投影日誌

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移動式プラネタリウム(東京ガス横浜ショールーム 横浜市中区 10月29日から30日)
10月31日(月)
東京ガス横浜ショールームにおいて10月29日(土)と30日(日)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。今回は、ドームではなく、四角い部屋での投影です。「ショールームで★世界をめぐる!ときめきツアー★」と題したイベントで、館内では韓国料理の定番レシピーの料理教室や、占い、ワークショップなど、世界5大陸ごとのプログラムが用意されました。プラネタリウムも、それらのプログラムの一つですが、今回は、投影機の緯度軸運動を利用して、5大陸の当日の星空を紹介しました。
 東京ガス横浜ショールームで投影をさせていただくのは、これが2度目です。ミストルームという部屋ですが、四方と天井が白系の色の壁紙で覆われているため、星を映すのには適しています。遮光をしなくてはいけない部分がありましたが、1度目の経験で把握できていましたので、設営には苦労しませんでした。星空を出す場面での部屋の調光は、ショールームのスタッフにお願いしました。緯度軸を動かすと、なぜ世界各国の星空を見ることができるのか、その理由を説明した静止画を1枚作成して、理屈を説明したうえで、緯度軸を回しています。今後この静止画をベースに、もっとわかりやすいCG動画を制作しようかと思っています。
移動式プラネタリウム(ユニケ保育園 東京都町田市 10月27日)
10月31日(月)
 10月27日(木)に東京都町田市のユニケ保育園で移動式プラネタリウムの投影を行いました。0歳児から5歳児まで、全ての園児にプラネタリウムを見ていただきました。さすがに0歳児は、どうかと思っていました。泣き出す子が2人ほどいましたが、それでも先生に抱っこされて静かに見ていました。ただし、この年齢のこどもたちに対する解説の経験がありませんので、これから試行錯誤が必要です。今までの中では、最強の強的でした。その上のクラスの年齢になると、さすがに良く話を聞いてくれます。保育園(幼稚園は何度もありますが)に直接出向いての投影は、初めての経験でしたが、とても良い経験になりました。
 投影を終わって、横浜方面に戻ってくる途中で、名古屋でよく見かけた、回転灯が目に入りました。名古屋名物の喫茶店の目印です。吸い込まれるように、駐車場に入ってしまいまいた。名古屋で食べてとてもおいしかった夕食を、ここの喫茶店で済ませました。名古屋で有名な喫茶店がこのあたりにも進出しているようです。なぜ、名古屋の喫茶店の目印が回転灯かというと、ここに喫茶店があるよということを示すためと、回転と開店を引っかけたものだといわれているようです。車で走っていてもよく目立つことは確かです。今回はスペースの関係で5メートルドームを使用しました。回数は3回と少なめでしたが、少し疲れました。
LightWave10.1日本語版のインストール
10月25日(火)
 富士山スカイドリームスのイベントから戻ると、LightWave10日本語版がUSBドングルとともに届いていました。疲れていましたが、さっそく制作用コンピューターへのインストールを行いました。疲れていたのに無理に作業を行ったのが、ミスを起こす原因となりました。ライセンスキーの取得は複雑な手順を踏まなくていはいけませんが、IDの入力の部分で、それまでに使用していた古いIDのデーターを入れてしまいました。本来はソフトを立ち上げると表示されるIDを入力しなくてはいけない場面です。ネットワークレンダリング用のコンピューターにインストールした英語版では、先にIDを使用してユーザー登録をしなくてはいけなかっため、同じ手順でよいだろうと勝手に解釈してしまいました。
 結果としてライセンスキーの番号が誤ったものになってしまいました。ソフトを立ち上げても体験版モードでしか動作してくれませんでした。こうなると自力では修正ができなくなります。代理店を介して、ソフトの開発元であるアメリカのNewTek社に入力した部分を修正をしてもらいました。しかし、ここでも番号に誤りがあり、結果として2日間を費やしてしまいました。現在は問題なく動いています。代理店の対応がとてもスピーディーで助かりました。
 10月20日のところで記述した「宇宙都市」をロードしてみました。表示モードのいつくかのカスタマイズを行い、VPRモードの表示のスピードや、レンダリングのスピードを確認するためです。ネットワークレンダリング用コンピューターはWindowsXPの32ビット、一方の制作用コンピューターはWindows7の64ビットでLigtWave10.1も64ビットで動作します。CPUはどちらもCOREi7ですが、制作用コンピューターの方が若干処理速度が速いものです。グラフィックボードは、どちらもほぼ同等の性能です。
 VPRモードの表示、レンダリングの速度ともに若干ですが制作用コンピューターのほうがやや上回っていました。もっと劇的な差がつくのかと想像していましたので、少しがっかりしました。しかし、同時にネットワークレンダリング用コンピューターのパフォーマンスも、まんざらではないことも確認できました。格差が大きいと、制作用コンピューターで作ったものを、ネットワークレンダリング用コンピューターに持ち込んで修正を行うときにイライラします。
 これまで使用していた制作用コンピューターのファイルもすべてバックアップを行いました。MOやフロッピーディスクのデーターもハードディスクにバックアップしました。古いコンピューターをこれから廃棄すると、これらのメディアが利用できなくなるためです。しかし、フロッピーディスクに入っていたデーターは、すでに一部読めなくなっていました。コンピューターのデーターは、10年も経過すると使用するメディアも変化するので、いかに保存しておくかは大きな問題です。フロッピーディスクやMOのドライブは、今ではほとんど販売されていません。今使用しているメディアもいずれはそのような問題に直面するのでしょう。データー量が大きくなるので、問題はずっと深刻になります。
 これで本格的に映像制作を行うための制作用コンピューターの環境がすべて整いました。ソフトの使い方が良くわからないため、覚えなくてはいけないことが山ほどあります。当分の間、頭の中はフル回転です。テレビに出ている芸能人の名前がわからず、思いだすのに必死になっている場合ではありません。
移動式プラネタリウム(富士山スカイドリームス 御殿場市主催 静岡県御殿場市 10月22日から23日)
10月25日(火)
 10月22日(土)と23日(日)の2日間、御殿場市において第3回富士山スカイドリームスが開催されました。毎年この時期に実施されます。私共でも、毎回ここで移動式プラネタリウムの投影をさせていただいています。熱気球の体験搭乗や星空の観望などを通して、御殿場の魅力を広く知ってもらうという企画です。天体望遠鏡メーカー各社も望遠鏡を出展して、夜はそれらの天体望遠鏡で天体の観望を行います。たくさんの方が参加されますが、残念ながら今年の初日は悪天候でした。雨と霧に包まれてしまいました。
 プラネタリウムの投影会場は大きな窓はありますが、ガラスが入っていない室内であるため、ここも霧に包まれてしまいました。投影していて、ドームの外が霧に包まれるのは初めての体験です。その時間帯の投影を終えてドームから出たとき、何事が起ったのかとびっくりしました。標高が高いので気温が低いのですが、その割には湿度が高く、ドーム内で使用しているエアコンが除湿した水が、すぐにいっぱいになってしまいます。投影が終わるたびに、その水を捨てに行きます。
 1日目は合計で13回ほどの投影を一人でこなしました。1年を通して、ここでの投影回数が最も多いものとなります。関係者の方からは、大変でしょうと言われます。常設プラネタリウム館での投影は、解説する時間が長いため、1回でも大変ですが、ここでの13回は、それほど大変ではありません。もちろん体力は消耗しますが、ペース配分を考えて解説を行っていますので、さほどではありません。むしろ、2日目の5回の投影のほうが疲れました。不思議ですね。2日目は投影が終了する頃には、富士山の頂上まで良く見えていました。天気が回復に向かっていたためです。毎年、景色の素晴らしい、富士山の中腹で投影をさせていただけることを感謝しています。毎年見に来てくださる方も増えてきました。観客の皆さまの顔ぶれをみると良くわかります。富士山スカイドリームスが終わると、秋も本番をむかえます。
LightWave10.1の威力
10月20日(木)
