせていただくのは、目的があります。プラネタリウムの中での解説だけではなく、さまざまな場面で、特定の人々を相手にお話をさせていただくことで、そのノウハウを身につけ、それを再びプラネタリウム解説にフィードバックしていくためです。これまでにも講演などで何度も経験しており、私共の年になって、何をいまさら・・・という感じがしないでもありませんが、解説はまだまだ発展途上であると考えているからです。
 同校において、1月14日に移動式プラネタリウムの投影をさせていただいています。授業の開始前に、そのとき移動式プラネタリウムの投影でお手伝いいただいた、地球科学同好会のメンバーからお礼状をいただきました。メンバーの皆さまにとっても、貴重な体験となったようです。同校でも移動式プラネタリウムに今後取り組み、小中学校の訪問を考えているとのことでした。
 担当の先生は、平成23年度文部科学大臣賞優秀教員表彰を受賞されました。理科分野でのレベルの高い授業の実践や、新設市立高校でのカリキュラム作成などが評価されたとのことで、いつもお世話になっている先生の受賞は、私共としてもとても嬉しく思った次第です。日頃の地道な取り組みの結果です。全国で847人の受賞者の一人となりました。
 私共は、今後も積極的に機会をとらえて、このような体験ができれば良いと思っています。
ドームスクリーンの天頂
2月19日(日)
 今夜は、少し早く床につけそうです。といっても時刻はすでに夜11時を過ぎています。2月18日(土)に都内のプラネタリウム施設に行きました。リニューアルオープン工事中のドームスクリーンの様子を見てきました。興味本位で見に行ったわけではなく、これも仕事の一環です。私共は、移動式プラネタリウムのほかにも、プラネタリウム・天文関連の様々な仕事をさせていただいています。あるときはイラストレーターであったり、CGクリエイターであったり、講師であったり、コンサルタントであったりします。今取り組んでいるのは、どちらかといえばコンサルタントに近い仕事でしょうか。
 巨大なスクリーンは、私共の移動式プラネタリウムのドームスクリーンとは比較のしようがありません。具体的なことはお話しできませんが、足場に乗ってドームスクリーンの頂上、即ち天頂まで行ってきました。足場ですから下が透けて見えます。そこから見た工事中の仮設の床までの高さは14メートル近くあるでしょうか。ただし、本来の床までの高さは、工事が終了すると18メートル近くになるようです。高所恐怖症の方は無理ですね。
 ドームの天頂を間近に見るのは、実はこれが2度目です。1度目は、前に勤務していた職場の23メートル傾斜型ドームの再塗装の検査の際に見ました。プラネタリウム解説者の中で、ドームスクリーンの天頂を、間近に2回も見る方はいないでしょうから、ギネスブック入りですね。・・・でも工事関係者なら当たり前ですから、自慢にはなりません。
 このような大きな施設でのプラネタリウム解説は、今でも月に2回ほど機会があります。そのたびに、移動式プラネタリウムでの解説と比較しますが、どちらにも良さがあり、そもそも比較するものではないのかも知れないと思うようになりました。その施設での工事は、しばらく続きますので、定期的に顔を出すことになります。
移動式プラネタリウム(IKEA港北 横浜市港北区 2月17日)
2月19日(日)
 今回も日付が変わってからのアップとなってしまいました。今の時間は19日の午前1時過ぎです。17日の夜から、横浜市港北区にあるIKEA港北で移動式プラネタリウムの投影を行いました。今回はいつもと少し状況が異なります。IKEA港北が主催する、年に1度の「お泊まり会」というイベントの中でプラネタリウムの出番となりました。ドームを使用せずに、壁面に星空を投影するものです。
 イベント参加者の皆さまの就寝前、IKEA港北に勤務するスタッフ2名による、歌と演奏のバックで星空を投影しました。お二人は勤務の傍ら、バンド活動を行っているとのことで、その演奏は素晴らしいものでした。
 冷たい雨の降りしきる中、夕方になってからIKEA港北に向かいました。現場に到着したのは夜9時過ぎです。それから搬入・設営を開始しました。今回の仕事のパートナーは河合準子さんです。設営が終わって、メガスターゼロの電源を入れようとしましたが、電源が入りません。「あれ・・・」と、二人で顔を見合わせました。良く見ると、電源ケーブルが接続されていません。「はて・・・どこにいってしまったのだろう・・・」 探し回りましたが見当たりません。一瞬、血の気が引きました。これまで120回近く、出張投影を行っていますが、初めての経験でした。
 前回は、いきいき埼玉主催で、埼玉県民活動総合センターで投影をさせていただきました。撤収を終えて、最後に必ず、現場に忘れ物をしていないかどうかを確認しますので、忘れてきたということは考えられません。冷静になって記憶をたどってみて「あっ!・・・」と思い当たることがありました。最後に片付けを終えたときに、コードが一本、残っていました。ビデオプロジェクターの電源コードだろうと思って、そちらのケースに入れましたが、おそらくそれが、メガスターゼロの電源ケーブルだったのだろうと想像しました。急いで車に戻り、ビデオプロジェクターのケースを見てみると、ありました!ケーブルが。ほっと一安心です。油断するものではありませね。
 現場に戻って急いで接続して、ハードウエアを立ち上げると、何事もなく動作しました。さて、もうひとつクリアーしなくてはいけない問題が残っていました。星空を投影するには、間接的な光が多すぎて、星空に見えないからです。IKEA港北のスタッフにお願いして、遮光カーテンで覆ってもらい、なおかつ間接光をできる限り遮断して、何とか投影が可能となりました。メガスターゼロの本来の性能を100パーセント発揮できたわけではありませんが、素敵な演奏のバックに投影される星空は、参加者の皆さまにも、ご満足いただけたようで、安心しました。
 移動式プラネタリウムでは、このようなハプニングがつきものです。その場その場で臨機応変に対応し、精一杯の仕事をすることが、私共の務めですが、今回はさすがに追い込まれました。帰ってきたのは午前3時を回っていました。このところ、夜明け前まで仕事をする日が続いていますが、不思議なことに眠気を感じません。年をとったせいでしょうか。それとも緊張感が持続しているせいでしょうか。
講演で使用するコンテンツ
2月17日(金)
 日付が変わってしまいました。2月17日の午前3時です。昨日の朝から、散歩と食事以外は、パソコンのモニターにむかったままです。3月と5月に、公共施設などで金環日食に関する講演を依頼されています。そのほかにも、金環日食に関するイベントがいくつか。そこで使用するコンテンツを2日がかりで作りました。
