星空の解説

 星空の解説は、プラネタリウムにおける解説の中心です。その日に見られる月や惑星についての話、星座の見つけ方、星座の神話、星座の中にある星雲や星団の話、ときにはその時々の天文情報などを交えて解説を行います。解説者によっては、星座の形や星座の神話などにほとんどの時間を費やす人もいますが、なるべくバランスよく、前述の内容を盛り込むようにしたほうが良いと考えます。

 最近のプラネタリウムは多様化しており、映像を中心に見せるプラネタリウムも多くなってきています。特に全天CGシステムが登場してからは、従来のアイマックス映画をはじめとする大型映像をプラネタリウムの中で上映しようという試みもあります。プラネタリウム館のおかれたそれぞれの状況がありますので、どのような方式が正しいということはありません。しかし、アイマックス映画の映像を上映し続けるとすれば、それはプラネタリウムではなくなってしまう可能性も否定できません。プラネタリウムは、あくまでも星空を見せ天文学的な解説を行う場所であり、テープであれ、肉声であれ、何らかの解説を加えることが基本となるのではないでしょうか。


注意すること
 ここでは、星空の解説時に解説者が注意することに関して、基本的なことを中心に述べてみたいと思います。解説する時間との関係もありますが、ベテランといわれる解説者であっても、注意深く聞いていると見落としている場合も多いようです。解説を行うようになってから、しばらくの期間は、これらのことに注意し、自然に身につけるようにしましょう。

観客の心理状態を常に把握することに努める
 初心者のうちは精神的に余裕がありませんので、解説中に観客が今どのような心理状況にあるのかを把握することは困難かもしれません。しかし、星空を見ながら解説を聞いている観客の多くが、楽しんでいるのか、あるいは飽きてきているのか、それとも眠くなってきているのかを把握することは大切なことです。これらは解説に余裕が生まれてくると、暗い状態でも観客から伝わってくる「空気感」のようなもので把握できます。
 また、解説台の置かれた位置やその高さにもよりますが、もし、まわりの観客の表情が見えるような構造になっているなら、常に解説台のまわりにいる観客のしぐさには、暗くなってからも注意すべきです。もし、近くの観客の何人かが眠っているとすれば、それは解説そのものが退屈であると考えたほうが良いでしょう。なぜなら、星が出てくる感動は、夕焼けから星空が出てくる場面ですでに味わっており、それは、それほど長く続くものではないからです。解説の場面では、出てくる映像も単調になりがちです。そして仮にBGMが流れていたとしても、それはゆったりしたものであるはずです。おまけに室内は暗い状態ですから、眠くなる要因が整っているのです。そんな中で、観客が眠くならない状況を作れるのは、解説者の話術のみとなります。どのように立派な解説ができたとしても、観客が眠ってしまっては何もなりません。印象深い解説となるよう、さまざまな工夫を行い、自分にとってどのような解説が理想的なものなのかを確立しましょう。

観客が理解できる解説を心がける
 観客が入場する時点で、どのような客層が多いのかを注意して確認します。たとえば、こどもが多いのか、あるいはカップルが多いのか、または年配の観客が多いのか。それによってどのレベルに解説を合わせるかを判断すればよいでしょう。しかし、別の部分で前述したとおり、解説のレベルは小学校高学年程度が難しさの限界と思えばよいでしょう。大切なのは、その語り口です。たとえば、こどもが多い場合は、こどもに語りかけるような話し方で、カップルの場合は内容のレベルを変えないでカップル向きの話し方でといった具合です。
 解説者は天文関係の話題に常に接していますので、当たり前に理解していることでも、観客にとっては理解できないことがたくさんあります。自分が初めて天文の世界に興味を持った頃のことを思い出してください。入門書や解説書においてわからない説明や言葉がたくさんあったはずです。他の解説書やさまざまな情報を調べてそれらを理解したことでしょう。しかし、文字の場合はそれが可能ですが、言葉は一瞬にして流れてしまいます。なるべくわかりやすく、しかも観客の心にストレートに入っていくような言葉遣いを心がけましょう。