 これまで使用してきたCG制作用のコンピューターからLightWave用のドングルを外し、メーカーに送り返しました。LightWave10.1へのバージョンアップとUSBタイプのドングルへ交換するためです。制作用のコンピューターで作業ができなくなっため、現在はネットワークレンダリング用のコンピューターにインストールしたLightWave10.1の英語版を使用して作業を進めています。新しく購入したペンタブレットとの相性も良く、今のところ問題なく動いています。
 現在作業中のものは、10年以上前に制作したモデルである「宇宙都市」をひっぱり出してきて、質感の設定や、モデルのディテールの修正を行っています。これは、今取り組んでいるプラネタリウム番組の中で使用するものです。SF的な番組ではありませんが、その一場面に使用するつもりです。ネットワークレンダリング用コンピューターのLightWave10.1は英語版ですが、メニューなどの配列が日本語版と変わらないため抵抗はありません。ネットワークレンダリング用には、このまま英語版を使用するつもりです。まだネットワークレンダリングの設定は行っていません。使い勝手をいろいろ試してから設定を行います。バージョン9.6とは異なるホルダーにソフトがインストールされるため、バージョン9.6もそのまま使用できる状態になっています。困ることはありません。
 バージョン10に新たに追加されたVPRというプレビューモードの威力はたいしたものです。上の画面は、左がテクスチャーモード、中央がVPRモード、そして右がレンダリング後の画像です。VPRモードとレンダリングの結果を比べてみると、レンズフレアー(宇宙都市に仕込まれたライトの明かり)が表示されない以外は、レンダリングの結果と遜色ありません。これが、わずかに2秒程度で表示されるのですから驚きです。作業効率が大幅にアップしました。ちなみにレンズフレアーは、テクスチャーモードで確認できます。ネットワークレンダリング用のコンピューターのパフォーマンスも悪い方ではありません。写真右の画面のレンダリングを、これまで制作用に使用してきたコンピューターのレンダリングと比較すると10倍以上の処理速度でしょうか。
 この宇宙都市はスケール感を出せるようにしたものですが、10年以上も前に作ったものに改良を加えられるのがCGの良いところかも知れません。エアブラシイラストでもできなくはないでしょうが、困難です。制作用のコンピューターは64ビットマシンですので、さらに表示が早いことが期待されます。折に触れて、このソフトの使い勝手などを紹介したいと思います。
LightWave10.1のインストール
10月18日(火)
 ネットワークレンダリング用のホストコンピューターにLightWave10.1をインストールしました。このマシンには、これまでバージョン9.6が入っていました。このバージョンの所有者には10.1の英語版が無償提供されるとのことでしたので、ダウンロードを行いインストールしたものです。この情報は今年の2月頃にメーリングリストに流れていたようですが、日本語版が発表されてからで良いだろうと考えていたため、気にもしませんでした。英語版から日本語版へは、バージョンアップの代金よりもかなり安価で変更できるとの説明を受けたため、思い切ってインストールしたものです。ただし、新しく制作用に購入したコンピューターのほうは、ドングル(ソフトの不正コピーを防止するためにコンピューターに取り付ける小さな装置)をUSBタイプのものに交換しなくてはならないため、手続きが少し厄介です。こちらも近日中にバージョンアップを行う計画です。
 バージョン10はWindows 7対応です。制作用はそのためのOSを採用していますが、ネットワークレンダリング用はXPを使用しています。早速立ち上げてみましたが、今のところ何の問題もなくXP上で動作しています。レイアウト画面のプレビューモードにVPRというモードが追加されました。使用してみて驚きました。実際にレンダリングした結果にかなり近いプレビュー画面を表示してくれるからです。オブジェクトの質感設定に大きな威力を発揮します。すでにその恩恵にあずかっており、質感設定に要する時間が大幅に短縮されました。ほかにも魅力的な機能がたくさん備わっているようで楽しみです。XP搭載マシンは32ビットですが、制作用は64ビットであるため、さらに快適に作業ができそうです。ついにここまで来ましたか。
 今回は10年以上使用してきたペンタブレットも新しいものにしました。Windows 7では、これまでのタブレットのドライバーがサポートされていないためです。私共の場合、ハード、ソフトともに、これまで使用してきたものを大幅に入れ替える時期に来ているのでしょう。しばらくはこれらの作業を行いながら制作を続けることになります。次のステップに進むためには、避けて通れないプロセスだと思っています。
ソフトウエアのインストール
10月17日(月)
 新しく導入したコンピューターにソフトウエアをインストールしました。画像制作や映像制作には定番のソフトです。パッケージ化されていて、インストールしたソフトはかなりの数になります。インストールだけで1時間近くかかりました。中には、使用することがないかも知れないと思うようなソフトもありました。
 インストール終了後に、エラーメッセージが出力されました。インストール中にエラーが発生したため、一部使えない機能が発生するというメッセージでした。最新のOSを使用し、最新版のソフトをインストールしているのに、エラーを発生するとは何事かと、言いたくなりますね。かなり高額なソフトなので、釈然としません。実はエラーを発生することは最初から承知していました。事前に情報を調べておいたからです。実害はないようですが、後味は良くありません。ソフトのパッケージを開封してもインストールガイドすらありませんでした。DVDの中身も調べてみましたが、探しきれませんでした。分厚いマニュアルが何冊もあるよりも、すっきりしていて好感が持てますが、それにしても、インストールガイドくらいはあっても良いのではないかと思いました。
 DVDの番号の若い順から挿入すると、インストールが始まります。1枚目が終わると、2枚目のディスクを要求してきますが、モニターに表示されているディスク名と、実際に挿入しなくてはいけないディクス名は異なっていました。戸惑いますね。一応すべてのソフトの動作チェックをしましたが、問題なく立ち上がるようで一安心です。神経を使います。
 ユーザーはインストールの間は何もできません。コンピューターが勝手にインストールをして、勝手にエラーを出します。自らのミスならあきらめもつきますが、見ているだけでエラーを出されたら、たまりません。
 パソコンを終了するときには、最新のOSにもかかわらず、ここ4日間の間に、たくさんの更新プログラムをインストールしています。その数は50個を超えます。不具合やウイルス対応のためのプログラムだと思われますが、ユーザーからは何が行われているのかさっぱりわかりません。仮に、今何をインストールしているのか、メッセージ出力されても理解できる人も、また、少ないでしょうし、それは、もしかしたらインストールを装ったウイルスかも知れません。疑いはじめればきりがありませんね。
 パソコンが世の中に登場した頃は、ある程度はユーザーも把握できていましたが、現在のコンピューターのすべてを理解している人など、存在するのでしょうか。そのくらい手に負えないものになってしまっているのだと思います。わかっていても、それらのリスクを承知しながら、使用し続けなくてはならない現実があります。やがて気が付いたら、SF映画に登場する、コンピューターに支配される世の中になっている、などということはありませんよね。完璧なブラックボックスなら、まだ安心ですが、今のコンピューターは、さまざまな面でユーザー側のリスクが大きすぎるように思います。
 来年5月21日に金環日食がありますが、その関係で、来年4月から5月にかけての移動式プラネタリウムの予約がだいぶ確定しつつあります。私共が日食に関して、その計算などに以前から取り組んでいることが背景にあるかも知れません。来年の4月から5月に移動式プラネタリウムのイベントをお考えの関係者の皆さまは、早めの決定をお願いしたいと思います。
移動式プラネタリウム(足柄小学校 足柄小学校PTA主催 神奈川県小田原市 10月16日)
10月16日(日)
 小田原市の足柄小学校で10月16日(日)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。昨年1月、一昨年の1月と、小田原市の白山中学校の屋上のドームを使用して、私共のプラネタリウム投影機を持ち込み、投影をさせていただきました。白山中学校PTAをはじめ、近隣の小学校PTAなどが協力してイベントを実施したものです。その時に、同中学校で投影をご覧いただいた、足柄小学校PTAのスタッフの方から、ぜひ学校の子どもたちにも見せたいとのことで、私共に再び声がかかりました。大変うれしく思います。地図を見たら、確かに白山中学校のすぐ近くでした。中学校の屋上から足柄小学校も見えるようです。ご覧いただいた方から、再び声をかけていただいたことが何よりうれしく思います。
