ウィルタネン彗星(Comet 46P/Wirtanen)

2019年1月3日 22h01m~22h48m 総露出時間15分
EOS5D MarkⅡ(赤外カットフィルター除去機) EF200mm f1.8L USM 絞りF2.2 ISO1600
60sec×15フレーム メトカーフ・コンポジット ダーク補正、フラット補正
マークX赤道儀 2軸モータードライブ K-ASTEC Q5L-100GSSによるオートガイド
撮影地 朝霧アリーナ


 

ウィルタネン彗星(Comet 46P/Wirtanen)
 1948年1月に天文学者ウィルタネンが発見した彗星です。約5.4年周期で太陽のまわりをまわっています。
2018年12月に太陽と地球に接近し、その頃肉眼等級となっていました。
撮影時には見頃は過ぎてしまいました。明るさは6等級台です。肉眼では認められませんでした。
10×70双眼鏡で眼視で見ると、中央集光のない拡散状の星雲のような感じでしたが、
写真に撮影するとしっかりとした中央集光が認められます。
約1時間ほどかけて、15分間の露出で撮影しましたが、その間にも彗星が恒星の間を移動していくため、
彗星に合わせたメトカーフコンポジットで処理しました。
彗星を固定したため、相対的に恒星が移動しているように見えます。
恒星が二重になっているのは、途中で撮影を中断した時間があったためです。
作品としての完成度を上げるためには、連続的に撮影して、恒星を直線でつなぐほうが良いでしょう。
ただし、雲が出ると撮影を中断せざるを得ないので、このような画像でもよいと思います。