専門用語をいきなり使わない
 たとえば、星の明るさを説明するとき私達は1等級あるいは1等星という表現をします。これは星の明るさを表す単位ですが、この言葉が何を意味するか、事前の説明は必要でしょう。しかし、それは厳密で専門的な説明である必要はありません。観客にとって意味が理解できる程度の説明でかまわないでしょう。肝心なのは、星の明るさを表す単位としてこれらの言葉が使われるということと、数字が大きくなるほど、星の明るさが暗くなるということを理解してもらえばかまいません。このように、解説者が当たり前に使っている言葉でも観客には理解できないことがたくさんあります。解説のもとになる原稿を記述するときに、再度見直しを行い、専門用語を多用していないかどうかを確認しましょう。また、使用しているとすれば、それがどのようなことを意味するのかの、説明を付け加えましょう。
 ここで注意しておきたいことがひとつあります。それは、専門用語を使用するたびに、そのような説明が加わってくると、本来解説したいことから、次第に横道にそれていくということです。したがって、専門用語を使わずに他の表現で置き換えることができるのであれば、極力、他の表現を使うようにします。しかし、あえて専門用語を知っておいてもらいたいときには、逆に積極的に専門用語を使用しますが、そのときには、必ずそれがどのような意味かを説明するようにしましょう。
 星までの距離を現すとき「光年」という言葉を使用します。この「光年」という言葉もいきなり使用しがちですが、できれば1光年がどのくらいの距離なのかを数字で表すとか、あるいは簡単に言うとどのような意味なのか、すなわち「光が1年かかって届く距離であること」などの説明をします。このようなことを述べることにより、宇宙がいかにスケールが大きいか、また私達の住んでいる地球がいかに小さくて大切な星なのかなどを表現できれば良いと思います。

観客とのやり取りを入れる
 解説がいかに上手であったとしても、観客が受身で聞いている以上、プラネタリウムの投影においては他に眠くなる要因がたくさんそろっているため、次第に眠気が襲ってくるものです。それを防ぐためには、観客をひきつけるようなとても印象的な解説をするか、あるいは、観客にも考えていただく場面を用意するかのどちらかです。観客との間のやり取りがあれば、観客のほうにも多少緊張感が生まれ、眠気が緩和される要因となります。場面場間面によって、観客とのやり取りを入れるようにしましょう。
 なお、観客とのやり取りに関しては、直接的なやり取りだけではありません。星の見つけ方を説明するときに、ポインターでいきなり目的の星を示さないで、まず言葉で、どのあたりに見えているかを説明し、その後でポインターを目的の星に置くようにすれば、観客はその間に、解説者の言葉を頼りに自らその星を探し出そうとするでしょう。それにより、観客は受身ではなく、積極的に投影に参加することができるのです。このような細かい工夫を随所にいれて、観客とのやり取りを行うことが、解説者と観客の距離を縮め、同時に眠気を防止することにもつながるのです。

ドーム内が騒がしいときはどうするか
 プラネタリウムの観客にはさまざまな方がいます。ほとんどの方は静かに解説を聞いてくださるので問題ありませんが、乳幼児を連れている方の中で、ときどき暗くなってから乳幼児が泣き出すことがあります。多くの場合、部屋が暗くなり母親の顔が見えなくなって不安になり泣き出すのではないでしょうか。このような場合は、当人も困惑しますが、まわりの観客や解説者も困惑します。極力早めに対応するようにします。
 ほとんどの場合、当人も表に出たいと考えているのですが、タイミングがわからずそのままの状態でいる場合が多いようです。このようなときには、早めに非常灯を点灯してあげて、一度プラネタリウムの室内から表に出てもらい、泣き止んだら再び入ってきてもらうように促しましょう。ただし、この案内を行うときはまわりの観客が不快に思わないように、極力ソフトな言葉を使うように注意します。言葉の使い方によっては、観客から見ると強制的に追い出したようにも受け止められかねませんので注意が必要です。
 こども達だけで入場する場合も、うるさくしてまわりの観客に迷惑をかけている場合があります。このような場合もなるべく早めに注意しましょう。それでもだめな場合は、別のスタッフに来てもらい、説得してもらいましょう。公共の場所におけるマナーを小さいうちから教えることも、プラネタリウムにおける大切な事柄だと思います。ただし、怒られることに慣れていない子供もたくさんいますので、注意する場合は、言葉遣いにも気を使いましょう。