 事前募集ではたくさんの方が参加を希望されたようで、抽選となったようでした。5回ほど投影をさせていただきましたが、各回とも満席で、PTA主催のイベントでこんなにたくさんの参加者が集まるのかと、びっくりしました。低学年から高学年まで、毎回内容を変えて投影をさせていただきました。PTA役員の方の中には、白山中学校でお世話になった方もいましたので、すぐわかりました。
 最近は、小田原市周辺での投影が増えてきています。11月にも小田原市内の小学校での投影を予定しています。
移動式プラネタリウム(綾瀬市文化会館 綾瀬市主催 神奈川県綾瀬市 10月15日)
10月16日(日)
 綾瀬市文化会館で、10月15日(土)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。綾瀬市役所子育て支援課主催による「健康こどもフェスティバル」というイベントの一環です。打診があったのは1年ほど前でした。その後、私共が現場で投影している状況を下見され、何度か打ち合わせを行ったのち、今回のイベントの実施に至りました。当日は低気圧が通過する悪天候でしたが、事前募集された参加者の皆さんに、たくさん集まっていただき盛況でした。
 文化会館の大ホールのステージをお借りして、そこにプラネタリウムを設営して5回ほど投影をさせていただきました。普段はコンサートなどが行われる場所ですが、このようなステージで実施させていただくパターンが、最近では増えてきています。ステージの新しい使い方かも知れませんね。コンサートなどと大きく異なるのは、観客の皆さまもステージに上がってきて、投影を見ることでしょうか。ステージ上は照明が落とせること、次の回の観客が観客席で待機できることなど、ステージは移動式プラネタリウムの投影を行うには最適のようです。観客の皆さまには楽しんでいただけたようでした。帰る頃には、天気も回復し、雲間からか光を注ぐ太陽光線が美しい光景を作り出していました。
 横浜から距離が近くて移動には楽ですが、低気圧が通過しているので、気圧が低く、体も疲れやすくなります。帰ってからは爆睡でした。
コンピューター追加購入
10月13日(木)
 CG制作用に使用しているコンピューターの画面にノイズが出るなど、すでに使用の限界に近いため、コンピューター1台を追加購入しました。これまでのものは、モニターもブラウン管でした。グラフィックボードの接触不良と思われるノイズがたびたび画面に発生します。グラフィックボードを外して、差し込みなおせば治ることはわかっています。今までもそうでした。しかし、ハードディスク等もそろそろ限界に近く、3DCGを制作する時の処理速度も、ネットワークレンダリング用に使用しているコンピューターに比較すると格段にパフォーマンスが劣るため、新しいコンピューターに置き換えるものです。
 昨夜届きました。モニターは、ネットワークレンダリング用コンピューター用の予備機として以前に購入しておいた、液晶タイプのものをそのまま使用します。ネットワークレンダリング用のコンピューターとパフォーマンスに格差が生じないよう、ハイエンドのマシンをあえて選択しませんでしたが、それでも処理速度はかなりの速さのようです。OSはWindows 7を選びました。また今回は64ビットのマシンを選択しています。主力として使用している3Dソフト「LightWave」はバージョン10となり、今後XPでの使用がサポートされなくなる可能性があるためです。ただし、ネットワークレンダリング用に使用しているOSはXPをそのまま使用します。こちらも、本来はWindows 7対応のマシンでしたが、あえてXPのダウングレードを採用しています。これらのマシンは購入当時、LightWaveのバージョン9.6がWindows 7に対応していなかったためです。コンピューターを新しくすると、このような矛盾があちらこちらに発生して、ユーザーにとっては大変です。LightWaveのバージョン10はXPでも動作するようなので、問題がなければ、現状のまま、ネットワークレンダリング用のコンピュータを使用します。何しろOSをアップグレードするには、5台のマシーン全ての再セットをしなくてはいけませんので大変です。
 今日は、午前中いっぱいかかって、新しいコンピューターを使用できる状態にしました。ネットワークに使用しているルーターは古いものであり、それに新しい子機用の無線LANを取り付けて、古いルーターの設定に合わせてネットワークに接続するのは大変です。全てのパラメーターを手動でセットして、親機側も一部設定を変更して無事つながりました。設定が複雑であり、私共にはそろそろ限界でしょうか。これから1ヶ月くらいかけてCGの作業をするかたわら、アプリケーションのインストールなどを行い、現在のコンピューターを廃棄する予定です。現在CG制作に使用しているマシーンは中古のパーツで組み上げたものであり、よくここまで動いてくれたと思っています。最近は、パーツから組み上げるよりも購入したほうが、価格差もそれほどではないため、便利だと思っています。それよりも、現在はそれだけの時間と労力を費やす方が大変です。今年中にCG映像の編集まで含めて、すべての環境を整えることを目標としています。おじいちゃんクリエイターの最後の悪あがきです。
 上の写真は、セッティング中のコンピューターです。画面奥の下の方に並んでいるのが、5台のネットワークレンダリング用のコンピューターで、画面下が、今回購入したマシンです。画面上の2台のモニターは、ネットワークレンダリングの確認用のもので、2台のモニターを5台のマシンで切り替えながら使用しています。
宇宙船
10月12日(水)
 今週は時間が少しばかり自由に使える状態であるため、現在取り組んでいる常設プラネタリウム館向けの、オリジナルプラネタリウム番組のCG制作に取り組んでいます。現在は、番組の冒頭の部分で使用する宇宙船を作っています。ゼロから制作するのではなく、以前作った宇宙船を再利用します。ただし、質感や形状で気に入らない部分があるため、それらの修正作業を行っているところです。エアブラシイラストと異なり、CGの場合は、これまでに制作したものが財産として利用できるため、作れば作る分だけ、楽になります。しかし、その間にも自らのCG制作のレベルも上がって行くため、過去の作品をそのまま使用することは、まずありません。必ずどこかに手を加えることになります。ゼロから作るよりは楽ですが、それでもかなりの時間を費やすことになります。おそらく、今月末までこの作業を続けることになるでしょう。
 一方で、ネットワークレンダリング用のコンピューターのほうでは、先日からスペースシャトル関連の4Kドームマスターファイルをレンダリング中です。このところ7台のコンピューターがフル稼働の状態です。
移動式プラネタリウム(ちはら台コミュニティーセンター 千葉県市原市 10月10日)
10月10日(月)
 10月10日(月)に千葉県市原市の、ちはら台コミュニティーセンターにおいて、移動式プラネタリウムの投影を行いました。同センターの開館10周年を記念して、また、自治会連合設立10周年を記念して「10周年記念フェア」と題してイベントを行ったものです。熱気球体験搭乗会、移動式プラネタリウム、スタンプラリーなどが主なプログラムです。また、日野原重明先生(聖路加国際病院理事長)の講演会も前日の9日に実施されました。プラネタリウム投影前には、10周年の記念式典も行われました。市長のあいさつや、千葉県警察音楽隊の演奏などが行われました。音楽隊の演奏は素晴らしいもので、素人の私共にもレベルの高い演奏であることが良くわかり、楽しませていただきました。
 先日、メガスターゼロを調整しました。調整後初めて星空を投影しましたが、星空はベストの状態でした。調整で性能の限界近くまで追い込むことができたようです。プラネタリウムのほうは事前申込制でした。1日5回ほど投影をさせていただきました。今回は年配の方も多く、秋の星空を楽しんでいただきました。
エアブラシイラスト再撮影
10月6日(木)
 今日の午前中は、1990年代にエアブラシを使用して描いていたイラストの何点かを撮影しました。出版社から作品を書籍に掲載したいとの依頼があったからです。その当時に描いていた作品のほとんどは、フォトバンクにも預かってもらっており、そちらを経由しても、あるいは直接ご連絡をいただいても書籍等で利用できるようになっています。今でも、時々書籍等に掲載していただいています。