 ほぼ原形が完成しました。CG動画を3本、静止画多数、過去に撮影した金環日食の写真などを使用します。2枚の静止画をのぞけば、あとの全てがオリジナルの動画や画像です。動画や静止画は、これまでに作成しておいたものです。この2日間は、それらをプレゼンテーション用のソフトに取り込んで編集しました。ソフトの使い方に多少慣れてきたため、少し複雑な表現をしています。
 LighWave10、プレミア、フォトショップなど、5種類のソフトを使用して仕上げました。ほぼ納得できるレベルに仕上がったと思います。これから、このコンテンツをノートパソコンにコピーして動作を確認するのですが、ノートパソコンでのどのくらい軽快に動くものかが心配です。動作が重いようであれば、ほかの方法を考えなくてはいけません。
 本来は、講演のためにこれだけの時間を投入する必要はありません。しかし、講演の内容のレベルを上げる(聞いていただく皆様に、よりわかりやすくという意味です)ために、あえて時間をかけました。講演の、その先を見据えているためです。近年、常設プラネタリウム館で映像のデジタル化の導入が盛んになりつつあります。生解説で使用するコンテンツにおいても、動画や静止画をおり混ぜての解説が、すでに求められているためです。デジタル化に対応するために、以前からこのテーマに取り組んできましたが、これまで以上に高度な生解説を目指しています。
 これらのコンテンツ制作のノウハウを蓄積するとともに、実際の講演では、それを活用してどのように話を進めるか、その全てについて、これまでより高いレベルで講演ができればと思っています。
車の修理
2月12日(日)
 約1か月前、駐車場に置いた車を少し前に移動したとき、駐車場のスペースに2か所のシミのような模様を見つけました。雨が降ったあと、路面が濡れた時の状態とは少し異なり、油が付着しているような感じでした。場所から判断して、エンジンスペースの下あたりだったので、オイル漏れかも知れないと思い、いつもお世話になっている営業の方に来てもらいました。おそらくオイル漏れだろうということになったため、修理することにしました。しかし、仕事の関係で、車を修理に出している時間がありませんでした。最悪、走行している間に、エンジンオイルの警告灯が点灯してしまう可能性がありましたが、その時はガソリンスタンドでオイルを追加してもらうことで対処しようと考えていました。
 幸い、大事には至りませんでした。先週のうちに修理に出し、無事戻ってきました。オイルパンからのオイル漏れのほか、ディストリビューターからもオイルが漏れていたようでした。ほっと一安心です。修理のついでに、バッテリー交換、ワイパーのブレードの交換、タイミングベルトの交換などをお願いしました。走行距離がかなりのものになったためです。ただし、タイミングベルトは、ベルトではなくチェーンを使用していたため、交換の必要はなかったようです。
 このタイミングで修理に出したもう一つの理由は、タイヤをスタッドレスに履き替えるためです。近日中に、日本海側での投影があるためです。昨年も同じ時期に、長岡市で投影をさせていただきました。その時は、タイヤチェーンを使用しましたが、何度も装着したり外したり、とても大変でした。また、帰りの高速道路で「低速車あり」の表示を出してしまったようです。恥ずかしい思いをしたのと、チェーンを装着したために発生する車の振動が、大切なハードウエアにダメージを与えかねないと思ったからです。
 おかげで、大きな出費となってしまいました。しかし、今後、雪の降る地域での投影が多くなりそうな気配なので、将来に向けての投資と考えています。昨日は、その新品のスタッドレスタイヤを履いて、雪のまったくない高速道路を、埼玉まで往復しました。もったいないですが、仕方がありません。乗り心地は、悪くありませんでした(・・・今使用している車は、その前の車とは異なり、乗り心地を語るレベルの車ではありません)。これで、雪国での投影は準備万端です。残るは、私共のドライビングテクニックだけですね。・・・それが一番心配だったりして・・・。
移動式プラネタリウム(埼玉県民活動総合センター 財団法人いきいき埼玉主催 2月11日)
2月12日(日)
 埼玉県伊奈町にある埼玉県民活動総合センターにおいて、2月11日(土)に、移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。財団法人いきいき埼玉の主催による、第3回世代間交流事業「プラネタリウムを体験しよう!」という事業です。プラネタリウムを設営させていただいた場所は、1階の内モールと呼ばれる場所で、センターに入館される利用者が、その内モールを通って、各所に行くための広大な空間の通路です。センターの受付もその場所にあります。
 その広大な空間の一角にハードウエアを設営して、1日5回ほど投影をさせていただきました。また、同時進行で、別の部屋ではペーパークラフトによるワークショップも行っています。こちらもまた、私共で対応させていただきました。イベントは事前募集制でしたが、応募者が殺到して、キャンセル待ちの状態だったということでした。キャンセル待ちの皆さまには、申し訳なく思っていますが、嬉しい限りです。
 当日の夜の伊奈町の星空、5月21日の金環日食、6月6日の金星の太陽面通過、8月14日の金星食について解説を行いました。財団法人いきいき埼玉の担当の方によると、またいずれ、プラネタリウム関連のイベントを計画したいとのことでした。
 今回の投影では、最後の回まで、観客との距離感を縮めることができなかったように思います。1回目の投影で感触を探り、2回目の投影から修正をかけていきます。2回目以降は、どの地域においても、観客との距離感を縮めて、自らのペースで解説を進めることができるのですが、今回は、その、しっくりいく感覚が最後までつかめませんでした。これは、移動式プラネタリウムでの解説を経験したことがなければ、理解できないものだと思います。茨城県、栃木県などで投影させていただいたときにも、同様の感覚を経験しました。地域性のようなものがあるのかも知れません。これらの地域で投影するには、どのような話し方がふさわしいのか、さらに試行錯誤が必要に思いました。
 上記に記述した感覚的なものは、観客の皆さまや、私共に声をかけていただいた関係者の皆さまには、わかりません。解説者自身が、その時の解説に納得しているかどうかの問題です。少なくとも自分自身では、もっと工夫しなくてはいけないと思った次第です。