必要な情報とは
 星空の解説において、観客に最低限知らせておきたい情報があります。それらを抜きにしていきなり星座の神話や星の見つけ方を話したとしても、基本的な情報を説明していない場合は説明不足となり、せっかくの解説が意味をなさないものになってしまうでしょう。基本的な情報をうまく混ぜながら、解説を進めるようにしましょう。

今の星空はいつの星空か
 観客が今見ている星空が、どこの場所で何月何日の何時に見られる空かを必ず説明しましょう。観客の中には、それが一晩中見られると思っている方もたくさんいらっしゃいます。時間がたつと、星が動いていくことや、3時間もすると、位置がすっかり変わってしまうことなども伝えると良いでしょう。夜になって観客が実際の空で、自らの力で星を探すことを前提に解説をすると良いでしょう。月や動きの早い惑星についてのコメントも大切です。

都会の星空と、本来の星空の違いの解説
 夕焼けが終わって空全体に降るような星空が出てくるのは感動的です。しかし、実際には、それだけたくさんの星が見られる場所が日本国内では極めて少なくなっていること。都会では、その満天の星空に対してどのくらい星が見えないのか、またそれは何が原因なのかなど、地球の環境問題にも触れながら、本来の星空との見え方の違いなどを説明します。

方位の説明
 渋谷にあった天文博物館五島プラネタリウムの解説のスタイルでは、場内案内の終了後に、地平線上のシルエットの説明がありました。そこで東西南北の方位に関しても説明しています。この説明のスタイルは、その後多くのプラネタリウム館において採用されました。観客は最初の時点でプラネタリウム館の中においてその方位を認識します。この方法も方位の説明のひとつの方法だと思います。
 しかし、観客の多くは、その場所で夜星を見る機会は極めて少ないと思われます。多くの人々は自宅の家から、あるいは休み日の夜などに郊外に行ったときに星空を見上げることになるでしょう。そのような場合において、観客は最初からその場所の方位を認識しているわけではありません。結局は何らかの形で星を使って、方位を認識するか、あるいは夕方からその場所にいる場合は、太陽の沈む方向などを手がかりにして方位を認識することになるでしょう。
 したがって、最初に地上のシルエットの説明時に方位の説明をしたとしても、星空の解説の途中で方位の説明をすることが必要となります。特に傾斜型プラネタリウムの場合は、最初は西を正面にして太陽を沈めていく場合が多く、星空を固定した状態で右手に見える北極星の見つけ方を説明し、東西南北を認識してもらうようになります。水平ドームの場合は、南の星空から説明に入るパターンもありますが、できれば、北の空で北極星を見つけて、東西南北を認識してもらうほうが自然であると考えます。この場合、最初に大まかに北の空を知る手がかりとしては、太陽の沈んだ方向を西とした場合に、日本では必ずその右手が北になることを説明して、北極星の見つけ方につなげていきます。
 北の方角がわかれば、その180度反対側が南で、90度離れた場所が東と西になるという手順で説明します。

星の明るさの説明
 前述したとおり、星の明るさを説明するとき私達は○○等星という表現をします。これは星の明るさを表す単位ですが、この○○等星という言葉が何を意味するかの事前の説明が必要でしょう。しかし、それは厳密で専門的な説明である必要はありません。観客にとって意味が理解できる程度の説明でかまわないでしょう。ここで重要なことは、星の明るさとして等級という単位が使われること、肉眼で見える星は6等星までであること、数字が大きくなるほど星の明るさが暗くなること、6等星より暗い星は肉眼では見えないが、文字通り星の数ほどあること、また1等星よりも明るい星もいくつかあることなどです。最初に明るい星の説明をするときにコメントするようにすればよいでしょう。