 現在の事業の柱は、移動式プラネタリウムの出張投影と、常設プラネタリウム館向けのCG映像制作ですので、フォトバンクに預ける作品の制作は気になっているものの、正直あまり力が入っていません。CGに転向してからの作品も一部預かってもらっていますが、最新の作品はまだ預けていません。
 エアブラシイラストの作品は、そのほとんどをデジタル化して保管しておいたつもりでしたが、今回依頼があったものは、保管しておいた画像サイズが小さかったため、再度撮影しなおしました。描いた作品は額装している一部の作品をのぞいては、ビニール袋に入れてクローゼットに保管しています。合計で80点くらいあります。一部の作品は、描いた後に知人などにプレゼントしました。今日、改めて原画を見てみました。サラリーマンとして仕事をする傍ら、家に帰ってきてから、よくこれだけの分量を描く意欲があったものだと思いました。ほとんどの作品は、その後、雑誌などに掲載していただき、人様の目に触れています。90年代後半から、コンピューターにツールを置き換え、現在はエアブラシで描くことはありません。
 エアブラシで描くときには、塗料が粒子となって噴霧されるため、体のためにはあまり良くないのではないかと想像しています。ただし、描き終わった作品は1点ものですので、CGで制作する画像に比べれば価値があるのかも知れません。
 来年に向けて、移動式プラネタリウムのイベントの話をいつくか進めていますが、その中で、ある施設においてCGイラスト、エアブラシイラストの作品展示も予定されています。詳細が決まれば、私共のホームページから告知をさせていただく予定です。
 今、午後1時過ぎですが、お昼まだ食べていません。このまま午後の仕事に突入します。お昼抜きです。おなかすいた…。
ネットワークレンダリング終了
10月5日(水)
 9月27日のところで書いた、スペースシャトルの外部燃料タンク切り離しのネットワークレンダリングが終わりました。途中で約3日間ほど中断したため、約5日間を要したことになります。最新のコンピューターを利用すれば、さらに作業を速めることができると思いますが、常に最新のコンピューターに置き換えて作業を進めることは、セッティング等に手間暇もかかり、費用の問題もありますので、現在はこれで良しとします。
 それにしても、レンダリングが終わる頃には、もっと作品を工夫できなかったものかと後悔してしまうのは、エアブラシを使用してイラストを描いていた頃と同じ感覚です。限がありませんね。このシーンは、カメラのアングルを変えて、あと1シーン作成する予定ですが、スペースシャトル関連は、それでとりあえず終了とする予定です。
 ネットワークレンダリングとは別に、CG制作用に使用しているパソコンがありますが、最近画面が乱れるようになってきました。おそらくグラフィックボードの接触不良かと思われますが、モニターもすでに10年以上使用しているブラウン管方式であるため、そろそろ限界でしょう。制作用のコンピューターをそろそろ新しくするタイミングが来ているように思います。
 最近では、解像度が4000×4000ピクセル以上で映像を投影する常設プラネタリウム館も出てきているようです。高解像度になることは、それだけ鮮明な映像が投影できて良いことです。一方で、制作する側から見れば、レンダリング環境やハードディスクなどの容量を、現在の数倍に強化することが求められるので大変です。CG制作や天文計算のプログラムの作成などには、いつの時代にも、最速で処理してくれるマシーンが必要とされるわけです。こちらも限がありません。
 ボイジャー探査機が、木星や土星を探査していた時代、NASAが公開していた探査機のCGを見て度肝を抜かされたことがありました。いつかは、自分でもそのような映像を作ってみたいと思う一方で、個人では到底無理なことだとも思っていました。しかし、現在では個人レベルでも、時間をかければ、当時よりもさらに質の高い映像を作り出すことができます。現在のハードウエアやソフトウエアの環境に感謝しなくてはいけませんね。
「メガスターゼロYOKOHAMA」投影機の再調整
10月4日(火)
 8月30日のところで記述した、メガスターゼロYOKOHAMA投影機の再調整を行いました。次の投影まで、多少あいだがあくためです。9月26日に川崎市青少年科学館で、河原先生の最終投影を見せていただいた折、仮設ドームに設置されていたメガスターゼロの星空を見て、私共の投影機も調整でもう少し追い込むことができると思ったからです。その投影機に触れたわけはありませんが、外見、投影機の姿勢、星空の状態を見れば、どこをどのように調整すれば良いかわかります。本来はメーカーである大平技研さんにお願いすべきですが、いくつかの理由により私共が独自で調整を行っています。
 今回は投影筒を取り外して入念に行いました。星空全体は4分割されており、4本の投影筒を調整します。プラネタリウム投影機の構造や、恒星原板における星の座標をどのようにプロットすれば良いかなど、若い頃に、星空の分割方法、偏心計算、歪みの理論などを勉強してきたため、このような調整はさほど苦になりません。今回は納得できるところまで追い込めたと思います。あとは実際にエアドームに投影して最終確認をすればOKです。
 最近、いくつかの常設プラネタリウム館の投影機の星空を見る機会がありました。メガスターゼロは価格的に見れば、それらの投影機に比べようがありません。しかし、私共のエアドームにメガスターゼロが投影する星空はとても美しく明るいもので、常設館のそれと比較しても遜色がないと思っています。もちろん、気になる部分もいくつかあるのですが、移動式で使用するプラネタリウムとしては、十分すぎるものです。気になる部分は目をつぶりましょう。
 各地に出張した回数は100回を超えました。1日5回以上投影し、2日間以上の投影もありますので、投影回数はかなりのものです。いつも安定して稼働し、軽量コンパクトでありながら、高性能であるこの投影機の星空を、私共の解説で、さらにたくさんの方々にご覧いただきたいと思っています。
移動式プラネタリウム(NTTファシリティーズ 東京都港区 9月30日から10月1日)
10月1日(土)
 首都圏を中心に9月10日(土)から10月10日(月)まで、第3回東京国際科学フェスティバルが行われています。その参加イベントとして、東京都港区のNTTファシリティーズにおいて「みよう!つくろう!考えよう!そら☆スタ教室はじまるよ!」が9月27日(火)から10月1日(土)まで実施されました。ワークショップ、講演会などがメニューですが、このプログラムの一環として9月30日(金)と10月1日(土)の2日間、移動式プラネタリウムの投影をさせていただきました。
 ビジネス街での実施ですが、土曜日には家族連れでにぎわいました。日程の調整に手間取りましたが、昨年に引き続き今年も投影をさせていただきました。いくつかの経緯があり、今回は私共のメガスターゼロ投影機での投影だけではなく、工藤裕さんが独自に製作されたプラネタリウム投影機Q−Starも私共のエアドームに持ち込み、私共の解説で投影をさせていただきました。
 果たしてどのような星空が投影されるのか、大変興味深いものでした。未完成な部分が見られるものの、これから完成度を高めていけば、良い投影機に育っていくものと期待しています。工藤さんのように、若くて情熱を持った優秀な技術者がプラネタリウムの世界で活躍されることは、とても良いことだと思います。今後が期待されます。
 このプラネタリウム雑記の9月16日のところで記述したお二人も、忙しい中、駆けつけてくれました。とてもうれしく思います。いずれ一緒に仕事をする機会が出てくるでしょう。NTTファシリティーズで投影をさせていただくのは、1年ぶりですが、その間にもいろいろな場所で投影をさせていただいた関係で、昨年の記憶がだいぶ薄れてしまいました。おかげで行き帰りとも、道を間違えてしまいました。情けないですね。
 写真は左側が、エアドーム前でのワークショップを実施中のもので、右が工藤さんのQ−Star投影機です。現在、この投影機にはカバーがありませんので、内部の構造が良くわかります。
tricolore(トリコロール)
9月29日(木)
 以前、関西方面で実施したイベントで彼女たちと知り合いました。私共が移動式プラネタリウムの投影を行うそのわきで、プラネタリウムと重ならないように時間をずらしてライブを行っていました。「みーやん」(ピアノ)さんと「みなみ」(サックス)さんからなる2人組の音楽ユニットです。私共は音楽に関しては素人ですが、美しい声質と、安定した歌唱力、そして、心に響いてくる素直な歌詞と心地よいメロディーに魅せられ、その場で私共の移動式プラネタリウムの、解説のバックグラウンドの曲として使用させてくれるように、ご本人たちに許可をいただきました。以来、私共の移動式プラネタリウムの投影には、彼女たちの楽曲が一緒に同行しています。使用させていただいている楽曲は震災を意識して作曲されたわけではありませんが、震災以後に改めて聞くと、とても励まされます。