 関係者の皆さまに撤収をお手伝いいただいたおかげで、予定していた時間よりもかなり早く横浜に戻ることができました。途中のファミリーレストランで夕食をとり、帰ってからは、朝まで爆睡状態でした。体力的にかなり消耗したようです。
勘違い
2月9日(木)
 この「プラネタリウム雑記」によれば、昨年の11月11日(金)に、新しく導入したコンピューターの使用環境を整えるために、古いコンピューターを廃棄して、コンピューターの移設作業を行っています。その時、数枚のプリントアウトされた用紙が出てきました。それは、ずっと以前に、ある天文計算の世界的大家に向けてメールをお出しした時の返事でした。アメリカの研究者です。ある計算に関して疑問に思い、どうしてその場面で、その数式を使用するのかと問い合わせました。
 当時、電子メールは、国内でもまだ普及する前のことです。返事は半日足らずで帰ってきて、電子メールの威力に驚いたものです。その数式をその場面で使用する理由が、丁寧に記述されていました。私共のつたない英語の質問にも、世界的な大家が、素早い返事をくれることに感激したものです。
 コンピューターの移設時に捨てようかとも思いましたが、大事なことが書いてあり、もしかしたら今後必要になるかも知れないと思い、捨てずにとっておきました。最近になって、ある出版社からいただいた仕事において、これに関連することについて指摘がありました。不思議に思って調べているうちに、このプリントアウトの事を思い出しました。
 取り出して読んでみると、当時は、それでよいと考えていたことが、ああ、そういうことだったのかと、今になって納得しました。どうやら大事なところで勘違いをしていたようです。今頃になって誤りに気が付きました。今から16年も前のやり取りです。その方は、今も現役でNASAのゴダ―ド・スペース・フライト・センターで活躍されているようです。もうだいぶ年をとられたのではないでしょうか。・・・それはこちらも同じ。
 このホームページにおける日食のページを、しばらく閉鎖させていただくことにしました。金環日食が近いにもかかわらず、御迷惑をおかけしますが、少しお待ちください。
移動式プラネタリウム(昌平小学校 千代田区少年少女指導者協議会主催 東京都千代田区 2月4日)
2月5日(日)
 JR秋葉原駅のすぐ近くにある昌平小学校において、2月4日(土)の夕方から夜にかけて、移動式プラネタリウムの投影と天体観望会を行いました。この事業を主催したのは、千代田区少年少女指導者協議会です。昨年の5月1日にも、同じ場所で同協議会の主催で投影をさせていただいています。
 その時、応募者が殺到して抽選となってしまったようでした。そこで今回、同じ年度内に2度目の開催となりました。今回も応募者は定員の2倍以上だったようでした。
 参加者の多くが、小学校低学年とその保護者であったため、当日夜の、その時間の星空を投影しました。また、金環日食の話を低学年向けに解説しました。このプラネタリウムと同時進行で、屋上では天体観望会がプログラムの一つとして開催されました。こちらも私共で対応しています。21センチ反射望遠鏡を持ち込み、満月4日前の月や木星をご覧いただきました。今回の開催日は、この天体観望会を実施するために、開催日時に月や惑星が見やすい位置にあることを条件として、主催者側と調整させていただいたものです。
 プラネタリウムで、当日のその時刻の星空を投影し、事前に予備知識を得たあと、すぐ外に出て実際の星空で星座などを確認して、望遠鏡で天体を見るプログラムは、理想的なスタイルだと思います。
 プログラムがすべて終了して、主催者にご挨拶をしたときに、またもう1回くらいお願いしたいというお話をいただき、大変ありがたく思った次第です。
移動式プラネタリウム(電通本社 東京都港区 2月2日から3日)
2月3日(金)
 2月2日(木)と3日(金)の2日間、電通本社のエントランスにおいて、移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。電通本社エントランス企画「宙を向いて働こう」というイベントのプログラムの一つです。移動式プラネタリウムのほか、小惑星探査機はやぶさ関連の展示、国際宇宙ステーション関連の展示などが行われました。また2月2日には、川口淳一郎氏(はやぶさプロジェクトマネージャー)、山崎直子氏(宇宙飛行士)などを招いてのトークショーも開催されました。
 このイベントは、電通本社で働く社員が対象となっているようでした。プラネタリウムのほうも、同社の社員の皆さまなどを対象に、1日5回、2日間で合計10回ほど投影をさせていただきました。社内で事前に観覧希望者を募集したものですが、どの回もキャンセル待ちが出るほどで、注目度もとても高かったようです。当日夜の東京の星空の解説と、金環日食、金星の太陽面通過、そして金星食の話をさせていただきました。
 今回は観客の皆さまがすべて大人の方でしたので、いつもより少し掘り下げてお話をさせていただきました。また、アドリブとジョークもいっぱい効かせて投影をさせていただきましたので、投影する側も楽しい2日間でした。投影する場所も遮光の条件が良く、メガスターゼロ投影機の性能を、いかんなく発揮できました。声のはり、つや、そして通り具合などもベストの状態でしたので、毎回ベストに近い投影ができました。
 2日目の最後の回の投影終了時、女性社員の方が、涙を手でぬぐわれていたのが印象的でした。プラネタリウム解説者冥利に尽きますね。とてもありがたいと思いました。
移動式プラネタリウム(柏小学校放課後子どもプランかしわっこ 東京都立川市 2月1日)
2月1日(水)
 東京都立川市の柏小学校で2月1日に移動式プラネタリウムの投影を行いました。柏小学校放課後子どもプラン「かしわっこ」の主催によるものです。本来は、昨年の9月21日(水)に実施する予定でした。しかし、当日は台風15号が関東地方を直撃したため、中止となりました。その後仕切り直して、本日の実施に至ったものです。
 昨年は震災や台風の影響などで、移動式プラネタリウムの実施が予定されていたにもかかわらず、中止になったものがいくつかありましたが、全てのイベントが延期となり、後日実施となったため、結果として中止になったものは1件もありませんでした。ありがたいことだと思っています。
 今日は4回投影させていただきました。インフルエンザが流行っているにもかかわらず、毎回満席の盛況でした。今日の夜9時の立川市の星空と、オリオン座の神話、そして金環日食の話をさせていただきました。児童の皆さんはとても元気そうでした。星空が出てくる場面では、私共の解説の声が届かなくなるくらいの歓声が上がっていました。