星までの距離
 月や惑星の説明をしているときは、キロメートルの単位を使うので問題ありませんが、たとえば天文単位などを使用する際には、1天文単位というのがどのくらいの距離を意味するのか、観客には理解できません。これを単に太陽から地球までの距離で、約15千万キロメートルといってもピント来ないでしょう。よく引き合いに出されるのは時速1000キロのジェット機で太陽まで行ったらどのくらいかかるか、というようなたとえです。このように説明すると太陽系がどのくらい大きいものなのかが良くわかります。これが星までの距離となると、さらにスケールが大きくなります。ここで初めて光年という単位が出てきますが、これもいきなり使用するのはよくありません。1光年がどのくらいであるかをまず説明しましょう。よくたとえられるのが、光の速さで飛ぶロケットが合ったとしたら、そこまで何年かかるという意味をもった距離という説明です。
 
解説者にとっては当たり前に瞬間的に使ってしまいがちな言葉ですが、細かいところにも神経を払い丁寧に解説するように心がけることが大切です。ただし、前述したように、専門用語に対する説明が多くなってしまうと、本来解説したいことが、次第にぼけてしまいがちですので、基本的な専門用語や特に専門用語を強調したい場面以外は、多用するのは禁物です。

星座の線の結び方
 解説者がポインターを使って各星座の線をなぞるやり方は、人それぞれです。特に決まりがあるわけではありません。しかし、特に初心者で星座の形をよく理解していない解説者の場合は、たとえば天文年鑑などに掲載されている星座の線ですら、きちんと結べない場合があります。星座の絵が出れば形が理解できるとはいいながら、実際の空に星座の絵があるわけではありません。星座の絵はあくまでも結んだ線から、昔の人々が想像した絵姿を理解するためのもので、事前にそれをどのような形から想像したのかを説明するのに星座の線が重要になるのです。書物によって星座の線の結び方も微妙に異なることから、これが正しいというものではないようですが、自分なりに基本となる資料を決めて、それに沿って正確に結べるよう、自分のスタイルを確立すればよいと思います。


星座の説明の順番
 解説する星座の順番についても特に決まりがあるわけではありません。また、各解説者が自分なりに順番を決めていたとしても、特別な天文現象がある場合などは、その順番をあえて崩す場合もあります。しかし、それでも解説する順番はある程度決めておくことをお勧めします。以下に星座の解説の順番を決定するためのヒントとなるような項目を記します。

観客の視点の移動を大きくしない
 ポインターの使い方の項目でも記述したとおり、実際の星空にはポインターがあるわけではありません。観客が自ら星を探し出せるようにお手伝いをするのが解説者の役割であると、私は考えています。したがって、目的の星、あるいは星座がどのあたりにあるかを説明して、観客全員の視点がほぼそちらを向いたと判断したときに、はじめてポインターをその星のところにポンと置くようにします。
 星座の解説の順番において、観客の視点を大きく移動しないように、まずは注意をしましょう。見つけやすい星座をまず出発点として、そこから順に、そのまわりの星座をたどれるように解説します。ただし、そうはいっても場合により視点を大きく移動しなくてはならない場面が出てきます。その場合は、「ではこれから南のほうの星空に目を移してみましょう」と一言添えると良いでしょう。この場合に、ポインターをドーム上で大きく移動するやり方もありますが、それよりも、言葉で表現してあげたほうがスマートですし、なにより観客に考えてもらうことで、観客が自ら目的の方向に目を向けてもらうことと、もうひとつの狙いとして、それにより眠気を防止します。要はいくつかの星座をひとかたまりにしてブロックに分けて、そのブロックごと解説していくようなパターンをいくつか持つことだと思います。