 折に触れて、彼女たちと近況をメールでやり取りをさせていただいています。このたび、ミュージシャングランプリOSAKA'11という全国規模の音楽オーディションでネットファン投票1位を獲得したため、10月1日に表彰式に出席するそうです。おめでとうございます。ちなみに、このオーディションの初代グランプリは上村花菜さん(トイレの神様)だそうです。
 いずれ、私共の移動式プラネタリウムか、どこかの常設プラネタリウム館をお借りして、私共の星空解説のもとで、ライブ演奏していただくことを目標としており、そのチャンスが来るのを待っているところです。プラネタリウム業界以外の分野で活躍されている、さまざまな方たちと、いろいろな形でつながることができることを、とてもありがたいと思っています。
 tricolore(トリコロール)のホームページは、こちらをご覧ください。
定年退職後の人生
9月28日(水)
 定年退職後の人生について書かれた本を最近読みました。その本は、定年退職後に起業することを目標としている人たちを対象として書かれていました。年金を受給できるようになるまで、60歳からの5年間、そしてさらにそのあと、いかにして生活をつないでいくかは、定年退職した、あるいは定年を控えた人々にとって深刻な問題です。
 私共は60歳を待たずして早期で定年退職して今の事業を立ち上げました。精読したわけではありませんが、すでに起業した者として共感できる部分がたくさんありました。定年退職して、最初に直面する問題は、肩書がなくなることです。これはかなりのストレスになります。また、情報が一気に入りにくくなることで、社会から取り残されたような疎外感を体験します。そのほかにも環境が激変するようなことがいろいろ出てきますが、これらを克服して、その後の人生を精神的にも経済的にも豊かに暮らすためには、それまでの考え方を変えるなど、様々な努力をしなくてはなりません。特に起業した初期の段階では、仕事のオファーが来るわけでもなく、一喜一憂どころか一喜十憂しなくてはなりません。定年退職したら、趣味の世界に生きるとか、田舎に戻って農業を楽しみたいなど、夢は人それぞれですが、いろいろな意味で現実はとても厳しいように思います。
 さて、私共は起業して以来、あと1年もすれば折り返し地点にさしかかりかります。本当にこの選択が正しかったのかどうか、答えはまだ出ていません。しかし、指定管理制度の導入など、公共施設のプラネタリウム館を取り巻く環境が大きく変化する中で、そこで働くプラネタリウム解説員の現状の厳しさなどを見ていると、小さいながらも自ら所有するハードウエアで、自らのポリシーで投影ができることは、それほど悪いことではないと思えるようになりました。もちろん、機材の搬入や搬出も含めて体力的にはハードですが、投影が終わって、ドームから退場されるお客様の笑顔を見ていると、苦労も報われます。
 選択が正しかったのかどうか、常に自問自答していますが、答えを出すのは、まだ当分先になりそうです。(・・・どのような答えを出せばよいかは、実はすでに分かっています。その答えにたどりつくまで、一生懸命頑張るだけです。でなければ、独立した意味がありません。)
外部燃料タンク切り離し
9月27日(火)
 このところ、移動式プラネタリウムの投影スケジュールがタイトであったため、CG制作のほうが手薄になっていました。しばらく放置してしまうと、中断していた作業がどこであったのかすら、わからなくなってしまいます。それが気になっていましたが、やっとCG制作のほうにも時間が費やせるようになってきました。夏の間のように、連日切れ目なく移動式プラネタリウムの投影に出向くことがなくなってきたためです。
 目標としている、プラネタリウム番組丸ごと1本自作するための作業を再開しました。以前から取り組んでいるスペースシャトルの一連のシーンの、確認用の動画のひとつが、やっとできました。このシーンは水平ドーム用ですが、傾斜ドームでもそのまま使用できるでしょう。ドームマスターフォーマットにおいて、視点をやや高い所に設定してます。全ての動画や静止画を同じ視点に集中させると、映像が単調になってしまうためです。
 スペースシャトルは、すでに最後のフライトが終わりましたが、これらのシーンは現在制作中の番組の中で使用するとともに、常設プラネタリウム館においてショートクリップとしても使用できるように考えています。スペースシャトルの一連のシーンは、全部で10シーンほど作りました。全て4000×4000ピクセルです。カメラアングルを変えることにより、さらにシーン数を増やすこともできますが、きりがないので、あと1シーンほど制作したら、シャトルはおしまいです。チェック用の動画が完成したので、これからネットワークレンダリングで4000×4000ピクセルの連番ファイルを1800枚ほど出力します。おそらく数日を要することになるでしょう。
 私共が移動式プラネタリウムの出張投影とCG制作の両方を手掛けているために、これらの動画を移動式プラネタリウムで投影すると勘違いされている方もいらっしゃるようです。ドームマスターフォーマットで制作しているCGは、全てが常設プラネタリウム館向けで、移動式用ではありません。移動式プラネタリウムの投影では、星空を投影して、星空の話を私共の解説で聞いていただき、星空の美しさや神秘さ、光害の影響などを体感していただくことなどが主な目的です。移動式プラネタリウムでは、ビデオプロジェクターでその時々の天文現象を解説するオリジナルスライドを使用することはあっても、ドーム全体にデジタル式動画を投影することは考えていません。あくまでも、プラネタリウムの原点を大切にしたいと思っています。
 今日は、富士山頂がうっすらと雪化粧をしています。季節の変わり目ですね。
河原先生最後の投影
9月26日(月)
 このプラネタリウム雑記の、昨年の5月5日と5月17日のところで触れた河原先生の最後の投影が、昨日、川崎市青少年科学館(川崎市多摩区)の仮設ドームで行われました。同館は現在工事を行っており、来春にリニューアルオープンします。そのため、現在は仮設ドームでプラネタリウムの投影を行っているものです。
 昨年いただいた年賀状では、昨年のゴールデンウィークで引退すると書いてありましたが、その後も仮設ドームで解説を続けられていたようです。この10月から来春まで、同館が臨時休館となるため9月25日が先生の最終投影になるとのことでしたので、行ってきました。セレモニーでは、市の関係者、一般市民、そしてプラネタリウム関係者などが集まり、先生の功績に感謝するとともに、これまでの労をねぎらいました。
 もう80歳になったとのことですが、解説の中に入るジョークはこれまでにも増して、冴えわたっていました。さすがです。相変わらずのソフトな語り口で、内容もわかりやすく、楽しませていただきました。仮説ドームは直径7メートル、投影機はメガスターゼロですので、私共が移動式に使用しているものと、スペックは同じです。投影機に個体差があるのかどうかも、確認できてとても興味深いものでした。結論として、ほぼ同じクオリティーでした。はからずも、先生が私共と同じシステムで最後の投影を行ったことも、何かの縁かも知れません。
 河原先生は東京渋谷にあった天文博物館五島プラネタリウムで1956年に解説員としてデビューして以来、今日まで55年間、解説を続けてきました。その間、私共は道に迷うたびに先生の顔を見に行き、その後ろを追いかける形で今日まで来ました。先生も、そのあたりの事情は覚えてくださっているらしく、職場の中でも時々、昔を懐かしむようにお話をされていたようです。お会いするのは20数年ぶりでしたが、私共の顔を見て、すぐにわかったようでした。最後の投影に立ち会えたことは、とても良かったと思っています。
 引退はされるものの、同館のリニューアル後も、何らかの形で、館にかかわっていくとのことでした。とても心強く思います。最近、私共はプラネタリウム業界の会合には出席しませんが、今回のセレモニーにはプラネタリウム関係者も何人か来ていました。久しぶりにお会いした方もいて、懐かしく思いました。
 どこまで続けられるかわかりませんが、先生の記録を塗り替えるくらいの心構えで、今後もプラネタリウムの投影に精進したいと思います。長い間、お疲れさまでした。
移動式プラネタリウム(セシオン杉並(高円寺地域区民センター) 東京都杉並区 9月24日)
9月25日(日)
 セシオン杉並(高円寺地域区民センター)で9月24日(土)に開催された「セシオン杉並こどもフェア2011」(高円寺地域区民センター協議会主催)で、移動式プラネタリウムの投影を行いました。移動式プラネタリウムのほか、映画、バルーンアート、パフォーマンス、屋台、模擬店など様々なプログラムが用意され、館内も中庭も参加者であふれかえっていました。