 先月に続いて、今月もタイトなスケジュールの始まりです。
太陽投影板
1月30日(月)
 今回も日付が変わってからこのページにアップすることになりました。ラジオを聞きながら書いていますが、ラジオのほうでは国立天文台の縣先生が金環日食、金星の太陽面通過、金星食などについて説明しています。縣先生とは、昨年の会議で何度もご一緒させていただきました。さて、その金環日食ですが、当日は生まれ故郷であるひたちなか市の海岸でひっそりと撮影を行う計画を立てていましたが、そうもいかなくなりました。ある施設で、この日にイベントを行う計画が進んでいます。おそらくそこで、イベント参加者の皆さまに、リアルタイムで説明を行いながら、金環日食を見ることになりそうです。これまでのいろいろな経緯を踏まえて、お引き受けすることになります。ただし、貴重な機会ですので、そこで写真も撮影してしまうことも考えています。
 金環日食を安全に見るためには、日食めがねを使用するのがベストかと思います。しかし、せっかく参加者の皆さまに集まっていただくのですから、望遠鏡でも太陽を見てもらうつもりです。自らが太陽を見る場合は、写真撮影が目的であることがほとんどであるため、カメラのファインダーを通して太陽を見ます。あくまでの構図などの確認のためです。しかし、今回は太陽投影板で見ていただくのが最適でしょう。そこで、新たに太陽投影板を調達しました。
 昨日はそのテストです。太陽投影板などテストする必要もありませんが、アクセサリー取り付けバンドを介して、取り付けるため、私共が所有している鏡筒に問題なく取り付けることができるかどうか、ピントはでるのかどうか、接眼鏡を通して、太陽はどのくらいの大きさで、どのくらいの明るさで投影されるのか、眩しくはないのかなどをチェックしました。もちろん、これらは事前に調べてから注文したものですが、取り付けてみて初めてわかる不具合があったりするためです。結果は、全く問題ありませんでした。
 上の写真は、10センチの屈折望遠鏡に取り付けた太陽投影板と、投影板に投影された太陽を撮影したものです。太陽は極めてシャープな像で15センチ程度の大きさに投影されます。黒点も良く見えていました。6月6日の金星の太陽面通過も、この方法で見ることができます。ただし、さすがにそのイベントはない思われますので(・・・あったりして・・・)、ゆっくり撮影に集中できるかと思います。
 金環日食の撮影用には12.5センチの屈折望遠鏡を使用する予定でいます。無事に晴れるとよいのですが…。
ALWAYS三丁目の夕日'64−−続きの話
1月28日(土)
 1月26日(木)の夜に映画を見ました。戻ってから再び仕事に戻り、一段落した時点で下の文章をここにアップしました。時計の針は、すでに24時を回っていたので、日付が変わっていました。最近では仕事が終わる時間が24時を過ぎることがしばしばです。文章をアップする前に、映画を見た感想を、ある方にメッセージとしてお送りしました。超多忙な方なので、ご迷惑をかけるかも知れないと思いましたが、それでもあえて感想を送りました。
 私共が移動式プラネタリウムにおいて投影を行うときに、何が一番うれしいかというと、投影をご覧いただいた観客の皆さまから「楽しかった」、「今晩、星を見てみるね」と言ってもらえるときです。プラネタリウムの解説者仲間の評価なども、もちろん参考になりますが、観客の皆さまの生の声が一番だからです。その方もきっと同じでしょう。
 映画の中で、若いお医者さんが、診察をしていて一番うれしいことは、患者さんから「ありがとう」という言葉をもらう時だと言っていました。その場面を見ていて、私たちの仕事と同じだなと思った次第です。メッセージは無事に届いたようでした。
ALWAYS三丁目の夕日'64
1月27日(金)
 昨日は、朝から忙しく仕事をこなしていましたが、その間にも、電話やメールでの問い合わせがたくさんありました。これらの問い合わせの多くは、のちに必ず、お見積書などの書類が付きまといますので、仕事の量は加速度的に増えていきます。もちろん、その全てがビジネスに直結するわけではありません。しかしながら、問い合わせをいただけるだけ、ありがたいと思い、できる限りの対応をさせていただいています。
 夕方になり、それらがピークに達してしまいました。その間にも、イラストに関して急ぎの仕事が1件舞い込みました。すぐにCG制作用のパソコンに向かいましたが、さすがにイライラして、頭の中が混乱してしまいました。このままではいけないと思い、全ての仕事を中断しました。
 日没直後の薄明中の西の空に月と金星が接近していまいた。気分転換に表に出て、三脚の上にカメラを固定してパチリ。前回撮影に失敗してしまったため、再度挑戦しました。今度はうまく撮れたようです。その足で、駅前の映画館に向かいました。楽しみにしていた「ALWAYS三丁目の夕日'64」を見るためです。歩いていける距離に映画館があるので、とても助かります。
 時は東京オリンピックの頃、私は小学校6年生だったと記憶しています。我が家に白黒テレビが来たのは開会式の前日でした。映画が進むにつれて当時の記憶が鮮やかによみがえってきます。登場するアイテムや背景の全てを懐かしく思いました。プロペラの模型飛行機が町を滑空するシーンを見ているだけでも涙が出てきました。
 三浦友和さん演じるお医者さんが、若いお医者さんのことに付け加えるように、幸せについて語るシーンがとても印象的でした。隣の家にテレビを見に行くシーンなど昔は当たり前でした。隣近所が家族のようなものでした。今とは時代が違いすぎますが、最新のコミュニケーションツールを活用して、現代なりの絆を人々が作り出せるようになると良いと、山崎監督が、最近のテレビの取材のインタビューに答えていました。まさにその通りだと思います。昔を懐かしむだけではいけませんね。
 心温まる、素晴らしい映画だと思いす。たくさんの元気をもらいました。しかし、3作目ともなると、1作目で受けた衝撃が当たり前になってきます。クオリティーは上がっていると思いますが、観客のほうも、目が肥えてくるので、ストーリー全体がしっかりしていないと、満足できなくなります。作り手は大変だと思いました。
 映画館からの帰り道、冬の星たちがとてもきれいでした。ベテルギウス、目で見ている限りでは何の変化も感じられません。爆発するのはいつでしょうね。星にも限りがあるように、私たちの一生なんて、はかないのもです。毎日を精一杯生きなくてはいけないと思っています。
 帰ってきてから、再びパソコンに向かいました。昨日の仕事は深夜までかかって全部片付けましたよ。文句ありますか!・・・て、誰に言っているの?