実際の星空にはポインターが存在しない
 すでに述べているとおり、実際の空で星を探すときにはポインターがあるわけではありません。星座の解説の順番を決めるときには、この点に注意し、その季節において探しやすい星座を基準に、そこから近くの星座をたどれるようにします。また、星座の形についても、まずはその星座の形の特徴を解説しましょう。このときはまだポインターを使いません。たとえば、春の代表的な星座のひとつであるおとめ座の場合を例にとれば、「青白く輝く1等星のところから星々がアルファベットのY(ワイ)の字の形で並んでいるのがおとめ座です。」といった解説です。観客が形を理解したと思われるタイミングで、ポインターで示し、再度詳しく説明します。
 このような説明を行うことにより、観客は自宅に帰り、あるいは空の暗いところで、プラネタリムにおいて自分でたどった星の並びを本当の空で探すようになってくれれば大成功です。

解説は北の空から始める
 傾斜型プラネタリウムの場合の投影スタイルは、西の空を正面に持ってきて太陽を沈め、その状態で星が出てきたら、まず北の空から説明を始める方法が多くの館で採用しているスタイルのようです。傾斜型プラネタリウムでは、南を正面にすると北の空が観客の後ろに来ます。このため、北極星はドームの見切り線のほんの少し上に位置するか、あるいは最悪の場合見えなくなります。傾斜型プラネタリウムは実は、180度の完全な半球ではなく、ドームの中心から見て165度の欠球となっています。これは、オムにマックス映画(アイマックスドームとも呼ばれます。)を上映するために必要な措置であり、また、プラネタリウム投影機を観客の視界から極力目立たなくするための措置でもあります。これによりドームの傾斜角度が30度ある場合は、空調の噴出し口などの関係もあり最悪の場合、北極星は見えません。このための苦肉の策として、上記のように、西から始めるのです。星座の解説は南を正面に持ってきて行うのが基本です。このため、西から架台回転により南を正面にする前に、北の空を説明するわけです。北極星を見つけ、そのあとで、東西南北を認識してもらうわけです。
 これは、実は水平ドームの場合でも重要なことです。太陽を沈めたら、まず北の空の星座から北極星を見つけ、それをもとに北の方角を説明し、そこから90度ごとに東西南北の方位を説明していきます。実際の空でも北の空がどこなのか、観客は星空を見てすぐにはわかりません。そこで、太陽が沈む方向をまず見てもらい、そちらが西であることを説明するのです。西のおおまかな方角がわかれば、西を正面に見た場合には、日本では必ず、その向かって右手が北になります。右手の空を見てもらい北の星座を使って北極星を導きます。
 空の暗い場所に行き、いきなり星空を見る場合は、太陽が手がかりになりません。車で行く場合は、最近の車にはカーナビゲーションがついているので、それを利用して正確な北の空を認識すればよいでしょう。

季節の中心になる星座からたどる
 東西南北の方位を認識できたら、架台回転により、南を正面に持ってきていよいよその季節に見られる星座の話しに入ります。ここで最初に説明する星座としては、その季節の代表的な星座で形が見つけやすいものからとします。そしてその星座を中心にまわりの星座を見つけるようにします。このようにすると星座が見つけやすくなります。ただし、あまりたくさんの星座を説明するのは禁物です。観客は一度にそれほどたくさんのことを覚えられません。したがって、本当に覚えてもらいたい星座、今日は覚えなくても良いがあとで覚えてもらいたい星座、名前だけ知っていればよい星座など、自分なりに分類してメリハリをつけて解説をすることが大切です。
 投影の時間にも関係しますが、代表的な星座を4つくらい説明すればよいでしょう。あとは、その他大勢という形で一度に星座絵を出して説明します。ハードウエアの関係で一度に星座の絵が出せない場合は、ポインターで指し示し、星座のおおまかな形と名前やその特徴を簡潔に解説します。
 各季節においてどのような星座を中心に解説するかは、自分が星座を覚えるときにどの星座から覚えたかを思い出すのがよいでしょう。