 プラネタリウムは事前申し込みと、当日参加の両方でした。イベントにこれだけたくさんの参加者がいたため、5回ほど投影させていただきましたが、全ての回が満席となりました。嬉しい限りです。家族連れの参加者がほとんどでしたが、こどもたちは幼稚園児か、それ以下の年齢の子が多かったため、話のレベルをその年齢に合わせて投影をさせていただきました。
 23日、24日と都内での投影でしたので、往復ともほぼ同じ道を走りました。24日は施設の近くにコンビニはたくさんあるのですが、駐車場がないところがほとんどでした。早めに現地に到着していたのですが、時間調整をする場所がなく、困ってしまいました。幸い、施設の駐車場に早めに入れさせていただくことができたので助かりました。
 これから先、しばらくは東京都内、神奈川県近辺での投影が続きます。
移動式プラネタリウム(国分寺市立本多公民館 東京都国分寺市 9月23日)
9月23日(金)
 今日は、国分寺市の本多公民館で移動式プラネタリウムの投影を行いました。「科学を楽しむ講座Part1 本多公民館に宇宙がやってきた」と題するイベントの一環です。移動式プラネタリウムほかに、小惑星探査機「はやぶさ」のペーパークラフト、JAXAの先生による講演などが主なプログラムです。
 午前10時から1時間おきに5回の投影をさせていただきました。プラネタリウムはおかげさまで評判が良かったらしく、特に午前中の回は事前申込みの時点で、すぐにいっぱいになってしまったようでした。これには、館のスタッフの皆さまも驚いていたようでした。午後の回も、満席に近い状態でした。
 家から歩いてすぐの距離にある、このような施設でのイベントは、すぐ身近なところで科学の楽しさに触れることができるので、とても良いと思いました。
 本多公民館の近くには、すでに40年近いお付き合いのある、私の先輩であり友人が住んでいます。事前に連絡をしておいたところ、お昼の回に見に来てくれました。前回お会いしたのは、私が独立する前でしたが、その時と少しも変わりありませんでした。還暦はとっくに過ぎていますが、とても元気そうでした。久しぶりに昔にもどった思いでした。悩んでいるときに、いつも励ましてくれて、私の背中を押してくれます。
打ち合わせ
9月21日(水)
 横浜は現在、台風の影響で暴風圏内に入っています。窓の外は猛烈な雨風です。私が生まれ育った茨城県ひたちなか市は、海岸線に面しているため、台風のときには、凄まじいほどの雨風となります。それに比べればまだましですが、近年の中では、これだけの激しさは久しぶりです。
 昨日は、9月末から10月末にかけてのイベントの打ち合わせが2件あり、横浜市内と東京都内に出かけました。時間に余裕を持って出かけたつもりでしたが、バッグの中に名刺がないことに気が付き、急いで戻りました。おかげで駅までの道を久しぶりに早足で歩くことになってしまいました。
 京浜東北線の電車に飛び乗ってほっと一息つく暇もなく、人身事故の影響で、電車の運転を途中駅で見合わせるとのアナウスが流れました。「・・・おいおい・・・」。ほどなくして、電車は石川町駅で止まってしまいました。次の駅である関内駅の近くでの打ち合わせだったため、時間に間に合うように再び、早足で歩くことになってしまいました。
 その間に携帯電話のほうに問い合わせがあり、手帳とシャープペンシルを取り出しているときに、右手の小指をシャープペンシルの先で突いてしまって出血です。なにをしているのでしょうね。まったく・・・。年をとると、若い頃には考えられないような、このようなミスを犯すようになるようです。情けないですね。
 午後は都内で打ち合わせです。時間があったので、品川で下車して再び現場まで歩きました。昨日だけで10キロ以上は歩いたと思います。9月末から10月上旬にかけてのイベントの打ち合わせでしたが、ここでは思いがけない方とお会いしました。一緒にこのイベントを行うことになりそうですが、今から楽しみにしています。このイベントのレポートは、イベントが終了したらアップしたいと思います。
移動式プラネタリウム(イオンナゴヤドーム前ショッピングセンター 9月19日 名古屋市)
9月21日(水)
 イオンナゴヤドーム前ショッピングセンターで9月19日(月、祝日)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。久しぶりの名古屋です。モールビジョン横のスペースに5メートルエアドームを設営して、5回ほどの投影をさせていただきました。今回は専門店街で1000円以上の買い物をされたお客様が対象です。果たして毎回満席になるのかどうか、心配しましたが、その心配は無用でした。
 今回は、1日前に名古屋に入りました。設営の時間が早朝だったためです。新しくオープンした名古屋市科学館のプラネタリウムも見たかったのですが、満員の状態が続いているようでしたので、名古屋城を見学しました。名古屋には何度も行っていますが、お城の中に入ったのは今回が初めてです。8月にも熊本城を見学していますので、このところ、お城の見学が続いています。宿泊先も、名古屋城が良く見える場所であったため、窓越しにライトアップされた名古屋城をパチリ。
 名古屋は喫茶店王国でもあります。そこで設営前日の夜は、喫茶店で夕食としました。有名な喫茶店です。夕方までモーニングがあるそうです。びっくりしますね。また注文した食事は、お皿の上にヒレカツ、サラダ、パン等がのっており、十分に満足できるおいしいものでした。シロノワールはパンケーキの上にソフトクリームがのっているもので、これもとてもおいしいものでした。名古屋に行ったらぜひ試してみてください。名古屋の喫茶店、侮れません。
 往路はとても良い天気で、富士川サービスエリアからは富士山がくっきりと見えていました。これだけくっきりと姿を現すのは久しぶりです。復路は、往路とはまったく状況が異なり大変でした。搬出を終えた直後から降り出した雨は、高速道路に乗る頃から激しくなり、やがては、車のワイパーを最速で作動させても、前が良く見えないくらいの猛烈な雨となりました。高速道路上で、運転しながらタイヤの底の水圧を感じたのは初めてです。ウォータースクリーンバトルどころの騒ぎではありません。特にトンネルを抜けた瞬間の雨粒は猛烈でした。急ブレーキをかけざるを得ない状況が何度かありました。これまで高速道路をドライブする中で、最もコンディションの悪い状況となってしまいました。無事横浜にたどりついてホッとしました。
 台風の影響で、今日予定されていた、移動式プラネタリウムの投影は中止となりました。ゆっくりと体を休めることにします。
江の島方面クルーズ
9月16日(火)
 宅から車で、さほど遠くない距離に、いくつかのマリーナがあります。今日はそのマリーナの一つのレストランで、ある分野で活躍されている著名な方と会食をしました。その分野では世界的に有名な方です。以前からお会いしたいと思っていましたが、その方も私共の仕事に興味を持ってくれていたらしく、今回の会食となったものです。
 間に入って、お互いの日程を調整してくださったのは、そのマリーナを運営する組織の経営陣の一人です。以前からお世話になっている方で、今年の夏はイベントを一緒に行う予定でした。実施する日程まで決めていましたが、いくつかの理由により実現には至りませんでした。
 レストランは、江の島を望む、とても景色の良い場所にあります。フルコースのお昼をごちそうになりながら、いろいろな話をしました。メディアへの露出度も高い方なので、少し気を使いましたが、プラネタリウムや星に関してとても豊富な知識を持っているのにびっくりしました。その方の仕事の内容を考えれば、当然かも知れません。いずれ、何かの機会に一緒に仕事ができれば良いと考えています。
 会食の後に、ヨットに乗せてもらいました。江の島の近くまで往復しました。海に出るつもりはなかったため、場違いな服装でした。今日も日差しが強く暑い日でしたが、海風がとても気持ち良く感じられました。海から見る湘南の風景は、素晴らしいものです。雲が多少あったものの、遠くには伊豆大島も見えていました。非日常的な体験をした1日でした。
 上の左側の写真の中央に、遠く、江の島が見えています。右側の写真は、ヨットの中での記念写真です。その著名な方が、気をきかせて撮影してくれました。念のためライフジャケットを身につけています。ヨットに乗るにはふさわしくない服装ですね。
蕎麦
9月15日(木)