 「ALWAYS三丁目の夕日'64」映画館でもう一度見たいです。

上の写真の撮影データー:金星と月 2012年1月26日17時42分 EOS40D EF-S 18-55mm F5.6 0.3sec ASA800
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS
1月25日(水)
 フォトショップを使用してイラストを作成している間に、日付が変わってしまいました。先日まで取り組んでいたイラストは一段落しており、現在は今後に向けて、金環日食の説明用のイラストを作成しています。プラネタリウム番組用のCG制作もそろそろ再開しなくてはいけませんが、続きをどこから始めるのか、複雑な作業なので、中断した時の状況を記憶の中から引き出すのに、少し時間がかかっています。
 表題は、日ごろ移動式プラネタリウムの記録写真等に使用しているキャノンのズームレンズです。EOS40Dと組み合わせて使用しています。コンパクトデジタルカメラを使用することもありますが、解像度や暗い場所での写り方のレベルが違うので、記録写真といえども、デジタル一眼レフカメラを使用しています。このレンズは中古で購入しました。中古で1万円もしないレンズで、惜しげもなく手荒な使い方をしてきました。レンズの筐体も軽くできており、作りもきゃしゃな感じなので、性能のほうは、あまり期待もしていませんでした。その割には解像度が高く、写り具合も良いと思っていました。
 最近になって、天文情報誌に掲載されていた、このレンズを使用して星空を撮影した写真を見て驚きました。収差も少なく、周辺までフラットな良像を示していました。星空の写真は点像を撮影しているのと同じなので、レンズの周辺減光や収差の具合が良くわかります。まるでレンズの性能テストをしているようなものです。キャノンのレンズを使用しているユーザーのサイトを見ても、思った以上に評価の高いレンズでした。手ぶれ補正もついているので、大切に使わなくてはいけないと思うようになりました。
 最近では、このレンズのほかにEF-S10-22mmn F3.5-4.5 USMというレンズも持っていくようになりました。こちらは超広角ズームレンズで、狭い場所でも床から天井までカバーします。下の1月21日の写真はそのレンズで撮影しています。このレンズも評価の高いものです。パソコンの画面で等倍で見てもシャープです。1月15日のところの、みなと総合高校での投影中の星空の写真(右端の写真)もこのレンズで撮影してみました。どうやって撮影するかというと、事前にカメラをセットしておき、解説をしながらシャッターを切ります。長時間露光ですが、シャッターを下ろすのはカメラ側でやってくれますので、それがもとで、話の「間」のタイミングがずれることはありません。この写真は、メガスターゼロ投影機の星空を肉眼で見た感じに近いと思います。
 フォトショップの最新バージョンでは、レンズのデーターベースを持っており、指定すると歪みまで補正してくれます。すごいですね。EOS5DMarkUに16-35mm F2.8LUUSMというレンズの組み合わせで撮影することもありますが、こちらは記録写真用としてはあまり出番がありません。ちなみに、EOS5DMarkUもまた、カメラ内にレンズのデーターベースを持っており、純正のレンズであれば周辺減光の補正も行ってくれます。
 本当は、これらの機材を毎月のように、暗い空に持って行って星空の撮影を行いたいのですが、残念ながら、時間も体力もありません。しかし、最近ではデジタルカメラの普及で、天体写真もハードルが低くなってきました。昔の機材を携えて、暖かくなったら撮影に出かけてみたいと考えています。
 宮崎で仕事をしていた頃、良く撮影に出かけていた後輩と、最近再会しました。彼も東京に出てきており、機材を持って時々撮影に行っているようです。お互いに連絡を取り、撮影に行く予定です。
 ちなみに、彼は5月21日の金環日食の日は、すでに有給休暇を取ったとのことでした。さて、私のほうは、当日どうなるのでしょうか。撮影より、仕事のほうが大事?
好青年
1月23日(月)
 先日の移動式プラネタリウムの投影において、観客としてご覧いただいた方の中に、とても印象に残る青年がいました。投影終了後に、その青年が私共に名刺を差し出してきました。投影がとても良かったとのことでした。社交辞令だとしてもとしてもうれしく思った次第です。その時の青年のたち振る舞いや話し方などが、実に堂々としており、なおかつとてもさわやかなものでした。直感的に、この青年とは、今後何らかの形でかかわって行くことになりそうだな、と思いました。
 それからしばらくは、そのことは忘れていました。しかし、つい先日その青年からメールがあり、近日中に会って、いろいろ話がしたいとのことでした。日程を調整して、今日会うことにしていましたが、連絡がうまくとれずに、会えませんでした。結局、縁がなかったのかもしれないと思い、戻ってきましたが、どうしても気になり、日程を再調整しましょうというメールを送りました。間髪をいれずに、私の携帯のほうに電話が入りました。会えなかったことへのお詫びと、別の日に会いたいとのことでした。メールはまだ見ていなかったようでした。お互いに気になる部分が残っていたのだと思います。
 生きていく中で、自らの、その後の人生を大きく変えることになる人物と出会う場面が必ずあります。今回も、もしかしたらそうなのだろうか、という予感がしています。私の年齢から考えると、それは、私自身の今後ではなく、彼の今後に影響することなのかも知れません。誰かさんに、またお人好しが始まったと言われそうです・・・。会っていろいろ話した結果、なんということはなかったね・・・。ということになる可能性もあります。しかし、行動を起こさないかぎり、何も始まりません。彼は、私をその気にさせる何かを持っているようです。人を引き付ける力は、天性のものなのかも知れません。
移動式プラネタリウム(あづまの幼稚園 横浜市瀬谷区 1月20日)
1月21日(土)
 あづまの幼稚園(横浜市瀬谷区)で1月20日(金)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。毎年この時期に投影をさせていただいているもので、3年連続で3回目です。
 夜明け近くに目が覚めました。窓の外は物音ひとつせず、妙に静かな感じなので、もしかしたら・・・と思い窓を開けてみたら、雨交じりの雪が降っていました。急いで朝食を済ませ、投影機などを車に積んで出かけました。案の定、一般道は大渋滞でしたが、約束していた時間前には幼稚園に到着しました。園の体育館前まで車を入れて、大粒の雪が降りしきる中での搬入となりました。このような場面のために、車の中にはレインスーツやタイヤチェーンを常備していますので、困ることはありません。
 園児たちに冬の星座を投影し、お話をしました。また5月21日の金環日食についてもお話をしました。太陽がお月さまに食べられてしまうこと、しかし、数時間後にもとの形に戻ること、目で太陽を直接見ると危ないので、日食メガネを使ってみることなどです。園児たちは、何回かに分けて投影を見ます。先に見た園児たちから、情報が伝わり、次に見る園児たちが、ドームの前でお友達と話をしているのが聞こえてきました。「望遠鏡で太陽を見てはいけないんだよ・・・。目玉焼きができちゃうんだって・・・」どうやらお話ししたことは、ちゃんと園児たちも理解したようでした。園としては、日食を安全に見てもらうためには、どうすればよいか、考えているようでした。
 雪は午後には小降りになり、搬出を終えた頃には止んでいました。タイヤチェーンを使用せずに済みました。帰りに園長先生から、来年の日程を確保しておくよう、依頼がありました。思わず「本当ですか・・・!ありがとうございます」。継続して実施することは、園のほうも私共もお互いに大変ですが、ありがたいことだと思っています。園児たちが、宇宙や星空に興味を持つきっかけとなるよう、そしてこどもの頃から、経験値をたくさん持っておけるよう、美しい星空を来年もお届けしたいと思います。
 日食メガネは、間際になると品薄が予測されますので、早めに入手されることをお勧めします。
会議
1月19日(木)
 都内で会議があり出かけました。午後からの会議でしたが、横浜からはかなり遠いため、午前中のうちに出かけました。途中、高田馬場で下車した頃お昼になりました。駅前で昼食をとろうとしましたが、どこもいっぱいで入れませんでした。一人くらいであれば、何とかもぐりこめるのですが、今日は少しゆっくりしたかっため、あきらめて、会議のある場所の最寄駅まで行って、そちらの駅前で昼食としました。ハンバーガーショップが1件あるだけです。あまり好きではありませんが、そこしかないので、そこで食事としました。
 会議が終わったのは5時頃でした。それから横浜に戻ると、もう夜ですので、結局は1日を費やすことになります。効率的とは言えませんが、仕方がありません。最近は会議や打ち合わせが多くて、まるでサラリーマン時代に戻ってしまったような感じです。好ましい傾向ではありませんが、私共のようなものでも、頼りにしてくれているわけですから、感謝しなくてはいけませんね。
 5月21日の金環日食に向けて、このホームページに各地の状況を掲載しました。昨年のうちから作成しておいたものです。時間のあるときを見つけて作成しておいたものですが、かなりの量になりました。まだまだ、掲載しなくてはいけないものがたくさんあるのですが、できるだけ早い時期に、これらもアップして一区切りつけたいと思っています。数値データーは、最新のものを使用していますが、以前から掲載しているものと、大きく変わっているものではありません。逆に今までのものが、それだけ精度が高かったということになります。
 この金環日食に関しては、横浜市内を中心に、いろいろなところからイベントなどの問い合わせが増えてきています。このまま行くと、どうなってしまうのかと思うくらいですが、質を落とさず、できる限りの対応をしていきたいと考えています。金環日食という現象が注目されるのは、とても良いことだと思いますが、相手は太陽です。イベント等を主催される方は、イベントの告知とともに、くれぐれも安全に太陽を観察する方法の普及にも配慮していただきますよう、お願いいたします。金環日食時に、リング状になった太陽を直視することは危険ですし、経験上、眩しすぎて直視できません。
打ち合わせ
1月17日(火)
 横浜市内で打ち合わせがありました。やっと体が本来の調子に戻ったため、朝の散歩を終えてから出かけました。距離が遠かったため、今日は車で出かけました。打ち合わせは午後からだったため、途中で、いつもお世話になっているトレッサ横浜に立ち寄り、昼食です。お昼はラーメンとチャーハンのセット。食事が再びおいしく感じるようになりました。
 午後から打ち合わせに入りました。次年度のイベントに関する打ち合わせでした。打ち合わせの途中で、金環日食の話題が出たので、持参したパソコンを使用して金環日食がどのようなものであるか、お話をさせていただきました。先方は、ずいぶん手回しがいいな・・・と思ったかも知れませんが、これは、下の1月15日のところで説明したプレゼンテーション用のソフトで制作した、コンテンツをそのままクライアントに説明をさせていただいたものです。身を乗り出して、聞き入ってくれたようでした。
 プラネタリウムの解説のトレーニングは、プラネタリウムのドーム内でなくても、このような場面でもできるのです。別に今回は、トレーニングのためにこのようにさせていただいたわけではありませんが、特定の方を相手に、筋道を立てて、ある現象などに関して、わかりやすく説明ができること、そしてその話に説得力を持たせることなどが、日頃のトレーニングになるのではないでしょうか。若い頃には、よくこのようなトレーニングを行っていました。これがうまくいかないようであれば、大勢の観客を相手にしたプラネタリウムドーム内で、良い解説ができるはずがありません。
 イラストのほうが一段落したため、仕事のほうも少し楽になりました。余裕ができた時間を利用して、来週あたりから、このホームページのほうに、金環日食関連のコンテンツを追加する予定です。
移動式プラネタリウム(横浜市立みなと総合高等学校 横浜市 1月14日)
1月15日(日)
 
横浜中華街のすぐ近くにある、横浜市立みなと総合高等学校の体育館において、1月14日(土)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。みなと総合高校には、日頃からお世話になっている先生が2人ほどいて、ぜひ、学校でプラネタリウムの投影をしてみたいということで、声をかけていただきました。体育館の中に移動式プラネタリウムのハードウエアーを設営させていただきましたが、先生方はハードの特性をよく理解されており、遮光カーテンが引かれ、照明も必要以外の部分は落としておいてくださったため、投影をする環境としては理想的なものでした。