 朝のうちに仕事が一段落したので、お昼は久しぶりに外に食べに行きました。歩いて20分ほどのところに、おいしいお蕎麦屋さんがあります。本来なら車で行く距離なのかもしれませんが、散歩を兼ねて歩いていきます。お昼少し前でしたが、すでにお店は客でいっぱいでした。倉庫を改造したような中にお店があります。お蕎麦にしてはボリュームたっぷりで、それに天ぷらや、玉子丼などが付いたセットメニューがあります。ガラス越しに、お蕎麦を手打ちしているのが見えるようになっています。久しぶりに食べましたが、とてもおいしいものでした。年をとってくると、食べること以外に、だんだん楽しみがなくなってくるのは悲しいですね。
 お昼からは、少し昼寝をしました。体の疲れが取れてすっきりした感じです。夕方からは元気いっぱいで、再びコンピュータの前に向かって作業を始めました。オリジナルの星図を作っています。クライアントからの依頼があったためです。星図を表現するためのソフトウエアで出力してもよいのですが、それではこどもたちには少し使いにくいので、それをベースにして、ゼロからオリジナルの星図を作り上げるものです。大変な作業のようにも見えますが、CG制作の仕事に比べれば楽なものです。今夜中に完成させる予定です。
 横浜は、今日も暑さが続いていますが、昼間の青空がとてもきれいでした。夕方になり、富士山の方向には少し雲が出てきました。穏やかな1日でした。
鳥取砂丘パノラマ
9月14日(水)


 今回は、パノラマ写真の撮影に失敗してしまいました。画像がうまくつながりませんでした。画面中央部の右側に見える部分が、砂丘で最も隆起している部分ですが、それもうまく表現できていません。朝いきなり行って、簡単に良い写真が撮れるなどとは思っていませんが、それにしても失敗でした。砂の上に風紋はありませんでした。凹凸のほとんどは、おそらく観光客などが歩いた跡でしょう。しかし、見ることができただけでも良しとしたいと思います。中国の奥地で、砂漠を見たときのことを思い出しました。日本にやってくる黄砂の70パーセント近くが、その砂漠からやってくるものだと説明を受けた記憶があります。そこでも、ラクダの背中に観光客を乗せていました。月の砂漠のイメージなのでしょうか。今回は白兎海岸にも立ち寄ることができました。
 鳥取には、また、この秋に行く予定ですが、今度は砂丘ではなく、境港市周辺に立ち寄ろうかと考えています。何を見に行くかは、わかっていただけますよね。・・・でも、もちろん、観光目的ではなく、仕事が最優先です。
 夏休みが終わったというのに、相変わらずの忙しい日々が続いています。書類作成やオーダーされたCGの制作などが重なり、息つく暇がなかなかありません。中断しているプラネタリウム番組用のCG制作には、まだ着手できないでいます。砂丘のパノラマをつないでいる場合ではありませんね。
移動式プラネタリウム(鳥取県立倉吉未来中心 倉吉青年会議所主催 鳥取県倉吉市 9月11日)
9月12日(月)
倉吉未来中心 設営したプラネタリウムと展示物 投影を待つ観客の皆さま 鳥取砂丘で記念写真
 
 鳥取県倉吉市の鳥取県立倉吉未来中心という施設で、9月11日(日)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。地域文化の発信拠点として利用されている多目的ホールです。社団法人倉吉青年会議所は、今年で創立50周年をむかえますが、その記念事業として「宇宙学校」が開催されました。講師は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の先生方などです。また、同時に国際宇宙ステーション、はやぶさ帰還カプセルの模型展示なども行われました。移動式プラネタリウムは、それらの展示の隣で投影させていただきました。
 9日(金)の午後には、鳥取に向けて横浜を出発しました。中国自動車道のどのあたりから鳥取に入るか迷いましたが、今回は鳥取自動車道を利用しました。佐用ジャンクションから鳥取自動車道(全てが無料区間)に入ります。その頃にはもう深夜でした。自動車道のほとんどがトンネルの中です。途中で一般道に入り、再び専用道路になります。道路は新しく、走りやすいのですが、この時間に往来する車はほとんどありませんでした。鳥取に向けて走っていた車は、私共だけです。カーナビにはこの道路が存在しませんので、少し心細くなります。途中「道の駅かわはら」で仮眠をとり、夜明けをむかえます。民家が少ないため、西に大きく傾いた満月近い月があるとはいえ、冬の星たちが東の空に姿を現していて、とてもきれいでした。心が洗われる感じです。
 せっかくの機会でしたので、前から一度見ておきたいと考えていた鳥取砂丘に、朝一番で立ち寄りました。砂丘から見る日本海は穏やかでとてもきれいでした。パノラマも撮影しましたので、後日紹介したいと思います。
 倉吉未来中心は、全面ガラス張りのとても巨大な施設です。その一角に移動式プラネタリウムを設営し、1日7回ほど投影をさせていただきました。おかげさまで、毎回満席かそれに近い状況でした。大役を果たせてほっと一安心です。12日が中秋の名月ですので、夏の終わりの星空と、月の話をさせていただきました。
 帰りは、国道179号線を岡山方面に向かって走り、人形峠を経由して、中国自動車道の院庄(いんのしょう)インターチェンジから戻ってきました。地図を見ると、山間部を走るようなので、時間がかかることを覚悟していましたが、思った以上に道路が整備されていて快適でした。ただし、いたるところにチェーン装着場がありましたので、冬場は大変かと思います。サービスエリアでの夕食も飽きてきたので、岡山県津山市のインターチェンジ手前のコンビニでお弁当やおでんを買い、それを夕食としました。移動中の食事は、楽しみのひとつでもあります。
 偶然にも、この秋にもう一度、倉吉市に行くことになっています。別のクライアントから移動式プラネタリウムの投影の依頼があるためです。今回は、前日に設営を行いました。時間が取れたので、そのクライアントのところに下見を兼ねて挨拶にうかがいました。天気が良かったせいもありますが、とても穏やかで時間がゆったり流れている、自然の豊かな町でした。秋にまた訪れるのが楽しみです。
移動式プラネタリウム(茨城キリスト教学園中学校 茨城県日立市 9月8日)
9月8日(木)
 茨城県日立市の茨城キリスト教学園中学校で9月8日(木)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。幼稚園から中学校、高等学校、大学まで設置している学園です。「親子研修会」と題して同校の生徒と保護者を対象に、大学の体育館を使用して3回ほど投影をさせていただきました。夏の終わりの星座と、中秋の名月が近いので月の話をさせていただきました。
 同中学校の担当の先生から連絡をいただいたのは、6月の上旬でした。とても懐かしく、あの頃の記憶がよみがえってきました。私共の故郷は、すぐ近くの那珂湊市(今は、ひたちなか市と言います)です。高校を受験する時、公立高校と同時に、キリスト教学園高等学校を受験しました。その学校でプラネタリウムの投影をさせたいただいたことに、人生とは、どこで何があるか、本当にわからないものだなと思いました。当時のことで、ひとつだけ鮮明に記憶に残っていることがあります。
 当日は朝から試験が行われました。お昼休みをはさんで午後も試験でした。お昼休みに石炭ストーブのまわりに受験生たちが集まってきます。それぞれが、各地区の中学校から集まってきますので、お互いに面識はありません。母の作ってくれた、真っ黒な自家製の海苔をまいた、大きなおにぎりをほおばりました。ふとまわりを見ると、多くの女子生徒がサンドイッチを上品に食べていました。それを見て、少し恥ずかしくなりました。当時、サンドイッチなどというものを、あまり食べたことがなく、なんておしゃれな人たちなんだろうと、感心したものでした。それでも、わけへだてなく、私共のように、漁師町からはるばる受験に来た者にも、話しかけてくれました。このような学園で勉強できたら、どんなにか楽しいだろうな・・・と思ったものです。
 受験には合格しましたが、その当時、父が病気がちで入退院を繰り返しており、私立高校に入学するのは経済的にも困難であったため、公立高校に進みました。あの時、同校に入学していたら、私共の人生も大きく変わっていたのかも知れません。
 高速道路をおりると、あちらこちらの住宅の屋根の上のブルーシートが目につきます。先の地震の影響です。水戸付近から目につきます。余震の影響や、職人さんが忙しいこと、そして資材の入手が困難なことなどが原因で、修理ができないためです。私共の身内も同じ状況です。当分の間は、今の状態での生活を余儀なくされることでしょう。今回、プラネタリウムをご覧いただいた皆さまの中にも、似たような問題をかかえていた方がいらっしゃったかも知れません。星空を見ることにより、ほんの一瞬でも気分転換になっていただければと、思った次第です。
移動式プラネタリウム(横浜ラポール 横浜市港北区 9月4日)
9月4日(日)