 また、搬入・搬出、そして運営は同校の地球科学同好会のメンバーが行いました。ドーム内での諸注意なども同じくメンバーが行っていますので、私共は、普段の投影に比べると楽でした。ただし、病み上がりであり、前日までの数日間は、全く体を動かしていませんでしたので、体力的にはかなり厳しいものでした。いつもは軽々と持ち上げるメガスターゼロ投影機でさえ、ケースに入った状態での運搬はとても重く感じました。移動式プラネタリウムは、投影をすることが全てではなく、搬入・搬出も含めて、オファーをいただいた時からすでに仕事が始まっています。普段、健康な状態で体を軽くしておくことが、いかに大切なものかを思い知らされることとなりました。風邪などを引かないように、日頃から気をつけているつもりですが、それでも今回のように、避けられないことがどうしてもあるようです。
 みなと総合高校、港中学、横浜中華学院、横浜山手中華学院などの生徒や保護者の皆さま、そして地域の皆さまなど、たくさんの方々にプラネタリウムの投影をご覧いただきました。6回ほど投影をさせていただき、毎回ほぼ満席に近い状態でした。1月14日夜9時の横浜の夜空の解説と、投影の後半では5月21日の金環日食、6月6日の金星の太陽面通過、8月14日の金星食に関してお話をさせていただきました。
 後半の解説に使用した画像は、1枚の画像を除いて、あとはすべてオリジナルで制作したものであり、それを、現在トレーニング中のプレゼンテーション用ソフトウエアで編集して解説に使用しました。今回使用したものをベースにして、5月21日の金環日食当日までの移動式プラネタリウムの投影では、全てこのような解説をさせていただく予定でいます。
 投影を終わる頃には、体のほうがやっと軽く感じられるようになりました。
微熱
1月12日(木)
 先日9日(月曜日・成人の日)、常設プラネタリウム館で、いつものように解説をさせいただいたあたりから、何となく頭がボーッとしていました。気がつけば、その少し前から、咳き込んでいました。その夜から微熱が出たようで、10日は体が思うように動きませんでした。大事をとって日課の散歩は中止しましたが、イラストのほうは納期の関係で、そのまま作業を続けました。打ち合わせが1件入っていたので、仕事は午前中で打ち切り、市内に出かけました。
 さすがにこの状態ではまずいので、11日には、かかりつけのお医者さんに駆け込みました。軽い風邪にかかっているとのことでした。症状を伝えて薬をもらってきました。20年以上もお世話になっているお医者さんなので、私共の体のことはわかっているようです。薬を飲み始めたら、すぐに咳が止まりました。効果てきめんです。熱も少し下がってきたようです。今日も打ち合わせがあり、都内まで出かけました。安静にしている時間がないことが良くならない理由ですね。
 イラストのほうは、全てを納品しました。ダメ出しが入り、これから修正作業に入ります。修正も時間がかかりそうです。その間にも、移動式プラネタリウムの投影が予定されていますので、日程がタイトな状態がしばらく続きそうです。
 私共の仕事は体が資本ですので、風邪をひかないように日ごろから気をつけています。しかし、今回は避けられなかったようです。となれば、できるだけ早く回復させないといけませんので、かかりつけのお医者さんに行くのが一番です。のどの調子は戻ってきましたので、次の移動式プラネタリウムの投影では問題ないでしょう。
 年末・年始は休まず、その足で広島まで車で往復しているので、体に少し疲れがたまっているのかも知れません。今日の夜は仕事を休んで、暖かくしてゆっくり休みましょう。仕事をしない勇気も時には必要です(・・・て、都内から戻ってから、気が付いたら、すでに夜10時まで仕事をしています・・・)。今日のような寒い夜は湯たんぽが必需品です。
移動式プラネタリウム(アイネスフクヤマ 広島県福山市 1月7日)
1月8日(日)
 
福山城で記念写真 アイネスフクヤマ 設営を終えたプラネタリウム
今年の移動式プラネタリウムの投影のスタートはアイネスフクヤマです。1月5日の午前中まで、イラスト作成の仕事を行い、仕事を中断して、そのまま午後から福山市を目指して、車を走らせました。6日の早朝には、広島に入り、いつものようにサービスエリアで時間調整を行いました。それでもまだ時間に余裕があったため、駅の近くにある福山城を見学しました。
 冬場に遠隔地で投影を行うときには、天候が悪化して降雪がある場合に備えて、いつもよりさらに時間に余裕を持って現地入りするためです。東日本の場合は、この時期、天候が安定していれば、高速道路に雪が積もっていることはほとんどありません。しかし、東名高速から、伊勢湾岸自動車道を通り、新名神の甲賀付近を通過する頃には粉雪が舞っていました。帰りもこの付近は、似たような天候でしたので、地形的に雲ができやすいのかも知れません。夏場は星空がとてもきれいで、個人的に「星空のハイウエー」と名付けているところです。
 アイネスフクヤマは福山駅前に位置しています。駅に近くて良いのですが、いくつかの理由によりイベントの実施前から、苦戦を予想していました。主催者も、コーディネートしてくださったイベント制作会社も同じように思っていたようでした。たとえ、観客が少ないとしても、全力で良い投影を行うことが私共の役目ですので、気持ちを引き締めて当日をむかえました。しかし、予想は良い意味で裏切られました。毎回満席とはいかなかったものの盛況でした。主催者、イベント制作会社、そして観客の皆さまにも満足していただけたようで安心しました。
 今回はスペースの関係で5メートルドームを使用しました。また、急ごしらえで制作したコンテンツも安定して動いてくれました。今回使用したプレゼンテーション用ソフトは、かなりのポテンシャルを持っているようで、フェードなども滑らかでした。これからはソフトの使い方に早く慣れて、さらに多彩な表現を行ってみたいと思っています。楽しみです。今回は、冬の星座と5月21日の金環日食について解説を行いました。ちなみに、福山市は金環日食帯の北限界線の外側に位置しており、深い部分日食となります。
 前回の投影から、少しあいだがあいてしまいましたが、全国各地に出向いて観客の皆さまに星空を楽しんでいただき、その笑顔を見るのは、常設プラネタリウム館における解説では体験できない達成感があるようです。今年もいろいろな場所に星空をお届けし、観客の皆さまに喜んでいただければと思っています。
 早朝には横浜に戻り、午前中に爆睡したあと、午後から再びイラスト作成に着手しました。ほぼ90パーセントが完成しました。
イラスト
1月5日(木)
 日付が変わって5日になってしまいました。昨日も朝からイラストと格闘していました。午前中の早い時間と夕方に2回散歩に出た以外は、ほとんどパソコンの画面を見つめていました。このところの連日の作業でかなり目が疲れています。今日も14時間以上、仕事をしたでしょうか。やっと山場を越えたように思います。