 横浜市港北区にある障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」で、9月4日(日)に移動式プラネタリウムの投影を行いました。同施設では、毎年今頃の時期に「ラポールの祭典」というイベントを実施しています。シンクロナイズドスイミングを取り入れたエンターテイメントパフォーマンス、マリノスサッカー教室など、様々なプログラムが準備されますが、それらのプログラムの一つとして移動式プラネタリウムの投影があります。同施設で移動式プラネタリウムの投影をさせていただくのは、3年連続で3回目です。
 昨年までは、大ホールをお借りして投影を行っていましたが、今回は大ホールが別のプログラムで使用されることになり、別のスペースでの実施となりました。天井までの高さの関係で、今回は5メートルドームを使用して、1日6回の投影を行いました。
 整理券が配布されますが、毎年あっという間になくなってしまいます。今回もおかげさまですべての回が満席となりました。今年は9月12日が中秋の名月であるために、夏の終わりの星空の説明に加えて、月の話もさせていただきました。
 この施設には、以前の職場でお世話になった上司が勤務されていますが、今年は、その職場に勤務していた頃の、職場のスタッフが2人も投影を見に来てくれました。とてもうれしく思いました。皆さん、元気そうでなによりです。話をする時間はあまりとれませんでしたが、それでも当時のことを思い出し、とても懐かしく思いました。今も大変ですが、あの頃もいろいろな意味で大変だったな・・・と、当時を振り返りました。
 横浜ラポールの投影が終わると、夏が終わったという実感がわいてきます。昨年までは、これで移動式プラネタリウムの投影は、一段落といったところでしたが、今年は一息つく暇もなく、秋に向かっての投影が待っています。プラネタリウム番組のためのCG制作とうまく両立させながら、このあとの投影をこなしていきたいと思います。
 写真は、左側が会場に設営したエアドーム、右側がプラネタリウムの入場整理券の配布を待つ皆さまです。
SL2分野別発表会
9月3日(土)
 今日は、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校の「サイエンスリテラシー2分野別発表会」に出席しました。同校ではカリキュラムにサイエンスリテラシーという授業講座を設けています。同校の科学技術顧問、研究機関、大学、企業などで先端科学分野の研究に携わっている人たちが講師として参加し、生徒を直接指導しています。これは、そのような体験を通して生徒の科学的リテラシーを培うことを目的としているものです。
 今年の5月頃から、生徒が研究に取り組んできた成果を発表する日です。プレゼンテーション用のソフトを使用して、各自が発表を行います。その発表に対して、他の生徒、担当の先生、そして科学技術顧問から、鋭い質問が浴びせられます。生徒にとっては、大変だと思いますが、このような発表を通して、科学的リテラシーを培うと同時に、プレゼンテーションのノウハウなども身に付けます。担当の先生方や横浜市立大学の先生方とともに、各発表に対してのコメントや、講評を行いましたが、実は、私共のほうが、生徒から大いに刺激を受けて帰ってきました。
門司港レトロ
9月2日(金)
 貿易港として繁栄した門司港には、多くの歴史的建造物が残っています。懐かしい風景と、関門海峡を望む雄大な景色が魅力です。関門橋を渡るたびに、眼下に見える門司の町並みを訪れてみたいと考えていました。8月の中旬に、熊本のイオンモール宇城バリューで移動式プラネタリウムの投影を実施させていただいた折、門司に立ち寄りました。
 大正3年に開業した旧門司駅、大正10年に三井物産の接客・宿泊施設として建築され、翌年にはアインシュタイン夫妻が宿泊した旧門司三井倶楽部、旧門司税関などを見て回りました。第一船だまりを中心としたエリアは、小さいながらもおしゃれなショップが立ち並び、とても雰囲気の良いものでした。
 韓国からの観光客も多く、青年から呼び止められて、記念写真を撮影してあげました。お互いに通じない英語(「あなたは韓国のどこから来たの?」「私は今、大学生です」、「・・・」、「何日くらい門司にいるの?」「わかりません」、「・・・」)で、しばしの会話を楽しみました。
門司駅 旧門司三井倶楽部 国際友好記念図書館 門司港レトロ展望室
羽豆岬
9月1日(木)

羽豆岬パノラマ(知多半島先端部、2011年8月撮影)

伊良湖岬パノラマ(渥美半島先端部、2010年8月撮影)

 8月上旬に愛知県知多郡の武豊町民会館で移動式プラネタリウムの投影を実施させていただきました。そのついでに、以前から見たいと思っていた、知多半島先端の羽豆岬(はずみさき)まで行ってきました。愛知県南知多郡南知多町にある、原生林の広がる小さな岬です。
 岬には羽豆神社があります。上のパノラマ写真は、その神社に通じる道路から撮影したものです。水平線に見えているのは、渥美半島方面の島と陸地と思われます。下の写真は昨年の8月に撮影した、渥美半島の伊良湖岬です。写真右側の灯台のさらに先に行くと、知多半島方面が良く見えていました。写真の中央部の水平線に見えている島と陸地が知多半島方面かと思います。当日の天候や、撮影する時刻によっても印象がだいぶ変わりますが、伊良湖岬のほうが、明るく開放的な印象を受けました。伊良湖岬のときの方が、天気が良かったせいかもしれません。
 知多半島の先端までは、大府インターチェンジ(愛知県大府市と東海市にまたがる伊勢湾岸自動車道のインターチェンジ)から知多半島道路、南知多道路を経由して、豊丘インターチェンジを下りて、一般道を少し走ると達します。その間、海はほとんど見えませんので、半島の先端に向かって走っている感覚がありません。遠州灘に沿って海岸線をひたすら走る、伊良湖岬までの道路とは対照的でした。また、羽豆岬周辺は思った以上に観光地化されていないので、素朴な感じがしました。海の色や磯の感じが、私共が生まれ育った故郷の海にやや似ている感じがしました。今年の夏の思い出の一コマです。
「メガスターゼロYOKOHAMA」投影機の調整
8月30日(火)
 この夏休みに酷使したプラネタリウム投影機、メガスターゼロYOKOHAMAの調整を行いました。各部のねじを締めなおし、レンズに付着した指紋をふき取ります。投影終了後に、こどもたちが投影機に近づきレンズに触れるためです。機械には、手を触れないように注意を呼びかけていますが、興味津々のこどもたちは、それでもレンズに手を触れてしまいます。
 こどもたちばかりでなく、大人の方も大いに興味があるらしく、投影の準備段階でも、関係者の皆さまが入れ替わり立ち替わり、投影準備中のドームの中に入り、投影機をしげしげと眺めていきます。
 星空の一部に気になっていた部分があったため、それも恒星原版を回転して微調整を行いました。ただし、星空の調整は極めて時間がかかるため、まだまだ完ぺきとは言えません。写真は調整後の投影機です。カバーを開けて調整しますが、その写真を掲載してしまうと、メーカーである大平技研さんにご迷惑をおかけすることになりかねないので、調整終了時の写真をアップしました。
 投影機は車に積んで運搬するため、道路の振動をもろに拾いますが、それでも、トラブルも起こさずに、よく作動してくれています。ありがたいことです。近年の常設館のプラネタリウム投影機の構造はきわめて複雑であるため、トラブルが付きまといます。現場の担当者は、そのリスクを背負いながら、毎日投影を行ってるわけですが、そのような点では、私共のメガスターゼロは、とても安定しているようです。
 6月末には、7月から8月にかけて、これだけの投影のスケジュールを入れてしまって、本当に良かったのだろうかと不安に思うこともありましたが、全てをスムーズに終了することができて、ほっとしています。
 出かけるときには、いつも不安でいっぱいです。多くの場合、ショッピングモールをはじめとした各施設は、搬入口が分かりにくい場合も多く、施設のまわりを車で1周することもしばしばです。ハードウエアの搬出時は、施設を利用されるお客様の往来も気にしなくてはいけないので、特に神経を使います。それでも、投影が終わって、ドームから出られる観客の皆さまの笑顔を見ていると、これで良かったのかな・・・と思っています。昔、ショッピングセンターに併設されていたプラネタリウム館に勤務していた時の経験が、今頃になってとても役に立っているようにも思います。
 いつも一緒に行動してくれるパートナーに感謝し、残り少ない夏の投影、そして待ち構えている秋のシーズンの投影をこなしていきたいと思います。

  過去のプラネタリウム雑記
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