 実は、昨日の仕事はそれで終わりではなく、イラストが一段落したあとで、プレゼンテーション用ソフト(定番のパワーポイントではありません)を使用して、今年から使用することにしているコンテンツを急ごしらえで作り上げました。ソフトは使い勝手があまりよいとは言えませんし、まだまだ理解できていない部分がたくさんあります。しかし基本的な部分は、昨年のうちに仕込んでおいたので、意外と早く完成しました。使い慣れるとかなりのポテンシャルを発揮してくれそうな感じです。静止画、動画、マスクやパスなど、きめ細かに設定が可能なようで、多彩な表現ができるのではないかと期待しています。早く使いこなせるようになりたいと思っています。近日中にこのソフトを使用して、移動式プラネタリウムの投影の後半で5月21日の金環日食の解説などを始めます。使用する静止画や動画はほとんどがオリジナルで制作したものです。
 昨年の12月に、なぜかたくさんのプラネタリウム関係者とお会いしました。また、届いた年賀状の中にもプラネタリウム関係者がたくさんいます。最近わかってきたことがひとつあります。私共の移動式プラネタリウムは、プラネタリウムの世界では、まだ特異な存在であり、業界の中では注目されることもほとんどないだろうと思って、少しばかり距離をおいています。そのスタンスは今後も変えるつもりはありませんが、関係者の中に、移動式プラネタリウムをやってみたいと思っている方が意外といるようです。
 科学館などでは、アウトリーチと称して、いろいろな場所に出向いて行って事業を行うことが求められている、というのが最近の傾向のようです。私共の移動式プラネタリウムは、まさにこれらのツールとして使用できるものでもあります。しかしながら、常設館の大きなプラネタリウムで投影していたほうが、はるかに環境も良く解説に集中できるはずなので、少し不思議に思っています。
 組織で仕事をする以上、仕事を進める上で合意を得るにはそれなりの時間が必要ですが、私共の場合は、ほぼ即決で物事を決めていきます。自慢できるものがあるとすれば、そのスピードの速さくらいでしょうか。移動式プラネタリウムの事業を進めるにあたっては、リスクも多く、かなり神経を使うものでもあります。でも、前述のような話を、想像していたよりも多くの方から伺い、少しばかり嬉しく思っている次第です。
 昨日は、常設プラネタリウム館時代に、長年一緒に仕事をさせていただいた方から、思いがけなくメールをいただきました。今年還暦をむかえるとのことでした。私たちは、まもなくそんな歳になるのですね。しかし、還暦だろうと何だろうと、年は関係ないと思っています。体力が続く限り(ただし、エアドームが運べなくなったらおしまい・・・でもキャスター付いています)、創作意欲が衰えない限り、今の仕事を続けるつもりです。
2012年を思う
1月3日(火)
 今年も私共のホームページをよろしくお願いいたします。
 この年末・年始は休みがとれませんでした。納期が迫っているイラストを集中して作成しました。イラストは数値データに基づく説明図に近いものです。計算を行いながら、同時にそのデータをもとに正確な説明図をおこしていきます。単調な作業ですが神経を使います。数値データも同時に表現するので、ミスも許されません。1日中パソコンに向かう日々でした。
 ビジネスとしてとらえて、費用対効果などを考えた場合、今回制作しているイラストに関しては、これだけの時間と労力を投入するのは適切ではありません。しかし、受けた以上は納得できるクオリティーで納品する必要があるため、時間と労力を費やしました。したがって、完成した説明図は、今後このホームページや移動式プラネタリウムの投影、そして講演などでも使用する予定です。
 1日に2回ほど、気分転換と運動を兼ねて散歩に出ます。その繰り返しの毎日でしたので、あっという間に年末・年始が過ぎて行きました。元日は散歩の途中で薬局に立ち寄りました。カメラレンズを保管するための乾燥材(シリカゲル)を購入するためです。品物を探していると、ラックが揺れ始めました。かなり大きな揺れでしたが、商品が落下してくるほどではありませんでした。昨年3月の地震を思い出させるもので、体中に緊張感が走りましたが、大事には至りませんでした。年が変わったからといって油断するなよ・・・と、誰かさんに言われているような気がしました。どうか、今年が平穏な年であるように願うばかりです。
 今回のイラスト制作は単純作業でしたので、制作を行いながらいろいろと考えごとをしました。今後の仕事のことや、そのあとの老後のことなどです。歳を重ねるごとに、目の前には、たくさんの難問が立ちはだかるようです。考え始めたら、気が重くなることばかりですので、途中で考えるのをやめました。頭の片隅に入れておき、その時になったら考えましょう。心配事ばかりを増やして落ち込むことは良くありません。自らの心の状態をコントロールすることも大切なことだと思います。
 金環日食、金星の太陽面通過、そして金星食と大きな天文現象が続く年でもあります。いずれも注目できるもので、今から楽しみです。動きの早い施設や組織では、すでに金環日食に関するイベントなどを企画しているところがあります。私共にも打診があり、講演や移動式プラネタリウムの投影の実施が決定しているものもあります。体調を崩さないように注意し、今年も、美しい星空を車に積んで出張し、全国の皆さまにご覧いただければと思っています。また、現在取り組んでいる、プラネタリウム番組の単独制作を年内に完結させて、どこかの常設プラネタリウム館で投影していただければと思っています。

  過去のプラネタリウム雑記
   平成23年(2011)年11月から平成23年12月
   平成23年(2011)年8月から平成23年10月
   平成23年(2011)年7月から平成23年8月
   平成23年(2011)年5月から平成23年6月
   平成23年(2011)年2月から平成23年4月
   平成22年(2010)年12月から平成23年2月
   平成22年(2010)年8月から12月
   平成22(2010)年6月から8月
   平成22(2010)年1月から5月
   平成21(2009)年11月から平成22年1月
   平成21(2009)年8月から11月
   平成21(2009)年7月から8月
   平成21(2009)年4月から6月
   平成21(2009)年1月から3月
   平成20(2008)年10月から12月
   平成20(2008)年6月から9月